魔法少女世界の特撮ヒーロー   作:瓶詰め蜂蜜

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 次回で今回のコラボ回終了です。長々とお付き合い。ありがとうございました。


【コラボ回】EPISODE5 仮面ライダーは永遠に!Ⅵ

『仮面ライダーキュビズム!!ライジングヒーロー!!』

 

「バージョンアップした俺の力……舐めるなよ?」

 

 そう言って、悠々と歩き始めるキュビズムに、アビスマータは漆黒の直剣の剣先を向けた。

 

「バージョンアップって……ただベルトが変わっただけじゃない」

「だけじゃないんだなぁ、これが!!」

 

 そう言うと、キュビズムドライバーV2から光が溢れ、キュビズムの右手と左手に集まり形作っていく。そして、

 

『キューブレード!!』

『キューブラスター!!』

 

 キューブレードとキューブラスターを片手ずつ持つキュビズムがそこには居た。

 

「本来、チャンバラザムライでしか呼び出せなかったキューブレードと、ファンキーウエスタンでしか呼び出せなかったキューブラスターをどの形態でも呼び出せるんだ。凄いだろ?」

「……あっ、そっ!!」

 

 自慢気に言うキュビズムに、興味無さそうに返しながら斬撃を飛ばすアビスマータ。

 キュビズムは少し残念そうにしながら、斬撃をキューブレードで切り裂き、キューブラスターで銃撃をする。

 

「そして、お次はこれだ」

 

 そう言って、キュビズムは黒い土台に赤で縁取られたクリアオレンジのパーツが付いたアイテムを取り出した。

 

「それは……?」

「これは、こう使うんだ」

 

『インフェルノリアクター!!』

 

 キュビズムはインフェルノリアクターの起動音を押し、そしてキュビズムドライバーV2の上部にある凹み、コネクターユニットにインフェルノリアクターを接続した。

 

『CONNECTLINK!!』

 

『WOWWOW!!』『WOWWOW!!』

『WOWWOW!!』『WOWWOW!!』

 

 激しい待機音と共に、キュビズムを中心にブレイザーキュビズミックフィールドと、ブレイザーリアクションラインが展開される。

 

「変身!!」

 

 そして、右側にあるコンダクションキューブを回転させると、インフェルノリアクターの前面パーツ、リアクターオープナーが開いた。

 

『CUBE UP!!』『BURST!!』

『仮面ライダーキュビズム!!ライジングヒーロー!!』『ブレイジング!!』

 

 

 キュビズムのキュビズミックスキンがブレイザーキュビズミックフィールドによって強化生成されたブレイザーキュビズミックスキンに置き換わり、ライジングヒーロープロテクトにブレイザーリアクションラインによって生成されたフランラインが走る。

 そして背中、両腕、両脚にリアクトブースターが装着される。

 

『IGNITION……』

 

 フランラインが走った面頬、フランライジングフェイスアダマスが完成し、フランライン、によって強化されたキュビズミックアイズ、キュビズミックアイズFフランメが灯り、変身が完了する。

 

「これが俺の新しい力……仮面ライダーキュビズムブレイジングだ!!」

 

 

_____________________________

 

 

「所詮、虚仮威しでしょ。ディメイア!!」

「うっきゃあっ!!」

 

 アビスマータの命令に従い、キュビズムへと襲いかかるディメイア。だが、

 

「うきゃっ!?」

 

 ディメイアの拳は容易く受け止められ、逆に捕まってしまった。

 

「残念ながら、ただの虚仮威しじゃないよ、っと」

 

 そう言って、キュビズムがインフェルノリアクターの上部にあるボタン、ヒーティングイグナイターを押す。すると、

 

『HEAT UP!』

ボウッ!!

 

「うきゃっ!?!?」

 

 各部に備わったリアクトブースターから炎が噴出し、キュビズムのパワー出力が一時的に上がり、ディメイアの腕を簡単にひねり上げた。

 

「これで決めさせてもらうぜ!」

 

『HEAT UP!』『HEAT UP!』『HEAT UP!』

『SUPER!!HEAT UP!』

 

「うおりゃあっ!!」

「うっぎゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!?」

 

 片手で上に投げたディメイアへ向けて、拳から炎を噴出させ、一瞬で焼き尽くした。

 

「これは……」

「凄いです……」

 

 その力の強大さにアビスマータは危機感を持ち、創は感嘆した。

 

「さぁて、次はアビスマータ。お前……っ!?」

『WORKING!!WORKING!!WORKING!!……』

 

 キュビズムが一歩踏み出した途端、突如としてインフェルノリアクターからそんな音声が流れ、キュビズムが少しふらつき始めた。それから少しして、

 

『OVER HEAT……』

『HAZARD……!!』

 

 そんな音声が流れると共に、カクンと首が落ち、ゆっくりと顔を上げる。

 しかし、何処かキュビズムの様子はおかしかった。

 

「四方田、さん……?」

 

 思わず本名で呼びかけてしまう創。しかし、キュビズムはそれに反応すること無く、目の前にいるアビスマータへとゆっくりと近づく。

 

「一体何……?」

 

 その不気味さに、アビスマータも思わず後ずさる。すると、突然キュビズムは走り出し、アビスマータへと殴りかかる。

 咄嗟に剣を盾にし、後ろに跳ぶ事で攻撃を防ぐアビスマータ。しかし……

 

「これは何の冗談よ……」

 

 キュビズムに触れた剣は刀身が溶け、不格好な飴細工のように歪んでいたのだ。

 

「……」

 

 何も言わずに、再びゆったりとした足取りでアビスマータへの距離を詰めるキュビズム。

 

「さしずめ、熱暴走と言ったところかしら?その力、使いすぎるとヤバいみたいね。……そろそろ引かせて貰うわ」

 

 そう言うと、アビスマータは懐から黒い宝石を取り出し、地面に向けて叩きつけて割った。

 割れた宝石の罅から黒い煙が立ち上り、新しいディメイアが誕生した。

 

「代わりにその子と遊んでおきなさい」

 

 そう言って、立ち去るアビスマータ。キュビズムはそんなアビスマータには既に目もくれず、目の前に現れたディメイアの腕をを掴み、一方的に殴り続けた。そして、腹に蹴りを入れ、距離を少し取ると、ヒーティングイグナイターをゆったりとした動きで押し始めた。

 

『HEAT UP……』

『HEAT UP……』

『HEAT UP……』

『SUPER……HEAT UP……』

 

「………………」

 

 そして、リアクトブースターから噴き出る炎の勢いをそのまま乗せ、回し蹴りを首に決めてディメイアを地面へ押し付けるように倒し、そのまま踏みつけた。

 踏みつけられたディメイアは爆散したが、キュビズムはその爆発をものともせず、ゆったりとした動きで今度は創の方を向いた。

 

「……っ!!」

 

 先程までの戦いで無茶をした創は現在、満足に動くことが出来ず、逃げることもままならない。

 「少し痛そうだな」と諦念の表情でゆっくりと近付いてくるキュビズムを見ていると、

 

『DEAD HEAT UP……』

『MELT DOWN……』

 

 という音声とともに、唐突にキュビズムの変身が解け、一が倒れ伏した。

 

「これは……」

 

 ヨタヨタと近寄り一の身体を確認すると、物凄い疲労が見られた。

 

「……あの力はかなりの負担がかかるみたいですね」

 

 そして、創はキュビズム達に頼み、その場から一と共に逃走したのだった。

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