例えばこんな従姉殿   作:紅シズク

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アイリス・エヴァンズと賢者の石
コークワースの魔法使い見習い達


突然だが私は魔法使い…の見習いである。

一応、シングルマザーである母が魔法使いである事は知っているが母の教育方針…

 

どうせ魔法学校に行ったらその後は魔法漬けになるのだからマグルのやり方を知っておけ、意外と役に立つから

 

と言う言葉に従って魔法使いではない祖父母の家で従弟と共に育てられている。

一方、聖マンゴ病院と言う魔法使い達の病院と契約している錬金術師である母は月の大半をその職場兼趣味の場であるアトリエで過ごす。

そして、仕事と研究の合間を縫って平均して月に数日程度の割合で帰ってくる。

それも忙しい時は日曜日のディナーの数時間だけである。(逆に、余程の事が無ければ日曜日のディナーは一緒に過ごすようにはしてくれているらしいと理解はしているが)

そして私の遺伝上の父は魔法学校で働いている…と聞いている。

会えるのは年に一度だけ、夏季休暇にロンドンにある魔法使いの商店街であるダイアゴン横丁で面会するだけである。

 

「アイリス、ぼーっとしてどうしたの?ページが進んでないよ」

「あ、うん、ちょっと考え事をね…本当に私達、魔法使いなのかなって」

 

声をかけて来た従弟にそう返す。

そして、それでも、リビングで一緒に読書をしていた従弟よりはずっとマシのだろうと思考する。

なんせ、従弟の両親…叔母とその夫…は魔法使い同士の戦争で亡くなっているから。

 

「漏れ鍋をちゃんと認識できるなら多分大丈夫、ってペチュニア伯母さんには言われたじゃない?アイリスは心配なの?」

「少し…ね、母さんの魔法力は本来、リリー叔母さんのオマケで入学できたみたいなものだって聞いているし」

「それでも、ちゃんとホグワーツを卒業しているし、伯父さんも魔法使い…それもホグワーツの教授なんでしょ?僕は会った事無いけれど。」

「…うん、そうだね、ありがとう、ハリー、少し元気が出たわ」

そして、私達は読書(魔法界の本)に戻った。

ちなみに、私のフルネームはアイリス・プリンス・エヴァンズ、従弟のフルネームはハリー・ジェームズ・ポッターである。

うん、従弟殿は魔法界の英雄であるハリー・ポッターである。母は恐らくハリーの両親がハリーにかけた何らかの守りの魔法が『死喰い人の主』の死の呪文を弾いたのだろうと言っているし、ハリーも実感が無いと言ってはいるが。

なお、ハリーの額には稲妻型の痣があるが、普段は母が調合した特製コンシーラーで隠されている。この為、母に連れられて年に数回程度ロンドンのダイアゴン横丁に行く事があるが、ローブのフードをかぶっている事もあるが、ちらりと顔を見られた程度では騒ぎにならない。

 

 

 

「では、改めて、ハリーとアイリスのホグワーツ入学許可を祝して!乾杯!」

「「「「乾杯!」」」」

祖父の音頭で私達一家はローストディナーを前に乾杯をした。

先日、私の心配を他所に私とハリー宛にホグワーツから入学許可のフクロウ便が届いたのである。

「実にめでたい。娘二人に続いて自慢の孫二人も魔法使いになれる事になるとは」

そう、祖父が言う。

「リリーとジェームズ君の事は残念だったが、戦争はもう終わっているんだよな?ペチュニア」

「ええ、10年前に『死喰い人の主』が消え去る事で終わったわ、父さん」

「ならば安心だ、ハリー、アイリス、ホグワーツでしっかり学んで立派な魔法使いになるんだぞ!」

「うん」「ええ」

「さ、ハリーもアイリスも…ペチュニアもしっかり食べるんですよ。特にペチュニア、また瘦せたのではなくて?」

祖母の目がきらりと光る。

「最近忙しくて魔法薬に頼りがちだったのは事実だけれど…わかる?」

「そのゆったりとしたローブの上からでもわかりますとも、ペチュニア。これでもあなたの母親ですからね!きちんと食事はとりなさい!大体あなたは昔から夢中になると寝食を忘れて…」

「ハイハイ、母さん。今は母さん特製の御馳走を楽しみましょう?ね?」

「まったく、調子がいいんだから…」

と言った具合でその夜は更けていった。

 

 

 

「おや、ペチュニアじゃぁないか」

母に連れられてハリーと共に学用品を買いにダイアゴン横丁に行く為、ロンドンの母のアトリエの客間に母の付き添い姿現しで移動、そこから徒歩で漏れ鍋にやってきた私達は大柄でひげもじゃな男性に声をかけられた。

「ハグリッド、ロンドンで会うとは珍しい」

「む?そっちの二人の子供は…まさか、片方はハリーか!?」

そう、ハグリッドと呼ばれた大男が叫んだ。それに合わせて漏れ鍋は急に静まり返り、注目が集まった。

「あ~コレは逃げられないね、ハリー、アイリス、ローブのフードを脱ぎな」

母に促されて私とハリーはローブのフードを脱いだ。

「オーッ、ハリーだ!ジェームズそっくりじゃがその目はリリー似だな!」

「えーっと、スイマセン、貴方はどなたですか?」

そう、私はハグリッドと呼ばれた大男に問うた。

「おお、すまん、感極まってしもうた、自己紹介もせずに。

俺はルビウス・ハグリッド。ホグワーツの鍵と領地を守る番人だ」

「初めまして、ハグリッド。僕はハリー・ポッターです」

「初めまして、ハグリッドさん。私はアイリス・エヴァンズです」

「おお、アンタが噂に聞くペチュニアの娘か。あと、ハリーや、覚えておらんと思うがお前さんとは会った事がある。最後に会ったのは1歳の時、ペチュニアにお前さんを届けた時だがね」

「あーハグリッド、感動の再会はもういいかね?ワシらにもこの方に挨拶をさせて頂けんかな?」

そちらに視線を移すと漏れ鍋中の魔法使い・魔女たちが集まってきていた。

それから場はぐちゃぐちゃになり、皆が次から次へとハリーに握手を求めてきた。

「…これはハリーを今まで隠しておいたのは正解だったね…あまり早いうちからコレに晒すと歪むよ…校長の判断は正しかった」

そう、母がぼそりと呟いた。

「校長って言うとアルバス・ダンブルドア?」

「ああ、そうさ。彼がハリーを私に預けた。そしてアイリスを抱えていた私が両親を頼って結果、今の生活がある」

そんな会話をしていると一通り、ハリーとの握手が済んだ様子で、一部の人が二週目に突入しようとしている様子である。

「悪いけど、ハリーはホグワーツの学用品を買いに来たんだ、それくらいにしておくれ」

そう叫ぶ母だが、その声は届かない。

「…仕方ないか。アイリス、耳を塞いで」

そう言った母は耳をつんざくような大声で叫んだ。

「ハリーはホグワーツの学用品を買いに来たんだ!!!それくらいにしておくれ!!!」

それは明らかに何らかの魔法の効果であった。杖無し無言呪文、と言う奴だろうか。

そうして解放されたハリーと私を連れて母さんは中庭にやってきた。そして、いつものようにダイアゴン横丁への道を開いた。

いつもは書店に向かい、本を何冊か選んで買ってもらい、ちょっとしたお楽しみ…アイスクリームパーラーでサンデーを食べるのだが、今日は違った。

「今日はグリンゴッツに行くよ。流石に二人分の学用品を買うには金を降ろさにゃならんからね…ハリー、傷跡を晒さなければ大丈夫だとは思うが念のためローブは深くかぶっておきなさい」

そして私達は母に連れられて初めてのグリンゴッツに向かった。

 

小鬼が守るブロンズの観音開きの扉をくぐると次は警句が刻まれた銀色の扉があった。

「まあ、聡明なあんた達には言うまでもないことだが小鬼たちとは、多少なら揉めてもいいが敵対はするな、特に盗みはご法度だ」

母の言葉に私とハリーは頷き、銀色の扉をくぐった。するとそこは広々とした大理石のホールであった。

「いらっしゃいませ、ペチュニア・エヴァンズ様とお連れ様。本日はどう言ったご用件でしょうか」

気づけば母に声をかける小鬼がいた。

「ああ、今日は少しばかり金を下ろしに来た。連れ二人分の学用品と本を買える程度の額だから私用金庫の方に案内してほしい…悪いが投資関係の話は今度にしてくれ」

「かしこまりました。まずはこちらへ」

そう言って小鬼は私達を衝立で区切られた一角に案内し、そこで私達は紅茶をごちそうになった。

「では、鍵を拝見させて頂きたく存じます」

「ああ。そうだ、それとハリーの…ハリー・ポッターの金庫も一応、案内してくれ」

そう言って母は小さな金色の鍵を2つ小鬼に渡した。

「拝見します」

小鬼がカギを確かめている間、私は母に問うた。

「…結構なvip待遇に見えるけど、これもハリーのおかげ?それとも母さんの何か?」

「私の方だね、いくつかの魔法薬や錬金術に関する発明で私はちょっとした成金でね。必要以上の金を金庫に眠らせておくのも勿体ないからグリンゴッツ経由で幾つか投資をしているからその関係さ。まあ、貴族様の資産には遠く及ばないけれどね」

「へぇ…ペチュニア伯母さんすごいんだね」

そんな会話をしていると小鬼が鍵の検分を終えたようである。

「確認が済みました。それでは、金庫にご案内いたします。こちらへ」

小鬼に案内されて私達3人は扉をくぐり、たいまつに照らされた石造りの通路にやってきた。そしてトロッコに乗って…ジェットコースターよりも激しく振り回された後に小さな扉の前にやってきた。

「ハリー・ポッター様の金庫でございます」

小鬼が鍵を開け、扉を開くと緑色の煙が立ち上り…それが消えた後には高く積まれた金貨、銀貨、そして銅貨の山が確認できた。魔法界の通貨に詳しくない私でもそれがかなりの財産である事は理解できる。

「ハリー、お前の両親がお前に残してくれたものだ…ホグワーツでしっかり学んで立派な大人になるんだよ。お前がポッター家の当主を襲名するんだからね」

「当主!?」

「ハリー、私が把握している限り、ポッター家の直系はハリー一人だよ。まあ財産を受け継ぐ資格のある親戚、と言う意味ではいるとは思うけれどね。魔法界の古い血筋はだいたい親戚だから…さ、次に行こうか、閉じてくれ」

「え?学用品を買うお金を取りに来たんじゃないの?」

「ハリー、アンタの今の保護者はこの私、ペチュニア・エヴァンズだよ。金に困っているわけでもないのにポッター家の金庫に手を付けるつもりはないさ」

そう言って母は小鬼に金庫を閉じさせた。

 

「ペチュニア・エヴァンズ様の私用金庫でございます」

再びトロッコに振り回された後にポッター家の金庫と同じ大きさの扉の前にやってきた。

同様に金庫を開くとそこにはポッター家の金庫に似た光景が広がっていた。まあ、流石に金貨の山は殆どなく、銀貨や銅貨がメインではあったが。

母は財布にいくらかの貨幣を詰め込むと小鬼に金庫の扉を閉じる様に言った。

 

「ねぇ、アイリス」

「どうしたの、ハリー」

「さっきの金庫、伯母さんの私用金庫って聞こえたんだけど、要するにこれとは別に事業資金とか管理している金庫があるって事だよね?」

「多分ね」

「伯母さんの言葉を信じるなら、さっきの金庫にあったのは僕の父さんの一族がため込んできた資産だよね?」

「…多分ね」

「…ペチュニア伯母さん、どれだけスゴイ錬金術師なんだろう」

「…わかんない、と言うか想像がつかない」

と、言った感じで私達の初グリンゴッツは衝撃体験に終わった。

 

 

 

「まずは、制服の採寸をしようか」

そう言って母はマダム・マルキンの洋装店に私達を連れて来た。

「こんにちは、マダム」

「いらっしゃいませ。今日はどう言ったご用件で?」

「後ろの二人の制服が欲しい。9月から二人ともホグワーツなんだ。採寸を頼む」

そうして私達は店の奥に案内されて採寸とローブの丈合わせをしてもらった。

 

「次は…教科書が順路的には楽だが、先にすると時間の調整が難しいからな、最後にしよう」

という事になり、書店は飛ばして魔法薬学関連用品と望遠鏡を買い、そして杖屋にやってきた。

オリバンダーの店…老舗高級杖メーカーである。

「失礼する」

「いらっしゃいませ、ペチュニア。松にドラゴンの心臓の琴線、25cm、曲がりにくい…そうじゃったな」

薄明りの中、母の声掛けに老人の柔らかな声が聞こえた。

「ええ、オリバンダー老。この子には色々と助けられています…今日は私の娘と甥によき杖との出会いを仲介していただきたく…ほら、二人とも、オリバンダー老に挨拶を」

「「こんにちは」」

「おお、ハリー・ポッターさん、そろそろお目にかかれる頃じゃと思っておりましたとも」

そう言ってオリバンダー老はハリーの両親との思い出を語ってくれた。

「それで…ふむ…隠されてはいるが、ここに例の…」

ハリーの額に…隠された傷跡に触れ、懐かしむ様に『死喰い人の主』の杖についても語りだすのであった。

 

「さて、ポッターさん、エヴァンズさん、どちらから拝見しましょうか」

「どうしよっか」

「じゃんけんで勝った方から」

という事になり、私とハリーはジャンケンをした。そして、ハリーが勝った。

オリバンダー老はハリーを採寸しながら、この店の杖に一本として同じものはないのだと語ってくれた。

そして、採寸が終わるとオリバンダー老は次々とハリーに杖を試させた。

試し終わった杖の山がだんだんと高くなっていき…

「ヒイラギと不死鳥の羽根、28センチ、良質でしなやか」

その杖をハリーが振ると杖の先から赤と金色の火花が花火の様に流れ出し、光の弾が踊りながら壁に反射した。

「ブラボー!」

オリバンダー老は叫んだ。遂にハリーの杖が見つかったらしい。

その後、オリバンダー老が語るにはこの杖の芯材に羽根を提供した不死鳥と同一個体の羽を使用した杖がもう一本だけ存在し…それは『死喰い人の主』の杖だった、という事であった。

「さて、次はエヴァンズさんじゃな…まずは採寸をさせて頂こう」

と言う訳で私の番が来た。

 

「ポッターさん以上に難しいの…手ごたえ的にはナナカマドが一番良いように思えたが芯があっておらん様じゃな」

ハリーより多くの杖を椅子に積み上げた私は『珍しい杖』をいろいろと試していた。

「ふむ…ならばこれをナナカマドとバイコーンのタテガミ、22センチ、やや曲げにくい」

その杖を手に取ると何かが繋がったような感じがした。そして、私がその杖を振ると…紫色の透明な壁の様なものが現れた。

「ブラボー!ポッターさん以上に珍しい組み合わせじゃがぴったりの様じゃな」

「いやいやいや、オリバンダー老、ナナカマドとバイコーンの相性!?」

珍しく母が取り乱した様子で叫ぶ。

「確かに本来、ナナカマドの杖とバイコーンの相性は悪いが何事にも例外はある物じゃ」

「しかし…いや、まあ私が言えた義理ではないか…アイリス、闇の魔法使いになるのは構わんと言うかこの際、推奨するが、邪悪な魔法使いにはなってくれるなよ?」

「ええっと?」

「ナナカマドの杖の特性として、守護呪文に向き、頭脳明晰で心優しい魔法使いを好むと言われている。故に、闇の魔法使いで所有者はいない…とされる。一方バイコーンは…」

母はそう言って苦虫をかみつぶしたような顔をし、つづけた。

「バイコーンのタテガミはユニコーンのタテガミと概ね逆の特性を有している。安定性に欠け、その忠誠心は移ろいやすく、取り扱いは…まあユニコーンと違って大体何に使っても問題ない…まあ、一般の魔法使いにとってはドラゴンの琴線の下位互換だな…ただ一点、闇の魔術への適性が高いという点を除けば…ですよね?オリバンダー老」

「うむ、その通り」

その説明を聞いて、私は少しフリーズし、口を開いた。

「…どうしてそんな矛盾した性質の杖を作ったんですか」

「祖先の作品故に作成意図はわからんが…ペチュニアの娘ならば試してみる価値はあるかと思っての」

「母さんの娘だから…?」

「うむ、闇の魔術の知識に深い造形があり、かつその知識を人々の為に活用して魔法界に幾つもの新しい発明を送り出してきたペチュニアの…灰色の魔女の娘ならばもしかして合うかもしれんとおもっての」

そう言って、オリバンダー老はにこりと笑った。

 

 

 

「さて、気を取り直して教科書を買いに行こうか」

オリバンダーの店を出た私達は母に連れられていつもの書店へやってきた。

そこで私達はホグワーツの教科書を二人分確保すると、それぞれが欲する本を探し始めた。

まずは自主勉強に使う本をハリーと手分けして探した…目的はまだ早いという母をハリーと二人で説き伏せて買って貰い、母の忠告通りちんぷんかんぷんだった『錬金術入門』と言う本を理解する為の知識を身に着ける為の勉強である。

その後、母にアドバイスをもらいながら、ホグワーツで学ぶにあたって手元に置いておいた方がよい本…『よくわかる魔法薬学のコツ』等の副読本や辞典の類…を買ってもらい、

その後、娯楽用の読み物系の本…ハリーのお気に入りの漫画シリーズを含む…を何冊か買ってもらった。

「そうだ、二人には不要かもしれないがこれも読んでおくと良い」

そう言って母は『マグル育ちの為の英国魔法界入門 1990年版』というそこそこ分厚い本を差し出してきた。

「アレ?この本って家になかったっけ?」

そうハリーが言う。

「それは私とリリーが入学する時に買ってもらった1970年版だ。更新されている情報もあるし、一応読んでおくべき、と言うのとホグワーツでマグル生まれの友人が出来た時に貸してあげると良い」

「なら、ありがたく買ってもらっても良いかな?母さん」

「もちろん」

と言った具合に買う本は増えていき…結局、教科書の他に二人合わせて30冊ほどの本を買ってもらう事になった…当然、支払いも相当な額になった。

買った本を他の学用品類と同様に容量拡大魔法のかかったトランクに詰め終わった頃にはすっかり夕方になっていた。

「ふむ…今からサンデーを食べて帰ってバレると母さんに叱られるな。すまんが今日はサンデー無しだ…代わりに日持ちする菓子を買って帰ろうか。

あ、そうだ、忘れていた。

2人とも、ペットはどうする?ちゃんと世話するならば入学祝いも兼ねて贈るが…欲しいか?」

「んー私は良いかな?フクロウが居れば役に立つとは聞いているけれども…まずはホグワーツに慣れて、それから、かな?」

「僕もいずれは飼いたいけれども今年はいいかな。

あまり余裕がないうちから慣れてないペットを連れて行くのもよくない気がするし」

「わかった、ではそのようにしよう」

という事になり、私達はダイアゴン横丁で約1ガリオン分にも及ぶ大量の菓子を買い込んで家に帰るのであった。

尚、祖母には買いすぎであると軽く怒られた。

 

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