自宅でガンダムブレイカー4遊んでたらSEED世界に愛機+前作キャラと来ちゃっだぜ☆ガッデム!!   作:くまこう

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今回も難産…!

試験的に他キャラのお話を主眼に置いて描いてみました。

その為前より短めです。


第10話 アルテミスまで②

 

 

ミサside

 

私の名前はミサ・サツキノ。

 

オーブ軍MS機動大隊第3席、巷では[オーブの盾]なんて有難い二つ名で呼ばれてたりする。

 

まぁここまで来れたのもアキヒロが引っ張ってってくれたことが理由なんだけどねぇ。

 

学校でいじめられてたところをアキヒロとウィルが助けてくれて、そこからは3人で楽しく遊んだりしていた。そんな日々を高校まで過ごしていたら、アキヒロが突飛なこと言い出して人生がひっくり返った。絶対あそこで変わったって言える。

 

[コーディネイターが作った機械なんだ。俺たち同じコーディネイターがわからないわけないだろ]

 

そんなことを言われて…迂闊にもときめいてしまったことを…今でも鮮明に覚えている。

 

それからは…本当に目まぐるしい毎日だった。

 

偉い人たちに囲まれて表彰されて、未成年なのに軍の偉い人の仲間入りして、気付けば私専用のMS[MBF-03アザレア]が作成されて、何故か1週間で自分の手足の様に使いこなすことができて、

 

周りを見たら、

 

ウィルは[MBF-02セレネス]

 

アキヒロは[MBF-01アストレイ]

 

が与えられていた。後で聞いたら、アキヒロが一瞬で設計図を組み上げたって話だ。

 

なんだか彼からの贈り物の様で気分が良かった(贈り物が兵器なのはどうかと思ったけどね)。

 

その後は、戦いや机仕事の毎日だった。

 

[第一次オーブ戦役]でZAFTの連中を殲滅して、そこからも何度か周辺国がふっかけてきた小競り合いを叩き潰して、そんな日々を送って[准佐]に駆け上がっちゃって、位が上がったからそれに準じた仕事をしていると、

 

今度は[カガリちゃんが家出したから連れ帰ってきて]なんて言われてヘリオポリスに遠出、

 

そこからなんだかんだで結局戦闘戦闘戦闘!

 

結局ヘリオポリスは崩壊するし、連合の[アークエンジェル]に乗せてもらうことになっちゃったし!

 

更には戦った事のない子に[MSに乗って戦え]だって!

 

「本当にもう…アキヒロは言葉が足りないよ…」

 

そう考えながら[アザレア]の調整をして自室に戻ろうと扉を開けると、

 

「あ…」

 

ちょうど向かいから件の青年[キラ・ヤマト]君と鉢合わせしてしまった。

 

彼は身長の低い私を見下ろして固まってた。

 

「ちょっと?私の顔になにかついてる?」

 

「あ…いえ…」

 

私よりも高い位置にある顔がとても暗い。

 

「それで?何しにきたの?」

 

「えっと…機体のチェックを…」

 

そんなことができる顔ではない。見てわかる通り顔色が悪くて真っ青だよ。

 

…仕方ない。

 

「キラ君…だっけ?」

 

「はい…」

 

「ちょっとお姉さんに付き合いなさい」

 

「え?ちょっと…!」

 

私は戸惑うキラ君に構わずに手を引いて自室に連れて行くことにした。

 

 

 

 

 

 

キラ君を部屋に入れ椅子に座らせる。そしてテーブルに飲み物を置く。

 

「…これは?」

 

「コーヒー。貴重なものだから、飲んだことは内緒にしてね」

 

私は口に人差し指を当てて内密にするように話すと、自分のコーヒーを一口飲んで自分のベッドに座る。彼がおずおずと口をつけて飲んだのを見計らって、

 

「で…そんな暗い顔して何かあった?」

 

「!」

 

と私はまどろっこしいことは抜きにして単刀直入に聞くことにした。

 

「…」

 

キラ君は顔を俯かせて何も喋らない。

 

私は自分のベッドに座って彼が話し始めるのを待っている。

 

数分経って、ポツポツと彼が話し始めてくれた。

 

[アキヒロに言われて捕虜と話してきた]

[これから戦わなくてはいけないのか]

[戦うのが怖い]

 

と話してくれた。正直どう慰めてあげたらいいのか分からないけど…、

 

教えてあげることはできると思った。

 

「そうだね…いきなり戦えなんて言われても怖いよね」

 

「…」

 

俯くキラ君を見ながら話しかける。

 

「今まで、ヘリオポリスって所でずっと平和に暮らしてきたんだもん。いきなりMSに乗っても戸惑って手がくすむよね」

 

と自分が初めて[アザレア]で敵と戦った時を思い出しながら手を見る。

 

「私も…最初は手が震えたよ」

 

「え?」

 

「私達だって最初からあれに乗って戦ってきたわけじゃいよ」

 

「あなたたちも…?」

 

「そうよ?私とウィルは…アキヒロに誘われて軍に入ったの。ウィルはおぼっちゃまなのに軍に入るし、私は仕事何しようか悩んでたから都合が良かったけど…別に人を撃ちたくて入ったわけじゃないよ」

 

と驚いた顔をしてるキラ君に苦笑しながら答える。この子は私たちをなんだと思ってるんだ…。

 

「とにかく、戦うことが怖いなら…君が守りたい人のことを考えたらいいよ」

 

「守りたい…人…」

 

「そ!私が守りたいと思ってるのは、アキヒロにウィル、それにこの艦に避難している彼らだ」

 

私はコーヒーを飲み干して続ける。

 

「ウィルもアキヒロも、君達を守るために一番前で戦ってる。私は後衛で二人の背中を守るのが仕事。それに、君が一緒に戦ってくれるなら…君の背中は私が守る」

 

私はベッドを立ってキラ君の肩に手を置く。

 

「安心して、君は一人で戦っているわけじゃない。君の前と後ろには強い味方がいるし、君が戦うことで…助かる命があるんだ」

 

「……」

 

この子は優しすぎるんだろう。戦うこと自体に忌避感を感じていることがわかる。

 

それでも…彼が死んでしまわない様に私たちが導かないといけない様な気がした。

 

もしかしたらエゴなのかもしれない。偽善と言われるかもしれない。

 

それでも…優しい彼を死なせるわけにはいかない気がした。

 

「君が苦しいと思った時は、友達に吐き出しにいけばいいんだよ」

 

「…いいん…ですか?」

 

「いいんだよ。君の友達もきっと…自分たちのために戦ってくれてる君に感謝してるはずさ!」

 

俯いた顔が私を見上げる。

 

ニコリと笑って背中を押してあげよう。

 

「もし言いづらいことがあったら…私に会いに来てもいいよ?なんたって、私は君たちよりもお姉さんだからね!」

 

と言って彼の頭を優しく撫でる。どうか、目の前で心が揺れている彼に勇気が灯る事を願って、

 

「君は一人じゃない。何かあればちゃんと頼ってね」

 

「……」

 

私を見上げる彼の目に少しだけ光が灯った気がした。

 

「(今はこれで大丈夫かな?)」

 

と私は顔色が幾らか回復したのを確認すると、扉まで向かう。

 

「少し一人で考えてみな。それまで私の部屋貸しておいてあげるから」

 

と言って私は自室を出た。彼には心の整理もだけど…[誰かに頼れるという事実]をわかってほしかった。

 

「(少しでも…キラ君に届いてくれてるといいなぁ…)」

 

とそんな事を思いながら私は食堂でご飯でも食べようかと向かった。

 

 

 

余談だけど、アキヒロがバジルール少尉と仲良さげに談笑しながら歩いている場面を見てモヤモヤしたのをここに書き込んでおく!ムキィ!




と言うわけで[ミサside]でした。

投稿が遅れて申し訳ないです。
今回、この話かキラ君とアスラン君の話で迷いに迷った結果、この話になりました。

次回で一波乱あって、アルテミスに入る予定です。
ここまで読んでくれてありがとうございます。
次回も見てくれると嬉しいです。
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