《悲報》ワイ、マジシャン。魔法の才能ゼロなのに勘違いされて王国魔法学園に入学してトップにならなきゃいけない模様www   作:おれ

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60:名無しのニート

 

「ふぅ、やっと終わった」

 

今日の仕事が終わり、後は寝るだけの自分の部屋に戻った俺は脳内でスレを開く。さて、安価を募集した所で終わった筈だけどどうかなっと。そう思い、ささっと該当する番号まで目を通すと。

 


 

60:名無しのニート

 

夜逃げ

 


 

だった。

 

つまり、此処から逃げろと言う事ですか?うわぁ、逃げたくねえ。逃げなきゃいけないけれど、野宿は嫌だと言う気持ちがぶつかり合う。

 

でも、気軽に馬鹿話を出来る奴らは他に居ないので奴らの指示に従う他無い。安価は絶対だしな。

 

……やるなら今日だな。後回しにすればズルズルと引きずって、やる気無くなるし。出来るだけ早く済ませよう。

 

そう思っていると、部屋のドアが小さくノックされて開けられる。ノックの意味とはと思ったけど言ってはいけないんだろうな。

 

 

『シャン君起きてる?』

 

「寝てます、ってか寝ます」

 

『いやいや〜起きてんじゃん。まぁまぁお姉さんと話そうよ、何だか眠れなくてさ』

 

そりゃあそうだよ、だって……。

 

「それは昼間に食後の休憩とか言って昼寝したからでしょ。自業自得じゃないですか」

 

『それは言わない約束じゃ〜ん。まぁ、後でスリープハーブ飲むし良いや。ちょっとだけ付き合ってよ。良いでしょ?だって君は私の……』

 

普通、此処から先に続く言葉を想像する事は容易いだろう。だけど、そんな甘酸っぱい様な物じゃない。

 

 

 

 

実験体(モルモット)なんだから』

 

そう、モルモット。俺は彼女に飼われていると言うテイで此処に住まわせてもらっている。何故、テイなのかと言うと家事をやっているのは俺なのでどちらかと言うと世話をしているのは俺のほうだと思うからだ。

 

「……少しだけですよ。ホットミルティーでも飲みます?」

 

『砂糖多めでね』

 

はいはいと返事をして、俺はホットミルティーを作りにキッチンに戻った。数分後、俺はティーを両手に部屋を戻った。

 

「えーっと、はい」

 

ティーを差し出すと、不思議そうな顔をした。

 

『そっちじゃダメなの?』

 

差し出してない方のカップを指差してそう言われる

 

『何かある?』

 

……。

 

俺はいつも通り接する事を心がけた。でも、何故か彼女には全て見透かされてる様な気がした。ティーの中に入ってるスリープハーブ(睡眠薬)も、俺が学校を破壊した事も全て。

 

まぁ、考えすぎか。

 

『んじゃ、かんぱーい』

 

「何のですか……はい」

 

グラスを軽くぶつけて飲む時、ふと思ってしまった。あれ?コレで良いんだよな。結局差し出した方のティーを受け取ったから。後は、寝てる間に逃げて安価成功。後は、離れた場所でやり過ごして変装して受験しに行ってそのまま入学するだけだ。

 

此処までする必要があるのかと思われるかもしれないが、彼女は神経質で地獄耳だ。この数日で、それは身に沁みてる。だからこそだ。

 

暫くすると彼女が大あくびをして、目を潤ませた。眠くなって来た様だ。

 

俺は内心高笑いをしながら、平常心を装って今日はもうお開きにしましょうかと言った。

 

『じゃあまた()()ね』

 

ゔっ。

 

咄嗟に言葉を返す事が出来ずに詰まってしまった。残念ながら、それは叶わない。何故なら、俺は今日此処から出るのだか……。

 

 

 

や、やばいな。少し眠い。彼女を部屋に送ったら。少し仮眠を取ろう。少しぐらいなら大丈夫だろう。

 

一時間だけだ。欠伸をした後、ベッドに潜り込みすぐ意識を手放した。

 

「……グゥ」

 


 

 

 

『うーん……さて、そろそろ寝たかな?』

 

シャン君の部屋に戻れば、彼はぐっすりと気持ち良さそうに寝ていた。よしよし。

 

『いやぁ、ビックリしたな。突然スリープハーブ入れるんだもん』

 

突然過ぎて二個入ってたのに気づかなくて一個飲んじゃったし。一個はシャン君にお裾分けしたけど。

 

まぁ、私はいつも飲んでるせいで効きが悪いし。初めて飲むシャン君には刺激が強いかもだけどまぁしょうがないか。ちょっと反省して貰おう。

 

『にしても君は本当に面白い。君の魔法もね……』

 

魔法を仕事としてる身としては、かなり興味を惹く。魔法な筈なのに、いや魔法に近いナニカなのか?でもそんな物は今まで存在しない。他の人には無くて、何故彼には?色々考えるだけで面白い。

 

あの時会って本当に良かった。にしても何で私に飲ませようとしたんだろう。まさか寝かせてえっちな事を?

 

『ふふっ、君は絶対に渡さないよ、誰にも。君は私の実験体(モルモット)なんだから』

 

そう呟くと、彼が何かモゴモゴと言っていた。どうしたんだろう。

 

「スレ民、やったぞ!ほら見ろワイだってやる時は……」

 

『スレミン?』

 

人の名前っぽい。彼は誰かに自慢をしてる感じだった。楽しそうな夢でも見てそうだ。まさか、女かな?

 

『もしかして……』

 

新たな相手を見つけたから私を寝かせている間に、逃げるつもりだった?それがスレミンって言う女。それで夢の中では私から逃げる事に成功していて、俺だってやる時はやると自慢していたって事?

 

『駄目だよ、君みたいな特殊な(おもしれー)人間は付き合う人を選ばないと』

 

彼の部屋を出て、少し。

 

さて、スレミンって言う女について調べないとね。この近くか、または遠くの場所か。

 

まだまだ私の瞼は軽かった。

 

 

 

 


 

 

 

124:名無しのマジシャン

 

ハハッ……お日様が綺麗だ、おかしいな。何でだろ、成功した筈なのに。あれれぇ?

 

125:名無しのニート

 

ついに頭がおかしくなったか

 

126:名無しのニート

 

通常運転だろ

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