「成る程。仮面ライダーはこの世界では魔法基本法の違法使用に分類されてしまっているんですね」
バイクで逃げ出し、何処かの公園に辿り着いた私、白城創はこの世界の戦士、仮面ライダーキュビズムこと四方田一さんに色々と教えてもらっていた。
「それにしても……。四方田さん、私より年下なのに凄いですね。一人で仮面ライダーとして戦ってるなんて」
「いえ、俺なんてまだまだですよ。……けど、誰かを助けたいって思うのに、年齢なんて関係ないですし」
「……それもそうですね」
少し照れ臭そうに笑う四方田さんを、少し可愛いものを見るように見ていると、私の懐からぴょんっとサイコロもどきが出て来た。って、
「あぁっ!!何処かで見た事あると思ったら、これでしたか!!」
「ん?どうしたの……って、キュービットぉ!?」
「……?きゅびっ!」
私の掌の上でぴょんぴょんと跳ねるサイコロもどき……四方田さんに聞いて、これはキュービットと呼ばれるものだと分かりました。
そして、このキュービットはこちらの世界に来る前に聞いた音声からすると、パラレルコネクトキュービットとなるのでしょう。
「それにしても、異世界スリップさせるキュービットかぁ……」
「四方田さんはご存じないんですか?」
「いやあ……。むしろ、俺を介せずにキュービットが生まれるなんて聞いたことなかったからビックリです」
「あはは」と笑う四方田さんは私の掌からパラレルコネクトキュービットを受け取ると、「初めまして」と優しい声で話しかけていた。
「それにしても、白城さんの世界の……リリィだっけ?俺の世界の魔法少女に似ているね」
「確かに、似ているかもしれませんね」
和やかに話していると、四方田さんの懐からぴょんぴょんと飛び出たキュービットが「キュビー!キュビー!ライライジンジン!」と騒ぎ始めた。
「四方田さん。これは……?」
「……また、ディメイアが現れたみたいです」
「……また、ですか?」
流石にスパンが早い気がするが、四方田さんは騒ぐキュービットを掴み公園を出ると、またバイクを生成した。
「白城さんも来ますか?」
バイクに跨り、ヘルメットを両手で持った四方田さんは私の方を見て、そう問いかける。
「……はい。私も行きます」
コクリと頷くと、「分かった。ならこれ」とヘルメットを投げ渡された。……四方田さんって結構強肩なんですね。
そんな事を思いながらヘルメットを被りながら急いで駆け寄り、後ろに跨った。
「それじゃ、行きます!」
「はい」
そうして、四方田さんはバイクを発進させました。
おまけ
ブロロロロ……
「……」
「……」
「…………」
「…………」
「……四方田さん」
「……なんですか?」
「ちょっとだけ楽しんでますよね」
「……なにを?」
「私のおっぱいの感触」
「……ごめんなさい」
「まあ、バイクに二人乗りですし。仕方ないので許します」
「……有難う御座います」