ポケットモンスター―アルトマーレの誓い―   作:中2病人間M

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それぞれのギンガ団

「どう?見つかりそう」

「いえ、ヴィーナス様、この倉庫も外れのようです」

「うっそぉ、こんな厳重な倉庫に来たのに……シルフカンパニー関係ってやたら厳重な倉庫多いし、セキュリティの解除大変だし……もう、マスターボールはどこなの~」

「つぅか、アカギさんにどこで会ったんすか?」

「え?ああ、シンオウよ、ギンガ団が失敗した後にバッタリと」

「ロストの連中が探しても見つからないのにヴィーナス様はバッタリとね」

「そうね、そして、そこでマスターボールのこと教えてもらったの、まぁ、当然よ、元々私の美しさ保ってもらう約束だったのだから」

 

 

 

 

ギンガ団事件直後。

 

 

「ちょっと!!ディアルガ使って私に永遠の若さをくれるはずじゃなかったの」

「失敗した」

「というより貴方今、行方不明になってるわよ」

「そうだな」

「赤い鎖は?」

「もうない」

「最悪……」

「マスターボールだ」

「え?」

「マスターボール、シルフカンパニー製のこの世界で最も高性能なモンスターボールだ」

「それがどうしたの?」

「私の目的はディアルガとパルキアの力を最大限に使いこの世界の代わりとなる新たな世界を造り出すことだった、マスターボールではそこまでの力を引き出すまでには至らないがマスターボールなら他のボールよりもディアルガやパルキアの力を引き出すのに適している、お前の目的ならマスターボールで十分果たせるだろう、ディアルガの力を手に入れるとなれば多かれ少なかれ残党の一部も付いてくるだろう」

「……そうね」

 

 

 

 

サトシとカノンは一緒に歩いていた。

 

 

「ねぇ、サトシ君……ここどこ……」

「この先がポケモンセンターのはすじゃ」

『ピカピ……』

 

 

2人はアダチシティでポケモンセンターを探し道を間違え迷っていたのだ。

 

 

タケシは行きたい店があり後でポケモンセンターにて合流する約束をしていたのである。

 

 

「もう……サトシ君……」

『ピカピ』

「ごめん!!」

「全く……フフ、暗くなる前にどうにかポケモンセンターへ向かおう!!」

「おう!!」

『ピカッ!!』

 

 

 

 

その頃、ロスト・ギンガ団たちもマスターボールを探していた。

 

 

「サターン、マスターボールは見つかったの?」

「……いや、マーズ、だめだ、情報が少なすぎるな」

「というよりネオより先にマスターボール手に入れてどうするつもりよ?」

「マスターボールがあればネオの連中との交渉材料になる、それにディアルガかパルキアを捉えることができればアカギ様の居場所を探すことができるかも知れない」

「アカギ様……でも、ヴィーナスがアカギ様と会ったのってアカギ様があの世界に消えたあとよね」

「そのはずだ、あのディアルガとパルキアが造り出した世界に入られたあと……まず、本当に入られたのかさえも分からない」

「アカギ様の過去って私たちもよく知らないものね」

「その辺についてはジュピターに調べてもらっている……!!噂をすればジュピターからだ」

 

 

サターンのポケホ型無線機の画面にジュピターの顔が映し出されたのだ。

 

 

「どうだ?」

『色々調べたけど実業家として有名だったから経歴が結構わかったわ』

 

 

ジュピターが調べた情報をまとめるとアカギの年齢は生きていれば今は29歳、出身地はナギサシティ、20歳の頃にはすでに起業し25歳にてシンオウ経済界の名士と謳われていたのである。

 

 

『そして、アカギ様は過去にヘリコプターの事故によって行方不明になっているわ』

「ヘリコプター事故?」

『えぇ、25歳の時にヘリコプターが突如墜落しアカギ様以外の乗組員はすぐに救助されたけどアカギ様は行方不明になり1ヶ月後に海上にて発見されたわ』

「それがどうした?」

『変だと思わない?』

「……ヘリコプターが墜落した海域は?」

『キッサキシティ沖よ、ここは北の大地シンオウ、ましてやキッサキシティなんてとても人が海上で1ヶ月も生きていけるとは思えないわ』

 

 

 

 

迷子になっていたサトシとカノンは喫茶店で休憩していた。

 

 

「ねぇ!!サトシ君はさ、今まで色んな地方を旅したんだよね」

「ああ」

「どんなところ?」

「アルトマーレを最初に訪れた時はジョウト地方を旅してて、そのあと、ホウエン地方にシンオウ、イッシュ、ここへ来る前はカロス地方を旅してたぜ」

『ピカピカ』

「それじゃ、その地方で色んなポケモンゲットしたんだね」

「ああ!!旅の節目節目にピカチュウだけ連れて色んなポケモンをゲットしたぜ」

『ピカッチュー!!』

「そうか、楽しそうだな~」

「何言ってんだ、カノン、今まさに楽しい旅の途中じゃないか」

「フフ、そうだね」

「写真あるぜ」

「見せて見せて~!!」

 

 

サトシはリュックからアルバムを出したのだ。

 

 

「あ、タケシさんにカスミさんだ」

「ああ、俺の最初の旅のメンバーだ、タケシとは暫く一緒に旅したな……と、これがホウエンのメンバーだ、タケシにこっちがハルカにその弟のマサト」

「この人、なにやってる人?」

「ポケモンコーディネーターだ」

「ポケモンコーディネーター……ああ、ポケモンコンテスト」

「そうそう!!で、こっちがシンオウのメンバーで……」

「あ、やっぱりタケシさんだ」

「ああ、それでこの人はハルカと同じポケモンコーディネーターのヒカリだ、ヒカリのポッチャマはすげぇお調子者だったんだぜ」

「へぇ~」

「で、こっちがイッシュ地方のメンバーのデントにアイリスだ、デントはポケモンソムリエでアイリスはドラゴンマスターを目指してるんだ」

「……これは?」

「お、カロスのみんなだ、シトロンは発明家でミアレシティって街のジムリーダーだぜ、それで妹のユリーカ、それにポケモンパフォーマーのセレナだ」

「……あれ?ねぇ、この写真でセレナさんって人、サトシ君に近寄ってない?」

「え、あ、これはセキタイタウンで記念撮影したときの」

「……サトシ君、このセレナさんって人と……どうゆう関係?」

「どうって……仲間!!だぜ」

「……あっそ……」

「どうしたんだよ、カノン」

「な、なんでもない」

 

 

カノンは頬を紅潮させていたのであった。

 

 

それから喫茶店を出たサトシとカノンはどうにかポケモンセンターにたどり着けたのである。

 

 

「ふぅ、やっと着いたな」

『ピカピカ』

「ほんと、大変だったね」

 

 

そして、ポケモンセンターに入ると、

 

 

「しびれびれ……」

 

 

タケシがジョーイの前で倒れていた。

 

 

「相変わらずだな、タケシ」

『ピカピカ』

「遅かったじゃないか、2人とも」

「やっぱり復活早いですね」

「迷子になった」

『ピカピカ』

「全く、さて、それじゃ、ご飯食べにいくか」

「おっしゃー!!待ってたぜ」

『ピカピカ』

「うん、お腹空いたね」

 

 

 

 

その頃、それぞれのギンガ団(ネオとロスト)がぶつかり合っていたのだ。

 

 

「あらあら、こんなところで出くわすなんて………いい加減あんたら邪魔なのよ!!」

「ヴィーナス、アカギ様の情報を手に入れるまでは引き下がらない」

「だーかーらー!!最後に会ったきりって言ってんでしょ!!」

「ならば我々が先にマスターボールを手に入れてディアルガを手に入れその力を使いアカギ様を探す」

「……サターン、てめぇそろそろいい加減にしろよ、ミロカロス、れいとうビーム!!」

『ミロォォ!!』

「ドクロッグ、あくのはどう!!」

『ドクゥゥ!!』

 

 

ネオとロストは激しく激突したのである。

 

 

このアダチシティではネオとロストの抗争が絶えなかった。

 

 

その要因としてはネオもロストもこのアダチシティにアジトを構えているからなのである。

 

 

その後、サターンはロスト・ギンガ団のアジトへ戻ってきたのだ。

 

 

「どうだった?サターン」

「無理だ、マーズ、ヴィーナスとは話にならない、ジュピターは戻ったか?」

「まだ」

 

 

そこへ、

 

 

「今、戻ったわ、駄目、どこを調べてもマスターボールもアカギ様の居場所もわからないわ」

「……そうか、ご苦労だった」

 

 

 

 

その頃、ヴィーナスもネオ・ギンガ団のアジトに戻っていたのである。

 

 

「あの、くそやろう!!」

「ヴィーナス様、落ち着いて落ち着いて」

「おい!!酒!!」

「はい」

 

 

ヴィーナスは渡された酒瓶をらっぱ飲みした。

 

 

「……というより美しさ欲しいなら酒もほどほどにしないと……」

「何か言ったか!!」

「いいえ!!」

「必ず……マスターボールを……うぷっ……」

「ヴィーナス様!?吐くならトイレトイレ!!」

「わかってるわ……」

 

 

ネオとロストによる抗争はまだまだ終わりが見えないであろう。

 

TO BE CONTINUED…




お久しぶりです、今回はサトシたちと言うよりはそれぞれのギンガ団視点を多くしました。
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