アンドロイド娘のおっぱいロケットに転生しました   作:純愛の方が好き

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出会い

吾輩はおっぱいである。

馬鹿みたいな自己紹介だが事実だ。前世でトラックに轢かれた俺は気づけば暗い世界に居た。最初は胎児になったのか転生したのかとも思ったがどうもそんな感じじゃないらしい。何かに包まれている感じはするが、それは羊水とかではなくもっとしっかりした形のものだ。そして徐々に意識が明瞭になり、自身の形状を知覚していくうちに気づいたのである。

俺……おっぱいじゃん。と。

自分を包む何かとは何を隠そうブラジャーだったのだ。だが何かがおかしい。何しろ音は聞こえている筈なのだが、俺というおっぱいの持ち主の心音をまるで感じないのである。困惑していると、ふと機械音声が流れてきた。

 

『人造人間魔法少女タイプ。テスト81を開始します』

 

その時、俺の奥で音が響いた。ドクンドクンと確かな鼓動を奏でだし、俺自身も温かくなってくるのを感じる。だがしかし、なぜかその鼓動は生の振動で生まれた音だとは思えない。

 

「おはようございます。マスター」

 

突然俺の持ち主が喋りだす。そこに至って俺は直感した。ああ、俺はアンドロイド娘のおっぱいに転生したのだと。

 

その後、何度かの試験を経て遂に俺の持ち主……明日芽は実戦投入されることになった。この王杯学園に。)

 

〘なるほどなあ……〙

 

(おいおいしっかりしてくれよブラジャー。俺の声を聞けるのはお前しかいねえんだぜ)

 

〘誰がブラジャーだよ。ブラザーみたいなノリで言うな〙

 

(それにしても……テレパシーなんて実在してたんだなあ)

 

そう。俺が今話しているのは勿論自分の別人格やまして普通の人間などではない。超能力者、テレパシーの使い手だ。王杯学園入学初日、つまり今日。俺がいつものように明日芽の胸にぶら下がりながら思考を巡らせていた際、妙に明日芽の胸をガン見しているやつが居たので何故かと思っていれば、やつはテレパシーでコンタクトを取ってきたのだ。あ、ちなみに先程の語りの時は衣服の外を見ることができなかったがなんとか俺も透視能力を身に着け、明日芽が服を着ていても外を見られるようになった。

 

〘なんか変態っぽいよな。色々と。というかおっぱいに転生したのは良いとしてなんで視覚も聴覚もあるんだよ〙

 

(さあ……?というか違うから。俺が変態なワケじゃないから。おっぱいに転生したのも偶々だし透視能力も不純な動機で身につけたワケじゃない。あと深層心理(地の文)を読むのはやめてよねっ)

 

〘俺だって読みたくて読んでるワケじゃないんだけどな……。しょうがねぇだろ。読心とセットなんだよテレパシーは〙

 

(もしかして勝手に心の声が聞こえて来たりするのか?)

 

〘いや、読もうとした時だけだな。なんだか漫画だと勝手に読めるとかもあるけど、あんな感じじゃなくて良かったなとつくづく思うよ〙

 

(ちなみにだけど……さっきから先生呼んでるぞ)

 

〘えっ〙

 

「なあ藤咲。さっきから真面目くさった顔してるけど、何考えてるんだ?あぁ?」

 

「……ちょっと問題の答えについて」

 

「ほお?じゃあ答えてみろ」

 

「97です」

 

「……正解だ。聞いてたなら返事はちゃんとしろ。ある意味普通に聞いてないより質が悪いぞ」

 

「はい。申し訳ありません」

 

(便利だなあ。読心)

 

〘なんのことかサッパリ分からん〙

 

(分かってるやつしかその答え方しないぞ)

 

藤咲の少しニヤけた横顔が見える。ちなみに藤咲は所謂主人公席というやつで、明日芽はその隣だ。ちなみに明日芽の前の席はクラス委員の委員長ちゃんだ。今日のブラジャーは赤。

 

〘………〙

 

(藤咲、熱心な目を向けるのは良いが普通には見えてないぞ。透視で見えただけだから)

 

〘………別に見てないけどな。というかその情報要る?〙

 

(ちなみにサイズ(Gカップ)も見えるぞ)

 

藤咲は少しだけ更に深く席に座ると前かがみになった。

 

(そんなになる?)

 

〘……なんのことだ?〙

 

武士の情けで透視はしないが、しなくてもズボンの下がどうなってるかは丸わかりだ。

 

(おいおい委員長でその調子じゃ俺の大きさを知ったらどうなっちまうんだよ)

 

〘……〙

 

藤咲は更に前かがみになった。

 

(ちなみに俺は知らんぞ)

 

〘………別に知りたいとも思ってないが〙

 

(いやもう無理だろその態度取るの。ちなみにどのくらいだと思う?)

 

〘……Kとか?〙

 

(おいおい童貞かよ。このロケットおっぱいがKなワケねえだろ)

 

〘じゃあどのくらいなんだ〙

 

(黙秘権(最低でもMカップ))

 

藤咲は更に前かがみになって最早机に伏せってるような体制だ。

 

「おい藤咲ィ!」

 

「はい!」

 

一瞬で藤咲の体勢が戻る。

 

(ちなみに先生はKカップだな)

 

ゴン!と藤咲は机に顔を打ち付けた。

 

「藤咲ィ!?」

 

と、そんな楽しい日々が続くと思っていた。この日までは……

 

 

 

(藤咲……俺ロケットだったわ)

 

〘は?〙




明日芽 白髪美少女。人間離れしたスタイルをしている
委員長 黒髪を少しサイドに寄せた肩ほどまでのポニーテールに纏めている。切れ長な美貌を持つ少女。
先生  オラオラ系美人の年中ジャージ系教師。髪型は黒髪ショート。すごいからだ。身長は167cm。
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