fAよりもEN管理がシビアでOBの持続数秒だし、PA展開禁止のミッションは油断すれば即死するけど、目標破壊や特殊な敵MT他の掃討とかが多くて対ACが少なめなのが明確に’’過去作やってる’’って感じがしてめっちゃ楽しい。
ハードオールSに向けてアンジェさんBU-TT/A切ったりウルスラグナとっついたりして金策してます。
アイスワーム討伐前のブリーフィングにて、アーキバスとRaDが2枚のシールドを破る術を発表。大まかな流れを立て、後は誰が作戦に赴くかを決めている。先に遠巻きに見物しようとしたイグアスがミシガンによって参加が決定した。
「狙撃なら任せてくれ、自信がある。」
「では現場監督を私が執りましょう。寄せ集めには統率が必要です。」
「弾幕要員が一人欲しいね、よし、ウチからはジンメルを出そう。」
「壁越えの時に戦友と共にいた独立傭兵か、後は誰がスタンニードルランチャーを当てるかだが…」
「そんなもの最初から決まっている。話は聞いていたな!G13!愉快な遠足の始まりだ!」
狙撃係は率先してV.Ⅳラスティが、アーキバスからは普段と変わらず偉そうにスネイル自らが出撃、RaDからはこの事を何一つ聞かされていない独立傭兵ジンメルが抜擢された。
そして再度ミシガンよりラッキーナンバーをいつまでも保有している幸運なG13レイヴンを指名し、役者は揃った。
「なぁーんでこんな事になってしまうかねぇ…」
「上手かっただろ?私の演技は。サプライズとしてはもう少し遊びが欲しかったけどね。」
「ルビコンにゃ俳優業なんぞないんだがな。」
「ま、もう時すでに遅しってやつさ。精々轢かれないように頼むよ、弾幕担当さん?」
「はいはい。」
輸送ヘリに揺られながらカーラに愚痴をこぼす。それもそのはず、朝一番にカーラより着信があり、出るやいなや切羽詰まった様子で火急の用だと呼び出され、とにかく特急で迎えをよこすから来いとヘリに乗ったらこのザマである。
「もうすぐ到着だ、ビジター。」
「了解だ、チャティ。」
「まさかチャティにオペレーターを取られるとはね。我が子の成長を見ているようで嬉しいよ。」
「俺はボスに作られたからな。ボスがそう思うのは当然だ。」
オペレーターを務めるのは、本来の流れなら作戦に参加するはずだったチャティ・スティック。今回は自身がAIなのをフル活用してサポートに専念する。
「作戦地点に到達。降下を開始する。」
ヘリの後部ハッチが開く。
「滅多にないミッションだ。楽しんでおいで。」
「友軍識別タグは付けておいた。幸運を祈る。」
降下開始。現地では先にレイヴン達が待っている。
「遅い。作戦開始の20分前には到着しておくものだと教わらなかったのですか?全くこれだから独立傭兵は…」
「ブツブツうるせぇぞ木っ端役人が!」
「すまないね、ギリギリまで寝ていたい派なんだ。」
「皆ミシガンが怒る前にさっさと黙って。」
『準備は出来たな、威勢のいい鉄くずども。これよりベイラムとアーキバスの合意に基づき、混成AC部隊による作戦行動を開始する!』
『始めるぞ、命知らずども!』
ミシガンの号令がかかると共に各々駆け出して行く。
『地中から反応あり、3秒後ビジターから見て右に90°の地点に出現。注意しろ。』
「了解。」
アラートが鳴り響き、地中の抵抗をものともしない勢いでアイスワームが飛び出てくる。
『G13!アーキバスが大金を贅沢につぎ込んで完成させた新兵器を顔面に叩き込んでやれ!』
アイスワームが頭を横にもたげた動作を見逃さず初撃から命中させるレイヴン。
『流石だ戦友。シールド消失を確認、レールキャノン発射シークエンスに入る。』
『EMLモジュール接続、エネルギータービン開放、出力80%、照準補正よし、90…95…』
『外しはしない。』
垂直に飛び出して頭部を晒したその瞬間を捉え、ここでは目視出来ない遠方から極太の光線が貫く。一拍置いてコーラルとシールドが弾け飛び、地に伏せる。
『今だ!頭部に直接攻撃をぶつけてやれ!』
今こそ火力支援担当の面目躍如を果たす時、顔面に拡散バズーカを、連鎖爆発するオールマインド謹製のバズーカにオーバーヒートするまで放たれるガトリング。許容ダメージ限界を迎えたのか、アイスワームが真紅の爆発を起こす。
「あの野郎…決めやがった…」
「当然です。この程度、当ててもらわなくては困ります。」
「これだけ当ててもまだ元気とは、骨が折れそうだ。」
逃げるように潜航すると一度遠くに出てから子機をばら撒きだし、ターゲットアシストを阻害してくる。
『ビジター、目標が子機を多数展開した。迎撃してくれ。』
『言っておくが、ガトリングのクールダウンがまだ終わってないよ。』
一人突っ込むレイヴンのアサルトブーストを邪魔をさせないようイグアスにスネイル、ジンメルが対処に当たる。
全て潰し終えるよりも早くアイスワームの2度目の頭出しに吸い込まれるように再度ヒット。
『随分と早いな、戦友。こちらも素早く当てるとしよう。』
『エネルギーチャージ開始、冷却装置稼働、弾道補正よし。出力充填完了。』
『巻き込まれるなよ。』
もう一度極光がアイスワームを貫通する。プライマリシールドが赤い光と共に砕け散る。
『今だよビジター!』
「任せろっ。」
「いや、その必要は無いよ。」
「レイヴン!?」
ジンメルより先に駆け付け、停止している頭の破砕機目掛けてパイルバンカーをチャージし、炸薬を点火させ杭を放つ。喰らったアイスワームはその身体からコーラルを迸らせながら堪らず地に潜る。火力担当いる?
『200m先で反応を検知した。』
『追い詰めてやりなビジター!』
飛び出したアイスワームを追いかける。しかし様子がおかしい。出現したと思えば直立した体勢のまま頭部からコーラルが色濃く見える程にバチバチ閃光を走らせている。
『まずい、今すぐ退避しな!』
反射的に背を向けて逃げだす。その時衝撃がフラグメントを揺らす。
「っあ!?…スネイル…!」
「傭兵もたまには役に立つ。あぁ、勇敢に立ち向かったそれは評価しておこう。」
『ビジター!』
一緒に近づいていた速度が遅い重量二脚を駆るスネイルがジンメルを足場にするようにして踏み蹴り、再加速を得る。
全体重が勢いをつけて蹴ってきたことで体勢が崩れ、コントロールに操作を費やして超広範囲のコーラル版疑似アサルトアーマーを喰らってしまう。
「ぐぅっ…っ!」
大破はしなかったが、ジンメルの体をコーラルが駆け回る。あまりの痛みに目を瞑り歯を食いしばる。
『何をしている、V.Ⅱスネイル!そこの痺れてる傭兵に迎えの救急担架を寄越すつもりか!』
「後で殺すよりも辛い苦しみを…!」
『手伝います。レイヴン。』
『ACはリペアを使えば問題はない。ビジター、動けるか?』
「まだまだ、まだまだ俺は落ちねぇぞ!」
鈍った思考の中どうにかリペアを一つ使用し、立て直す。
『悪いが、一息ついてる暇は無いよ!奴さんの攻撃が激化している。』
アイスワームから地を跳ねるようなコーラルの波状攻撃が襲い来る。停止していたのでENは満タン、空に逃げることで回避。
『シールドが剥がれるまであと1回です、レイヴン。その前にスネイルをどうにかしましょう。』
「シールドの耐久力も上がっているのか!」
もう一度レイヴンがスタンニードルランチャーを当てるまで上手く躱し続けなければいけない。
アイスワームが横薙ぎに動き、質量の暴力を以て巻き込まんとしてくる。
「あーまちがえたー。」
「くっ、駄犬が何を…!?」
レイヴンがスネイルを明らか操作ミスとは思えない精度でキックし、この作戦において初の轢かれた被害者が出た。これも大層な名誉だな、勲章をくれてやろう!
スタッガーを引き起こし、APが6割を切り、リペアを使うかどうかほんの少し迷ったスネイル。その機体に重なるようにコーラルの誘導弾が殺到。
「どこまでも苛つかせるカビの生えた駄犬め…!」
実弾にEN、爆発と全属性の防御に秀でた堅牢なVEシリーズで揃えたオープンフェイスでもコーラル属性の直撃は耐えられず、敵味方の即席連携ピタゴラスイッチであえなくスネイルが離脱。
『他を蹴落とす愚か者に粛清を下すとは、良くやったG13!』
「へっ、ざまぁねぇぜ。それだから木っ端なんだよ。」
「ふぅ、スッキリした。」
『一連の流れを撮影しておきました。後ほどネットワークにGIF加工をして流しておきます。』
『仮にも企業のNo.2だというのに笑っちまうくらい人望がないねぇ。』
「だから陰険メガネって呼ばれてるんだよな。」
陰険メガネスネイルが燃える鉄ゴミ化したところで、レイヴンが流れ作業的にシールドを剥がす。
『待っていたぞ、その時を!』
『EMLモジュール全点接続、エネルギータービン全開、出力80…90…』
『緊急弁全閉鎖、リミッター解除…!100…110…115……レールキャノン最大出力!』
『これで決める…!』
暗い空が突如として昼間になったと錯覚するかの如く1回目、2回目とは比べ物にならない光量と衝撃がアイスワームに降り注ぐ。
『セカンダリシールドの消失を確認。ここを逃せば次は無いぞビジター。確実に仕留めてくれ。』
『傍観者に任命した覚えは無いぞ、G5!』
『今です、レイヴン!』
圧倒的直撃補正を持つバズーカが、超弾速を誇るリニアライフルが、全てを破壊するBASHOパイルバンカーが、弱点にフルヒット。
『爆発するぞ、離れろ!』
血のようにコーラルを撒き散らして天に蠢いていくアイスワーム。一際大きな爆発を起こしたかと思えばその動作を停止した。
『化け物退治は終わりだ、向こう見ずども。勲章が欲しければ俺の所に来い!』
『良くやったビジター。ボスも喜んでいるぞ。』
ベイラムが主導を取る形でアイスワームが撃破され、その裏でアーキバスは封鎖機構の拠点並びに強襲艦やHCなどの兵器を鹵獲に成功。 集中して深刻な打撃を受けた封鎖機構は残存する施設の強制執行システム、自動兵器らに任せ撤退。よって、ルビコンにおける土着組織と企業間、三すくみのパワーバランスは大きくアーキバスに傾いた。
だが、この惑星の判決の日も近づいている。焦り功を急ぐ者、そうでない者も皆等しく順に死神が枕元に現れるだろう。
爆導索とウォルターの出番無し。すまぬウォルター。