VRMMO作ってみたくない?   作:ゴロゴロ鼠

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ユートピア者のマスコット的存在

 

「ライブ配信開始10分前です!」

 

「は~い」

「分かりました」

 

ここはシードグループの一つであるユートピア社内にある配信スタジオ、ここではヘルメットを被り正体を隠したユートピア社の社長と副社長。そして大勢のスタッフが動き回り配信の準備を進めている

 

「気合が入ってますねお二方」

 

ユートピア社のヘルメット二人組が声のした方を振り向くとそこにもまたもヘルメットをした人物。声やヘルメットにペイントされたマークからシード社の社長である古くからの友人だと二人は即判断した

 

「もっちろん!とうとうあの世界がサービス開始できるんだもん!」

 

「私達二人が一番思い入れのあるゲームですからね。自然と力が入ってしまいます」

 

「そうですね。それでは今日の配信を大成功させて景気よくサービス開始の準備をしましょう」

 

「は~い!」「はい」

 

 

4月1日15時

平日の大体の会社が就業時間中であるにも関わらず待機者が一万人を超える中、配信が開始された

 

♪~~

 

開始のBGMが流れつつ待機画像から涼風たちヘルメット組三人を映しているカメラ映像へと切り替わる

 

「皆さんこんにちは、シード社のマスコット的存在「〈管理者(アドミニストレータ)〉」です。今回の配信は私と・・・」

 

「皆久しぶりー!ユートピア者のマスコット的存在その1の「ノーネーム」でーす!!」

 

「同じくその2の「ノーフェイス」です。本日は私達三人での配信となりますのでよろしくお願いいたします」

 

:きたーーー!

:淡々と自分の事マスコット的存在って言うの何か面白い

:ノーネームちゃんだやったー!!

:ノーフェイスお姉さまーー

:今回はユートピア社のゲーム発表か

:配信開始まで誰が登場するのか分からんの少し不便やけど毎回ドキドキしながら見ちゃう

:もしかしてギャラクシア・ヒーローズの最新作発表か!!?

 

コメント欄も良い具合に盛り上がっているようでそれを確認した三人は予定通り最新情報の発表を行う

 

「それでは、皆さんお待ちかねの最新情報の発表です、ノーネーム、ノーフェイス。よろしくお願いいたします」

 

「は~い」「承知いたしました」

 

「それじゃあ早速皆さんにはこれを見てもらいます!」

 

「それでは・・・スタート」

 

 

 

『WELCOME TO SHANGRI-LA FRONTIER』

 

【遥かなる太古、神代と呼ばれる時代があった。偉大なる神人達は後世に命を紡ぎ・・・

 

ノーフェイスの合図とともに始まった映像はシャングリラ・フロンティアのプロローグ映像、その後にフィールドでの動きやゴブリンやヴォーパルバニーとの戦闘映像を簡単に流して最後にNPCとの簡単な会話を行い画面が暗転する。視聴者には好評なようでチャット欄が勢いよく動いていく

 

 

:凄い綺麗なもりだったなぁ

:川の水とか本物みたいだったぞ

:自由度高そうでワクワクする

:お金よし!予約は何処から行えば?

:戦闘も迫力あるなぁ

:わあ、包丁で木を折っちゃったよ

:あの兎可愛い見た目してエグすぎだろ!

:名前からも分かる通り致命傷になる首ばかり執拗に狙ってくるの恐ろしすぎ

:あ、街の映像になった

:もしかしてあれNPC?

:凄い流暢に喋ってるなあ

:唐突に関係ない話をされて困惑するのリアルすぎ

:これ人間と見分けがつかないレベルなのでは?

:どんな近未来じみた技術でもシードグループだからなあで解決してきたからなぁ

:・・・画面暗いまま止まったな

:トラブル?

:トラブル珍しいね

 

 

暗く何も見えなくなった画面い視聴者たちは困惑し機材トラブルかとの心配の声が出始めた時、ボッ!という音と共に松明の明かりが出現しそれにより周りが見えるようになった。それと同時ナレーションの音声が入ってくる

 

【報告:新たに発見された遺跡にて最強種に関係すると思われる壁画を発見。現在詳しい事を調査中】

 

声の主らしき男はそう書いた紙と途中までの調査資料と思わしきものを鳥に咥えさせ空へと放った。

 

:何か遺跡っぽい場所が書いてたな

:取り合えずトラブルじゃないみたいで安心

:最強種?

:このゲームのボス的存在かな?

:鳥可愛い

:なんか狼っぽい絵が描かれてた

 

 

『・・・は~い!皆さんどうでしたか?』

 

「皆様にはこの度、我がユートピア社にて発売されるゲーム『シャングリラ・フロンティア』の映像を見ていただきました」

 

「いや~面白そうでしたね、ちなみに最後に出てきた最強種ってのは?」

 

「それはひ・み・つ☆ゲームをプレイしてからのお楽しみってことで」

 

「なるほど、それでは気になるシャングリラ・フロンティアのプレイが出来るサービス開始時期の発表をお願いいたします!」

 

「承知いたしました。ノーフェイス、お願いいたします」

 

「了解!それでは・・・えいや!」

 

ノーフェイスは掛け声とともにポケットから出したサイコロを投げた、サイコロを置いてあったテーブルの上でコロコロと転がり1と言う数字を表示して止まった

 

「お、1で止まったねぇ。じゃあ一週間後の4月8日がシャングリラ・フロンティアのサービス開始日ってことでよろしくー!」

 

「ソフトのパッケージ版は明日の全国の対応店舗に置かれます。店舗詳細はユートピア社公式サイトにて、ダウンロード版はこの配信終了後から配信を開始いたします。しかし先ほども言った通り4月8日まではプレイが出来ないためご注意ください」

 

 

:4/8了解

:今回は運が良かった

:さーて明日買いに行くか

:有給申請しとくか

:これで今日の配信終わりかー

 

 

「さて、これでユートピア社の発表は以上になるのですが、今回はこれだけではありません!」

 

 

:え?

:まだ何かあるの!?

:何時もゲーム一本紹介して終わりなのに珍しい

:ユートピア社の情報が終わったってことはシードも発表することがあるの?

:同時発売はどれを進めれば良いか悩むからやめてくれ~!

 

 

ゲーム『シャングリラ・フロンティア』のお披露目にて配信が終わりかと思っていた視聴者たちだったが、ノーフェイスの発現により驚きの声でチャット欄が流れていく。それを見つつ〈管理者(アドミニストレータ)〉は座っていた椅子から立ちカメラに目を合わせる

 

「はい、今回シードからも発表実行があります。社長から手紙を預かっていますのでこちらをどうぞ!」

 

『シードグループの現社長副社長である創設メンバーでゲーム作ります』

 

「・・・え?これだけですか」

 

「これだけです。という訳なので皆さん楽しみにお待ちください」

 

管理者(アドミニストレータ)〉がそう言うと配信カメラが切られ終了画面へと移った

 

:・・・?

:え?

:え?

:えぇ・・・

:終わった!?

:それだけかよ!

:シード創設者全員集合ってこと!?

:「シードグループの現社長副社長が集まって作ったゲーム」って字面強いなあ

 

 




主人公たちのヘルメット被った時の名前ですがそれぞれが好きな作品から名前取ってます

ヘルメットのデザインとしてはワンピースのベガパンクサテライトの「正」が被ってるようなので顔の部分にそれぞれ好きなペイントをしてます。今回できた三人は

ノーネーム:シャングリラ・フロンティア漫画のノーネームの顔をデフォルメした絵
ノーフェイス:シャングリラ・フロンティア漫画のノーフェイスの顔をデフォルメした絵
〈管理者〉:木の様な形をした配線板っぽい絵。イメージとしては木の様に下から上に枝分かれして言っている魔術回路のような模様
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