不明なユニットが生成されました   作:五足歩行

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AC6、2周年おめでとうございます!


チャプター2はアキバに所属のジンメルだと出番が薄くなるので、ほぼ会話のみのダイジェストでお送りします。許して。


遅くなってしまい大変申し訳ございません



青天の霹靂

 

 

 

『シリンダー接続、システムにバックドアを生成……』

「よく来たねビジター!ウォルターから聞いたよ、あんたエアとかいうCパルス変異波形と仲良くしてるらしいってね。」

 

なるべく発見されにくい道を選んだつもりでしたが……やはり侮れない技術者です。

 

「来てもらって早々で悪いが、ちょいとばかし付き合ってもらうよ。その分いいモノを用意してある。」

 

「…それって?」

 

「独自に造ってたAC用の義体さ。ホントはウチで制作中のやつに作る予定だったが、そっちの方が面白そうだ。」

 

「ある程度使ったらレビューを私に送信してくれればいい。」

 

「オプションは付けても?」

 

「もちろんさ、望むところだよ。」

 

「エア、なりたい自分を考えてみて。」

なりたい姿…

 

「直接聞いた方が早い、エアは私のとこに来れるか?あんたはドーザー共を蹴散らしてきてくれ。」

「わかった。」

「どうせコーラルキメてハイになってるだろうし、更にキツい一杯を奢ってやりな。」

 

 

 

おあーーっ!?(戦闘シーンは割愛)

 

 

 

「早かったじゃないか。こっちもそこまで難題じゃあなかったから完成したよ…っと、驚いた、もう入ったのかい。」

 

映像を送信します。どうですか?レイヴン。

 

「…色以外私じゃん。」

 

ダ、ダメでしたか…?私もレイヴンのように自由で在りたいと思ったので…

 

「ううん、エアがそうしたいなら、それでいい。これで一緒に出撃できるね。」

 

「上層に行くんだろ?もし二人で出撃するのなら、先に慣らしておくといい。うちのラミーでも貸してあげるよ。」

 

「構成はエコーと同じにする?」

そうですね…武装と内装はコーラルに頼らないパーツを使用してみたいです。

 

 

お、俺のマッドスタンプがぁーっ!?

 

 

「どうだった?とりあえず試した内燃と実弾は。」

素直で扱い易くていいですね。次は外燃とENをお願いします。

『だってさラミー。寝てないで起きな!』

「い、イエスボス!」

 

 機体を取っかえ引っ変えしながらラミーをボコし、操作精度を確かなものとしていく。

 

『もう慣れたかい?それじゃ、楽しみにしてた上層さ。』

AC同士の出撃は対オールマインド以来。しかしあれは過去であって未来の話…実質これが初…初デートという訳ですね。

 

『立入禁止区域への侵入者を検出。対象を排除します。』

「浮かれて衛星砲に当たらないようにね。」

「タイミングはレイヴンから学んでいます。当たる訳がありません。」

 

 勢いよく飛び出す。レーザーポインターが何度もエアの機体に触れるが……

 

レイヴン…!ENが…足りません…!あっ───

 

 

━━━━━━━━━━━
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OUTSIDE OF AREA

AUTOPILOT ENGAGED

━━━━━━━━━━━━
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「クイックブーストしすぎ!」

 

 APは3割減したものの、狙撃はヒットしていないのでセーフ。

 

ふぅ、危ないところでした。シースパイダーは先んじてコーラルを抜き無力化しています。早く乗り込みましょう。ほら、早く開けましょう。

「なんでウキウキしてるの?」

 

『人とコーラル(変異波形)を乗っけて運ぶのは恐らく初……それじゃ、ビーハッピーさ。』

 

「…ねぇ、大丈夫?飛んだ瞬間壊れるとかやめてよ。」

問題ありません。余裕で耐えられるは『対G許容限界オーバー。スリープモードに移行します』

「あー!」

 

 

 例の如くカーゴランチャーで無事(?)海越えに成功。それと同時に、いよいよ惑星封鎖機構も動き出す。

 

 

 


 

 

 

 中央氷原:ヒアルマー採掘場

 

「AC発見。」

「待て待て、俺だレイヴン。」

 

 

【挿絵表示】

 

 

右腕 ZIMMERMAN(長射程ショットガン)

左腕 ASHMEAD(パイルバンカー)

右肩 NOT EQUIPPED(装備無し)

左肩 P04ACT-01(単発高誘導ミサイル)

頭  VP-44S

コア FIRMEZA

腕  MIND ALPHA

脚  VE-42A

ブースター FLUEGEL(中量向け)

FCS TALBOT(近〜中バランス型)

ジェネ VE-20C(好出力好適正重量)

EXP NOT EQUIPPED

 

 

「よぉ。海の旅は楽しかったか?」

「景色なんて見れないし見てる暇は無いわよ。まさに弾丸旅行ね。」

「はは、そうだよな。で、ここに来たってことはアレだろ?」

「封鎖機構が本腰入れて動き出す。あと観測データね。」

「OK。俺から他の奴らに言っておくから、ゆっくり取っていくといい。」

 

 えーと、レイヴンのACデータをこうして……ALLYに変えてっと。よし、後は隊員に伝えるだけ。

 

「V.IXより各隊員に伝達、これより取得した観測データを本部に受け渡す。回収役の雇用ACが回るが、敵では無いので安心してくれ。」

「あ、そうそう。エアと通信するイヤホン、後で渡しとくね。」

「おお、サンキューな。」

大事に使ってくださいね。

 

 あれ?まだ貰っていないのに聞こえる。

 

「もしかして…そこにいるのか?」

「正解、二人乗り中。中々狭いけど。」

「へぇ、ついにエアも義体手に入れたんだな。」

……?……!”も”ってなんですか”も”って!

 

 一つ目をアクセスし終え、レイヴン(とエア)が崖下に降りていく。

 

後で聞きますからね!

 

 強襲艦が来るのは確かこっちか。今のうちに配備されているMTたちを引き下げておこう。

 

「惑星封鎖機構の接近を確認した。各隊員は速やかに退避するようにしてくれ。」

 

 よし、後は待つだけ。

 

 

 

 


 

 

 

「そろそろね。」

「確か方角は……あ?」

 

 強襲艦の船首が見えた。俺ら諸共消し飛ばそうと、船首からレーザーを発射せんとエネルギーを溜めている。

 

『来るぞ、621!』

待ってください、所属不明のACが接近中!

「封鎖機構と一緒に来るなんて妙だな。」

 

 崖上に機影が二つ。こちらを一瞥したかと思えば、強襲艦に攻撃を仕掛けて行った。

 

 飛び回るそいつらに抵抗は虚しく、甲板の弱点を攻撃され為す術もなく強襲艦が墜落していく。

 

『強襲艦が容易く破壊されただと…?何者だ…』

高度なジャミングを幾重にも重ねているようです。少々お待ちください。

 

 俺たちに向かってくるはずだったLC数機を含めた強襲艦ごと、謎のACたちによって撃墜された。エアでもすぐ分からないとは…目的は何だ?

 

「見たことないカラーだ。注意して。」

「ふーむ、オールマインド登録外の独立傭兵か…?」

 

 残骸となった強襲艦の上に真っ黒なACが2機立っていた。フレームはそれぞれメランダーとレッカーで揃えて来ている。武装から見るに、レッドとブルートゥだな?双方が手を組んだ?いや、絶対にありえない。オールマインドのデッドコピーが勝手に動き出したとか?それもおかしいか。

 

『HR_対象を発見:独立傭兵レイヴン及びV.IXジンメル──テストを開始』

 

 極めて感情を殺した声で、レッカーが俺たちの前に降り立つ。メランダーは尚も動かず、じっと静観している。テストだなんて、随分と舐められたものだ。

 

「私たちは二人よ?そっちも二人で来れば勝てるんじゃない?」

『………』

 

 それでも動かず、黒のレッカーはだんまりを決め込んでいる。…まぁいい、適当に料理して終わりだ。

 

「すぐ片付けましょう。」

「あぁ。こいつら…一体何が目的だ…?」

 

 俺を無視してレイヴンに向かっていく奴の背後に、蹴りとショットガンを食らわせてスタッガー。チャージしていないパイルバンカーを当て、離脱。追撃でレイヴンがパルスブレードを振るい撃破。

 

 ハメ殺ししたのもあるが、彼我の力量を推し量るような口ぶりのくせして、動きが単調でつまらなかった。元ネタであろうシミュレータにいるブルートゥの方がまだ動けるぞ。

 

「あーあ、だから言ったのに。」

『HB_テスト続行』

 

 多分こいつもそうなのだろう。であれば少し硬いだけのMTと大差無い。同様にショットガンと蹴りでスタッガーを取り、パイルバンカーで撃破。なんとも、歯応えのない奴らだ。

 

『やったか…?だが間もなく惑星封鎖機構が来るだろう、今のうちに戻れ621。』

「基地を奪われるのも癪だから、俺は潰してくる。」

 

 弾薬は全然余ってるし、パイルバンカーはまだ穿ち足りないと言っている。*1とっついて穴だらけにしてやる。

 

不明なAC…HB、HRと名乗っていた機体からデータが得られました。…それぞれの識別名はHADEAN()()()()()、無人ACです。

「…へぇ?」

破壊された後、即座に戦闘ログの送信をどこかへ行っていた履歴がありました。何か裏がある事は間違いないようです。

『俺の方でも調べておく。エア、送信先は特定できそうか?』

「なるほど、俺も上に報告しよう。」

 

 だったらテストと言っていたのは多分…俺らの戦闘を学習するため?でもなんの為に?

 

 何れにせよ、この騒動には黒幕がいる。やる事が山積みだってのに、もう一つデカい問題が生えてきやがった。…まだ規模はコーラルより小さいから、優先順位は変わらんだろうな。

 

 

 

 ___同時刻、バートラム旧宇宙港

 

『HC_対象未発見:探査開始』

「コード5、不法に侵入したACを発見。」

「フレームはシュナイダーだが…コード44、ACの識別を要請。」

『該当データ無し。対象を排除せよ。』

 

 

 

 ___同時刻、中央氷原エンゲブレト坑道前

 

「潰すぞ、シャルトルーズ。」

「分かってるっての。」

 

『HE_対象を発見:ブランチ/キング__テスト開始』

『HR_対象を発見:ブランチ/シャルトルーズ__テスト開始』

 

 

 

 ___同時刻、ベリウス西部ボナ・デア砂漠

 

『HA_対象を発見:ルビコン解放戦線/サム・ドルマヤン__テスト開始』

「ルビコンに……否…違う……」

 

*1
言ってない





・今日のアセン
Q. 重ショとパイルを持てばどうなりますか?

A. 分かりきった質問をしないでください。

誘導ミサイルの出番無し。この際無くてもいい
但しオマ腕の近接適性が低いのでミリ残しに注意



・エア
見た目はレイヴン(長身長髪)の2Pカラーだと思って下さい
義体の肌と髪は白く、末端に行くほどコーラルを思わせる赤いグラデーションを帯びている
寝不足のウォルターがたまにレイヴンと間違える

「621…そこにいるのは…お前なのか…?」
「……休息を提案します。」












各位、調子はどうだ。

り、良好、いつでも行ける。

問題ありません。

それは何よりだ。

前置きはいい。俺らを呼んだという事は…決まったようだな。

あぁ。先ずは小手調べで尖兵を送り実力を見極める。向こうの戦力は…アリーナでも見ておけ。

へぇ…よりどりみどりで良いじゃないですか。アリーナを元締しているこのオールマインドとやらは?

傭兵にガレージや各種システムを提供しているらしいが、我々には関係無いな。特筆して記憶すべき対象でもあるまい。

我々の介入は惑星封鎖機構が動き出したタイミングだ。それ迄に用は済ませておけ。

以上。3秒後に通信を切断する。

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