魔法少女世界の特撮ヒーロー   作:瓶詰め蜂蜜

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 今回はジェットプテラさんの作品、19人+1人のリリィ×仮面ライダー(https://syosetu.org/novel/277011/)とコラボさせて頂きました。ジェットプテラさん、コラボ有難う御座いました。


【コラボ回】EPISODE4 パラレルチョコっと大騒動 Ⅰ

 とある屋敷で、

 

「う~ん」

 

 一人の少女が有る物を見て悩んでいた。

 少女の名前は白城創。日本のドールメーカー・アゾンインターナショナルと創作集団・acusによる「武器×美少女」をテーマとしたアクションドールシリーズ、および同シリーズを元に各種メディアへ展開されるメディアミックスプロジェクト『アサルトリリィプロジェクト』のアサルトリリィに転生した転生者だ。

 創の転生特典は「全ての仮面ライダーシステムを作れると改造が出来る特典で、常に仮面ライダーの情報はリアルタイムで更新される」である。

 そして創の特典で新たな仮面ライダー情報が来た。

 その仮面ライダーの名は仮面ライダーヴァレン。仮面ライダーガヴに登場する二号ライダーにして、チョコレートがモチーフとなったガンマンライダーだ。

 創は早速とばかりに仮面ライダーヴァレンの変身アイテム、ヴァレンバスターを完成させ、次に仮面ライダーヴァレンの変身キーであるチョコドンゴチゾウの作成をしようと、ゴチゾウを誕生させる装置を完成させる。

 因みにこの装置は装置の中にお菓子を入れて装置を起動させるとお菓子がゴチゾウになるというものだ。

 創は完成させたゴチゾウを誕生させる装置にチョコレートを入れて其のまま起動させた。

 結果、チョコドンゴチゾウが誕生したが……

 

「此れなんだろう?」

「?」

「Zzz」

 

 創の手にはサイコロもどき(キュービット)があった。

 どうやらサイコロもどき(キュービット)は生物なのか、思い切り爆睡中である。なんなら、鼻提灯も出ている。

 何故、こんなサイコロもどき(キュービット)ここにあるのかと言うと、何故かチョコドンゴチゾウと一緒に出て来たのだ。

 創も、最初は想定していない仕様なのかと、この後もチョコドンゴチゾウを誕生させたが、最初に出て以降、サイコロもどき(キュービット)は出てこない。

 

 創はサイコロもどき(キュービット)を摘み回して観察してみる。サイコロもどき(キュービット)の色は虹色でとある一面には顔が付いている。

 更に別の面には二つの球体にリサイクルよく使われる矢印の絵が描かれたピクトグラムがある。

 更に横にはボタンがあった。まさに押してくださいと言わんばかりのボタンが。

 

「……」

 

 創がボタンを押してみると、

 

『パラレルコネクト』

 

 と音声がなった。まるで仮面ライダーの変身アイテムみたいに。

 

「……」

 

 創は自身の特典で此れで変身する仮面ライダーを検索するが該当しない。稀に該当しても、必ず仮面ライダーエルドが出て来る。

 

「はぁ~本当に何だろう?」

 

 創がサイコロもどき(キュービット)を机に置くと、

 

「「「「「「「「「「……」」」」」」」」」」

 

 チョコドンゴチゾウ達がサイコロもどき(パラレルコネクト キュービット)を取り囲み、じっと観察を始めた。創はちょっと苦笑する。

 

 すると……

 

「Zzz……!」

 

 サイコロもどき(パラレルコネクト キュービット)が起きた。

 

「「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」」」

 

 創とチョコドンゴチゾウ達はサイコロもどき(パラレルコネクト キュービット)を見つめる。

 サイコロもどき(パラレルコネクト キュービット)も、それを見つめ返す。何が起きているのか理解してないようだった。  更に暫く見つめ合っていると、サイコロもどき(パラレルコネクト キュービット)がじわじわと涙を浮かべ始めた。起きたら、見知らない人物や生物にマジマジと見らえていた為、耐え切れなかったのだ。

 

「!?」

 

「あぁっ……!!泣き出しちゃった」

 

 創は直ぐに怖がらせないようにと離れようとしたが、

 

「!!」

 

 サイコロもどき(パラレルコネクト キュービット)が突然発光した事で、思わず動きを止めてしまう。

 

「え!?」

 

 其のまま光は更に発光して創とチョコドンゴチゾウ達を飲み込み、光が収まると創とチョコドンゴチゾウ達は居なくなっていた。

 

_____________________________

 

「!?」

 

 突如起こった強い光の眩しさに、思わず目を瞑ってしまった創が目を開けるとそこは、先程まで居た筈の自分の屋敷ではなく、巨大な何かによって破壊されたデパートだった。

 更に目の前にはボロボロだが魔法少女の姿をした自分と同じぐらいの少女が居て思わず。

 

「えっ!?」

 

 素っ頓狂な声が出てしまう。

 

「うっ……ぐぅ゛……」

「あっ、だ、大丈夫……っ」

 

 目の前で蹲る少女の呻き声に、創は直ぐに我に返って声を駆けようとしたが、顔を上げた少女が驚愕の表情を浮かべる。

 

「あ……っ!!危ない……っ!!」

「?」

 

 少女の視線を辿り、創が自身の背後を振り返ると、

 

「!!」

 

 巨大な腕が迫って来るのを目撃してしまった。

 

「!?」

 

 創は反応する事が出来ないまま、諸に喰らって吹き飛ばされた。

 地面に血をまき散らしながら地面を三回バウンドしたのち、近くの飲食店に突っ込み、瓦礫の中に埋もれる。

 

「!」

 

 ボロボロの少女は直ぐに創の安否を確認する為に、立ち上がるが、

 

「なっ……!?」

 

 創の姿は無残でR18のモザイク処理しないと行けなぐらいに身体がバラバラになって、居た。

 

「……っ!!よくも!」

 

 少女は直ぐに傍らに落ちていた、自身の愛剣を掴み、創を吹き飛ばした元凶へと向ける。

 

ドッガぁあああ!!

 

 いざ、怪物へと斬りかかろうとした瞬間。少女の後ろで爆発が起きた。

 

「!?」

 

 少女が慌てて振り返ると、先ほど創が突っ込んだ飲食店が爆発して火災が起きている。

 このタイミングでガス爆発が起きたのかと思ったが、違った。

 バラバラになった創の死体が燃えながら身体が逆再生の如く巻き戻り、くっついているのだ。

 そして、全ての身体が巻き戻った瞬間、創に纏っていた炎が散ると、創の身体や衣服は焼けた跡が無いどころか傷一つさえ無くなっていた。

 

「!?」

 

 少女は驚愕し、見間違いかと創の体を凝視する。すると、有る事に気が付いた。

 

(あれ……?腰にあんなベルトして居たっけ?)

 

 少女の視線の先にある創の腰に、オレンジ色と黒色のベルトが装着されていた。それも、ただのベルトでは無く、なんか、ゴツゴツしていた。

 

「少し良いかな?」

「え?」

 

 瓦礫の中から這い出て、悠々と怪物へ向けて歩く創は、呆然とした様子の少女に声を掛け、そして

 

「あの怪物って、倒してもいいかな?」

 

 そう質問する。

 其れに対して、少女は「え、ええ……」と、戸惑うが、ハッとなった後、怒鳴り始める。

 

「ちょっ、待ちなさい!!確かに貴女は私達と同じ、魔法少女の適性があるのかもしれない。けど、人型の魔物には、私達の攻撃は仮面ライダーとかいう奴と違って、あまり効かないの!!」

「へぇなら大丈夫だね」

 

 少女の言葉に創はそう返して黒い本を懐から取り出す。

 

「……」

 

 が、何かを思いついたような顔をして、黒い本を仕舞い、ベルトを外す。

 

「折角だし、実験だ」

 

 バットショットとバットギジメモリを取り出し、

 

バット

 

 と〔バットギジメモリ〕を起動させ、〔バットショット〕に入れると、バットショットは蝙蝠の形をしたライブモードへと変形する。

 バットショットが魔物に対してフラッシュを用いて撹乱しているのを横目に、創は出来上がったばかりのヴァレンバスターを取り出す。そして、

 

「来なさい!」

 

 創の呼び声に呼応し、

 

「「「「「「「「「「!」」」」」」」」」」

 

 大量のチョコドンゴチゾウ達が現れる。

 

「え!?え!?何!?何なの!?」

 

 少女は突然の事に戸惑うが、創はそれを無視して手を開く。

 

「!」

 

 チョコドンゴチゾウの一体が創の掌に乗ると、創はヴァレンバスターのセッターコフィンにチョコドンゴチゾウをセットする。

 

『チョコ』

 

『SETチョコ SETチョコ』

 

 待機音声が鳴り始める中、創がクラックジャッキを動かすと、

 

「!」

 

 チョコドンゴチゾウが雄叫びを上げる。

 

『Wow! Wow Wow!』

 

 チョコドンゴチゾウの雄叫びに呼応するように、ヴァレンバスターの待機音声が一層騒がしくなる。

 そしてヴァレンバスターのバスターポイントを地面に向ける。

 

「変身!!」

 

 バットショットに翻弄されている魔物を睨みつけ、そう叫びながら創がトラクショントリガを引くと、バスターポイントから大量の液体状のチョコが出て来て創の身体に纏わり付く。

 すると、液体だったチョコが固まり、全身を覆うスーツになると、更に巨大な板チョコが二枚現れ、パッケージが外れて中身が現れる。

 

パキ

 

 銀紙に包まれている二枚の板チョコが割れると、其れが創の身体にアーマーの様に装着される。

 

「!」

 

 創が体を動かし、体の表面を覆う銀紙を外すと

 

『チョコドンパキパキ

 

 チョコレートを連想させる、鎧を纏った姿になって立って居た。

 

「……え?」

 

 少女は困惑し、呆然とその姿を後ろから見つめている。

 

「仮面ライダーヴァレン 変身完了!」

 

 創が叫び、バスターポイントを魔物に向けながら走り出す。

 

「仮面ライダーが、増えちゃった……」

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