《悲報》ワイ、マジシャン。魔法の才能ゼロなのに勘違いされて王国魔法学園に入学してトップにならなきゃいけない模様www 作:おれ
「此処が王国魔法学校か」
聳え立つ立派な校舎。周りに聞こえる声は皆バラバラだ。
「あぁ、どうしよう。大丈夫かなぁママァァァァ」
落ちるのが怖くて、母親に助けを求める者。
「成程、こんな物ですか。これなら楽勝ですわね」
高みの見物をし、余裕の笑みを隠さない物。アレ、主人公に突っかかって返り討ちにされた後サラッと仲間入りするタイプだ。
そして。
「あぁ、帰りてえ」
傷心で、今すぐ家に帰って部屋に篭り一人でこっそり新作のマジックを作りたい俺。
異世界ファンタジーでお約束の、道中に山賊に襲われてピンチの身分を隠したお姫様とかに会えるかなと思って。ワクワクしながら家を出たのに全く出会いが無かったせいで俺は落ち込んでいた。バックれようかなマジで。
全員バラバラの気持ちを抱えている。
『静粛に』
そう言って静まり返った現場を見て、試験官が校風やら魔法についてを語り始めた所で俺は意識を飛ばした。次に目覚めたのは、名前を呼ばれた時だった。
『マジック・シャンシャン。貴方の番です。さぁ、早くマジックマリオネットに攻撃しなさい』
あー、成程。異世界学園物のラノベとかで良くある入学試験で実力を図って主人公がドヤるお決まりのテンプレパターンか。もしくは、ある程度力を調整して、普通に潜んで劣等生ライフ。
……。そうだ。安価じゃ無いけど、ストレス発散は丁度良いか。と言うか専門用語を並べられても何も分からない。何だよマジックマリオネットって。後、マジックマジック言うな、
『マジック・シャンシャン!何処を向いているのですか?そちらには、マリオネットはありませんよ』
マジックマリオネット。
要は魔力測定機で、ある程度の魔力のこもった魔法を喰らうと爆発する魔法で作られたカカシみたいな物だって横の生徒が言ってた。良く知らんけど、その爆発の規模によってランク分けされるらしい。
俺は入学出来て尚且つ、目指せるのなら一位を目指したい。と言うか、カカシに攻撃すれば魔力が無いのがバレる。と言うかマジックも魔法みたいな物だけど、この世界では魔法=魔力を使う物なのでマジックは違う。何故なら俺は魔力自体が無いから。
「あ、あ〜!テガスベッタァ!スイマセン!!!!」
と言う事でマリオネットに背を向けて、そう叫ぶと校舎にマジックを仕掛けた。皆お馴染み、インパクト抜群のバラバラ切断マジックだ。
それと同時に、校舎が突然現れた無数な箱によって見えなくなる。
『マジックシャンシャン!何やってるんですか!!』
「スイマセン、手が滑ってしまって、今何とかするので」
先生に怒られてしまったので、俺は何とかすべく箱をルービックキューブの様に入れ替えた。そしたら、あら不思議。
一瞬の間に校舎は瓦礫の山と化し、音を立てて崩れていった。
そして、後日。入学試験で校舎を破壊しないでくださいと言う文言がルールに追加された。
因みに俺の実力は引かれつつ、認められた物の普通に落とされて浪人スタートになった。まぁ、出禁にならなかっただけマシかと思うしか無い。一年空き出来たし、取り敢えず新作マジックを作って人々を驚かせるか。
785:名無しのマジシャン
学校壊しちゃったから浪人する事になった。まさか異世界で浪人する事になるとは
786:名無しのニート
くさ
787:名無しのニート
壊しちゃったじゃねえだろ
788:名無しのニート
しれっと浪人してて草
789:名無しのニート
安価失敗じゃん。再安価しろよ
790:名無しのマジシャン
ワイは諦めるつもりなんて無いぞ。マジックもテストも諦めなければ必ず成功する。それにワイのやる気に火がついた。次こそ絶対に合格してやる
791:名無しのニート
頑張れイッチ
792:名無しのニート
入学前から学校破壊してるの問題児すぎるだろ
793:名無しのニート
陰からワイらも応援してるぞ。頼むぞ生活に刺激を
794:名無しのニート
怖すぎ
998:名無しのマジシャン
家追い出されて、ストリートマジシャンやってたら凄い美人が俺のマジックを気に入ってそのままその人の家でヒモしてたら実はその人が王国魔法学校の先生だったんだけどどうしよう。
999:名無しのニート
学校壊してからまだ三日だぞ。お前は何をやってるんだ
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