ポケットモンスター―アルトマーレの誓い―   作:中2病人間M

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サトシvsアルトマーレの青年

「昔々アルトマーレという島におじいさんとおばあさんがいました。

 

ある日、ふたりは海岸で小さな兄弟がケガをしているのを見つけました。

 

おじいさんとおばあさんの手あつい看護でふたりはみるみる良くなっていきました。

 

しかし、突然、邪悪な怪物が島に攻めてきたのです。

 

島はたちまち怪物にのみこまれました。

 

と、そのとき。

 

おじいさんとおばあさんの目の前でふたりの姿は変わっていきました。

 

ふたりはむげんポケモンラティオスとラティアスだったのです。

 

2匹は空から仲間を呼び寄せました。

 

かれらは邪悪な闇を追い払う力をもってきてくれました。

 

それは「こころのしずく」という宝石だったのです。

 

島には平和がもどりました。

 

それからというもの「こころのしずく」のあるこの島にラティオスとラティアスたちはしばしば立ち寄るようになりました。

 

この島が邪悪な怪物におそわれることはその後二度とありませんでした。

 

しかし、怪物は哀しみました。

 

怪物はアルトマーレを襲うつもりはなくただその大きな力を押さえることが出来なかっただけなのでした。

 

アルトマーレは怪物にとって理想郷だったのです。

 

理想郷を追われた怪物は哀しみいつか怪物の理想郷を取り戻すことを誓ったのでした。

 

おしまい」

 

 

テレビトウキョウで読み聞かせをしていたアルトマーレ出身と語った青年は船の科学博物館にて同じ読み聞かせをしていた。

 

 

 

 

「僕もアルトマーレの出身なんだ」

「えっ!?」

「カノンと一緒だな」

『ピカピカ』

 

 

青年はもう一人のカノン(ラティアス)を一瞬睨み付けるかのような表情をしたがすぐに普通の表情に戻ったのだった。

 

 

「でも、アルトマーレ出身でもこのおとぎ話を知ってる人は少ないわ!!」

「……それじゃ、僕はその少ないうちのひとりということだね」

「……最後の怪物の話は?」

「隠された真実さ」

「なによ、それ……」

「まぁまぁ、カノン、同じアルトマーレの出身なんだからさ、おれサトシ、こっちは相棒のピカチュウ」

『ピッカチュ!!』

「俺はタケシだ、よろしく」

「よろしく、サトシにタケシ……僕はライだ」

「ライか、よろしくな……そうだ、ライってポケモントレーナー?」

『ピカピカ』

「一応、ポケモンは持ってるよ」

「だったらバトルしようぜ!!」

「……構わないけど、その前に僕は船の科学博物館で読み聞かせをしなくちゃならないからそのあとでなら」

「まだ、やるの!?」

「ああ、そうだよ、カノンさんだっけ?」

「ええ、そうよ」

「アルトマーレはとても居心地のいいところだよ、それは怪物も同じこと、怪物も追い出されたら怒るよね」

「何が言いたいの?」

「……気にしないでくれ、きっと理解できないと思うから」

「なによ、だったらなんで私にその話したのよ!!」

 

 

 

 

そんなこんなでサトシたちとライは船の科学博物館へ来ていたのだ。

 

 

そして、読み聞かせが終わるとサトシとライのバトルの前に船の科学博物館の中に展示されている船の模型などを見ることになったのである。

 

 

「あっ、沈船サントアンヌ号よ」

「おっ、懐かしいなタケシ」

「そうだな」

「えっ、サトシ君もタケシさんも乗ったことあるんだ」

「ああ、しかも、沈没した時にね」

「うそ……」

「死ぬかとおもったよな、ピカチュウ」

『ピカピカ』

「たしか船長が乗客を見捨てて逃げて問題なったわよね」

「ああ、それに最初俺たち死んだことになって葬式やられてたらしいな」

「ああ、そんなこともあったな、おっ、あれはアクア号だ」

『ピカカピカ?』

「ジョウトのアサギシティからカントーのクチバシティを結ぶ高速船よ、曜日によってどちらから出港するのかが違うからアルトマーレから来るときは使えなかったの」

「そうなんだ……ん?このトージョウ汽船ってのは?」

『ピカ?』

「アクア号を運航している会社の名前だな、たしか、名前忘れたけどチヨダシティのトウキョウターミナルからイズ諸島への客船や高速船を運航している会社の子会社だったな」

「よく知ってるなタケシ」

「まぁな」

 

 

その他にもホウエン地方のタイドリップ号、イッシュ地方のロイヤルイッシュ号、かつてサトシもイッシュ地方からカントー地方へ帰る際に乗船しデコロラ諸島を航路としているデコロラ汽船の船などがあった。

 

 

 

 

そして、一通り見終えたサトシたちとライはシナガワシティのポケモンセンターのポケモンバトル場へ移動したのだった。

 

 

「それじゃ、俺が審判する、ルールは一本勝負、どちらかが戦闘不能になればそこで終了、いいな2人とも」

「おう、タケシ!!」

「えぇ、構いません」

「サトシ君、頑張れー!!」

『ヨーギ!!』

『チルゥゥ』

『ワニワニィィ!!』

 

 

脇のベンチではカノンとカノンの姿をしたラティアス、ヨーギラスとチルットが応援していたのだ。

 

 

ワニノコはバトル出来ないことが不満のようだった。

 

 

「ワニノコ、今度バトルさせてやるから今日は我慢してくれよ」

『……ワニッ……』

「ごめんな、ワニノコ……よし、ピカチュウ、いってくれ」

『ピカッ!!』

「ライ、君のポケモンは?」

「ああ、こいつだ」

 

 

ライの手の平にあったモンスターボールからヨノワールが現れたのである。

 

 

「ヨノワールか相手にとって不足なし!!」

「それじゃ、勝負始め!!」

「先手必勝だ、ピカチュウ、エレキボール!!」

『ピッカァ!!』

 

 

ピカチュウはヨノワールへエレキボールを放った。

 

 

「受け止めろ」

 

 

ヨノワールは放たれたエレキボールを片手で受け止めたのだ。

 

 

「すげぇ……」

『ピカァァ……』

「お返しだ、シャドーボール」

 

 

ヨノワールから放たれたシャドーボールをピカチュウはサトシの指示でアイアンテールで防いだのである。

 

 

「やるな、ピカチュウ」

「ヨノワールもな」

「フフ、ヨノワール、ナイトヘッド」

『ピカァ!!』

「ピカチュウ、負けるな、10万ボルト!!」

『ピカァ!!』

「サイコキネシス」

 

 

しかし、ピカチュウの10万ボルトはサイコキネシスでピカチュウごと弾かれてしまった。

 

 

『ピカァァ!!』

「ピカチュウ、大丈夫か!?」

『……ピカッ!!』

「とどめだ、あくのはどう」

 

 

だが、ヨノワールはあくのはどうを放とうとしなかったのだ。

 

 

「……どうした?」

『ピカピカ?』

 

 

そして、ヨノワールはベンチに座っていたカノンの方へとあくのはどうを放ったのである。

 

 

「うわぁぁぁ!!」

 

 

カノンは間一髪でよけたがヨノワールは今度はシャドーボールをカノン……ではなくカノン(ラティアス)へと放った。

 

 

「ラティアス!!」

『ヨギィ』

『チルゥゥ!!』

『ワニャ!!』

 

 

ベンチにいたポケモンたちがそれをふいだのだ。

 

 

「カノン、ラティアス!!」

『ピカァ!!』

 

 

サトシとピカチュウはカノンたちを庇うように前に立ったのである。

 

 

「やめろ!!落ち着け、ダ…ヨノワール!!」

 

 

ライの呼びかけにヨノワールは全く応じる気配はなかった。

 

 

『ピカピ!!』

「よし、ピカチュウ、でんこうせっか!!」

 

 

ピカチュウはでんこうせっかでヨノワールへと向かうもヨノワールはピカチュウを片手で止めるとナイトヘッドを放ったのだ。

 

 

『ピ、ピカピ……』

「ピカチュウ!!」

 

 

そして、ヨノワールはこちらへとシャドーボールを放ったのである。

 

 

その時

 

 

突如、シャドーボールが消滅した。

 

 

「何が起こった!?……!!お、お前は……」

 

 

ライの見つめる先にはダークライがいたのだった。

 

 

「……久しぶりだな、トレーナーのタクトは元気かい……裏切り者のダークライ……」

 

TO BE CONTINUED…




ヨノワール、ダークライ…かっけぇぇ~
因みに船の科学博物館のモデルである船の科学館は今はやってませんので……やってないはず………さらに因みるとトウキョウターミナルは竹芝ターミナルのことです、ゆりかもめ『竹芝駅』JR『浜松町』地下鉄?何線だっけ『大門』が最寄りです、夏は納涼船も出てていいですよ……って何を紹介してるんだ、僕は……
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