未来で目覚めたアスナの物語です。
本人の描写がメインなのでちょっと分かりづらいです。
序盤は漫画片手に読むのを推奨します(ダメだろそれ;)
後書きに挿絵を用意しました。できれば見てやってください。
ではドウゾ
「……あ、れ?」
もう一人の私に蹴り飛ばされて……
気が付いたら……全然違う場所にいて……
ここ、どこだっけ……?
ずっと眠ってたから。
「……テオドラさん?」
おぼろげに覚えている事を思い出しながら周囲を見渡してゆく。
まだ目が霞んではっきりとは見えない。
遠くに眩しく光るモノはなんとなくだけど分かる。
太陽?
「ラカン……さん?」
記憶の中で最後まで隣に居た人の顔が思い浮かぶ。
心配そうに、申し訳なさそうにしてた……
!
「ネギ? ネギは?」
ネギ……
待ってるって、迎えに来るって言ってたアイツは?
目もはっきり見えるようになった。
ツタとかコケとか色々と生えてるけど、所々ボロボロでひび割れとかしてるけど、ここはあの麻帆良学園の校舎だ。
最後に見たあの校舎の屋上に居た。
でも、古びた麻帆良の校舎の屋上には、私以外に誰もいなくて。
遠くを見れば杖に乗って空を飛ぶ……
杖!?
もしかしてネギ?
ううん、アイツがこんな堂々と空を飛んでるなんて……まさか!
勢いよく走り学園の外を見晴らす。
そこには、懐かしい街の姿なんて残って無くて……
まさに未来都市といった世界がそこにあった。
空には見たこともないような船が飛んでいて。
杖に乗った人たちが優雅に舞い。
なにより、先が見えない程に高い塔があった。
宇宙まで続くエレベーター……か。
赤道に建てるとか言ってたけど、魔法の力とかでなんとかしたのかな?
あ、でも麻帆良にあればネギもみんなと離れる時間は減るよね。
ならいいのかな?
「でも、そっか。
上手くやったんだね、ネギ。なら、ちゃんと褒めてあげないとね」
すごいよネギ。
本当に驚いちゃったよ……ネギ……会いたいよ。
屋上で待っていてもしょうがない、というかあの場所で何もしないでいる事が出来なかった私は急いで街へと走って行った。
一刻も早く誰かに会いたかったから……
街に出て歩いていると、ここが2135年の世界であることが分かった。
大分、寝坊しちゃったな。
あ、じゃあネギはどうしたの?
私が寝坊しちゃったから、まさかずっと待ってるなんて……
記憶に残る場所へと向かう。
とはいっても、あれから百年以上経ってるから、思い出の場所なんて残って無くてさ……
本当に何も残ってないんだね……
うん、まだ泣かない。
泣くもんですか。
みんなと笑って再会するまで、絶対に泣いてなんてやらないんだから!
やっとの思いで見つけたエヴァちゃんの家は、廃屋になっていた。
もう何年も誰も住んでないみたい。
エヴァちゃんも……いないんだ……
不死だから、ちょっと期待してたけど……
でもよく考えたら、あの麻帆良学園がほとんど廃墟みたいになってたし……
そんなとこ、エヴァちゃんも住んでいたくなんてないよね……
雨が降り始める。
ずぶ濡れだね……
私にとっての思い出の場所は、何一つ残っていない。
途方に暮れて歩いていると、女の人が声を掛けてきた。
ずぶ濡れで傘もささずに往来の真ん中に居れば目にも留まるわね。
心配されたけど、今はこれくらいがちょうどいい。
では何をしていたのですかと聞かれたから、人を探してますって言ってやった。
その人は少し考えた後、ならウィキメディアをお使いになられたらどうですかと言ってきた。
ウィキメディア?
ネット上のフリーの百科事典の事らしい。
そしてそこの公衆電話からも無料でネットが使えると教えてくれた。
アナタの探し人もきっとそこに載っていますよ、と――
私はその人にお礼を言ってすぐに公衆電話まで走った。
言われた通り、電話BOXでネットデータの閲覧が出来た。
ネギのデータは、あった。
ネギ・スプリングフィールド――
初代国際太陽系開発機構事務局長――
偉大なる魔法使い――
そっか……マギステルマギになったんだ。
凄いじゃん、ネギ。
でも、行方不明。
手がかりはまた途絶えてしまう。
どこにいるのよ、ネギ。
なら、他のみんなは?
そう思い電話のリストを見る。
近衛はどうだろう。
学園長やってたし、関西呪術協会の会長もしてたから、もしかしたら残ってるかもしれない。
でもリストには載ってなかった。
……リストに載ってないってだけよね。うん、きっと。
そうに決まってるわよ。
ならいいんちょは?
いいんちょならきっと……
……
……お願い。
あった!!
あったよ、いいんちょ。
リストに書かれていた住所を頼りに目的の建物に到着した。
予想道理の大きな建物。
ちょうど警備の人がいたので聞いてみる。
「あ、あの……家の人に、会えませんか? わたし、どうしても会いたい人がいるんです」
「ううむ。でも雪広先生は公人だからね。特別なアポが無いと会えないんだよ」
「で、でも……あのっ」
「ごめんね、私も仕事だから。悪いね」
「そんな……」
断られちゃった……
無理をして迷惑をかけるわけにもいかないし。
じゃあどうしたらいいのよ……誰か……
「ネギさんを探してますの?」
え?
振り返ってみれば、どこか懐かしさを覚える子供が立っていた。
いいんちょ?
いいんちょのひいひいひい孫……うん、なんて言うんだっけ。
彼女に連れられて来た所は、見晴らしのいい小高い丘にある……墓地だった。
そして彼女が導く先にあったお墓には……
ネギ・スプリングフィールド――
2065年に――
死亡――
そんな残酷な文字が刻まれていた。
え?
うそ……でしょ?
エヴァちゃんと同じ身体になったから死ねないって……
私が起きるまで待ってるって……
言ってたじゃない!
「ひいひいひいおばあさまには、大切な方がいたそうです。
その方に会うまで長生きするのと毎日のように言っていたと。
会えばきっと驚くと、子供のような顔で笑っていたと聞いてます。
ですが、115歳で亡くなったと……」
「115歳!?」
長生きすぎない!?
いいんちょ頑張ったわね……
「はい、たいへんお元気な方だったそうです。
それでは、時間もありますので、ここで失礼いたします。
お気をつけて……」
そう言って彼女は帰って行った。
でも、いいんちょ……
これから私、どうしたらいいかな?
もう手がかりなんて……
タイムカプセル!
ずっと昔、私といいんちょがまだ子供だった頃に一緒に埋めたタイムカプセル。
私が眠りにつく前に、思い出にと掘り出した。
いいんちょならきっと、目覚めた私のために……
あった。
あの時と同じクッキーの缶。
いいんちょ、同じ缶を使わなくたっていいじゃない。
開けてみれば、そこには沢山の写真があった。
中学時代に撮った写真。
修学旅行に文化祭に体育祭。
クリスマスにお正月、バレンタイン。
みんなが集まるたびに撮った写真。
懐かしいな。
眠っていた私にはついこの間のことなのに、本当に懐かしい。
あれ? こっちの写真は知らない。
私が眠りについてから五年後……そんな写真まで入れたの?
木乃香に刹那さん、運動部四人組にチア三人組。
パルに朝倉、夏美ちゃんに五月さん。
みんなの顔がそこにあった。
みんな……元気にやってるんだね。
そして大人の姿をしたネギの写真を見つける。
「ねぇネギ?
なんで居ないのよ? 私が起きるまで待ってるって言ったじゃない。
なんで……先に死んじゃったのよ」
写真に触れる。
そこに行きたい。
今すぐ会いたい。
でも、それはただの写真。
ずっと、ずっとずっと昔の……写真。
ネギ……
『もうすぐ2090年……アスナさん。私ですわ、雪広あやかです』
え? いいんちょの声。
手紙の録音機能……
『私ももうおばあちゃん。かつての友人たちもあらかたいなくなってしまいました。
今ではあなたが驚く顔を見るのが生き甲斐なんですのよ』
いいんちょ……確か115歳で亡くなったって……2104年?
私が起きる筈だった年。
『できれば、あなたと最後に一目お会いしたいですわ。
ねえ……アスナさん……』
そっか……いいんちょ、ずっと……ずっとずっと待っていてくれたんだ。
待ってて……くれたんだ……
でも、ゴメン……
私、寝坊しちゃってさ……
驚かそうと思っていてくれたのに……
いいんちょ……
ゴメン……
ゴメンナサイ……
「もう、みんなダレもいないんだね」
いいんちょも、ネギも……
このかも、刹那さんも……
みんな、みんな……
なんで私、起きちゃったんだろ?
私なんかが起きても、これじゃあ意味ないじゃん。
こんなんだったら、私が消えちゃえば良かったよ。
消えちゃえば……良かったのに……
消えれば……
「会いたいよ……もう一度みんなに、会いたい……」
こんな寂しい思いするなら……
会いたいよ……
……寂しいよ……
みんな……
「まったく……この寝坊助が!
まさか30年も寝坊するとは思ってなかったぞ明日菜」
「へ?」
聞き慣れない台詞で……
そして……
なにより……
一番聞きたかった声で……
まさかと思い……振り返れば……
待ち望んだアイツがそこに立っていた。
「しかもあちこち移動しやがって、スイと雪広の嬢ちゃんが連絡くれなかったら分からなかったぞホント」
な、なんで?
「でもま、待ってたかいはあったかな? お前のそんな顔が見れたしよ」
だって、死んだって……
「おいおいいつまで呆けてんだ?
あんまり時間が無いんだから、さっさと行くぞ」
「ネギ!」
「っておい……」
ネギだよ、ネギだよぉ……
飛びついて抱き付いて抱きしめて。
温もりを確かめる。
本物だ……本物のネギだぁ。
「ふう……明日菜、お勤めごくろうさま」
「うん、ネギ……大好き!」
「ってうぉわ!?」
「で、いつまでそんなバカをやっているネ?」
「ゴメンナサイ……」
再会の喜びでつい押し倒してキスまでしてしまいました。
止めてもらえなかったら多分あと一時間はキスの嵐だったと思う。
ちょっと自制が効かなかったわ。
すごい恥ずかしい……
「悪いな超。さすがに俺も驚いてな」
そう、超鈴音。
彼女が今、私達の目の前にいるのよ。
なんでもネギの依頼で別の並行世界から飛んできてもらったとかなんとか。
ほんとムチャクチャするわね。
「まったく、頑張って依頼の品を作って持って来てみれば、イチャイチャしてるところでも見せたかたカ?」
「そんなわけじゃないって」
「いまいち信用できないのダガ?」
「マジだって信じてくれよ超」
「はっきり言うがこっちのネギ先生はあんまり信用無いと思うヨ。
一体全体なにネこの世界は!? ネギ先生の子孫が千人以上いるとか異常ネ」
はい?
「そんなに居るのか。もうちょっと少ないと思ってたよハッハッハッ」
「ちょっと!?
子孫が千人以上ってどういうことよ? 130年程度でそこまで増えるわけないじゃない!」
「それは普通ならネ。実際ワタシも驚いたヨ。
この世界のネギ先生にはそれは沢山の奥さんがいたらしいネ。
もちろん子供もそれなりの人数が居たそうネ。
そしてその子供たちが結婚し子供を作る。もちろん生まれてくる子の数は一人とは限らないネ。
おかげで今の時代でめでたく千人突破。この世界の家系図がどうなっているのか見てみたいモノネ。
本当にすさまじい事をしたヨ、ネギ先生」
「ちょっ!? なによソレ?」
まさかみんなと結婚したとか言わないでしょうね?
「……した」
え?
「さっき写真見てただろ?
あれ、よく見てみるとほとんどの子の左手の薬指に指輪がある筈だから」
マジ? ちょっと確認。
うわぁ……ほんとだ。
このかも刹那さんも、いいんちょも茶々丸さんも、左手が見えてる人にはみんな指輪がある。
「もちろんネギ先生以外の人と結婚した人もいるヨ。
でもそれでも十分に多すぎるネ」
は、ははは……
「ねぇ……ネギ……」
「な、なんだ明日菜?」
「私が百何年も眠ってる間にあんたはなかなか楽しい事をしていたみたいね」
「いやその!」
「一回、マジで死んでみる?」
というか死ね!
「ぎゃああああああああああああああああああ!!!」
「まったくアンタって奴は」
「だからスマンって、何度も謝ってるだろ?」
まったくさ……再会はもっとしんみりするもんだと思ってたのに。
完全にギャグになっちゃったじゃない。
超さんが何かの準備をするまで少し時間があるということで、しばらく麻帆良川の土手でネギと会話をすることになった。
まるであの別れの日のように。
「あのさ……みんなは……幸せだった?」
ネギのお嫁さんになったっていうなら、最期くらいちゃんと看取ってるんでしょ?
「そりゃあな、当然だろ」
そっか、ならいいや。
もうこの事では何も言わない。
幸せだったんなら、いいよね。
「でもさ、なんであんたのお墓なんてあったのよ?」
生きてるなら作ってもしょうがないじゃない。
「俺は公では普通の人間だったからな。
お墓を作って死んだ事にしてあったんだよ」
ああなるほどね。
普通の人間は130年も生きてられないもん。
「そういえば私が眠る前に聞いてたけど、ナギさんはどうしたの?」
「助け出したよ。
みんなの力も借りたけど、無事にね」
「そっか……」
なんだ……ハーレムとか聞いて心配したけど。
こいつはこいつでちゃんとやりとげたんだ。
「頑張ったね、ネギ」
「言っただろ楽勝だって。
お前に会えるなら、どんなになったて頑張れるからな」
「……ゴメンね、寝坊しちゃって。
いいんちょだって、待っていてくれたのに」
「それに関してはアイツも謝ってた。
待っていてあげられなくてゴメンナサイって……
驚く顔が見たかったって、最後の最後まで散々言われたよ」
「そっか……」
「泣くなよ、アイツは一番それを気にしてたんだからな」
「……うん、うん!」
「やっぱり、変わらないなお前は……あの日のまんまだ。
黄昏の姫巫女じゃなく、神楽坂明日菜のままだ」
「ネギ……」
優しく頭を撫でてくれる。
いつか、ナギにこうしてもらったときのように……
まったくさ……
この百数十年で格好良くなりすぎじゃない?
……
そのさ……
あんたさえ良ければさ……
「私と……」
「ダ~メ」
って私まだ言って!?
「生憎とそれを言ってもらうのは俺じゃない。
だから、もう少し取っておけ、な?」
……どういう事?
「準備が完了したネ。
さあ明日菜サン、行くヨ」
「さ、行くぞ!」
「え? どこに?」
「みんなが待つ麻帆良学園にヨ」
「ちょちょちょちょちょっと、どういう事よ超さん!?」
訳の分からない魔法陣の上に立たされて。
説明だと長距離の移動の補助とかなんとか。
でも、麻帆良に行くって……
しかもみんなが待つってどういうことよ?
「どういう事って、ここに居たって明日菜さんはどうしようもないから、過去の麻帆良へ送り返すだけネ。
ささ、動かない動かない」
「頑張った奴はそれなりに報われなきゃいけないんだよ。
だから、ご褒美にあの世界に帰してやるって事だ」
「まったく、最初ソレをネギ先生から聞いた時は驚いたヨ。
おかげで次元跳躍並行世界往還装置『渡界機』を開発することになたネ。
本当に開発大変だたヨ」
「開発の方はちゃんと俺も手伝っただろうが」
「確かにネ。
というか基礎から開発データまで必要なモノは全部そろってるとは思わなかたヨ。
もしかしなくても送り返すのは決定事項だたカ?」
「そりゃ当然な。
だから無理言って嫁さんにも頼み込んだんだからな」
「……またく、本当にやりにくいネギ先生もいたものヨ。
人は変れば変るモノネ、あの純粋だたネギ先生はいったい何処に行ってしまったヨ」
「もう散々に言われ慣れた台詞だなソレ。
そういうわけだ、明日菜」
え、で、でも……
「それじゃああんたはどうするの、ネギ?」
「超……準備スタートしておいてくれ」
「了解ネ」
ネギが私の傍までやって来る。
そして優しく私の頭を撫でた。
「……俺のやるべき事は終わったんだよ、明日菜。
お前と約束したように親父も助け出した。
魔法世界も、魔界もあと数百年単位で維持できるようにした。
あとは後を継いでくれる者たちがなんとかするだろう」
そっか、魔法世界だけじゃなくて、魔界も……
本当にすごいよ……ネギ。
「みんなも見送ったし、教えられることは全部教えた」
うん……うん……
「あと残っていたのが……お前を送り返すことなんだ」
でも!
「だ、だからじゃあアンタはこの後どうするのよ!?」
私みたいに一人になるつもりなの?
そうだったら私……
「この後は無いよ、明日菜」
……
え?
ネギの体が、透けて……
「俺はすでに死んでるのさ。
とっくの昔にさ……
あの墓石に刻まれていたあの日に……
魔力で無理やりに維持してるだけで、もうボロボロなんだよ」
「う、そ……」
「生憎と本当の事だ。
実を言うとお前が目覚めるのを待つのだってギリギリだったんだぞ?
スイに頼んで魔力を保管してもらってなければとっくに消滅してた。
まったく……本当に30年も寝坊するなんてなぁ」
なら、なんで……
「でも良かった。
なんとか、明日菜にまた会えた」
なんでそんなに笑っているのよ……
「だから言ったろ。
俺はやるべき事をやったって。
満足してんだよ。
俺はここまでやれたんだって……
なにせ、俺はちゃんと、お前を幸せに出来たんだから」
そう言ってネギは、私に一枚の写真を見せた。
そこには……
「私?」
いる筈のない、私が写っていた。
大人の姿で、赤ん坊を抱いている。
隣にはネギが居て……
「だから送り返すんだ。
お前にも、同じじゃないかもしれないけど、こんな幸せがあるのだから」
……そっか。
だからアンタは私の告白を断ったのね。
ここで言わずに、あっちに行ってから言えって。
ねえ? 言っていいの?
向うで、もしかしたらネギは他の子を好きかもしれないんだよ?
「未来は白紙だ、同じになるとは限らない。
なら、お前の好きにしな!
お前が望むように幸せを作りな!
こんな……自分を愛せなかった俺が……
こんなにも幸せになれたのだから!!
なあ、明日菜」
うん、そうだね。
私、頑張ってみるよ。
だからさ……
「ありがとう、ネギ……」
泣いてお別れはしたくないよね……
でもゴメンね。
涙が……止まらないよ……
「ホント、会わないうちに泣き虫になったよな、お前は」
……うう……ゴメンね……ネギ……
「いつまでも泣いていると、向うのみんなが心配するぞ?」
「わ、分かってるけど……さ……」
もう……目を開けている事すらできない。
「なに、心配するな。
すぐに会える。目をつぶって数秒数えれば、そこにちゃんと俺がいるから」
ネギ……
「まだまだ未熟で、自分の事すら分かっていない半人前だけど、な」
ネギ……!
「じゃあ、またな明日菜。
君の人生に、最上の幸せがあらん事を……」
「ネギ!!」
そうして私は光に飲まれた。
目を開けば、確かにネギがいた。
子供の姿で……
なんで私が居るのか分かってないって顔して……
涙でぐしゃぐしゃにして……
そういえば、言い忘れちゃったね。
ただいま、ネギ。
――ああ。
――おかえり、明日菜。
というわけでねつ造未来編。
ハーレムを築いたネギと再会した明日菜が過去に戻ってネギのハーレムを生み出す。
という鶏が先か卵が先かというなんともパラレルな内容だったりします。
ちなみにこの超が明日菜と共に過去へ戻ってハーレム入りをします。
だから内容では一切奥さんになった超に触れていません。
このネギ確信犯ですw
あと娘の明日香の絵を描いてみました。
【挿絵表示】
さて、次回の更新は目安で一週間後です。
早めに投稿できればしますということで、頑張りますです。
では読了感謝です。