自宅でガンダムブレイカー4遊んでたらSEED世界に愛機+前作キャラと来ちゃっだぜ☆ガッデム!!   作:くまこう

14 / 20
筆が乗って長くなった。




第14話 姫とZAFTと許嫁。そして先遣隊の報せ

 

 

「あらあら?この艦はZAFTの艦ではごさいませんの?」

 

その一言で集まった人たちの空気が凍った。

 

艦長がその場を収め、彼女と幹部3人に俺の5人は取調室に使ってる部屋に移動した。

 

浮遊してた理由に関しても、史実と変わらず地球軍に攻撃されたところを救命ポッドで逃がされて彷徨っていたらしい。

 

「(まぁったく、地球軍のアホンダラどもは見境なしか)」

 

と俺はそんなことを考えながら3人を見ると、やはりと言うか眉間とお腹に手を置いている。確実にお腹にダメージが入ってるようだ。その内ガス抜きが必要かもしれん。

 

そんなことを考えてるとドアの向こうから気配を感じたバジルール少尉が乗組員達を追い返したところを見届けて、3人に一つ提案することにした。

 

「艦長、ラクス嬢に関してですが、あの捕虜達にお願いしてみてはどうですか?」

 

「あの子達…にですか?」

 

「はい。ZAFTの兵士ならば彼女のことを知ってましょう。快く対応してくれることでしょう。そして彼女の存在がより彼らの行動を制限してくれることになると思います」

 

「…ですがスガ1佐、彼らを自由に歩かせて大丈夫なのでしょうか?何かの拍子に彼女ごと脱走されてしまうことになったら…」

 

「それは無いとは言えませんが、可能性は低いと思います」

 

バジルール少尉から懸念の声が上がるが、俺はすぐに否定した。

 

「ですが、捕虜達を自由に出歩かせて無用な軋轢が生まれかねないのも事実です。なので、彼らには同じ部屋にいてもらい、ドアを施錠し食事以外で何かあれば通話で知らせてもらうと言うとはどうでしょう」

 

そう言うと、バジルール少尉は少し考える素振りを見せる。もう一押しか?

 

「対応は、俺達オーブ軍が請け負います。たまにキラ君を借りる時があるかもしれませんが」

 

そう言うと、ラミアス艦長、フラガ大尉、バジルール少尉は少し考えた後に俺の考えに賛成してくれた。

 

「では、2人を連れて来ます」

 

と俺は牢屋に収監されてる2人を連れてくる為にその場を後にした。

 

 

 

 

 

 

俺は牢屋から2人に手錠を掛けて外に出す。

 

「これから君たちに仕事を与える」

 

そう言う俺に2人は訝しげな目を向けるが、捕虜である為拒否する気も無いようで素直に聞いてくれた。

 

廊下に出て、ラクス嬢のいる部屋に向かう。

 

「君たちにはある令嬢の相手をしてもらうつもりだ。朝は令嬢と部屋で過ごしてもらい、夜は牢屋に戻って寝てもらう。そのサイクルだ。食事はこちらで用意する。それ以外に必要なものがあれば、部屋にある通信機で連絡する様に。何か質問は?」

 

前を歩く2人にざっと仕事の内容を説明すると、ニコル君が反応した。

 

「何故僕たちに相手をさせるんですか?」

 

「彼女はコーディネイターでね、艦内をウロウロされて無用な問題を起こしてもらっては困るんだ。だから、予め君たちに彼女が退屈しない様に対応して欲しいのさ」

 

「具体的には?」

 

「先ほど言ったこと以外に求めることはない。ただ、君たちも外に出ると問題を起こしそうだから扉は施錠させてもらうけどね」

 

とニコル君、次いでアスラン君が聞いて来たので答える。

 

「いったい誰の相手を?」

 

「行けばわかるさ。もしかしたら見知った相手かもしれないな」

 

「「?」」

 

2人が首を傾げてると、食堂の方から言い争う声が聞こえてきた。

 

「(うわぁ…遅かったかなぁ…)」

 

と思いながら2人を伴って食堂に入る。

 

そこには、手を差し伸べているラクス嬢と、

 

「ちょっとやだ!やめてよ!」

「冗談じゃないわ…なんで私があんたなんかと握手しなきゃならないのよ!」

 

とフレイが全力で拒否している場面だった。

 

「(やっぱりかぁ…)はい君たち、そこまでねー」

 

とその場を収めるために間に割って入る。

 

その名前に後ろの2人が大層驚いている様子だったが、そんなこと気にしてられない。

 

「あー…ラクス嬢、何故食堂に?」

 

「あら?あなたは先程の…えーと」

 

「自己紹介をしてませんでしたね。アキヒロ・スガと言いますラクス嬢。それで、どうしてこんなところに?」

 

「よろしくお願いしますアキヒロ様。私、お腹が空いてしまいまして、何度もお声を掛けたのですが…」

 

と恥ずかしそうに頬を赤ながらラクス嬢がそう話す。なるほど、それは俺が悪い。予めウィルかミサにでもいてもらえば良かった。

 

「これはご迷惑をかけました。ちょうどこの後お話し相手を連れて行くところでしたので、食事も一緒に持って行きましょう」

 

「あらそうでしたの?それではご一緒に戻ることにしましょうか」

 

とラクス嬢はニコリと笑って戻ることに賛成してくれた。

 

「ありがとうごさいます。すまないがキラ君。食事を持ってついて来てくれないか?」

 

「え?あ、はい」

 

「そこの君、たしかミリアリア君。休憩中すまないがウィルとミサに俺の自室に来るよう伝えてきてくれないか?」

 

「あ、はい!」

 

とミリアリア君は食堂から出ていく。

 

「さて」

 

俺はフレイ君に向き直る。こちらを見る目には敵意を感じた。

 

「(俺もコーディネイターだから敵だってか?)…騒がせてしまったようで、すまない…俺の不注意だ。この場は俺に免じて納めてほしい」

 

と俺はフレイに頭を下げる。

 

「…ふん!さっさとその子どっかに連れてってちょうだい!」

 

と高飛車に突き放す。俺はさっさとラクス嬢、ザフト2人、食事を持ったキラ君を伴って彼女の部屋に戻ることにした。

 

 

 

 

 

改めて2人をラクスに引き合わせると、アスランもニコルも大層驚いた表情をしていた。

 

「ラクス、どうしてこんな所に…?」

 

「アスランもこちらにいらしておられたのですね…先ほどは恥ずかしいところをお見せしてしまいました」

 

ラクスは気恥ずかしそうに手を頬に当てて苦笑していた。

 

「ラクス嬢、貴女の相手はこの2人に任せることになります。既に知り合いもいるみたいですし退屈なことにはならないかと思います」

 

「お気遣い有難うございます。アキヒロ様」

 

ニコリと笑いかけてくれるラクス嬢。いやぁ美人だなぁキラ君が一目惚れする訳だわ。

 

俺はラクス嬢に会釈をするとアスラン君とニコル君に向き直る。

 

「移動中に言った通り、君たちにはラクス嬢と過ごしてもらう。何か必要なものがあれば通話で報告してくれればこちらで運ぶ。夜は元いた牢屋に移動して寝てもらう。くれぐれも馬鹿なことはしないように、君たちが逃げれば彼女に責任をとってもらう。言動には注意することだ。質問は?」

 

「なぜ…彼女がここに?」

 

とアスラン君がそう投げかけて来た。

 

「彼女は救命ポッドでデブリベルトを彷徨っていた。キラ君に感謝しておくと良い。彼女を救助したのは彼だからな」

 

「キラが…」

 

アスラン君がなんとも言えない表情をして共に来たキラ君を見る。

 

「それ以外はないか?無いなら俺はこれで失礼させてもらうよ。キラ君、君はどうする?」

 

「え、僕は…」

 

「旧友と話していたいなら止めないよ」

 

その言葉にキラ君は悩んだ末にもう少しここでお話ししていく事にしたらしい。

 

俺は1時間後にまた来ると言ってその部屋を後にした。

 

 

俺は自室に戻っていた。

 

「(さてどうしたものか…、今回のことで俺達の誰かがプラント組(アスラン・ニコル・ラクス)を監視しなきゃいけないことになってしまった訳で、3人で出動することができなくなってしまった。次もまぁまぁな物量で攻めて来そうなんだよなぁ…)」

 

そんなことに耽っていると、自室の扉が開く。そちらに目を向けると呼ばれた2人が自室に入って来ているところだった。

 

「呼ばれたから来たよ。何か相談かい?」

 

とウィルが代表して聞いてくる。

 

「残念ながら違う。決定事項の下達だ。まぁ適当に座ってくれ」

 

と俺が言うと、ウィルとミサは思い思いの場所に座った。

 

「まず決定事項の下達からだ。キラ君がZAFTの歌姫を拾って来たもんだから…捕虜達に彼女の相手をしてもらう事になった」

 

そう言うと、ウィルは訝しげな表情を、ミサはあまり興味なさげな表情をしていた。

 

「まぁ聞いてくれ。2人には釘も刺してあるから、馬鹿なことはしないはずだ。だが…彼らの対応を地球軍にさせるのは些かまずい」

 

「何がまずいの?」

 

ミサがそう聞いてきた。

 

「さっき、食堂でフレイ・アルスターが歌姫と揉めた。いや、正確には一方的に歌姫を拒絶したんだ。そんなの見せられたら、ナチュラルに任せていいものかと思ってね」

 

「なるほど、要は僕たち3人が交代で彼らの対応をする事になったってところかい?」

 

「その通りだ。その都合で俺たち3人が同時に出動することができない。具体的に言うと、朝の捕虜の誘導から、要望があった際の対応、食事の提供、夜の捕虜の牢屋への移動。ここまでが仕事の内容だ。朝と晩の誘導に1人、日中の対応に1人、戦闘が発生するまで休暇が1人と思っている」

 

「へぇ〜、気にしなきゃ行けないことが多いねぇ」

 

「本当に…彼らに何かしても意味ないなんてわかるはずなんだけどね」

 

「それが人ってもんだよ2人とも。そこら辺は俺たちが気をつけて行けば解決することだ。取り敢えず、今後のことで業務が増えるってことはわかってくれたか?」

 

「了解だよ〜」

 

「あまりいい気はしないが…仕方ない」

 

2人から了承の意を受けたので、今度はシフトの話に移り、本日日中の対応はミサが受け持つ事になり、夜の移送はウィルが受け持つ事になった。

 

 

 

 

歌姫達の対応にひと段落した俺は、整備区画に赴く。

 

整備員に許可を取って四肢を失ったままのイージスとブリッツを物色するためだ。

 

「(特典で作れはするけど…こう言うのって気になるものだよね〜)」

 

と俺はブリッツに搭乗すると、差し込み口にケーブルを刺し、自前の端末を操作してMSの機体情報の抽出に取り掛かった。

 

数分で情報の抽出は完了した。最終的にブリッツの機体設計図、光学迷彩[ミラージュ・コロイド]のメカニズム、PS装甲のメカニズムの抽出に成功した。

 

その後、イージスにも同様に情報の抽出を行い、最終的にイージスの機体設計図、可変機構について、PS装甲のメカニズムの抽出に成功した。

 

「(この時代、なんでも小型化されてて便利だよなぁ…)」

 

と思いながら二体分の情報が詰まった端末をポッケにしまうと、次にストライクの方に目を向けるが、

 

「(…いや、地球に降りてからウズミ様がもらう話だったような気がする…ならここでリスクを犯して取りに行く必要もないか…)やりたいことは終わった訳だし、ブリッジに上がって様子でも見に行くか」

 

俺は何食わぬ顔をして整備士達に声を掛けてブリッジの方に向かった。

 

 

 

 

 

ブリッジに上がると、中は歓喜の声が上がっていた。

 

「?何かありましたか?」

 

とラミアス艦長に聞くと、

 

「はい!第八先遣隊より暗号パルスが送信されまして、やっと合流できそうなんです!」

 

その言葉に俺はハッと思い出した。

 

「(ここかぁ…先遣隊と合流できそうな場面で先遣隊の壊滅…そしてフレイが復讐を企てるきっかけになる父の死…)なるほど…それは吉報ですね」

 

俺は平静を装ってラミアス艦長にそう答える。

 

「ならば早速先遣隊と合流できるように動かねばなりませんね」

 

「えぇ」

 

とラミアス艦長は久しぶりに見せるにこやかな表情で艦長席に座ると、お祭り騒ぎになっている乗組員達が落ち着いたところを見計らって一声を掛けて航行路線を定め、移動を開始した。

 

「(ここかぁ…先遣隊をなんとか生かさないと…フレイ君が何するかわからん)」

 

と俺は先程までいた整備区画に戻り、アストレイの点検をする事にした。

 

 

 

その後、キラ君を迎えにいくのを忘れ、代わりにミサがキラ君を出してあげたのをここに書いておく。




と言うわけで、次回は戦闘回です。

正直、アスラン君とニコル君の扱いに困ってたのでちょうど良い働き先ができて良かったです。

今後、これがどう影響していくのか。

次回がいつになるかわかりませんが、また呼んでくれると嬉しいです。
ありがとうございました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。