ジンメルくん、2周目スタートです。
バタフライなんちゃら
本来は存在するはずの無いイレギュラー。星を守る狼と相対するも敗れ、戦死。ルビコンの結末など知りもしなかった彼になんの因果か、神が沈んでいた彼に手を伸ばし、引き上げた。ついでに安い
う…ここは、コクピット…俺はあの時ラスティさんにやられた筈じゃ…
『戦闘機能検証プログラムを終了します。お疲れ様でした。』
あれ…オールマインド?何で…うわっ!?
コクピットから弾き出される。ここは…ガレージ?俺は…生きてる?
ラスティさんとの戦闘の衝撃で流れていたはずの血が無い。傷跡も無い。
まさか…独立傭兵してた時に戻った?有り得ない…あぐっ…
頭痛がする。一生の記憶が全て浮上する。技研都市から始まったあの地獄が脳内を駆け巡る。
「うぶ…うおぇぇぁ…」
胃液がせり上がってくる、視界がチカチカ明滅する。身体の震えが止まらない。
『大丈夫ですか?オールマインドは休息を提案します。』
「うん…」
ベットに横になり、タブレットで日付とかアセンのデータを見る。やっぱりアーキバスに入る前に戻ってる…
左手はオールマインド製のバズーカだし頭はベイラムの物になっている。あれ…バズーカちょっと軽くなってる?
そうだ…この時期にレイヴンはまだ居ない。どうしよう…でもジャンクACに乗ってたレイヴンに俺はあのザマだ。敵に回すと絶対に負ける。
先手を打ってウォルターさんに取り合ってみるか。
いつも奇行に走るレイヴンを通報してたから番号は覚えている。
1コール…
2コール…
3コー『俺の番号を知っているとは…何者だ。』
怖ぇ…けど負けるな俺!
「初めまして、ハンドラー・ウォルターさん。俺は独立傭兵のジンメル。」
『ほう…独立傭兵が何の用だ?』
「ウォルターさん、近頃ルビコン3に密航するんですよね?そのサポートをさせて貰おうと思って。」
『!?何故知っている。』
落ち着け、あの人ならここで出しても笑って許してくれるはずだ。
「俺の知り合いに
『成程、あいつの…そうか…その話、詳しく聞かせてもらおうか。』
よし、上手くいった。まずは第1関門突破。
「何処に降り立つのかは流石に分かんないっすけど、ここの宙はウォルターさんみたいな輩を撃墜する為に惑星封鎖機構の衛星砲が睨みを利かせている。俺はその動作を一時的に停めれます。」
「貴方だって、飼い犬を安全に送ってあげたいでしょう?」
『……いいだろう。幾らだ?』
「いえ。ここは1つ貸しを作らせて頂くっす。」
『チッ…分かった。時期が来たら知らせる。』
「えぇ、それではまた。」
っはぁー!怖かった!上層部に圧力かけながら電話してるスネイル見ててよかったー!スネイルにも意外と学べる所はあるのだ。
微かに震える手でタブレットを操作し、オールマインドに連絡する。
『独立傭兵ジンメル、どうしました?』
「1つ手伝って欲しいことがある。」
『勿論です。オールマインドは全ての傭兵の為にあります。』
「よし、二言は無いな?じゃあいつでも封鎖機構の衛星砲を停めれるようにしてくれ。」
『え…』
『オ、オールマインドにも限界はあります。』
「ふぅーーん。あーバズーカとか貰ったけど売っちゃおうかなー、ログハント辞めよっかなー。KRSV欲しかったんだけどなー。」
『う…分かりました。アリーナ等セキュリティ を強化する観点から、衛星にアクセスし、更なるハッキング対策の知識を得ようと思います。…これでいいですか?』
「マジか!ありがとう!オールマインドいっぱいちゅき♡」*1
『当然です。オールマインドは全ての傭兵の為にあります。』
ちょろ。
ウォルターさんから降下軌道の資料が送られてきた。場所は…よし、迎えに行けるとこだ。
「オールマインド、準備はいいか?」
『はい、何時でも停止できます。』
「OK。それじゃ回線をウォルターさんに繋いでくれ。」
回線が切り替わる。
『む…ジンメルか。こちらはあと数分で衛星砲の狙撃範囲内に入る。』
「了解っす。」
レイヴンの乗っている船がパージする。ポッドが熱圏を突き進む。
「…今だ、オールマインド!」
『システムに侵入、コード書き換え中…カメラアイの改竄開始。これで数分は先程までの映像が繰り返して映るようになりました。』
「ありがとう、これで軌道通りに…!」
グリッドの隙間を縫ってポッドが落ちていく。
誤差はほぼ無い。
『目標の座標に到達。621、お前に意味を与えてやる。』
『…あっ、カウンターハック…KRSVのデータが!?』*2
締まんねぇ…
…あれ、いつもはカタパルトで飛ぶ所から始まるのに、今回はライセンスを拾う場所に直接着陸した。
…何周もしてるけど、こうなったのは初めて。まぁ、少し楽ができたと思っておこう。
『621、お前の腕前なら不要かもしれないが、僚機をつけておいた。確認しろ。』
僚機?…え、は、ジンメル!?どうして…
橙の炎を吹かし、621の隣にACが降り立つ。
「よう、初めまして…だな?」
武装はだいぶ違うけど…彼だ。間違いない。
『座標を更新した。複数ある、手分けして探せ。』
「それじゃ、俺はあっちに行く。アンタは他を当たってくれ。」
「分かった。」
このライセンス探しは前座。『レイヴン』を見つけてからが本番だ。さっさとやってしまおう。
「はっ、猿がくたばってら。ランクは…圏外か。」
企業の建前が無いからか口調が強い。でも不思議と悪くない、これが彼の素なのだろう。
私の方もG7ハークラーとトーマス・カークを見つけ、どうせ使えもしないから適当に解析が終わり次第すぐに移動する。
『この辺りはもう無いようだな、次の座標に向かえ。』
そうして来たのは少し開けた土地、ここで私はレイヴンとなり、巨大なヘリコプターと対峙する。…見つけた。
『レイヴン…それがここでのお前の名だ。』
「カッコいいの拾えて良かったっすね、レイヴンさん。」
「えぇ、猿よりは随分といい物ね。」
さて、もうそろそろだが…
『待て、あれは…封鎖機構のヘリだと!正面から挑むのは愚策だ、回り込んで戦え。』
「でっか!」
「私が先陣切って突っ込む。ジンメルは援護よろしく。」
とっとと終わらせよう。パルスブレードで斬りかかる。初期機体の武装だから火力が足りないのが歯痒いけど僚機がいるからスタッガーには困らない。
「合わせろ!レイヴン!」
掛け声と共にジンメルが拡散バズーカを横っ腹にぶち込む。大きく揺れたヘリは体勢を崩しスタッガーに至る。
「ナイスアシスト、中々やるわね。」
丁度ブレードの冷却が完了。バツ印に傷を刻み横からはガトリングで穴だらけ、飛ぶことも叶わなくなった哀れなヘリは図体のでかい的と成り果てた。
『目標の撃破を確認。良くやった、帰投しろ。』
「そんじゃ、俺はここでさよならだ。楽しかったぜ。」
仕事を終え、ジンメルは颯爽と飛び立っていく。クールな彼も…悪くない。てか刺さった。好きかも。
ガレージにACを収め、ウォルターと話す。
『621、明日から依頼を取ってくる。今日は休め。』
「待って、何で私に僚機をつけたの?」
『…僚機の話はあいつから持ちかけてきた。それも密航をする前から。』
なんですって?どうやってウォルターの動向を嗅ぎつけた?彼は私がルビコンに来る前からここで傭兵をしていた。でも
『新着メッセージ、1件。』
『噂をすれば、か。621、確認しろ。』
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よう、元気か?ってさっきまで一緒に仕事してたから聞くまでも無いか。
本題に入ろう。
明日、ウォルターさん抜きの1対1で話がしたい。俺のガレージまで来てくれ。座標は下に書いてる。大丈夫、危害は加えないさ、約束しよう。
あ、ボードゲームもあるから一緒にやろうぜ。買ったはいいものの相手がオールマインドしか居なくてね。
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『621、俺はお前の意思を尊重しよう。』
「勿論行くに決まってる。私も聞きたいことがあるから。」
『…そうか、分かった。明日は空けておく、自由に使え。』
オールマインドとボードゲームしてたんだ…なんか裏がありそう。*3
独立傭兵ジンメル
【挿絵表示】
・EN回復が遅めなのがネック。
・アプデで色々軽くなったけど
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・MATCH INFO
・ENEMYDATA
RANK>> 10/B
ジンメル
AC// フラグメント/FRAGMENT
早い段階でルビコンの噂を嗅ぎつけ密航した独立傭兵。
幼い頃に戦争で両親を亡くし、空っぽだった彼は終ぞ復讐を遂げ、再び空っぽになる。
強化手術を受けておらず現在も素の状態でいるが本人は特に不自由ないとの事。「普通」を求めて闘っていたのだが、今やその目的は薄れ日々楽しく過ごせればそれでいいと思っている。
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