「ここがトシマランドか!!」
『ピカピカ』
サトシたちはネリマシティ、コウヤマエリアにあるトシマランドへやって来ていた。
「でも、ここって後数年で閉園になるのよね」
「そうなのか?カノン」
『ピカピカ』
「え、サトシ君知らなかったの?」
「ああ、そうだぜ」
『ピカピカ』
「あのね、サトシ君、このトシマランドは……そういえばネリマシティなのにどうしてトシマランドなのかな?」
「なんでだろうな?」
『ピカピカ』
「……サトシ、カノン、トシマってのは昔この地を仕切っていた人の名前からの由来らしいぞ」
「なるほどな」
『ピカピカ』
「初めて聞いたわ」
「……因みにまだ閉園するってのは正式決定ではないらしいぞ」
「そうなんだ」
『ピカピカ』
「でも、そんな話をニュースでやってたからお客さん増えてるわね」
「よし、サトシ、カノン、行くぞ」
「おう!!」
『ピカッ!!』
「うん!!」
「お姉さん!!チケットと共に愛をお願いいたします………!!」
『ケッ』
タケシはお馴染みのことをしていたのだ。
そして、サトシたちはトシマランドへ入園し園内の様々を見て回ったのである。
「あれってジェットコースター?わ、あれはメリーゴーランド!!あれってバイキングってやつだよね、あれにしよ、サトシ君、タケシさん」
カノンはアトラクションを見てはしゃいでいた。
「カノン、楽しそうだな」
『ピカピカ』
「サトシ」
「何だタケシ?」
「トウキョウスカイタワーのバトル大会でトウキョウのアトラクション施設のチケット貰ったよな」
「ああ」
「それさカノンと一緒に遊んでこいよ」
「ん?なんで?」
「何でって、ペアチケットだろ?」
「その時タケシはどうするんだよ?」
「俺は……そうだ、俺がトウキョウシティでポケモンドクターの研修があるからその時にでもどこかいってこい、そのペアチケットトウキョウブロック共通だろ」
「そっか、じゃあ今度カノンに……」
その時
『ピカピ!!』
ピカチュウが電磁網に捕らえられたのだ。
「ピカチュウ!!まさか……」
「ピカチュウ!!まさか……と言われたら!!」
「答えなければ仕方ない!!」
「輝きに響けクライマックス!!」
「世界に響く奇跡の音!!」
「「我ら世界をかける無敵のロケット団!!」」
「ムサシ!!」
「コジロウ!!」
『ニャースだニャー!!』
『モルフォン!!』
『モンジャラ!!』
ピカチュウが気球に乗ったロケット団に捕らえられていたのである。
『モゥモゥ』
『「「!!」」』
ミルタンクがいつの間にか気球に乗りのんでいた。
そして、いつの間にかあったコップにモーモーミルクを注いだのだ。
『「「はぁ~うまい~」」のニャ~』
ミルタンクは地面に着地しモンスターボールに戻ったのだった。
「ロケット団!!……ピカチュウ、アイアンテール」
『ピカッ!!』
ピカチュウはアイアンテールで電磁網を攻撃したが破れなかったのである。
「無駄無駄!!」
「さっさと行くわよ」
『行くのニャ!!』
「ピカチュウ!!」
『ピカピ!!』
「ドーブル」
カノンはモンスターボールからドーブルを出した。
『ドーブル』
「ドーブル、かえんほうしゃ」
『ドーブル!!』
「グレッグル、ベノムショック」
『ケッ!!』
「そうはいかないぜ、つるのムチ」
『モンジャラ』
「モルフォン、サイケ光線」
『モルフォン』
ベノムショックとつるのムチ、かえんほうしゃとサイケ光線がぶつかり合ったのだ。
『さっさと逃げるのニャ』
「チルタリス」
「そうはいかない、ラッキー!!」
サトシとタケシはモンスターボールからチルタリスとラッキーを出しチルタリスの上にラッキーが乗り気球に近づいたのである。
そして、
『ラッキー!!』
ラッキーは気球に乗りおうふくビンタをした。
「「いててて!?」」
『いたいのニャ!?』
その時
「ヘルガー、かえんほうしゃ!!」
『ヘルゥゥ!!』
突如、かえんほうしゃが放たれ電磁網が破壊されたのだ。
『ピカピカ!!』
ピカチュウは飛び出しチルタリスの上に乗りラッキーも戻ってきたのである。
「チルタリス、りゅうのはどう!!」
『チルゥゥ』
チルタリスのりゅうのはどうがロケット団に直撃した。
「何なのよ、あのヘルガー」
「て、あれメガヘルガーじゃん」
『そんなことよりいきなり酷いのニャ』
『「「嫌な感じ~」」』
『モルフォン』
『モンジャラ』
ロケット団は飛んでいったのだった。
『ピカピ!!』
「ピカチュウ!!よかったな」
『ピカピカ!!』
「あの、助けてくれて、ありがとうございます」
『ピカピカ』
「……ああ」
「すごい、メガヘルガーだ」
『ピカピカ』
「……!!サトシ、この人はトウキョウ地方ポケモンリーグの前回大会の優勝者、つまり、地方チャンピオン、レオさんだ」
「え」
『ピカ』
ニッポンのポケモンリーグは他の地方とは異なり四天王というシステムがない。
各ブロックでジム戦とリーグ予選を行いその後各ブロックの上位2名が本選を行う。
そして、各ニッポンの地方のチャンピオンがバトルを行いその戦績でニッポンのチャンピオンが決まる。
「まぁ、そうだ、でも、ニッポンリーグでは負けてしまったけどな」
「レオさん、俺はサトシ、こっちは相棒のピカチュウ、それとチルタリス」
『ピカピカ』
『チルゥゥ』
「私はカノンです、この子がドーブル」
『ドーブル』
「自分はタケシと申します、こいつがグレッグルとラッキーです」
『ケッ』
『ラッキー』
「そうか、よろしくな……サトシ、その腕のやつキーストーンか?」
『ヘルゥゥ』
「はい、それとカノンのベレー帽の中にもキーストーンが入っています」
「……ベレー帽に……キーストーン……」
「もしかしてレオさん、カノンのキーストーンのこと知ってるんですか?」
『ピカピカ』
「……知ってると言うよりいっけん隠してるような、まるで……」
「まるでって……もし、何か知ってるんなら教えてください!!」
『ドーブル』
「……カノンはどこの出身?」
「ジョウト地方のアルトマーレです」
「!!アルトマーレ……もしかしたらマスターキーストーン……」
「マスターキーストーン?」
『ピカピカ』
「それって他のキーストーンとは何が違うんですか?」
『ドーブル』
「ホウエン地方に巨大なメガシンカエネルギーを秘めたキーストーンがあるという話がある」
「それって前にユカワ博士が話してた文献の話ですね」
『ケッ』
「そうなのか、その文献ではそれまでだが俺が聞いた話ではホウエン地方のある孤島でポケモンの魂を結晶化させる程の水晶を生み出す力があるって……俺の知り合いはそれをアルトマーレで見たことがあるらしい」
「アルトマーレ……魂の水晶って……」
『ピカ』
「こころのしずく……」
『ドーブル』
「!!こころのしずくを知ってるのか……」
間違いない、この子のベレー帽にはタクトが隠したマスターキーストーン、タクトは隠し場所のシラを切ったがベレー帽の中にキーストーン、これは確実に隠している、そして、この子たちはこころのしずくを知っている。
「カノン!!カノンのキーストーンならラティオスを助けられるかもしれないな!!」
『ピカピカ!!』
「……サトシ君!!」
カノンの目には涙がたまっていたのだ。
「頑張ろうな、カノン!!」
「うん!!サトシ君」
「……それじゃ俺は用事があるから行かせてもらうぞ」
その夜、カノンは夢を見ていたのである。
その夢はカノンとラティアスがアルトマーレの秘密の庭で黒いオーラを放つ何かに襲われている夢だった。
そして、カノンはその時のことを思い出した。
カノンが幼い頃、アルトマーレの秘密の庭にはダークライがいたのだ。
そのダークライはこころのしずくを破壊しようとしていたのである。
『……』
そこへ、
「やめろ!!」
当時、アルトマーレにいたタクトがやって来た。
『……』
しかし、そのダークライが黒いオーラを放ちながら暴れ始め近くにいたラティアスを攻撃したのだ。
『クゥクゥ!!』
そこへ、
「ラティアス、どうしたの!?」
『クゥクゥ!!』
「あれは……」
幼少気のカノンがやって来たのである。
「何あれ……」
「カノンちゃん危ないっ!!」
黒いオーラのダークライがカノンに攻撃しようとした。
『クゥクゥ!!』
「きゃぁぁぁ!!」
ラティアスがカノンを庇い攻撃をくらいカノンと一緒に気を失ってしまったのだ。
「カノンちゃん……」
そして、黒いオーラを放つダークライは再びこころのしずくを攻撃しようとしたのである。
『……』
その時
ダークライはこころのしずくの反動を受け吹き飛ばされた。
「なに……」
そして、そのダークライの体から光が溢れ、砕けるように消滅したのだった。
「……ダークライ、こころのしずくに消滅させられるなんて……このままでは……」
秘密の庭のこころのしずくの近くにはマスターキーストーンがありタクトはそのマスターキーストーンを回収したのだ。
そこへ、ボンゴレがやって来たのである。
「タクト君!!……何が……」
「ボンゴレさん、ダークライがこころのしずくを破壊しようとしてその反動で消滅してしまいました」
「なんということじゃ……」
「マスターキーストーンは使い方でこころのしずくを破壊したりすることもできる、もう1体のダークライにこれを渡してしまうと大変なことになる」
「では、わしらで隠してしまおう」
「僕もボンゴレさんでは見破られやすい、私に考えが……」
消滅したダークライには親友と呼べるダークライがいた。
そのダークライが仲間の消滅を知ればこころのしずくを破壊するためマスターキーストーンを狙ってくる可能性が高い、そのためタクトとボンゴレはベレー帽にマスターキーストーンを隠しカノンに渡し、カノンにも話さなかったのだ。
「……ダークライ……だったんだ、あの時の……」
数日後、レオは個室にいたのである。
あの子のベレー帽にあるキーストーン、あれは間違えなくアルトマーレの昔話でこころのしずくを生み出したマスターキーストーンだ。
そこへ、
「レオ君、待たせたね」
シルフカンパニー、アラカワ支店の支店長のシライシがやって来た。
「シライシ……あのお方は?」
「間もなくかな」
そして、
『待たせたね、
「今はレオだ」
「こないだはシライシって呼んでたじゃないですか」
その声と共に2人の前の影が動きその影からダークライが現れたのだ。
『レオ、シライシと僕を呼び出したのは?』
「なんか面白い発見したみたいですよ」
「……ああ、アルトマーレにあったマスターキーストーンの場所がわかった」
「なに!?」
『……』
「アルトマーレのカノンという少女のベレー帽に隠されている」
「サトシ君と旅してるあの子か?」
「なんだ知ってるのか、恐らくタクトが隠したんだと思う」
『……ベレー帽にキーストーンならまだしもマスターキーストーンを隠したのか、タクトも裏をかいたね』
「ということはですよ、そのマスターキーストーンからこころのしずくを生成できればわざわざディアルガを使わなくてもAボールが完成するってことですね」
「そもそもディアルガとAボールはどんな関係があるんだ?」
『赤い鎖と同じ成分で最も純度の高い物から生成されたクリスタル』
「それを特別使用で作成したモンスターボールに組み込み、あの神を捕獲し操るための物……それがAボールってことですよ」
『けど、完全に使うにはクリスタルと何かしらのエネルギーが必要、ヴィーナスがディアルガを呼び出してサターンたちと交戦させてその隙にディアルガに悪魔を見せてその力をクリスタルに充填させるつもりだったけど……』
「こころのしずくの方が適しているってことですよね」
「だが、シライシ、こころのしずくの生成はどうする」
「それは……」
『マスターキーストーンの持ち主がやり遂げる、仮にやり遂げなくてもマスターキーストーンから無理やりエネルギーを抽出すれば間違えてもヴィーナスたちがディアルガを発見するのを待つより早いし安全性がある』
「では、あのギンガ団たちはどうされますか?」
『今まで通りに活動させ、自然消滅するのを待つ、派手に荒れさせるためにマスターボールの情報がある、それをヴィーナスに流しておくよ』
「そういや、あんたはこころのしずくを破壊したいんじゃないのか?」
アルトマーレにもこころのしずくはあるがそれにはアルトマーレを守るという力があるためAボールには適していないのである。
『……ああ、アルトマーレのはね、マスターキーストーンかディアルガの力で消滅させたかったけど、Aボールさえ完成すればもはやアルトマーレのこころのしずくは破壊する必要さえなくなるよ』
そして、ダークライは影に戻り消えた。
「間もなく、私たちの世界ができますね、そしたら好きに開発ができる、シルフカンパニーなんかに縛られずに」
「私欲の塊だな、シライシ」
「そんな貴方は元のギンガ団が壊滅してもどうして彼に情報を流したんですか?」
「……俺はあの時、アルトマーレでこころのしずくのことをあいつの親友のダークライに話した、そして、あいつの親友は破壊しようとして消えてしまった」
「罪滅ぼし……って所ですね」
「……あいつの目的が達成されそうだし、俺は……そうだな、今度のリーグに出場して、警察に自主する」
「……そうですか、で、今回はリーグにこだわってますね?地方チャンピオンにまたなりたいとか?」
「……あのサトシってやつと戦いたいからだ」
そう言いレオは出ていったのだった。
TO BE CONTINUED…
ここから物語は急展開していきます!!あと、このレオは私の他作品のレオがモデルです。
トシマランドのモデルって閉園って話らしいので世界が落ち着いたら行きたいですね。
あと、ミルタンクでひとつ、今、牛乳が学校とかお店の休業で減ってしまってやばいので皆さん牛乳買ってください、モーモーミルクが作れなくなってしまいます!!