月に狂えど血に酔わず、異端の狼   作:棘棘生命

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対外的な峻険

 星たちが木造の仕立て屋の中に入ると、先客がいた。それは、赤を基調とした僧服を着ている狐族の男女である。狐族の男女は何やら言い争っているようだった。まず男性が言い、女性の方も負けじと平静を繕って言い返す。

 

 

「――奢摩。自分の身も自分で守れない僧は、ただの木偶の坊だ。戒律を守るだけでは力は身につかないんだよ。」

「暴力より強き力を説いてくださったのは、駄那師匠や同志たちだ。毘梨、力に溺れるつもりか。」

「そうではない。お前は僧になって短いから分からないだけだ。行き過ぎた抑圧は腐るだけだと――客か。申し訳ない。」

「全然。もっとやっててもいいよ。」

 

 

 白熱していたため、星は両手を腰に当てたまま彼らの様子を眺めていた。彼らの衣服は僧侶そのものであるため、星は頭の中でこの惑星の住民なのだろうと結論付ける。すると、女性の僧侶の方が深く頭を沈めて謝罪をし、男性の方も目を閉じて頭を下げる。

 

 

「申し訳ない、お客の邪魔をしてしまった。拙僧たちははけよう。行くぞ毘梨。」

「…待て。見て分からないのか。このような機会、滅多にないぞ。」

 

 

 毘梨と呼ばれた狐族の男性は、女性を手で留め、星たちに向き直る。彼の視線は星だけでなく、サマンサの顔にも向けられていた。

 

 

「なぁ、あなた達。欠け月を宿しながら、何を目的にしているかは知らないが山頂に向かうんだろう。私は毘梨。山の頂で修行を積んでいる僧侶の一人だ。」

「私は星。欠け月っていうのは持ってないよ。」

「星さんか。だが、あなたは長命を望んでいるようには見えないな。純化された欲というか。」

 

 

 毘梨が名乗ったため星もそれに返し、サマンサとサユの二人も名を名乗ることにした。サユは毘梨の視線の意味を理解した。鉄騎は皆顔がよく似ており、グラモス時代の旧世代は勿論、ヒスイノに来てから生まれた新世代もほとんどが医療行為によって欠け月を得ている。彼はサマンサが鉄騎の一人だと見抜いたのだ。

 毘梨は続けて言う。自分が何故言葉を交わしたのか、説明するために。

 

 

「我らはこの度、『煉獄』を冠する山に潜み、試練の不備を確認するという任を預かった。それと同時に、丹輪寺の僧侶として教え導かなければならない者もいる。それがこの若輩、奢摩だ。お嬢さん方はかなりの手練れとお見受けする。山の頂に向かう道中、お力添えいただけないか。」

「…何故、寺の外の者へ任を話す。これは我ら二人に課せられた修行だろう。」

「言ったはずだ。戒律以外のことも重視せねば、戒律を守ろうと虚無を歩むことになると――お願いできるか、皆さん。」

 

 

 奢摩は怪訝そうな表情で毘梨に口を出すが、含みを持たせた視線で彼は返す。

 

 星は腕を組み、拳を口元に持ってくると、サユとサマンサの方を向いた。彼女自身は、ただ山を登る以外の目的も得られるため、この突然の頼みも受けていいと考えていた。まずサマンサが毘梨に対して返答する。

 

 

「ヒスイノの民は、助力によって成り立ってきたことを知っています。ヒスイノ-XⅢに籍を置く者として、協力は渋りませんよ。」

「ヒスイノ-Ⅴの仕組みを間近で見れる良い機会だ。拙もいいぞ。星の判断次第だが。」

「私もいいよ。…でも、そこの狐族の人も言っていたけど、あんたたちの事情に入り込んでいいの?」

「狐か…。いや、拙僧が言葉を強くしてしまった。寺の内外は関係ない。同じヒスイノで切磋琢磨する仲間であれば。」

 

 

 奢摩は冷静な口調で訂正し、再び頭を下げる。星は頷くと、店の奥部に目をやった。そこには怒り心頭な様子の店主が立っていた。小さな背丈の、狐族の少女である。店頭にある山伏姿を着こなしており、店に溶け込んでいる印象だ。

 

 

「…あんたら、そういうのは外でやってくれる?そこの生臭坊主、はい!服ができたから、持って早く外に行きな!」

「ありがとう。それではまた、仕立てが終わったら会おう。」

「ご迷惑をおかけした。失礼する。」

 

 

 奢摩は手を握り込むようにして短く祈ると、毘梨の後をついていく。店には頬を膨らませた店主の少女と、星たちだけが残った。サユが閉じたドアを見て呟くように言う。

 

 

「あの狐族の青年、僧とは思えない砕けた言葉遣いだ。だが観察眼はすさまじい。」

「ああ狐ね…丹輪寺には昔から、ああいうのが一部出てくるんだよ。破戒僧とか自称して。それ、若いの。仕立ててやるからこっちに来な。」

「よろしく。その…」

 

 

 星は、狐族の少女の全身を上から下まで見る。どうみても十歳以下の少女だ。途中で言葉を濁すと、その少女は老女のような口調で声を張り上げる。

 

 

「この道、生まれて三百年の婆だよ!メン婆とでもお呼び。短い付き合いだけどね。人間種の小僧どもに毎回聞かれて飽き飽きしてんだ。」

「混乱してきた…。」

「…あんた、欠け月のことよく知らないのかい。珍しいね。」

 

 

 背の低さを補うための台に乗って、少女のような老女は手際よく採寸を行っていく。彼女が自分で言ったように、何百年と仕事をしてきただけ技能は卓越している。四人で雑談をしながらも、メン婆はてきぱき衣類を用意していく。

 雑談の中で、星は欠け月の仕組みを詳しく知る。幼い頃に欠け月を取り込んだ場合、成長が幼い外見で止まりやすいことも。そして店主側は、星たちの立場に触れ、それを証明するものを見て驚きの声を上げた。

 

 

「へえ!まさか、狂风様の庇護下にあるとはね!あたしの祖母が昔、狂风様に押し花の栞を渡したことがあるって自慢してたよ。本当かは知らないけどね。」

「…サユ。栞って、あれですかね?」

「どうだろうな。狂风様は、過去の出来事もよく覚えておいでだ。話を聞けば答えてくれるかもしれないぞ。」

 

 

 サマンサは本に挟まれている、緑色の花の電子ラベルを思い浮かべた。サマンサが何年か前尋ねたとき、大事なものを記録にだけでも残しておきたいのだという旨が彼から返ってきたのを覚えている。

 サマンサはぼんやり、メン婆の話が現在に繋がっているといいなと考えを巡らせた。

 

 

 三人分の仕立てが終わり、星たちは白い山伏姿へと着替えた。服には、それぞれの髪色をアクセントとした装飾が付けられている。メン婆は星の尻を小さな手ではたくと、鏡の前に立たせた。

 

 

「似合ってるじゃないか。」

「ふふん。私って何でも着こなしちゃうからね。」

「面白い娘だね。これはさっきまで着てた服だよ。…その僧服には、あんたらの武器を引っ掛けられる場所も作ったからね。じゃあ、頑張ってきな!」

 

 

 鏡を見た星は、鼻高々で自信に満ちた表情を作る。メン婆は簡単な衣類の説明を行い、代金をもらったら、店から星たちを出す。出た後、サユが背嚢に皆の衣類をしまい込んだ。

 星はこの短時間で、惑星の印象がジェットコースターのように変わっていくのを感じた。たった三人との交流だけで、こんなにも見方が変わるのだ。創造物たちの故郷になるかを決めるのはやはり時期早々だったと、内心思った。

 

 

 星は袈裟に付けられた梵天の触り心地に夢中になりながらも、僧侶たちと合流する。毘梨は集まった皆に対して、頼みごとの詳細を話す。山の区画には、己の力を示すための「試練」が存在する。ふもとでは人型の脅威に。中腹では、巨大な動物を模したロボットに。山頂では、僧侶たちに。

 立ち向かう勇気、倒れても己の目的を果たすための執念を見せるのである。

 

 「薬乞い」から「修験者」になる者は、ほとんどが特別な力を持たない凡人である。この広い星海において、運命の行人になるのはほんの一握りであり、星神から一瞥される者は更に少ない。凡人の身体能力では、反物質レギオンのヴォイドレンジャー一体にさえ抗うすべさえ持たないのだ。

 

 

「あなた方には、私たちと一緒に、中腹にある試練の一つを見てほしい。あなた達なら、ふもと、山頂と同じで難なく突破できるだろうが、微細な差であっても修験者にとっては命に関わる。もしほんの少しでも出力が高くなっていれば、繰り返し挑める試練ではなくなってしまうんだ。」

「ダンジョン攻略みたいだね。もしだめだったら、このバットで叩いて直すよ。」

「はっはっは!ああ、または壊してもらっても構わない。」

 

 

 毘梨は大きく笑うと簡単な説明を行い、中腹まで僧侶たちと別行動をとることになる。説明している間、奢摩の瞳は、毘梨へ懐疑の感情を向け続けていた。

 

 

 星はバットを肩に担ぎながら、山伏姿の修験者たちの間を進んでいく。修験者たちは常人らしい慎重な足取りで荒れた道を進んでいくが、星はハイキング気分であり軽やかだ。サマンサはヒスイノ-Ⅴには脅威がないと判断し、鉄騎を展開せずについていく。サユもまた特製クナイを抜く準備はしながらも、自然を楽しむことに重きを置いていた。

 

 どのくらい歩いただろうか。ふもとの試練がある場所に、星たちは辿り着く。そこでは人型のロボットが修験者に相対していた。唐笠を被った武人のような出で立ちだ。

 修験者は武器を手にロボットへ立ち向かうが、弱腰の者は弾かれ、気合十分な者も接戦の末、戦闘不能へと追い込まれている。倒れた修験者はどこからともなく現れた和装のロボットに運ばれていく。

 

 

『試練用F型絡繰り人形――損傷軽微。手合わせを続行します。』

「僧侶の人たちずるくない?私も抜け道で戦闘スキップしたかった…。」

「星、修験者に扮したならば、作法に乗っ取るべきだ。普段と違う装いで戦うのも一興じゃないか。」

「それもそうだね…やろう。」

 

 

 星は袈裟の袖をはためかせ、格好に不釣り合いの炎鋼バットを振り抜く。そして補強され走りやすくなっている草鞋を鳴らして、ロボットの懐に一瞬で入り込み殴りかかる。毘梨が言ったように、試練は星の壁にさえならず、与えられた命令通りに動く唐笠ロボットの上半身が吹き飛ぶ。

 サユは特製クナイで振り、最小限の動きでロボットの頭部を狩る。人体と同じように機能させていると事前に説明されていたためだ。

 最後にサマンサは鉄騎を付けずとも高い動体視力で、ロボットの一撃を避け、拳をぶつける。みしりと音が鳴り、鉄が砕けた。生身で鉄を割れる少女の姿に、星は少し震えた。

 

 一人一体があてがわれるらしく、相手を倒した星たちにロボットが群がることはなかった。先に進もうとすると、星の耳に歓声が入ってくる。見ると、それは山伏姿の修験者から出た声であった。

 

 

「すげえ!俺もあの娘さんたちみたいに…!」

「バット!最強の武器!」

「偶に強いやつが通過していくのを見るの、たまんねえな…。」

 

 

 星は人気者のように背後に手を振って、修験者たちに声をかける。彼女の掲げられた手にはバットが握られていた。

 

 

「皆も一緒に、バットを握って銀河打者になろう!今ならなんと、15000信用ポイント!お求めは、ヒスイノ-Ⅴの入口で――」

「デマを流していないで、行きますよ!」

 

 

 サマンサとサユが星の手を引いて、坂を上る。星は修験者たちが見えなくなるまで、手を振っていた。

 

 星が与り知らぬことであるが、俗っぽさが抜けない修験者たちは、こっぴどくロボットに倒された後、星が流したデマ情報を信じて入口付近の武器屋へと駆け込んだという。そして、バットと巨大なクナイは強者の証だと、しばらく修験者の中でブームが続くことになった。

 

 

 ふもとの試練を越えると、人はめっきり減る。喧騒のない自然が紡ぐ音は、セラピー効果さえ感じさせるほどだ。

 進んでいくと、星たちは静けさの中に機械の駆動音が入り込んでいることに気づいた。そして開けた場所には、本物そっくりの獣たちが跋扈していた。星たちはそれぞれ武器を抜くと、それらの様子を見る。

 隠された道から二人の僧侶もやってきた。彼らは一旦、この階層の修験者たちを避難させた旨を伝えてくる。

 

 

「早いな、あなた達は。…やはり、少し調整がおかしくなっている。集団で個人を捕捉することなどないはずだ。」

「ずるをしなくても、私たちの方が早かったね。倒した方がいい?」

「よろしく頼む。――おい奢摩、獣化しろ。この量を捌くのはこの姿では無理だ。」

「…何を言っている。獣化すれば、戦いを愉しむことになる。戒律に背くつもりはない。」

 

 

 奢摩は顔をしかめてから、狐族の姿のまま構える。毘梨は彼女の様子に舌打ちすると、猛獣を模したロボットの元へ走った。

 

 

 星にとって今回の戦闘は、気分が楽であった。何故なら倒しても数が増えないし、爆発もしないからだ。いくら猛獣に似ていたからといって、星の振るバットに勝ち目があるわけではない。

 頭部を損傷させ、行動不能にしていく。サマンサとサユとのチームワークで、素早く動くロボットを次々撃破し、余裕ができた星は、僧侶たちの方を向いた。男性の毘梨は手でさばけているようだが、奢摩が押されている。武器もなしに獣を相手取るのは酷なことだ。

 星が援護のため近づこうとすると、毘梨に強い目力で制される。彼には何か狙いがあるようだ。星は目の前の掃討に集中した。

 

 毘梨は苦戦を演出し、押されかけている奢摩に声を荒げ語りかける。その姿は僧侶と呼べない、正に破戒僧であった。

 

 

「…見ろ、彼女たちの姿を!彼女らは団結し敵を撃破する。だが私たちは戦う術さえ持たないのに、いざ戦うときは個人でしか動けない!これは寺全体に言えることだ!」

「何故、そこまでして戒律を破ろうとし、私にも破らせようとする!狼の衝動こそが、かつての歩離人を壊滅へと導いたのだぞ!」

「無力で、ただ死を待つだけの僧など、均衡を諳んじることも叶わなければ、戦場の魂を弔うに足りない。古いしきたりだけで生きれるほど、星海は甘くない!お前に見せてやろう…血に飢えず、均衡を守らんとする僧の在り方だ。」

 

 

 毘梨は丹薬の効果を破り、めきめきと音を鳴らして獣化していく。筋肉が膨れ上がり、毛皮が腹部以外に生えていく。しばらくして彼は、先ほどの狐族とは別人となる。歩離の民としての姿へと戻ったのだ。

 毘梨は目を瞑り、かっと開く。爪をしまったうえで猛獣型ロボットの頭部を手刀で叩く。その動きには獣らしさは全く存在せず、人間種由来の格闘術のみがあった。

 

 目の前で繰り広げられる戦いに、奢摩は目を見張った。ヒスイノの狼は原則、動き回ったりたくさんの食事を摂ることで狩猟本能の類を抑制している。だがそれは、狼の本能を根本的に克服したわけではないと、奢摩は考えていた。寺の僧侶たちは五大戒律を忠実に守っており、それ故苦しみの内にある。やがて本能から解き放たれると考えて研鑽を積んでいるのだ。

 だからこそ奢摩は、丹輪寺に所属しながら欲のままに生きる「破戒僧」を懐疑の目で見、半ば侮蔑していた。丹輪寺の在り方を汚す存在だと。高みに至った僧たちが、何故彼らを永久に破門にしないのか、疑問でしかなかった。

 

 

 だが奢摩は毘梨を見て、長年の疑問が氷解した。狼は既に本能を克服していたのだと。毘梨は全く血に酔っておらず、それどころかいつものだらけた様子と比較すれば、より理性的だ。

 抑圧することで本能が暴走するならば、定期的に発散してしまえばいい。破戒僧たちは、その結論に至ったのだ。

 

 奢摩が相手取っていたロボットも彼は難なく倒し、毘梨は開閉式の首輪を振って息をつく。星たちも掃討を終え、良い運動になったと話し合う。

 毘梨の、狼の姿でも分かる笑みに、奢摩はポーズだけだが眉を吊り上げた。

 

 

「奢摩、教導は終わりだ。お前が戒律に縛られず、己が高みを目指すなら私は喜んで悪いことを教えてやろう。お前が何れ弟子を持ち、己の中の力が何かを答えられるように。」

「駄那師匠に報告してやろう。…今回は、どれだけの期間罰が下るだろうな。」

「残念だったな。今日、駄那師匠の機嫌がすこぶる良いことは確定している。」

「狐族じゃなかったんだ…頼まれていたことはやったし、もう山頂まで行っていい?」

 

 

 星は少し目を見開きながらも、上を指さして尋ねる。僧侶たちは頷くと、山頂までの道を示す。獣を軽々しく倒せた者ならば、僧侶も相手にならない。欠け月も求めない訪問者に、試練を課す必要は存在しなかった。

 

 

―――――

 

 星たちが宇宙船から降り立つ、少し前。

 

 私はヒスイノ-Ⅴの街並みを一通り見た後、筋肉のばねを使って大きく跳躍した。私が話す必要のある責任者は山の頂、自然と調和した寺院の中にいる。星間で戦う際と同じ出力で跳んだため、一気に山頂へと辿り着いた。

 私は寺院の他に、赤を基調とした煉瓦積みの教会が陣取っているのを確認して、寺入口の僧侶に声をかける。

 

 狐族に扮した僧侶の女性は、慌てた様子で寺院の中へ案内し、大広間へと通される。質素な装飾の建物だ。富を貪らない在り方を強く感じた。

 大広間の中心にはぽつりと一人の女性が座布団をしいて座っている。私は手を上げて彼女に挨拶し、対面に用意された私用の巨大な座布団に足を置く。

 

 

「ようこそお越しいただきました、盟主殿。出迎えができなかったこと、お許しを。我々の僧服姿が修験者に見られてはなりませぬ故。」

「分かっている。それで早速だが、駄那さん。この地の派閥の現状について聞かせてくれるか。面を合わせないと味気ない部分もあるからな。」

「では、彼ら『赤水の殉教者』について――」

 

 

 彼女はこのヒスイノ-Ⅴにおいて、丹輪寺と双璧をなす派閥について話し始める。理路整然とした古風な話し方が私の聴覚に入ってくる。青丘の伝統である「狼神と狐神」の神話、歩離の民と狐族の始まりについて、別の解釈を行った派閥。その動向は、私を楽しませる。

 集団が切磋琢磨し、やがて己の信じるものを見つけ出す。それがヒスイノ-Ⅴの「価値」である。

 




丹輪寺※48話より…

内部勢力に「破戒僧」が追加されている。戒律を破って欲の発散を行うことがあるため、生臭坊主と呼ばれることもある。破戒僧には快活だがだらしない者など、僧と呼ぶにそぐわない者が多い。

――――

人物

奢摩…
スターレイル本編では、イベント「星天演武典礼」に登場し、演武典礼に出場した。仲間を道中で失いながらも、寺僧と庶民の庇護を求めて仙舟同盟にやってきた。切羽詰まった状況であるがゆえに、人命のためなら戒律を破ることも厭わないと考えている。

本作では、丹輪寺の僧侶として研鑽を積みながらも、戒律以外にも目を向ける。

毘梨…
スターレイル本編の名前表記は「護法毘梨」。
イベント「星天演武典礼」において、回想シーンで登場した。丹輪寺の僧侶で、奢摩と同じく駄那の弟子だった。はぐれた歩離人との戦闘で、最期まで自分の意思で狼の姿にならずに命尽きる。

本作では、狼の本能を無理せずとも発散できるヒスイノに所属しているため、不真面目な僧侶になっている。また本作では、殺戮を愉しむ歩離人がほとんどいなくなっているため、かつての歩離人像はもう存在しないとして、狼の姿を忌避することも無くなっている。

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