自宅でガンダムブレイカー4遊んでたらSEED世界に愛機+前作キャラと来ちゃっだぜ☆ガッデム!!   作:くまこう

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そんなこんなで、なんとか2部目を投稿。

今回のことで、ヘリオポリス編終了です。


第7話 運命の日(後編2)

 

 

フラガ大尉の口から[クルーゼ隊]という単語が聞かれた後、乗組員は積載作業に取り掛かった。その中には、[アストレイ]の破損したパーツもあるみたいで取り敢えず一安心である。

 

ウィルとミサはMSに乗って積載作業の手伝いをしている。

 

俺はと言えば、ブリッジで幹部会議に参加している。議題は今後のことである。

 

俺は手をあげ、

 

「まず、最初に宣言しておきます」

 

と開口一番にそう言った。

 

「なんでしょうか?スガ1佐」

 

「今回、我らオーブ軍3名はラミアス艦長の元、[客将]という形を取らせてもらいます。基本的にそちらの指示には従う方針をとり、なにかあれば意見、又はそれに準ずる行動を取ることをここに宣言します」

 

そう言って俺は手を下ろす。

 

「ヒューッ!それは心強い限りだね」

 

とフラガ大尉がそう言う。

 

「では、改めて今後のことを話し合いましょう」

 

そうラミアス艦長が音頭を取り、今後の話し合いが始まった。

 

[今後の進行ルート][物資の搬入に関して][最終的な目標地点]と決まっていく中で一つの議題に直面する。

 

内容は[今後のストライクのパイロットについて]

 

バジルール少尉がストライクのパイロットについてフラガ大尉を指名したがフラガ大尉はこれを拒否。理由は「あんなOSじゃあ操縦できない」「戻したところで動きはぎこちないものになるだろう事は目に見えている為、パイロットはやれない」と言う事だった。

 

至極真っ当な意見にバジルール少尉も反論ができない。ならば民間人に乗せず、俺たちに出撃してもらう話になったが、

 

「申し訳ないが、現状は1機でも戦力が欲しいところです。できる事なら彼には引き続き[ストライク]に乗って欲しいと言うのがコチラの意見です」

 

と俺が制した。

 

バジルール少尉は睨むように目を細め、

 

「では…民間人の彼をこのまま載せ続けるつもりですか⁉︎」

 

と声を荒げる。その言葉に対して、

 

「現場では、仕方のないことです。彼には悪いですが」

 

と俺が言うと、バジルール少尉はコチラを睨んでくる。

 

「で、あの子はそれに賛同してくれているのかねぇ?」

 

とフラガ大尉がそう言うと、

 

「それに関して、俺から提案があります」

 

「提案…ですか?」

 

とラミアス艦長が疑問符を浮かべる。

 

「この後の戦闘に限り、私が[ストライク]に乗るのはどうでしょうか」

 

「貴方は何を言っているんだ⁉︎」

 

やはりと言うかバジルール少尉が激しい反応を見せた。

 

「現場、私の愛機[アストレイ]が右腕の切断による機能不全に陥っています。偶々倉庫に部品があったものですから今後、修理が進めばそちらに乗り換え、戦闘に出ることができます」

 

「しかし、現場では[ストライク]と言う無傷の機体がありながらパイロットが不在という事態です。ゆくゆくはキラ君に引き継ぎたいところですが、本人にも心の整理が必要でしょう。なので[アストレイ]が直るまでの間、私が[ストライク]に搭乗し戦場に出ることを提案します」

 

「ふざけないでいただきたい![ストライク]は地球連合に残された最高機密だ!それを客将とは言え[オーブ軍]の人間を乗せるわけには行きません!」

 

「ならどうしろと?片腕の無い[アストレイ]に乗って向こうの大将、[ラウ・ル・クルーゼ]に首を取られろと?」

 

「ぐぅ…!」

 

「[ストライク]は今、必要だ。外で戦う戦力は多い方がいいに決まってる…どうだろうか」

 

「……」

 

バジルール少尉は口をワナワナさせながも言葉が出ない。これが現状の最適解だということもわかっているはず。

 

「俺はいいと思うぜ?経緯はどうであれ、元は[モルゲンレーテ社]で作った機体だからな」

 

とフラガ大尉が賛同する。

 

「私も賛成です。今は…万全な戦力が一つでも欲しい場面であると考えます」

 

大尉2人からの賛同を得られた所で…、

 

「…私は、お二人の意見に従います」

 

と渋々バジルール少尉が折れる形となった。

 

「なら、次やることと言えば…」

 

「彼の説得…ですね」

 

とラミアス艦長がそう言う。

 

「私がしましょう。同じ[オーブ国民]同士、話してみます」

 

そう言って、その場を離れて彼のところに向かう。

 

「(さて…どう説得したものか…)」

 

と、意外と行き当たりばったりなことを考えてたりするのはここだけの内緒だ。

 

 

 

 

 

 

 

「お断りします!」

 

協力の打診に対して、開口一番がそれだった。

 

「(うぅん…予想通り)…とは言うがねキラ君、現状、あの機体には君しか乗れないんだ」

 

「僕たちは戦争が嫌だからオーブで過ごしていたのに!なんで[オーブ軍]の貴方が僕に戦場に出ろって言うんですか⁉︎」

 

「確かに、君の言い分はわかる。俺も君に酷なことを頼んでいる自覚はしているつもりだ」

 

「ならどうして⁉︎」

 

そうキラが叫ぶ。周りには彼の友人達とカガリがいる。誰も心配そうな表情だ。

 

「君に戦う力があるからだよ」

 

「っ!」

 

「君には戦う力がある。それは紛れもない事実だ。そしてそれは…振るわれなければただの宝の持ち腐れであることも確かだ」

 

「そんな力が欲しかったわけじゃない!」

 

「そう言って、彼らと一緒にここに居たとして、後悔はしないか?」

 

「⁉︎」

 

「ここで彼らと一緒にいたとして、外で俺たちパイロットが全滅して…アークエンジェルが落ちたとして…[あぁ、あの時戦っていれば]って後悔しないかい?」

 

キラは俯いてしまった。

 

「厳しいことを言うが…、今この艦で人員を無駄にする事はできない。そして、戦場で戦うことが出来る人員は…この艦を守ることが出来るのは…俺たちだけなんだ」

 

キラは俯かせた顔をあげる。

 

「今回は俺が[ストライク]に乗って行ってくる。それまでに心の整理をしておいて欲しい」

 

その言葉にキラは驚く。

 

「あ…貴方も乗れるんですか?」

 

「君がやってくれた[アストレイ]が直るまでの間だがね。俺たちも君と同じ[コーディネイター]だからね…」

 

そう言うと、カガリを除いた周りが驚いた表情になった。

 

「この艦には、君たちが乗っているんだ。オーブ軍大隊長として命に賭けても君たちは守ってみせるさ」

 

そう言って俺は、格納庫に向かって歩いて行った。

 

 

 

 

 

程なくして[ZAFT]が侵攻を開始した。大量の[ジン]が投下されており、両手には長いミサイルが装備されており、明らかに崩壊直前の衛星にとどめを刺す気満々である。

 

俺たちはそれぞれの機体に搭乗し、発進シークエンスに移り発進していく。

 

「[アキヒロ、先に行くよ]」

 

「[アキヒロ、無理だけはしないでね]」

 

と2人からエールをもらう。

 

「[ウィル・ニヴァース!セレネス!出る!]」

 

「[ミサ・サツキノ!アザレア!いっくよー!]」

 

と2人が発進していく。

 

その後、[ストライク]の武装シークエンスに移り[ソードストライカー]が接続され、射出場所まで来た。

 

「アキヒロ・スガ!ストライク!発進する!」

 

その瞬間、[ストライク]は勢いよく射出された。俺はすかさず[フェイズ・シフト装甲]を作動し敵軍に突貫していった。

 

 

 

 

[ジン]の一団と対面した瞬間にミサイルが撃ち込まれる。

 

俺は左肩にマウントされている武装[マイダスメッサー]を投擲する。放たれたビームブーメランは寸分違わず飛来してきたミサイルを両断し爆破、近くにあったミサイルもそれに誘爆し爆散する。

 

俺はバックパックにマウントされた対艦刀[シュベルトゲべール]を両手に持ち、スラスターを全開にして爆風に突っ込んでいき、煙から抜けた先で呆けている[ジン]2機を一振りで両断する。

 

そして離れた位置にいる[シグー]にアンカー武装[パンツァーアイゼン]で拘束し、コチラに引っ張る。引っ張られた[シグー]が剣の範囲内に入った瞬間、右手に持った[シュベルトゲベール]ですれ違いざまに斬り伏せる。

 

近くにはまだまだ多数の[ジン]がいる。俺は再度、周辺の掃討に移った。

 

 

 

 

 

 

 

 

遠くでは[セレネス]・[アザレア]が単機で無双しているようでとても安心した。

 

こちらは周辺の[ジン]や[シグー]の掃討が終わり、他の戦場を向かおうとすると、

 

「[キラ!]」

 

と無線よりそんな発言が聞かれ、周囲を見ると外壁の穴から赤い機体[イージス]がコチラに向かってきていた。

 

「[キラ!応答してくれ!キラ・ヤマトなんだろ⁉︎]」

 

と搭乗者と思われる人物[アスラン・ザラ]よりコチラを[キラ・ヤマト]と勘違いして無防備に語りかけてきた為、妙案を思いついた。

 

「(このタイミングなら…鹵獲できるか…?)」

 

そう思ったが吉日と言わんばかりに、剣を右手に持った状態で[イージス]に対してゆっくりと近づいていく。

 

「[キラ!応答してくれ!]」

 

とアスランがまだ勘違いしている為、不意打ち気味にスラスターを全開にして剣で[イージス]の両足をすれ違いざまに斬り捨てる。

 

「[⁉︎キラ待ってくれ!俺だ!アスランだ!なんでお前が地球軍なんかにいるんだ⁉︎]」

 

アスランは突然の攻撃に困惑しているためか動きがおぼつかない。背後から追撃で[イージス]の右腕を剣で、左腕をマイダスメッサーで斬り捨てる。

 

おそらく愕然としているだろう声色を聞きながら、

 

「二つ、君は間違いを犯している」

 

と俺は無力化された[イージス]の胴体を回収する。

 

「[お前は誰だ⁉︎]」

 

「まず一つ目、聞いての通り俺は[キラ・ヤマト]じゃない」

 

「[⁉︎]」

 

「そして二つ目、俺は[地球軍]ではない。俺は[オーブ軍]所属だ」

 

「[なぜオーブの人間が…それに乗っているんだ!]」

 

「簡単な話だ。どっかの機体に俺の愛機が右腕を斬られてしまってね。直るまでの間に合わせで乗っているだけだ」

 

「[…まさか…お前が[オーブの紅龍]…?]」

 

「無駄話が過ぎたようだ。とりあえず…[イージス]は返してもらう」

 

そう言って、俺は無力化された[イージス]を伴って[アークエンジェル]に帰還した。

 

 

 

その後、[イージス]をアークエンジェルに放り込んで前線に戻るが、度重なる内外での戦闘で衛星が限界を迎えたようで[ヘリオポリス]は崩壊した。

 

両軍撤退の合図が出たため戦闘は終了となった。

 

「ん?」

 

戻り際、デブリ帯の影からブースターの故障した脱出ポッドが一つ姿を現した。原作ではあの中には[フレイ・アルスター]がいる。しかし同時に医者もいる為、負傷したラミアス艦長の手当てをしてもらえると言う利点もある。軍人である為、回収してゴリ押すわけにもいかない為、

 

「アークエンジェル、こちらストライク。デブリ帯に脱出ポッドを発見した。おそらく推進部が故障している物と思われる。そちらの指示を仰ぎたい」

 

天運に任せることにしてみた。

 

「[こちらアークエンジェル。それに関してはすぐに救急隊も来る。コチラの人員に割ける余裕はない]」

 

「了解、しかしあのポッドの中に医者がいるかもしれない。たしか…艦長が負傷していたはずだ。一度アークエンジェルに来てもらい、ポッドを修復した後に再度避難してもらうのはどうだろうか?」

 

「[…少し待て、艦長と話してくる]」

 

「了解」

 

しばらくして、艦長より収容するように通達があった為、

 

「(そうなるよなぁ…)」

 

と思いながらこの後起こることの不安を感じながら艦に戻って行った。

 




ここまで読んでくれて、ありがとうございます

今回のことで、原作と大きく乖離することになりました。

アスランの捕縛、イージスの奪還。

今後、どうなっていくのでしょうか

次回も読んでくれると嬉しいです
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