自宅でガンダムブレイカー4遊んでたらSEED世界に愛機+前作キャラと来ちゃっだぜ☆ガッデム!! 作:くまこう
やっぱりダイジェストは難しいわ…
18歳 授与式終了後
授与式が終わり、控え室で親の車を待っている俺たち、
備え付きのサーバーからコーヒーを三つ淹れて正面のミサ、隣のウィルの前に置いて座り、切り出した。
「いやぁ、随分と大ごとになっちまったな」
ソファの背もたれによしかかり、手を頭の後ろで組んで聞いてみる。
「その言葉に同意するよ。僕も驚いている…子供の頃にやった自由研究をするノリで始めた勉強と研究だったけど…僕の想像より一回り以上の結果で…」
と区切り…、
「なんかこう…今まで経験したことがないくらい…達成感があったよ」
とウィルは興奮冷めやらぬ顔で話す。
「いやぁ…正直緊張しすぎてあんまり記憶ないや」
とミサは少し困り顔で先程の授与式を思い出して少し顔が青くなるが、それ以上に瞳を輝かせ
「でも…私たち、凄いことをしたんだなぁって実感したことは…何となくだけど覚えてる」
と両手を胸元に持っていき、それを強く握りしめながら言った。
まぁ、たしかに[NJの無力化]と言う研究発表は、地球に住んでいる人々にとって他と並ぶ事のない大偉業であることは確かだ。
何故なら、この研究を公表すれば、地球上のエネルギー問題が一気に解消されることになる。更には停滞していたさまざまな事業・産業・農業は発展・進化するだろう。
そして、のちに頭角を表すあの組織もこぞってこの技術を用いて…プラントに核ミサイルを撃ち込むことが可能になってしまう。
そう考えると、事後とは言えこれをオーブとは言え国に提出して良かったのかと脳裏に過ぎる。
[自分は戦争を激化させる様なものを作ったのではないか]とか[人種に関わらず知らない人の命を奪うものを生み出してしまったのではないか]とかである。
段々と自分の心境が暗くなっていくことを自覚した俺は、
「これで良かったんだろうか…」
天井を見ながら呟いてしまった。
「「良かったに決まってる(よ)」」
と聞き逃さなかった2人が即答する。
「君が何を考えているのかは大体わかる。だがそれは要らぬ心配だ」
とウィルが顰めっ面でバッサリ切り捨て、
「そうだよ!アキヒロが成し遂げたことは、凄いことなんだよ!それをどう使うかまで考えてたら何も作れないよ」
とミサが近くまで来て俺の手を握りそう叫ぶ。
「君がそれでどうする。残念なことだが、科学の発展と兵器の進化は…どうしても切り離せないことだ」
とウィルが俺の方に手を置く。クールなウィルが珍しく熱くなっている様子である。
「君が最初から兵器に使おうと思っていたとしたら、この研究を手伝ったりなんかしてない。友人として殴ってでも止めるつもりだった」
置いた手に力が入る。
「だけど…君は[兵器]とか人を不幸にする言葉なんて一度も使わなかっただろう!」
とそんな熱の籠った言葉が贈られる。
「そうだよ…技術を悪用するのは…戦争をしたい奴らだけだよ…」
彼女はそう言うと俯き、握っていた手が僅かに震え出す。
嫌なことを思い出させてしまったみたいだ。
「…ごめん。少し弱気になってたみたいだ」
と俺は俯いているミサを見て、握られていない手で彼女の頭に手を置き、再度ウィルに顔を向ける。
「この研究を、悪用なんかさせない。軍事転用するとしても一部のものだけにとどめる様、ウズミ様に掛け合わないと」
その言葉にミサの顔は笑みが戻っていき、ウィルも満足した様に笑みを見せる。
そんな2人に、俺は、
「なぁ、2人とも」
「ん?」「なんだい?」
俺の声を聞いて、2人は期待が混じった顔になる。
あぁ、この選択で間違いないみたいだ。
「一緒に…軍に入らないか?さっき思い知らされたことなんだけど…、2人がいてくれないと、俺はどうもダメらしい」
と肩を透かしながら苦笑する。
「この国を守ってくれないか…俺と…一緒に」
その言葉を聞き、
「元より、そのつもりだよ」
「ねー、アキヒロだけに危ないところなんて行かせて、安全なところで生活なんて出来ないよ!」
と2人から色良い返事が聞けて、とても良かった。
19歳
軍に入るにあたり、研修期間が設けられた。
入隊時に行う[新隊員教育課程]6ヶ月
…部隊の基本的な動きや規律を学ぶ過程である。
幹部になるために行う[幹部教育課程]3ヶ月
…幹部としての部隊運用や現場隊員とは違うことを学ぶ過程である。
ウィルとミサはここまで取り組んだ。だが俺は更にもう一つ研修が残っていた。そう、佐官になったことで行う[高官教育課程](2ヶ月)である。
考えてみてほしい。日本の自衛隊における。一個大隊を纏める隊長の位は大概[1佐]か[2佐]である。
[3佐]は一個中隊を纏める隊長クラスなのだ。
そんな位に名誉とは言え俺は就任したので、2人とは別で研修を受けている。
因みに早く研修を終えた2人は、モルゲンレーテ社で試作のMSの試験運用をしているらしい。
そうして、俺たちの19歳の年は訓練と教育の毎日に消えていった。
MSに乗っている2人のことを考えては「良いなぁ…」と思ってたら、
ピロン!とメールが来た。
「(あ、2人から応援メッセージ来た…)…もう少し頑張ろ」
と俺は身体を伸ばしながら、勉強を再開したのであった。
20歳(上半期)
無事に全過程を修了し、モルゲンレーテ社の一室で俺・ミサ・ウィルそれぞれの機体設計を始める。
パソコンを開き設計を始めようとすると、液晶のない空間にスクリーンが映し出される。
はて?と思いながらそのスクリーンを見てみると、幾つかの項目が設定されていた。
・アセンブル
→新規機体設計・固有武装設定。
・ペイント
→作成した機体を着色する。
・設計図保存庫
→設計した機体、又はあらかじめ設定した機体の保管庫
・???
・???
下二つは文字化けして読めなくなっているが、どこかのブレイカーな項目によく似ており、すぐに察した。
「あぁ、何かしらの特典かな…」
と遠い目をして呟き、無心で[設計図保存庫]をタッチした。
保存庫には幾つかの機体が残っていた。
・アストレイ
・アザレア
・セレネス
・
・
・
その中で、アストレイと書かれた項目をタッチする。
機体名[アストレイ・レッドフレーム]
使用パーツ・頭部[アストレイ・レッドフレーム]
・右腕[アストレイ・レッドフレーム]
・左腕[アストレイ・レッドフレーム]
・脚部[アストレイ・レッドフレーム]
・背部[アストレイ・フライトユニット]
・武装[ガーベラ・ストレート]
[タイガー・ピアス]
[ビームライフル]
[マシンガン]
[アンチ・ラミネートシールド]
・オプション武装
[対艦刀]
[ビームサーベル]
・固有武装
[光雷球]
[二刀乱舞]
転写
と表示されていた。
一番下にある[転写]を押すと、使用パーツと固有武装のみだった設計図がパソコンに流れ込んでいき、やがて詳細な情報まで書き込まれた設計図が出来上がった。
それを見て、
「なんか…随分とあっさりだったなぁ」
となんとも言えない気持ちになってしまった。
その後、[セレネス]・[アザレア]の設計図を追加で転写し、印刷してモルゲンレーテ社開発局に提出した。2ヶ月ほどで完成するらしい。
クミタテンノハヤァ…
その後は軍で格闘術を学んだり、俺主導で作り上げた[MS機動大隊]における小隊長・中隊長候補達の練度向上のためにシュミレーターを作成・量産・設置したりして、周りの高官から[幹部らしくない]と言われながらも仕事に励んだ。
夜には俺、ウィル・ミサの3人で居酒屋に行き、初めての酒を飲んだ。
因みに…意外なことにミサが一番お酒が強く、ウィルがビール一杯でグロッキーになり、今は烏龍茶を飲んでいる。
俺?俺は大人だから焼き鳥齧りながらチビチビと日本酒飲んでるよ。そんな若気の至りは前世で経験済みだかr…、
「アキヒロ!どっちがいっぱい飲めるか勝負しよ!」
「上等だわ後で飲み過ぎて後悔してもしらねぇからなぁ!」
と2人して浮かれて無事轟沈。お会計と帰り道はウィルにお世話になったとここに記しておく。
20歳(下半期)
ウィルに借りを作りながらも[アストレイ]の廉価機体として[M1アストレイ]を量産することになった。平和を維持するにしても守る力があってこそだからと俺は思う。
この思想で何度カガリ様と衝突したことか…、
オモイダシタクナイ…。
そんな軍備補強をしていた頃、史実に無かったことが起こる。
オーブ近海にザフトMS[ジン]・[ディン]・[シグー]・[グーン]の混成部隊が攻め込んできたのである。
潜水艦[ボズゴルフ級]5隻、MS合計40機による侵攻である。
ザフト戦艦より[武装解除し全面降伏せよ。返答次第では武力を持って進行する]と大胆すぎる宣戦布告が通達されている。
向こうの戦力に対してこちらの戦力と言えば…、
[アストレイ]×1
[セレネス] ×1
[アザレア] ×1
[M1アストレイ]×5
その他戦車・榴弾砲など数十台…、
である。
数では圧倒的に不利だ。オーブの高官や政治に携わる面々は顔を青くしている。あのウズミ様も顔がよろしくない。
「(まぁ…そうだよなぁこのMSの数の差じゃお先真っ暗に感じるよなぁ)」
と俺は幹部達の会議に[MS機動部隊]の隊長として参加している。
参加している面々は降伏を口々に発する中、代表のウズミ様がこちらを見る。
「スガ3佐、君はどう思う」
と聞かれたため、手を顎に当てて一言。
「勝てますよ。相応の被害はありますが」
その一言に周りの高官が驚愕しているが、横槍を挟まれるとダルいので構想を説明する。
「戦車大隊の皆さんは飛んでくるであろうミサイルの迎撃と援護を、空中では、俺が乗る[アストレイ]とニヴァース2尉の[セレネス]で制空権を取ります。撃ち漏らしに関してはサツキノ2尉の[アザレア]を射撃特化型武装に換装し地上で[M1アストレイ]5機と共に上陸してくるMSの掃討を考えています」
ざっと防衛構想を語り、最後に…
「やらなければみんな死にますよ」
と言い放つ。周りは口をもワナワナさせている中、ウズミ様が数秒目を閉じて息を吐く。
「出来るんだな?」
「やってみせます」
言葉はそれだけで十分だった。
結局、防衛策は俺の案で行くことになった。
結論として、この防衛は成功した。沿岸部が戦闘の影響でガラクタとオイルと死体で荒れ果ててしまったが、
内容は長くなるから割愛するが、今回の[第一次オーブ戦役]で俺は[アストレイ]に乗り合計15機のザフトMSと潜水艦3隻を撃破。
ウィルは[セレネス]でMS10機と潜水艦2隻を撃破。
残りの15機は地上で射撃兵装をぶっ放していた[アザレア]と[M1アストレイ]達が撃墜していた。
オーブを未曾有の危機から救った俺たち[MS機動部隊]は結成数ヶ月で正式に大隊規模に拡大、育成、[M1アストレイ]の早期量産と充足が決定された。
更に、今回のことで俺が[1佐]に昇進。
俺に次いだ撃墜数を誇るウィルと、地上でM1アストレイ達を率いてオーブ国移住地を焼かせなかったミサが[准佐]昇進。
俺たち3人と共に戦場に出て誰1人欠けることなく生還した5人のパイロット達は[一尉]になり、[MS機動中隊長]に任命された。
その後、オーブはプラントに対して抗議の書状を叩きつけ賠償とその他諸々を要求している。
この戦役から数日経ち、軍の面々や政治家達から[オーブの紅龍]と呼ばれる様になり、ウィルが[白きハヤブサ]、ミサが[オーブの盾]と呼ばれる様になった。
そして月末、俺たち3人はウズミ代表に呼び出され以下の事を言われた。
[娘がGシリーズの開発計画を嗅ぎつけてヘリオポリスに行った。護衛として追いかけてほしい]
まさかこういう形で原作に入り込むことになろうとは…、
表向きの理由として、ヘリオポリスで作成した[アストレイ]・[セレネス]・[アザレア]の新武装も出来上がっている為、試験運用も兼ねてMS込みで行くことになった。
俺達は命令を受諾し敬礼。
「カガリ様のこと、お任せください」
と2人を伴って部屋を出た。廊下を歩きモルゲンレーテ社への申し送りと複数枚の設計図を渡す。MS機動大隊でしばらく不在する旨と戻ってくるまでの体勢の指示出しをしながら…、
「(はじまるなぁ…原作が)」
とボヤッと今後に思いを馳せるのだった。
2話目で早速やらかした〜。
原作より五年も早くニュートロンジャマー撃ち込まれてた〜。
きっと[血のバレンタイン]も原作より早かったんだろうなぁ(遠い目)
他の改変部分としては
・M1アストレイはレッドフレームの廉価版機体という設定。
・[セレネス]・[アザレア]は[レッドフレーム]を素体として作り上げられた機体という設定。
・ヘリオポリスでは[Gシリーズ]の他にエース機達の新武装の開発が追加されている。
今回でやっと原作前のあれやこれやが終わりました。
オリ主一行達の昇進がマッハ過ぎるけどキニシナイキニシナイ…
もしセレネスとアザレアの機体レシピが知りたい人がいれば次の後書きで投稿します。
また次のお話で会いましょう。ありがとうございました〜。