VRMMO作ってみたくない?   作:ゴロゴロ鼠

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前から軽くこんなの書こうかなと思っていたのですが最近シャンフロにハマったのをきっかけに書いてみようと思い書いてみました。


社長やってます

ビー ビー

 

気持ちよく寝ていたらスマホが鳴っている音で目が覚めた、嫌な目覚め方に顔をしかめるがとりあえず手を動かして電話を取る

 

「・・・はい、もしもし」

 

『あー、やっと出た』

 

「何だお前か、どうした?休日の朝っぱらに」

 

『何だじゃないよ、寝ぼけてるの~?今日は月曜日だよ。遅刻ギリギリ~』

 

「・・・は?」

 

俺は直ぐにスマホに表示されている日付を確認する

 

 

 

・・・・・・ッスーーー

 

「一日以上寝てたーーーー!!」

 

 

「おはよ~、今日の朝ごはん何~?」

 

布団から出て寝巻のまま一階へ降りると既に妹がご飯を食べ終わる頃で少し呆れた様子でこちらを見ている

 

「・・・お兄ちゃん急がなくて良いの?」

 

「大丈夫大丈夫、連絡はしたしウチの会社フレックス制だから」

 

こういう少し遅刻しそうなときは本当に助かる、フレックス万歳

 

「あんまり遅れないようにね、私は先に行くから」

 

行ってきまーすという妹の声から数秒後、まだ寝ぼけている頭を使って今日が何の日かを思い出す

 

「・・・ああ、そう言えば今日からか。あいつが社会人になるの」

 

我が妹に頑張れよと心の中でエールを送っていると母親に早く食べて会社に行けとお盆で軽く小突かれた

 

 

朝食を食べた後、通勤ラッシュから少しずれているため少し余裕がある電車に乗り会社の最寄り駅まで移動、その後少し歩いて会社にたどり着いた

 

「さてさて、今日のルートを教えてくれ」

 

『はいは~い、この通りに進めばたどり着くよ~』

 

「了解」

 

ナビされるとおりに会社の中を進んでいくと最終的に大きな扉の前までたどり着いた。前に聞いた話ではこの扉は小さい爆弾程度なら余裕で耐えられる強度を持っているらしい

 

「えーっと、パスワードは・・・」

 

『・・・ショウニンシマシタ』

 

「おはようございま~す、ちょっと遅れちゃいました」

 

「あー!やっと来た」

 

「今日は大事な日なんですから送れないでくださいよ」

 

「涼風さんまたあそこの調整してたでしょ。好きだよね~」

 

「皆さんだって好きでしょ?あそこに限らずあの世界たちが」

 

「まあね。でもそれと遅刻とは別」

 

「それは本当にすみませんでした」

 

本当に、何で今日に限って遅刻したんだろうかと少し落ち込むがわざとらしくゴホンと咳を一つして空気を換え少し真剣になる

 

「さて、それでは本日の予定の確認でもしますか」

 

「何か仕切り出したぞー」

 

「一人だけ遅刻しておいて何事もなかったかのようだ。このメンタルは見習った方が良いのか?」

 

「そこ静かに!今日は大事な日なんだから念のため確認しておくのも大事でしょう」

 

「とはいってもなあ・・・」

 

「この後は会社合同入社式挨拶をして・・・って言ってもオンラインでここから会場に配信するだけだけど」

 

「その後は15時ごろから配信サイトでのライブ配信ですね」

 

「いよいよだ~この日をどれほど待ちわびたか」

 

「涼風さん嬉しそうですね」

 

「まあこの中であれに一番入れ込んでるのこの人だからなあ」

 

「そんな大事な日に何で遅刻してるんだろう?」

 

「蒸し返さないでもらえます~?」

 

チクチク言葉が刺さるけど気にしない気にしない。時計を確認するとそろそろ時間なので壁際のロッカーを開けそこに置かれている目当ての物を取り出す

 

「さーてと、新しい社員たちに挨拶してきますか」

 

 

「・・・え~、それでは最後にグループ会社全社長による挨拶を行います」

 

(来た!)

 

今年新社会人となる俺は専門学校にてゲーム制作の技術を高め念願かなって今や世界一のゲーム企業とも呼ばれるシードグループの会社に入社することが出来た。

採用倍率が2~30倍とも呼ばれるほどに競争率の高いシードグループ、ここまでの人気と世界一のゲーム企業と呼ばれているのはシードグループがゲーム業界の常識を軽々と壊したためだ

 

(実績とその人気ぶりとは裏腹にグループの各企業の社長たちはメディアに一切顔を出さない、ネットでは人間じゃないやら一人の人間が全会社を回してるだとかいろいろな説がでている)

 

そんな今まで誰もあったことが無い伝説の人たちに画面越しとはいえ会える。周りを見れば皆食い入るように画面を凝視している

 

『あー、これで繋がったかな?誰か聞こえてる?』

 

「聞こえております社長」

 

『お!こっちも聞こえたよ~ありがとね』

 

画面からゴソゴソと音が聞こえると同時に何処かの会議室のような映像が流れてくる。少し確認を行った後、複数人の足音が大きくなり画面に人影が映る

 

(遂に伝説の人たちを見れる!)

 

ここに入社している人たちはゲーム制作技術が高いのは言わずもがな99%はシードグループが出すゲームのファン。そんなゲームを作っている会社のトップ層を見ることが出来るとあっては興奮しない訳が無い

 

「・・・ん?」

 

画面に映るのは数人の男女、このことについては全く問題はない。女社長が居ると言うことは聞いたことは無いが「そうなんだ」で済むことだ。俺が思わず声を出した理由は

 

「あのヘルメットを被ってる人たちって公式チャンネルに出てくる人たちだよね?」

 

「社長たちの挨拶前に何かあるのかな?」

 

周りからも聞こえる通り画面に映ったのはシードグループの公式チャンネルでよく見かける正体不明のヘルメット集団だった

 

「まさか・・・!」

 

『皆さん、入社おめでとうございます。まずは諸事情により顔と名前をお出しできない事をお詫び申し上げます』

 

『私達はシードグループ公式チャンネルにて公開されている動画に出演させていただいておりますので知っている方もいらっしゃるかもしれませんが』

 

『実は私達!ただの仮装集団じゃなくて本業は・・・』

 

『『『社長やってます』』』

 

(・・・)

 

(・・・)

 

(・・・)

 

この瞬間、急な情報に新入社員の表情は混乱により呆けていたり目を白黒させていたりと多種多様な顔をしていた。それを見る進行役の偉い立場であろう人は逆に無の表情、あれは諦めの無だろう。この場で無の表情になっていたいのは笑いをこらえている会場のスタッフ、恐らく新入社員時代に同じ目に遭った人たちだとなんとなく分かる

 

(・・・そう言えば、正体不明の社長説の中に実は既に出てるけど誰も気づいていないって説があったな)

 

当時は注目度が高い会社の社長がメディアなどに出てきて誰も気づかない訳が無いだろうと一蹴されていたが

 

(一番あり得ないと言われてた説が当たりかよ)

 

 




グループ企業ってフワッとしかしらないからこんな感じで良いのか自信ない・・・

次は7時30分に投稿予定です
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