「妖怪狩り?」
「あぁ。お前にある妖怪を狩ってもらいたい。それができたなら、お前を人間の味方として認めよう」
何を言い出すかと思えば……
俺が妖怪を躊躇なく殺せるとわかったら、イコール人間の味方って捉えてるのか? 安直過ぎねぇか? 俺の能力だって大して知らねぇのに妖怪の巣窟ぶっ込もうとすんのも意味わかんねぇぞ……
やっぱり三矢が言ってたように考え無しで色々やる奴なのか。
「そんな……虎堂さんっ、一人でだなんて!」
「じゃあ君も行くか? この星条くんは君が死ぬ未来を見たそうだが……まぁ、彼がきっと守ってくれるだろうよ。いずれにせよ、きちんと狩れるように監視しておく人間を付けようとも思ってはいる」
雲雀さんに向けて虎堂はそう言い、そしてチラリと周囲へ視線を流すと、蛙手の連中はまたザワザワとどよめいた。「まさか自分が行かされるんじゃないか」、全員そう思ったんだろう。
「雲雀さんを連れては行けない。アンタの言う妖怪の死体を持ってきて見せれば、それで証明はできるハズだ」
「……ふむ。まぁ、こちらとしても人員をわざわざ減らすような真似は自発的にしたくはない。だが、三人ほど監視は付けるぞ。君がきちんと狩ったかわかるよう……そして竹林から帰ってこられるようにな。では、さっそく準備を始めようか」
虎堂は周りの連中から、俺に付ける監視役を選抜し始める。
……全員こいつのことを良く思ってないっていうのがわかるぜ。顔が漏れなく引き攣ったり不安そうな表情だったりしてるからな。
だが、俺としては雲雀さんを里の外に出さないで済んだのはまだ負担が少ない。ローリング・ストーンズの能力は正直わからないことがあるが、特に浮き彫りになった死は絶対に避けられないのかどうか……。これが一番重要だ。
一人歩きするスタンドだから今も警戒してるが、勝手に出てきて雲雀さんに向かってこうって雰囲気は全然無い。
ぶっちゃけ、俺が雲雀さんに近づいたまんまっていうのも危険だから、妖怪狩りのために彼女の居場所を知った状態で離れてられるのは好条件だ。
「常治くん」
「雲雀さん、心配しないでください。妖怪に攻撃されてお陀仏なんてこたぁ、俺には無いっスから!」
俺は雲雀さんに元気いっぱいに答えた。
正直言うと、ちょっと緊張はしてんだけどな。
妖怪と、
「……本当に、気をつけてね。生きて帰ってくるのももちろんだけど、もし虎堂さんが常治くんを敵だって言ったら……」
「言ったら?」
「常治くんの家の場所、割れてるんでしょ? 前に一回あったんだ。蛙手を批判して、からかって虎堂さんに石を投げた人。その人は家を特定されて複数人で傷を負わされて、今も寝たきり」
「……マジっスか。そこまでやるのかよ、虎堂」
「私ね、虎堂さんのことあんまり好きじゃないの。元々六川さんっていうリーダーの人に誘われて入ったんだけど、住んでたのが里の西の方だったからあの人の下にいるだけで。虎堂さん、きっともっと常治くんに酷いことすると思う。だから気をつけて」
「もちろん。絶対生きて帰ってきます。そして雲雀さんのことも死なせません」
まぁ、俺の能力のことをえらい
リンチどころじゃねぇ、家に火つけるぐらいはやってくるかもしれねぇ。悪いがまだ金も貯まってないんだ。そんなことさせるワケにゃいかねぇな。俺の都合でアリスさんに義理の欠いたことはできねぇんだからよ。
しばらくして、虎堂は俺の監視役を選び抜いていよいよ出発の時間がやって来た。
俺が持たされた物は何も無かったが、監視役の連中は人数分の灯りと地図、そしてクラッカーみたいな物を持ってた。多分だが、あれは妖怪とあった時に使う威嚇用のソレだろう。熊除けの鈴とかそういうのを想像してたが、がっつり火薬の入ってそうな両手持ちのサイズのクラッカーだった。
「さて、ではそろそろ向かってもらおうか。迷いの竹林へ」
「それはいいっスけど、虎堂さん? まだアンタからどんな妖怪を狩れってのを教えてもらってないっスよ」
「あぁ……そうだったな。一言で言えば、蟲だ」
「むし?」
え? 虫の妖怪?
何だそりゃあ……でっけぇゴキブリとか駆除してこいってそういうアレかよ?
それ妖怪狩りってよか害虫駆除じゃねぇのか。
「蟲を操る蟲の妖怪……。それはこの竹林の中に潜んでいてな。主に夜に出現するんだが、筍を取りに入ったりした人間に害虫をけしかけて襲うんだ。里でもどうにかしてほしいという声も出ている」
「なるほど、そういう……。ちなみに、怪我した人とかっていうのは出てるんスか?」
「あまり耳にはしないがな、毒虫の群れを操るんだ。いつ犠牲が出てもおかしくない、と思っている。任せられるかね」
「ええ。行ってきますよ。それで俺のことを信じてもらえるならね」
俺はそれだけ虎堂に言うと、監視役たちに声をかけて蟲の妖怪狩りに出発した。
どんな奴が待ち受けてるかもわからねぇし、竹林がどんなことかもわからねぇ。だがそれでも、俺は雲雀さんのためにやるだけだ。
里から出ることさえ無ければ、あの人はひとまず安全のはず。俺が蛙手に手ェ貸して、あの人の代わりをやれるようになればきっと……
「……行ったか。星条は」
「虎堂さん、本当に送って良かったんですか? あいつの能力、あなた知らないでしょ? 便利な奴なんだからもっと丁寧に扱っても良かったんじゃ……」
「フン。そんなこと言われなくてもわかってる。だが俺はな、三矢。星条が妖怪側じゃないってのはわかりきってんだよ」
「えっ、じゃあどうして……」
「あいつが狩りを成功させて帰ってきた暁には、俺たちはとんでもない
「そ、そういうことだったんですか……」
「まぁ、これで死んだら切り札にすらならん木っ端だったということだ。狩りもできず逃げ帰ってきたなら、もう一度雲雀でゆするだけだしな。……それじゃあ、次の話題に入ろうか。三矢、召集をかけろ」
___________________
竹林に入った俺たちは、とにかく無言で真っ直ぐ歩き続けていた。
道は整備されてるってわけじゃない。獣道ってほど粗末な道でも無いが、周りは点々と草むらがあるぐらいで特段変わった竹林ってわけでもなかった。
監視役の男たちは竹林に入る前に軽く説明をしてくれたんだが、この迷いの竹林ってのは基本的に深い霧で覆われてて、竹の成長が早くたった一日で変化するレベルなんだと。
そのせいで景色を記録しづらく、若干傾斜にもなってるからより方向感覚も狂うんだとか。
妖怪やら妖精ですら迷うらしく、力の弱い妖怪たちはむしろこの竹林に入ることを避ける。だから今回の蟲の妖怪のように、特定の、しかも極小数の妖怪しかいない。
そんな地獄みてぇな場所に俺たちは放り込まれた(俺は半分自分の意思だが)わけだな。
監視役たちは迷うのを恐れて、「進むならとにかく真っ直ぐだ」と言ってそれ以降は
ハッキリ言ってめちゃくちゃ気まずい。
けど、この人たちにはちょっと同情するぜ。
虎堂から強制的に俺に同伴させられて、挙句目的地はここ。ほぼ死刑宣告みてぇなもんだろ。可哀想に思うよ。
……もし妖怪が出たら、この人たちも守ろう。いくら何でもなぁ、ここで死ぬこたぁねーよ。
ったく、どうして虎堂なんかが代表やれてんだ?
(でも、とにかく気まず過ぎるな今……。なんか話しかけてみよかな)
「あ、あの……三人は例の蟲の妖怪って見たことあるんスか?」
「…………」
「…………」
「いや……」
やば過ぎだろ、どうしてくれんだよこの空気……。
虎堂、絶対許さん。
「俺たちは見たことない。だが、聞かされてる話というか……目撃情報ならある」
「お、目撃情報? どんなんなんスか?」
「その妖怪が現れる時、決まって周囲に光の玉が飛び回るらしい。妖怪たちが使う所謂『弾幕』ってやつかもな……。それが自分の周りに見え出した時には、害虫たちにいつの間にか取り囲まれてるんだと」
周りに光の玉が現れる、か。それなら妖怪が出た時わかりやすいな。しかし害虫に囲まれるっつーのは中々に嫌だよな……。
だが、気になる言葉もあった。弾幕?
妖怪が使う……って、どういうことだ?
「その、弾幕っつーのは何なんスか?」
「あぁ、そうか。外来人のお前は知らないのか。幻想郷じゃあ、妖怪と人間のパワーバランスが重大でな。それを上手いこと保てるよう、加減したお遊びとして採用されてるのが『弾幕』だ」
一番先頭にいる監視がそう言うと、次にそのすぐ後ろにいた別の監視役の男が口を開く。
「妖怪たちは自分の妖力を練って光る弾幕を生み出す。もしくは、自前の飛び道具を弾幕に使う。『人間でも妖怪に勝てるように』という理由で幻想郷に広められたが、結局それも限られた才能ある者にしかできなんだ。魔法使いの霧雨魔理沙、そして弾幕決闘法の考案者である博麗霊夢のように」
そうだったのか。
つまり、力の強い妖怪に人間が対抗できる策として……。しかも、霊夢がその戦い方を考えたってのか? あいつ、凄い奴だったんだな。
霊夢も色々考えてるんだなぁ。弾幕の戦いを考えたのも凄いが、それを広めたのもよ。蛙手の反妖怪の考えにも影響与えてそうだが……
いや、バランスを保ちたい霊夢と妖怪に対抗したい蛙手は似てるようで全然違うのか。さっきチラッと言ってたが、普通の人間じゃ弾幕を使うことはできない。だから結局蛙手の連中からすると意味が無い、と……
「んっ…………。だが、それにしても」
「蚊が多いな。春になったから出始めてきたんだな」
「死ぬ時はせめて、布団の中が良かったよ俺は。竹林歩きながら蚊に刺されて死ぬのは御免だったのに……」
ちょっと話したら監視役の人たちの口数も多くなってきた。死ぬのが嫌とか言ってるが、怖くてもジョークが言えるなら……まだマシだよな。
それによ。
「皆さんのことは俺が守ります。ちゃんと守って、人里に絶対連れて帰りますよ。死ぬと決まったわけじゃないんですから諦めずに進みましょう」
「星条……」
「へっ、それならお願いさせてもらおうか」
「フン……」
そうだ、諦めちゃいけねぇ。絶対四人で人里に戻って、あの虎堂の奴をシバいてやる。
これよ! これがモチベーションよ。あいつにギャフンと言わせてやりたくて堪んねーのよこの俺は!
マジでよ〜〜、とっちめてやっかんな。
「……うん?」
「どうしました?」
「……い、いや…………今、何か」
いきなり監視の一人が立ち止まる。
そして提灯を掲げて、辺りを照らし始めた。
「何か、見えたんスか?」
「一瞬だが、光の玉みたいなのが下からフワッと」
「うわああっ!?」
また別の監視が声を上げる。俺がその人の方に目をやると、彼は草むらの中を指差していた。
その指の先を目線で追っていくと、草むらの葉の上に黒い小さな影があることに気づいた。
虫だ。それも昆虫。
「む、虫ですよ。大丈夫。大したことないやつだ」
「ちっ、違う!」
「え?」
「
蛍? だったら尚更大丈夫だろ?
毒も無いし、ツノとかトゲとかも無いはず。安全な虫だ。幼虫はちょっと獰猛って話らしいけどよ。
「ほ、蛍って……」
「お前、今は春だぞ。なんで蛍がいるんだよ!」
「え、えぇ? どういう……」
「それに、蛍は水辺にしかいないはずだ。竹林に川は流れてないし、池や湖だって無い! どうしてここに蛍がいるのか? 理由は明白だ」
監視がそう言うと、葉の上にいた蛍が羽を広げ、宙を舞い始める。
そしてその腹は淡い黄色の光を放った。
それは、まさに光の玉だった。
……光の、玉。まさか……
「うわあああああああああーーっ!!」
「あっ、おいッ! 一人で走っちゃあダメだッ!!」
監視の一人が絶叫し、元来た道へ全力で疾走した。
まずいっ、俺の側を離れられたら妖怪に襲われた時にスタンドで守れねぇぞッ!
残された二人も、提灯で照らされているにも関わらず顔面蒼白になっているのが丸わかり。恐怖で表情が引き攣っていた。
光の玉が、どんどんどんどん地面から、竹の陰から、草むらの中から飛び立っていく。
話に聞いた通りの現象。蟲の妖怪、ターゲットが、近くにいる…………!
「おっ、おい、星条。足元を見ろ」
「え、足元?」
言われて視線を落とすと、俺たちの足の近くでモゾモゾと蠢く影が大量に目に入った。
監視が提灯の灯りをもっと下に近づけると、その正体がわかった。
……こりゃキツいぜ、クソっ。
これ全部、ムカデ、蛾、サソリ、ゴキブリかよ!?
「せ、星条! どうにかしてくれっ!」
「くっ……! しゃーねぇや、
俺は名前を叫ぶと、背後からスタンドを発現させる。
頭が鳥みたいになってる赤い人型のスタンド、マジシャンズレッドだ。能力は炎を自在に操ること! ゴキブリたちの命よ、どうか天国に行ってくれな……!
俺は炎を発現させると、地面を這わせるようにしてゴキブリたちを焼き払う。
マジシャンズレッドは炎を自在に操れる。俺の後ろにいる監視二人や竹林自体をスルーして下の虫だけ焼くってのは難しい話じゃない。
「暑ッ!? うおおっ、だが……すごいな。害虫どもが消えた……!」
「妖怪はどうだ?」
「いや、それはまだわかりません。加減して地面の虫だけを炎で焼いたんで……。だが、手応えみたいなのは無かった」
蛍たちはまだ舞っている。それなら妖怪も、まだ近くにいるはずだ。
だが地面だけを焼いて向こうがどうこうもしてないってことは、奴はおそらく……
「上かァッ!!」
「うわぁあっ!?」
俺は上空に向けて炎の渦を発生させて放った。
その直後、驚いた女の声が聞こえ、そして渦巻く炎の轟音の中に呑み込まれていってしまった。
マジシャンズレッドの炎はすぐに消えて、地面に火だるまになった
「ああッ!? 熱ッ、あっち! あっちゃあ! 熱い熱い!」
「えっ? なんっ……」
「たっ、助けてぇっ! 消してっ、火! 火消してぇ! お願いぃ〜〜っ」
「あ、あぁ!」
火だるまになったそいつは、落ち葉の上でゴロゴロ転がりのたうち回る。幸い、スタンドの火は敢えてそうしようとしない限り燃え移ることはないが……
俺は言われた通り、スタンドを動かして火を消してやる。
そして消火してやったそいつを、提灯を借りて照らしてみた。正体は、マントをした少年。
「こっ、子ども!?」
「いや、星条。そいつが妖怪だ。頭を見てみろ」
「頭……えっ、何だこれ!? 触角!?」
少年の頭にはくるんっと先が渦巻きみたいになってる触角が生えていた。そう、蝶の触角みたいなアレだ。
しかもその少年は、あれだけガッツリ燃えたにも関わらず服のところどころが焦げてしまった程度で済んでる。頰の辺りとか汚れてるが、これは火傷とかじゃない。転がり回った時に付いた泥だ。
「うぅ……熱かった……。酷い目に遭ったわよ、ほんとにもう。いきなり燃やすんだから!」
「え……女?」
「当たり前でしょ! それに虫たちを焼き払うなんて、信じられないわ! 可哀想〜とか思わないの? 虫だからって舐めてるんでしょ」
「いや、ビビるだろ! 足元にあんな大量にムカデやらゴキブリやら何やら放たれちゃあよ! 大体、なんでお前こんなことするんだよ」
「さっき横のおじさんが言ってたじゃない。私は妖怪、リグル・ナイトバグ。人間を驚かしてなんぼなのよ。本気で虫たちに食わせようって気は無かったのに」
この蟲の妖怪の少女、リグルって言ったか。どうやら人間を驚かすことが目的でこんなことをやってたらしい。
危害を加えるつもりは無いって言ってるが、あの虫の群れ見たら誰でもヤバい死ぬって思うだろうよ。いや、それが目的か……
そういえば虎堂のやつ、俺がリグルのせいで怪我人は出てるのかって聞いた時にはぐらかしてたよな。まさか、わかってて俺を仕向けたのか……!?
「このまま黙っては帰らないわよ。燃やされた借りを返してやる! 弾幕勝負でケリを着けようじゃないの!」
リグルは飛び上がると、地上四、五メートルで俺を見下ろすように滞空する。
そして周りの蛍たちは更にその輝きと数を増し、夜の竹林を明るく照らし始めた。
本能って奴なんだろう。俺の中で危険信号が出てる。「ヤバい」ってな。子どもの見た目のリグルから、えらく圧を感じるんだ。
「星条、俺たちは少し離れたところで見てる。くれぐれも死ぬんじゃないぞ」
「弾幕はお遊びとはいえ、死ぬこともあるという。お前にとって初めての経験だろうが……もし、死ぬかもしれないと思ったら、勝負にこだわるな。生き残ることを考えるんだ。頑張れよ」
「あ、あぁ! ありがとう、二人とも」
監視の二人はそう言って、俺の背後の方へと駆けて行く。
嬉しいな。ああやって応援してもらえるとよ。あんな風に言われると俺も、勝つつもりで挑みたくなるってもんだ。
弾幕ね。飛び道具……それに、たまに死ぬってかよ。武者震いしてきたぜ。アリスさんに予め色々聞いときゃあ良かったと思う。
「飛び道具となると、あれにしとくか。
「虫たちと私の恨み、晴らさせてもらうわ!」
俺は背後から緑色に光る人型スタンドを発現する。
リグルもまた、背後から虹色に輝く弾幕群を展開。
ハイエロファントは両手を合わせてエネルギーを溜め、そして結晶弾とともにそれをリグルへ向けて解き放つ。リグルも対抗し、光弾を縦に連ねてハイエロファントの結晶弾に相殺させた。
弾幕決闘の開幕だ。
迷いの竹林 闇に蠢く光の蟲
リグル・ナイトバグ
スタンド:
近距離パワー型のスタンド。
能力は、炎を自在に操ること。狙った物だけを燃やしたり、燃やさなかったり、鉄を一瞬で溶かせたりと火力も操作性もとても高い。
ジョジョ本編で使った技は炎で作った縄、
日常では料理に使う火としてお世話になっている。火力の幅もあるし燃やすもの選べるのは便利だ。焼却炉代わりとかにもなるかもしれない。
幻想郷幽波紋縁起 著者 星条常治