前話で爆導索装備した1日後にリロード時間のナーフ食らっててウケる
殺人飛行を終え、風邪ひいた翌日の体力がカスになった病み上がりのような体調のジンメル。出撃しようにも寸前でCOMにドクターストップをかけられ、強制的にACのコクピットをロックされてしまった。これではシミュレーションもできない。
「困ったな、何もすることが無い。」
せいぜいアセンを見直すかペイント、デカール作成くらいしかやれる事が無いのだ。アセンも変にいじる必要は特に無いと思ってるしペイントも同じくそのままがいい。デカールは…今はいいや。やる気がない。
『話は聞いていました。暇なのですね?』
「そうなんよ、暇で暇で仕方がない。」
『残念ですが、私もです。レイヴンも今は出撃しているので今日は何もできません。』
「じゃあなんで聞いてきたん?」
『今やる事がないからです。オペレーターをするにもレイヴンは何でも知っているので教える情報もありません。』
『独立傭兵ジンメル、あなたの休日を歓迎します。』
「うわでた。」
会話に混ざり込んでくる暇人3号オールマインド。
『惑星封鎖機構が強く動き出し、星外の企業は様子見をしています。なので独立傭兵は今の所あまり必要とされず、差し当ってオールマインドも現在は計か…エンブレム作りしかやる事がありません。遊びましょう。』
「いいけど…あ、エンブレムってどんなの?見してよ。」
『いいでしょう。特別に先行していくつかプレゼントいたします。』
すぐさまプリントアウトされたものが届く。オールマインドのロゴに金、銀、銅の三色ある。
金は
「貰った所悪いんだけど使い道は?」
『随分と自己主張の激しいデザインですね。』
『もちろんサイズを大きくしてACに直接貼るのがベストでしょう。ガレージにポスターとして飾るのも良いですね。銀は敵勢力への威圧に、金は己の実力を知らしめれます。』
「銅は?」
『弾薬費を種類ごとに100万COAM使用で貰えます。今あげたそれはプラズマをよく使用する傾向のある傭兵に送られます。』
「よくある収集要素ってことね。」
弾薬費気にならん富豪とシンプルに強いレイヴンとかフロイトぐらいしかコンプ出来なさそう。
『ちなみにジンメルは銅の
『レイヴンなら全て達成してそうですね。』
「人生何周すれば全部貰えるんだ?」
そこまで闘争に身を置きたくないし求めてもいないので集めるのは諦めるとしよう。
『ちなみに、達成するとステッカーだけではなく盾も貰えます。ぜひ奮ってご参加ください。』
盾もあるのね。金とかどうやって取れるんだよ。無傷武器無しとかドーザーでもやらないぞ?近接武器持ったとしても限界あるし。
『…はい……はい、分かりました。ジンメル、レイヴンが暫く戻って来れなくなりました。』
「どうした?」
『いえ、大した問題でもなく、連続して依頼が続いたというだけです。』*1
「そうか、あまり無理はするなと伝えておいてくれ。」
『了解しました。それでは。』
この後エアより伝言を聞かされたレイヴンはいつもよりスウィンバーン撃破タイムが縮まったらしい。*2これにはルビコンニンジャも笑顔でハイクを詠んだそうな。
エアがいなくなり、またまた暇に。時間はまだ昼を回った頃だし、ずっと寝ているのも腐ってしまいそうで嫌だ。何もしてないから腹も減らん。
『独立傭兵ジンメル、あなたに折り入って頼み事があります。』
『オールマインドが日々人体感覚の拡張について
研鑽をしているのはご存知でしょう。』
「日々研鑽してるかは知らんがまぁ、うん。」
『そこでアリーナ上位に位置するあなたにアセンブル、および武器の使用感の知恵を貸して頂きたいのです。』
「それならもっと上のやつに聞けば?ブランチのキングとか解放戦線のドルマヤンとかさ。」
『確かにアリーナのトップに足り得る実力者たちです。しかし彼らにコンタクトしようにも全て蹴られてしまいました。』
『所詮私は使い捨ての機能に過ぎないのですね。』
急に自分を卑下しだした。なんなんだコイツ。
『ともかく、参考までに2つACのデータをご覧下さい。』
「えーと、ルビコニアンと企業?」
それぞれ混成パーツで組まれており、エルカノ、BAWS、RaDのルビコニアン。ベイラムとアーキバスの企業。どっちも見た目からしてヤバそうな匂いがする。まずはルビコニアンから見ていこう。
キモ…胴体のFIRMEZAのせいで見た目が台無し。他はゴツくまとまっていて良いのにどうして…
武器もその腕に持たせるべきじゃないと思う。反動制御が強いのに単発のショットガンはミスマッチだし、FCSもショボイから追従性能が低い。上昇推力しか良さがない。
次に企業。
つーか高機動型なのにVP-20Dって…あ、他だと出力足りないのか。*3
センスがねぇ。とりあえず文にしてオールマインドに送る。
「センスがない。」
『…この機体たちを貶すのはまぁいいでしょう。所詮は有形無形の考えたデザイン…ですが、何よりもセンス無しと吐き捨てるジンメル…この私を苛立たせる…!』
あ、怒っちゃった。知恵くれって言ったのお前だろ。
『あ゙や゙ま゙っ゙でぐだざい゙!゙
…ンッフフ、いかんな、笑っては失礼だ。素直に謝るとしよう。
「少し言い過ぎた、すまなかった。」
『ふーんだ、いいもんね、絶対KRSV使わせてあげないもん。』
『あーあ、全く羨ましいですよ、センスある人は。』
今度は拗ねた。EN出力足んなくなるからKRSVいらないし。…面倒くさくなってきた。もう無視して寝ようかな?
『まだ私のターンは終わっていません。こら、ベッドに行かないでください。』
「まだあるのか?」
『ここまで来たら秘蔵のアレを出して見返してやります。』
そう言いデータがくる。MIND γ…フレームはオールマインド製で統一、脚が逆関節で頭もアルファではない。
マシンガンに盾、あぁやっぱりKRSVは持つのね。肩のこれは…オービット?自機追従型のタレットみたいな物か。あいつらと比べると悪くは無い。が、盾構えるとマシンガンが使えないしKRSV重いから速度も普通。でも蹴りは重たい分強いか。
「まぁ、ありじゃないか?充分戦えると思う。」
『ふふん、当然です。設計者はこのオールマインドなのですから。』
じゃあさっきのバカアセンどもはなんだったんだよ。自社製パーツだけ本気出すとかそういうことか?
あとさっきからコロコロ感情が変わってAIか疑うレベルになってきた。おもしれーやつ。シンギュラリティ起こってんじゃないか?
あ、レイヴンからメッセージと動画が送られてきた。RaDの花火大会行ってきた?…いやグリッドが大爆発しているんですが…これを花火と言い張るか。よくわかんないからミシガンのスタンプ送ったろ。*4
『誰と話しているのですか、まだ終わってませんよ。』
「秘蔵のデータ出したんだしもういいだろ。」
『いえ、もう火が着きました。完膚無きまでに叩きのめしてあげます。』
「え、ここに来て暴力?」
普通にACデータだった。…HAL-826?随分と無機質な名前だな。
見たこと無い機体だ。真紅のボディにコアパーツが後ろにも横にも広い特徴的な形をしている。よく見るとルビコン技研のロゴが胸に入っている。とするとこれもコーラルを使って動くのだろうか。
「すげーなコレ、どっから入手した?」
『ん?…あれ、あああああ!』
「どうした?ウイルス入れられた?」
『間違えて秘密中の秘密を出してしまいました早く忘れてください!』
「ははーん、さてはポンコツちゃんだな?」
『うぅ…もうなんとでも言って下さい…』
自爆して秘匿情報流出させるとかかわいいじゃんね。
こんなAC見た目のインパクトが強くて忘れたくても忘れられないよ。
『はぁ…もういいです。しょうがないから今日はおしまいにしてあげますよ。ではまた。』
勝手にやらかした挙句なんか俺に非があるような言い方して引っ込んでいきやがった。てかさっきからレイヴンからの通知音がうるさい。そんなにミシガンが気に入ったか?
どうやらACに乗っている間は音声付きスタンプとか自動再生されるみたいで、爆音で鳴ったからビックリして危うくアイスワームに轢かれかけたらしい。なんでそんな奴と出くわしてる間に呑気に動画送ってきてんだよ。謝罪するスネイルのやつでも送っておこう。*5
あ、そうだ、さっきの赤い技研AC、見たことあるか聞いてみよ。しっかりスクショしたからそれも送る。
返ってきた。え、全部持ってる?…うわ、ホントだ。あんだけ秘密にしてたオールマインドが可哀想。ドンマイ。
唐突な次回予告___
RaDの頭目、シンダー・カーラより化物討伐に必要なレールキャノンを盗んだ犯人を始末するという依頼を受けてレイヴンとジンメルはグリッドに降り立つ。
多数のMTを配置し、待ち構えていたのは、ドーザー最大勢力、ジャンカー・コヨーテスのリーダーであるオーネスト・ブルートゥ。
「カーラのご友人のご友人…それはつまり私のご友人でもあるということ。もちろん歓迎いたしますよ…♡」
敵のくせに妙にこちらを受け入れるような態度を取り、支離滅裂だが丁寧に語りかけてくるブルートゥ。
「嗚呼、待ち遠しいですね…ミルクトゥース…トゥーシューズの準備をしなくては…」
『なんだか気分が悪くなってきました。』
突如として原因不明の何か(笑)で引っ込み、機能しなくなるエア。レイヴンもあまり体調が優れない(笑)ようで、彼の討伐を託されたのはジンメルただ一人。
「おや、パーティの参加者は貴方のみでしたか、ですが、拒みはしませんよ。さぁ、2人で素敵なワルツを踊りましょう…!」
正直帰りたいジンメル、だが舞踏会の幕は既に上がった。逃げる事は観客(3名)が許さない。(特にカーラ)
次回、ステップはテン
来週も見てくれよな!いくぜ、フラグメント!アサルトアーマーだ!
なにこれ?