不明なユニットが生成されました   作:五足歩行

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私はやったんだああああああああ!!!
ヒャハハハハハハァーッ!!!


【挿絵表示】


という訳で続き。

ちなみに達成寸前で1回データ吹っ飛んで初めからやり直してます。


お前にも…友じ…誰だそいつは

V.IXになってから暫く経つが、大分ここにも慣れてきた。

 

食堂で大して美味しくないランチプレートを受け取り、席を探しているとペイターさんを見つける。

 

 

「お疲れっす、ペイターさん。隣いいですか?」

 

「おお、ジンメルか。いいぞ。丁度暇していた所だ。」

 

この人もいい人ではあるんだけどな…

 

「最近の活躍、素晴らしいじゃないか。私もうかうかしては居られないな。まずはV.Ⅶからか…」

 

「午後からも仕事あるんでしょ?さっさと食っちゃいましょ。」

 

相変わらず昇進欲がスゴい。てかさっきから全然箸進んでねぇな。不味いのはわかるけども。

 

「あっ、そういえば時間が無いことを思い出した。ジンメル、残りは食べていいぞ!」

 

「俺をダシに逃げないでください!」

 

 

結局ほぼ2人前を食べました。これから出撃あるってのにあいつマジ覚えてろよ…

 

 

フラフラしながら格納庫に行く。

 

 

「遅いぞ、…どうした?」

 

 

「すんませんオキーフさん…飯が多くて不味くて…おぇ。」

 

 

「次回からレーションでも食えばいい、行くぞ。」

 

 

「あい…」

 

 

 


 

 

俺たちは解放戦線の補給基地を奇襲し、鹵獲する作戦に出ている。

 

 

「俺は上、お前は下から攻めろ。行けるな?」

 

「はい、そのつもりです。」*1

 

「じゃ、行こうか。」

 

 

オキーフさんは四脚を展開してコンテナミサイルを発射する。

俺はアサルトブーストを吹かして一気に接近。

 

 

「敵性反応!」

 

「今こそ我らの底力を見せてやれ!灰被りて我らあり!」

 

 

「傭兵時代ン時から気になってたんだけどさ、それって意味ある?」

 

「無駄に耳を傾けるなジンメル、所詮は先の時代の警句。形骸化したそれを唱えたところで現状が代わりもしないだろうに。」

 

 

クッソ辛辣じゃん、恨みでも持ってんのか?

 

 

「コーラル…よ…我らに…恵……」

 

 

しゃべりながらでもあっさりと制圧完了。

 

 

「こちらV.IXジンメル。V.IIIと共に敵拠点の制圧を完了した。これより帰投する。」

 

 

『了解しました、お疲れ様です。オキーフさん、ジンメルさん。気をつけて帰投して下さい。』

 

 

「帰りましょ、オキーフさん。」

 

 

「あぁ。」

 

先程の饒舌さはどこにいった?あれか、フィーカ飲んでんのか。好きだねぇホント。あんなん泥だよ泥。

 

 

帰投すると皆がざわついている。近くにいたヤツにきいてみるに

近頃解放戦線の防衛拠点「壁」を落としにかかるらしい。

 

出撃者はフロイトさんとラスティさんか、勝ったな。

俺が出ないんだったら関係のない事。V.IX、寝まーす!

 

 

 


 

 

『貴方ですか?レイヴンとかいう独立傭兵の代理人は。』

 

「ヴェスパー第2隊長スネイル、知己を得て光栄だ。」

 

『「壁越えに」参画したいということでしたね?』

 

『まったく、解放戦線の粗大ゴミを片付けた程度で何を勘違いしたのやら。』

 

『駄犬の飼い主ごときが厚かましいにも程がある。お断りです。』

 

「今回も第1隊長が出ると聞いているが。」

「頼れる人材が他に居ないとは、不幸なことだ。」

 

『ほう…貴方の駄犬に、フロイトの代わりが務まるとでも?』

 

「駄犬かどうかは試してみれば分かる。」

 

『…まぁいいでしょう。今回はV.IVも出ることですし、あれも調子に乗っているようだ。併せてお手並み拝見としましょう。』

 

「それともう1つ。」

 

『…なんです?貴方の様なそこらの人間に割く時間はないのですよ。』

 

「うちの621から頼みがある。V.IXを出してくれないか?と。」

 

『はぁ?それをして此方にメリットがあるとでも?』

 

「いや…聞いてみただけだ…」

 

『まぁ、考えて置くことにしましょう。それでは。』

 

 

「ありがとう、ご…ウォルター。」

 

「気にするな。今日はもう休んでおけ、壁越えの日は近いのだからな。」

 

「えぇ、ウォルターも早く寝なよ?隈が酷いわよ。」

 

「…そうだな、そうしておこう。」

 

 

来てくれるといいな。

 

 

 


 

 

 

ピンポンパンポーン

『V.IXに連絡、V.IIスネイル閣下がお呼びです。至急作戦室に来てください。繰り返します…』

 

 

なんだぁ?なんかやらかしたか?

 

重たい足取りで作戦室に向かう。

 

「V.IXジンメルです。失礼します。」

 

…スネイルにラスティさん?珍しい組み合わせだな。

 

「明日、壁越えに我々アーキバスが挑むことは知ってますね?」

 

「まぁ、はい。でも俺は出ないんじゃないっすか?」

 

「えぇ、今回はその事で呼びました。フロイトがストライキを起こして何処かに行ったっきり戻ってこないのです。ですので、空いている貴方を作戦に加えます。有難く思いなさい。」

 

「マジすかフロイトさん…」

 

 

あの人迷惑しかかけてないな…スネイルも心なしやつれているように見える。なんか可哀想に思えてきたな。

 

「大変っすねスネイルさんも。遅くまでお疲れ様っす。」

 

「…私を労うとは、偉くなったものですね。」

 

泣いてない?

 

「ハンカチどうぞ。」

 

「明日、時間に遅れないように…」

 

作戦内容が示されたデータを渡される、俺のハンカチをぶんどると鼻をすすりながら部屋から出てった。ラスティさんいた意味ある?

 

「私はもう戻って寝るとするよ。キミもそうした方がいい。」

 

 

ラスティさんなんでいたの?

 

 


 

 

「ふぁ〜あ、眠っ。」

 

「間もなく作戦開始時間だ。準備はいいか?」

 

「えぇ、今回は独立傭兵も来るそうですね、楽しみっす。」

 

 

ラスティさんと独立傭兵が前線を散らしてる間に、俺は壁の砲台を横から破壊していく作戦となった。壁の頂上にはジャガーノートがいてバシバシ撃ってくるらしい。

 

あとベイラムは先にアーキバスを出し抜こうとAC単身で突撃させたようだが失敗に終わったらしい。アリーナでしか知らない人だけど構成が強かったために惜しい人材を失ったのだと敵ながら思う。

 

 

「それじゃあ、キミはここから回り込んで壁の砲台を叩いてくれ。期待してるよ。」

 

ふぉおラスティさんにそう言われちゃやるしかないっしょ!

 

「マッハで蜂の巣にしてやるっすよ!任せてください!」

 

壁が見えてきた。資料で見るよりもずっとでかいな…なんて言うか、圧がある。

 

 

砲台は横からには脆く、MTもこちらを攻撃してこない。ちらっと中心を見てみると、スティールヘイズがびゅんびゅん飛び回っていた。

 

「機体操作うっま。楽勝か?」

 

 

お掃除感覚で砲台をマシンガンで片付けていると通信が入る。

 

「あ?誰だ…えーと、レイヴン?」

 

暇だったし応答する。

 

「はいこちらV.IXジンメル。」

 

『貴方があの…いえ、私は独立傭兵レイヴン。壁越えに参加した傭兵よ。』

 

「あぁ、貴方がそうだったんすか。」

 

まさかの女ぁ!?まぁ今どき珍しい訳でもないが。

 

『壁の砲台をほぼ壊したのは貴方でしょ?お陰で随分楽にやらせてもらったわ。』

 

「役に立ったのなら良かったっす。俺はラスティさんみたいに高機動じゃないので、裏方作業っすよ。」

 

『そんな事ないよ。それより、もうすぐ壁の上に到達するのだけれども、一緒に戦ってくれないかしら?』

 

ジャガーノートの破壊に誘われる。うーん…まぁいいか!初めてメーテルリンクさん以外の女性AC乗りと共闘できるし!

 

「OK、向かうっす。」

 

通信を切り、ラスティさんに一応伝えておく。

 

「あ、ラスティさん?俺、例の独立傭兵とジャガーノートぶっ壊してくるっす。」

 

『私も行こう。私も猟犬の戦いを見たいのでね。』

 

3人がかりとはな…相手が可哀想だぜ。

 

 

 

壁の上に降り立つ。既にレイヴンとラスティさんが構えており、ちょっと出遅れたかな?

 

「V.IXジンメル、ただ今登頂ってね。」

 

なんかすっげぇレイヴンがこっちみてくる…敵に集中してよ…冗談こいたの謝るからさぁ。

 

 

「私がジャガーノートを引き付けよう。キミとジンメル君はその隙に背後から叩いてくれ。」

 

「了解っす!」

 

 

こういう奴は垂直ミサイルがよく刺さること刺さること。呆気なくスタッガーを起こし、三者三様の兵装が火を噴く。ジャガーノートのブースターから火花が走り出した所でラスティさんが司令部の命令により離脱する。

 

すると見計らったかのようにレイヴンから通信が入る。

 

 

『彼、行っちゃったね。』

 

「そうっすね。」

 

溜めたレーザーショットガンが当たり、爆発を起こす。あと一息。

 

『もう少し、ゆっくり楽しまない?』

 

「あんた加虐体質持ち?怖いっすよ。」

 

『つれないねぇ。』

 

レイヴンが放つパルスブレードの衝撃でいよいよ崩壊しだす。壁越えは成功だ。

 

 

「ふぅ、作戦完了か…」

 

とっとと帰ろう。帰ってホーキンスさんとおしゃべりしよ。

 

『これ、私の連絡先ね。何時でもかけていいのよ?』

 

「はぁ、まぁ頂戴しておくっすよ。」

 

なんだコイツは。連絡先ならラスティさんにしとけばいいのに。俺よりイケメンだし、性格いいし、なんかいい匂いするし。

 

あれ…なんか涙が…

 

独りでに泣いてんのバレたら恥ずかしいし誤魔化すようにアサルトブーストでその場を離れる。

 

 

「V.IXジンメル、帰投します。」

 

 

 


 

 

 

「どうだ、621。V.IXはいたか?」

 

「いたわ。連絡先交換しちゃった!ウフフ」

 

「ウッ…そうか。あまりのめり込みすぎるなよ。」*2

 

内緒で621の機体越しに見させて貰ったが、仕事には忠実だが、軽薄そうな雰囲気だ。友人とはいえ、危ないか…いや621の選んだ事だから俺は尊重すべきか…

 

「ウォルター。機体越しに見てたのは分かってたよ?」

 

「…すまない。お前の事が心配だった。」

 

「もう、お父さんじゃないんだから。」

 

カッッ…*3

 

 

 


 

 

 

自室に戻って来たらものっそいメールと着信が来てた。これ全部レイヴン!?怖…いけど返信しなきゃもっとヤバい目に逢いそうだからとりあえず電話するか…

 

 

プルr『レイヴンよ。やっと出てくれた!』

 

出んの早っ

 

「あー、今日はありがとな?上層部の奴らも喜んでたよ。」

 

『そんな事より、今度ウチのガレージに来ない?迎えに行くし来てよ!』

 

「いや、あの、なんでそんなに俺を気にかけるんすか。なんかしました?」

 

殺されたりしないかな…

 

『ジンメル、貴方元独立傭兵だったらしいわね。だから傭兵トークでもしたいなーって。』

 

 

電話でできるだろ…いつの間にか名前呼びになってるし。

 

「まぁ暇だったらいいっすよ。」

 

『はい言質ィ!忘れないでね!』

 

…切れた。まるで嵐の様な人だったな…

んぁ?ドアがノックされてる。

 

 

「どうぞー」

 

「壁越えは楽しかったかそうかそれじゃ早く戦るぞはやくしろ何をちんたらやっているいいからこい」

 

 

フロイト帰って来とったんかワレ!!あぁぁぁ!!*4

 

 

*1
別に何かが逆流する訳では無い

*2
スタッガー蓄積

*3
スタッガーゲージMAX

*4
この後日が明けるまでシミュレートした




オチ要因フロイト君
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