孫悟飯の双子の妹なのに病弱でした。   作:oir.1

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そんなこんな天下一武道会はバトルロワイヤル形式になったらしい。

残った6人で一斉に戦い残った者が優勝者なんだという。

 

そして早速試合が始まり……始まって数秒で一般の参加者は武舞台から弾き出され,残ったのは既に4人のみ

龍華,18号,マイティーマスク,そしてミスターサタンである。

 

「ひ……ひぃぃぃぃ……!!」

 

「ふん……アンタにはクリリンがやられた借りがあるしね……それに油断出来る相手じゃない……手加減しないよ……」

 

完全に怯えて蚊帳の外のミスターサタン(最もここに残ってる辺り悪運の強さはピカイチなのだが)

18号は1回戦でクリリンがやられたというのもあるのか龍華に対して油断なく構えている。

 

そして……

 

 

「……おい悟天!早く動けよ!」

「でもこれ見えなくて動けないよ……トランクス君……」

「穴を開ければいいだろ!」

 

「……うーん一般の人っぽいけどここに残ってるし,それにさっきから何か変な動きをずっと……」

 

何やらモゾモゾと蠢くマイティーマスクに困惑を浮かべる龍華。しかし龍華は一旦マイティーマスクは放置して18号の相手をする事にした。

 

「それじゃあ……行きますよ18号さん」

 

「……!」

 

瞬間一気に18号の目の前まで現れ,蹴りを叩き込む龍華。

18号はギリギリで腕をクロスし,受け止める。

 

龍華は止まらずにラッシュを仕掛ける。

だが18号も負けずにいなし続ける。

さすがに一度はベジータをも圧倒した実力を持っている18号。もうサイヤ人達には及ばないもののそれでもクリリンなどの地球人に比べればとてつもない実力を持っている。

 

そんな中龍華が考えていることは入院生活中,気の探知を極めた事によって常に見ていた光景。

 

 

ーーー確かこういう時……お父さんは……

 

ーーークリリンさんはこんな技を……

 

ーーーピッコロさんはこんな立ち回りをしてたはず……

 

 

ずっと見ていた戦いの光景。龍華はそれを見様見真似ではあるが,今までイメージだった動きを実際に実戦を積む事に自身の糧としていた。

 

そして18号は龍華の一撃で大きく吹き飛ばされる。

 

「……くっ……アンタ戦う度に動きも含めて強くなってってるね……!ほんとサイヤ人ってのは化け物なのかい……!」

 

「……ふふ

 

ーーー楽しいなぁ……戦いって……お父さんが好きな気持ちも分かるな。

自由に動く体,命を懸けて相手と競い合い,血肉を注いで拳を振り抜く

楽しいなぁ……もっと……もっと

 

 

「ーーー!!!」

 

瞬間龍華の気が大きく爆ぜて,光のような速さで18号に攻撃を仕掛ける。

ただ速いだけではない。その一撃一撃がとてつもない重さだ。

 

「うっ……」

 

「・・・・・・・・・・」

 

 

龍華は無言で独特の構えをする。そしてそこに気が収束していく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いかん!!皆伏せろ!!!」

 

その技をよく知っている武天老師が龍華の一撃が放たれたらどうなるかをいち早く想像し,叫ぶ

 

 

 

 

 

 

 

 

「武天老師様!?」

 

ヤムチャが自身の師である武天老師の焦燥に満ちた様子に何が何だか分からずしどろもどろになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

「りゅ……龍華……」

 

チチは戦い始めてから豹変したかのような娘の姿に不安そうな表情を浮かべる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「な……なんだ……!?」

「ト……トランクス君すっごい揺れてるよ!?」

 

上手く動くことが出来ず,その場で蠢いていたマイティーマスクが慌てだす

 

 

 

 

 

そして……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「波ぁぁぁぁ!!!!」

 

 

青白い閃光が辺りを包んだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

視界が晴れるとそこには……

 

「…………」

 

18号がボロボロだが,しっかり生きた状態で場外に出ていた。

龍華もさすがにある程度死んだり,消し飛んだりしないよう力は抑えていたので問題ない。

もし誤って殺したりしてしまったら失格になってしまうし,何より母であるチチに怒られてしまう。

 

・・・()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()(),気にしない。今はただ自分が思うがままに…

 

「さて……後はそこの……マイティーマスクさん?だったっけ早くやりましょう?」

 

「な……なぁ悟天お前の姉ちゃん初めて見たけどおっかなくないか……!?」

「ふ……普段はすっごく優しいんだよお姉ちゃん。それにいつも雰囲気もふわふわしてるし……」

 

 

 

とても楽しそうな笑みを浮かべているが,今のを見た後では恐怖の対象でしかない龍華を見てヒソヒソ話すマイティーマスクもとい悟天とトランクス。

 

「で……でもせっかくここまでして大人の部に来たんだ!行くぞ悟天!」

「う……うん!!」

 

 

「……!」

 

その言葉と共に先に仕掛けたのはマイティーマスクだ。

龍華はただの一般人だと思っていた相手の想像を超えた一撃で驚く。

 

「……思ったより強いんですね!じゃあ私も……!!」

 

そして龍華も反撃に出る。龍華は思いっきりマイティーマスクの正面から突っ込み果敢に殴り込む。

 

マイティーマスクもそれに対して気弾で応戦するが(これにも驚いた)龍華は上手く躱し正面から拳を叩き込む。

 

無論マイティーマスクもしっかり受けたがそれでもその威力から思いっきり吹き飛ばされてしまう。

 

「お……おい何で超サイヤ人でもないのにこんな強いんだよ……!」

「ぼ……僕も知らないよぉ……お姉ちゃんずっと体が弱かったらしいし……戦ってる所なんて見た事ないよぉ……」

「嘘つけ!!こんな強い人が体が弱かったなんてことある訳ないだろ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……2人いる?」

 

龍華の未知数の強さから喧嘩をし始めるトランクスと悟天。

……龍華はその様子を見てマイティーマスクに懐疑心を抱く。

 

「……なら」

 

龍華は手に円状の気弾を作る……そうクリリンが開発した気円斬である。

そしてそれをマイティーマスクの胴目掛けて……

 

「ふっ!!」

 

「ト……トランクス君!」

「や……ヤバい!!」

 

するとマイティーマスクは上半身と下半身で別々の方向に逃げていき結果……

 

 

 

 

 

 

 

 

ザンッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「や……ヤバい!バレた!!」

 

「ど……どうしよう……トランクス君……」

 

胴から真っ二つに切れ中から2人の少年……悟天とトランクスが出てくる。

 

 

「ご……悟天!!何やってるだ!」

 

「コラー!トランクスー!!」

 

2人の母の怒りに満ちた表情が目に入る。

 

 

『ま……マイティーマスク選手失格ー!失格です!!』

 

 

 

 

 

「に……逃げるぞ!悟天!」

「う……うん!」

 

失格の判断も下され逃げるための準備をする悟天とトランクス

しかし……

 

 

 

 

 

「ねぇ……待って」

 

龍華が呼び止める

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いいよ別に2人でも……失格とか気にしなくていい。」

 

龍華が笑顔で2人に話しかける

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なれるんでしょ?超サイヤ人。2人ともそれになって私と戦おう?」

 

「え……えーと……」

 

()()()()()()()()()()龍華の無言の圧にしどろもどろになる2人

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「戦おうよ!………戦うまでは絶対に逃がさない

 

「……お……お母さん達に怒られた方がマシだったかも……」

「ふ……普段はとっても優しいんだよ……?」

 

 

自業自得とはこの事である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

ちなみにこの後の事だが……龍華は超サイヤ人となった悟天とトランクスと戦い存分に楽しんだ後その2人は結局隙をついて逃げていった。

 

そういえば居たなと思いミスターサタンの方を見ると完全に私に怯えきっていた。

龍華はもう十分に満足しており,別に優勝自体に興味はないため素直に自ら武舞台から降り,優勝はミスターサタンとなった。やはり悪運が強い男だ。

 

 

 

 

 

その後試合が終わって母達がいる観客席の方へ行くと母から「やりすぎ」云々や「危ない」と説教された。

けれどその後抱きしめられ自分の事を心配してくれていたのだと感じて少し嬉しかった。

 

ちなみにその他の人の視線が最初とは違い,何か別なものを見るような視線に心做しかなっていたような気がする。何故だろうか?

 

 

 

このまま後は終わると思い,楽しかったなーと背伸びをしていると突然武舞台に人が現れた。

 

よく見るとそれは少し前に飛んで行ったお父さん達である。

 

 

 

 

 

何かベジータさんのMの下にさらにMが出来ているがイメチェンしたのだろうか?と思っていると何か会話をした後ベジータさんが観客席に気弾を放つ。

 

危ないと思ってその気弾を弾くとベジータさんや兄さんそしてお父さんと確か界王神様から驚いたような表情で見られた。

 

そしてまた何やら会話をし始めて界王神様がお父さんの前に仁王立ちするがそれにお父さんが気を溜めた掌を向けると数秒で引いていった。何がしたかったのだろうか?

 

するとまた何か話してお父さん達は消えていった。なんだったのだろう。周りを見ると他の皆も困惑している様子だ。

ベジータさんが観客席に攻撃を加えたのを見てブルマさんは特に衝撃を受けていた。

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜

 

 

 

しばらく経ち。今回のとてつもなく大きな騒動となった魔人ブウの件についての説明と避難の為,神殿に仲間たち皆集められていた。

 

 

「そ……そんなべ……ベジータが……」

 

「ご……悟飯ちゃんが……?」

 

今回の魔人ブウの騒動で既に死人が出ており,その戦死者である悟飯とベジータについて聞いたチチとブルマは顔を青ざめさせながら,涙を流した。

他の仲間も一様に深刻な表情を浮かべている。

 

そして魔人ブウの対策について話し始めると悟空はフュージョンという技を使い,悟天とトランクスが合体して魔人ブウを倒すしかないという。

 

ほんとうは実力を考えて龍華の事も考えていたが,フュージョンは気と体格が同じでなくてはいけないため龍華はフュージョンの候補から外された。

 

しかし今は戦力が少しでも欲しいため,龍華は悟空から少しでも力を付けて準備しておいて欲しいと頼まれた。

チチは不安そうな表情を浮かべていたが……もう悟飯も死んでおり,状況が状況のため何も言わなかった。

 

そうして悟天とトランクスが起きてフュージョンの練習をし始めてしばらくすると……西の都に魔人ブウが襲撃を起こすことを知る。

 

そして悟空はトランクスにドラゴンレーダーを取りに行くよう言い,自分がブウの足止めをしに行こうとする。

 

 

 

 

 

 

そこに……

 

 

 

 

 

 

「待って……お父さん。」

 

 

 

 

 

 

龍華が立ち上がり悟空に声をかけたーーー

 

 

 

 

 

 

 

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