《悲報》ワイ、マジシャン。魔法の才能ゼロなのに勘違いされて王国魔法学園に入学してトップにならなきゃいけない模様www 作:おれ
「……あれぇ此処だった筈なんだけど」
校内を用も無くウロウロしていると、
「あ、え。お、おぃーす!もしかしてZクラスの生徒?」
「そうだけど……もしかして君、マジック・シャンシャン君?」
少年は何故か俺を知っていた。もしかして知らずの内に有名になってる感じ?
「え、そうだけど。なんで俺の事を?」
「不良の先輩を後ろに連れて校内を歩いている姿とか、教室を燃やしたり校舎破壊したり。でも、それはまだ序の口で本当にヤバい件は先生とコネを作って消して貰ってる。って此処数日で噂されてるよ。もう裏番長とか呼ばれてるみたいで、でも実際は違うのかな?」
最悪だ。魔法学校なのに、異世界ラノベなのに。不良漫画みたいな成り上がり方をしてる。これはマジックトーナメントを頑張ってマジシャンの地位上昇に貢献しないとな。髪と同じ金色の目でコチラを見てくる彼に対して、俺は首を振った。
「そ、そんな事無いよ。全部偶然だ、巻き込まれただけの俺は被害者なんだ。良い迷惑だよ、それより……」
少し無理矢理だが、話題を変える事にした。と言うか、教室を燃やしたのはマジで俺じゃねえ。あの親子俺に擦りつけたか?俺はなんでも不祥事屋さんじゃねえんだけど?
「えっと、名前は?」
「あぁ……ごめん!僕だけ知ってるのは不公平だよね。僕はライアー。ライアーレフンズ。宜しく!シャン君」
そう人懐っこそうな笑顔で、差し出された小さな手を握った。それから話を聞くお、アイラーはクラスに馴染めなくて前世でいう保健室登校をしていたらしい。通りで見た事ない訳だ。この学校に通って数日の俺が言う事じゃないけど。
やはり、見た目の問題はどこの世界でも共通らしい。イケメンにも悩みがあるんだなぁと俺は思いながら話を聞いていた。それでも俺はやっぱり顔が良い方が良いと思う。
「あ、此処が新しい教室らしいぞ」
「ありがとう!シャン君」
あのエルフが燃やしたせいで教室が変わったのは別に良いけど、なんで俺が燃やした事になってるんだよ、腹立つなぁ。まぁ、後で理事長に聞くか。
教室に入ると生徒は既に殆ど集まっていた。今日の授業はっと。学年
「そう言えばさ、ライアー」
「レフンズで良いよ。何かな、シャン君」
イケメンはずるいな。何をするにしても、顔が良いせいで良い意味で目を惹く。あれ、可愛いのか。もう分からない。取り敢えずお綺麗ですね。
「レ、レフンズはさZクラスの一位が誰だか知ってるか?」
「ナシェリート・ラ・フランスさんじゃないの?学校長の娘でハーフエルフの。入学式の時のスピーチも彼女だったし、学年一位になるのも彼女だって言われてるよ」
ハーフエルフなんだ。ラノベだと混血だなんだかんだで良く迫害されてるイメージ(お決まりのシリアスがありそう)だけど、流石に大丈夫か。
「って言っても理事長とは血が繋がってないみたいだよ。養子として引き入れたみたいでさ。一部の噂だと、彼女を一位にさせようと必死らしいとかなんとか。だから、才能がある学生を故意に落としたりしたとか」
……もしかして。俺が一回落ちたのってそう言う理由?いや、流石にそれは無いか。
無いよね?と言うかねえな。まるで自分をTUEEEと思ってる痛い奴になりかねないので忘れる事にした。