東京が丸くなったので自由気ままに全員ぶっ殺す   作:Leiren

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 こちらはオリ主が原作の雰囲気や世界を自由気ままに散歩する話です。タグの原作沿いは、人修羅が歩いた道を辿っていくつもりなのでつけました。
 また原作ストーリーにあまり改変は入れませんが、そもそもこのオリ主は悪魔ですらなく、東京受胎に運悪くも巻き込まれた身。コトワリなんて当然持っておらず、理解すらしようとしないと思います。
 なので、そういう部分が苦手な方はブラウザバック推奨です。


第一話

 俺はある日通り魔に刺され、最寄りの新宿衛生病院に緊急入院させされ、目覚めたらなんか地球が丸くなっていた。

 異世界転生……ではない!? えぇ……?

 

 俺の名は最上稟獰(もがみりんどう)。ことあるごとに異世界転生と、異世界破壊と、現世帰還を何度も果たしている男である。年齢は19歳。これまでに1年も経過していない。

 つまり俺は完全チート最強のクソ野郎であり、自分がクズであることを自覚しているタイプのどうしようもない人間である。

 

 とても見慣れた白い天井。ベッドから身体を起こして、外を見れば、既に崩壊していた東京の姿があった。

 いやぁ、なんつーか。すげえなぁ……。なんとも言えない感想しか出てこない。

 

 ひとまずだ。こんな状況なら今や外は大混乱、病院の中も大変なことになっている筈だ。看護師に話を聞きに、病室の外へ出る。

 今の時間は何時なんだろう? 外を見る限りは早朝と言える程に明るかったが……、なんと不気味と思えるほどに病院には誰一人も人がいなかった。ただ自分の足音だけが廊下に木霊する。

 

 そこで廊下の曲がり角にふわりと何か靄が見えたので、すぐに声をかける。

 

「おーい! そこに誰かいるのか!」

 

「ウルイイイ……アアァァァ……」

 

 は? 何こいつ。え、幽霊ってやつ? 薄紫色に光る顔のついた霊魂みたいな見た目。

 

「ウィイイイ! アアアアァァァ!!」

 

「なんだなんだー!? ふんっ!」

 

 なんか急に遅い掛かってきたので、咄嗟にオーバーハンドフックで消し飛ばず。よっわ……。なんかのドッキリか? 病院でぇ? ははぁん。良いぜ。ついお化け役の何かをぶっ殺しちゃったけど、誰も何も言わねえなら好きにやってやる。

 

 すると次は、宙にふわふわと浮かぶ、ラーメンのナルトみたいな顔がついた幽霊っぽいのが話しかけてきた。

 

「ねぇキミ、もしかして人間かな? こんなところに生きた人間がいるなんて珍しいね」

 

「そうか? ついさっきまでここは人間で溢れていたはずなんだがな」

 

「あのさ、怖く無いの? 僕は悪魔っていうんだけど……」

 

「怖くねぇよ。掛かってきたら問答無用でぶっ殺すだけだ」

 

「へぇ〜、キミ、弱そうにしか見えなピギィ!」

 

「誰が弱いだとこの雑魚が!!」

 

 ふぃ〜ついカッとなって消し飛ばしちまったぜ……。つーか、悪魔だと? マジでどうなってんだ? まぁいい。悪魔ってことは異形の奴らは全員敵ってことで良いよな? ならやることは簡単だ。世間話なんて無用。全て殺す。

 

 俺はそれからどうにか病院の外に出ようとするも、どうやらこの病院は分院制で、本院の出口は瓦礫で埋まっていた。力づくで瓦礫を吹っ飛ばすことも出来たが、なにかそれよりやった方が良いことがあるような。自身では制御できない強制力が働いた。

 なので分院に通じる渡り廊下を発見する。

 

 そこで如何にもな妖精と会った。

 

「あら、貴方ってもしかして人間ね? 貴方、ここを通りたいんでしょ。でもここを通るには分院用ゲートパスってのが必要なのよねぇ……」

 

「なるほどな。じゃあお前はそれを見つけるとして、俺は先に行ってるわ」

 

「え? だからゲートパスが無いとここの扉は開かな……ええええぇ!」

 

 俺はゲートパスなんか無視して、そのガラス製の自動ドアを拳で破壊する。これで一件落着だな!

 割れたガラスを跨いで分院側側の廊下に入る。なんか後ろで妖精が騒いでいるように聞こえたが、無視して進んだ。

 

 分院に辿り着くと、大きなガラス窓からすぐにロビーが見えた。しかしそこにはめちゃくちゃデカいエイが悠々と広間を泳いていた。ガラスの奥には海水があるように見えないのに……。

 そこですぐに隣に人間の影をふんわりと模した霊魂が俺に話しかける。

 

「なぁアンタ、あそこを泳いでんのはな、フォルテウスって悪魔なんだけどよ。あいつかいる限り病院の外には出れねぇんだよ。アイツの前で下手すると簡単に食われちまう」

 

「なるほど……。じゃあ行ってくるわ!」

 

「は? お前何して……!」

 

「どりゃああああ!」

 

 ロビーが良く見える大きな窓をぶち破り、フォルネウスの元に一っ飛びする。同時にクソデカエイの怒号が響く。

 

「アアァンッ? 誰だテメェ!! 急にふざけてんじゃねぇぞゴラァァ!!」

 

「ふざけてんのは、テメェの方だろうがヨォ!!」

 

 俺は思いっきり助走を付けて、クソデカエイの真下、腹部にめがけて強烈なジャンプアッパーカットを炸裂させる。

 

「ぐぎゃあああああ!!」

 

 ふう……。えー、今日私が頂くのは、なんかクッソデカいエイの姿焼きです。こちらにとても大きなエイがございますので、用意されたドデカイ火焔放射器を使って一気に焼いちゃいます!

 あぁ〜とても良い香りがしてきましたねぇ〜。もう中まで火は通ったでしょうか。生焼きとかの確認はめんどいので、それではこのままかぶりと頂きまーす!

 

 かぶり。

 

 んー……。なんつーか、食ったことねえ味だわ……。まぁ、朝飯食ってねえし、こいつ一匹で十分腹膨れるか……。

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