ジェットプテラさん。長い間キャラを使わせていただき、ありがとうございました。
その後、キュビズム達によって一の家へと逃げた一と創。一はキューキュードクターキュビズムの力で少しだけ体を回復させ、創と話をした。
「多分、このパラレルコネクトを俺が使えば、創さんは元の世界に戻れると思う」
「そうですか」
一はじっ……と創を見ると、創はにこりと一に対して微笑んだ。
「あまり他所の世界にいたらまずいし、お別れだね」
「はい。短い間だけでしたが、少し寂しくなりますね」
「まあ、確かに」
そう言って笑い合うと、一はキュビズムドライバーを実体化させ、キュビズムリーダーにパラレルコネクトキュービットをセットする。
『パラレルコネクト』
『SET!!』
『CUBE UP!!』
『パラレルコネクト』
すると、目の前の空間が歪みだす。
「……それでは、お世話になりました」
「いえ、こちらこそ」
互いに深々と頭を下げ合い、そんな様子がおかしくて、二人揃ってクスクスと笑いあった。
「……では、改めて。さようなら、四方田さん。あの力はOVERHEATする前に変身解除するか……《冷却する方法》》を確立させてからでないと危険ですので、気を付けて下さいね」
「アドバイスありがとうございます、白城さん。……では、さようなら」
最後にペコリと頭を下げ、異世界から迷い込んだ仮面ライダーの少女、白城創は自分の世界へと帰っていったのだった。
目の前の空間の歪みが消えると、一はドサリと自分のベッドに寝転んだ。
「……何気に、初めて俺の部屋に来た女の子だったな。白城さん」
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Side:創
歪みを抜け、異世界へ飛ばされる前にいた場所、自分の屋敷へと戻った創は「んーっ!!」と体を伸ばした。
「さて、パラレルコネクトキュービットは危険だから四方田さんに預けましたしそれについてはもう考えなくても構いませんし、折角の経験、何かに活かせないでしょうか……ね……って、ああっ!!」
ある事に気が付き、思わず大きな声を上げる創。
「バットショット、持って帰って来るのを忘れてました……」
「また作らないとですね……」と肩を落とす創の姿がこの後の白城邸で見られたとか。
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Side:Another
魔法局魔物対策課音夢市支部研究室。室内で椅子に座り棒付きキャンディーを咥えた金髪幼女宙を眺めながらボーっとしていると、
コンコンッ。とノックの音がした。
「あ~い……」
「……相変わらず自堕落なようですね」
ダラけた声を出す金髪幼女に、部屋の散らかり具合を見て溜息を吐きながら、部屋へ入ってきた冷たい雰囲気の黒髪の美女がそう言葉をかける。
「だいじょぶだいじょぶ。何処に何が有るかぐらい、しっかりと把握してるよー」
「私が言いたいのは片付けないと不衛生だと……。まあ、それは今回良いです」
「おや、君がお小言を中断するなんて、明日は矢の雨……いや、槍の雨でも降ってくるのかな?」
「……そんなにお小言を貰いたいようでしたら、言って差し上げましょうか?」
「おっと、藪蛇だったか。……で、本題は?」
先程まで巫山戯た雰囲気だった金髪幼女が突如として鋭い視線を向けてくることに、「真面目な態度が出来るなら最初からしてくれ……」と、言いたい気持ちをぐっと抑え、クール系美女は持っていたジェラルミンケースをデスクの上に置き、蓋を開いた。
「……これは?」
「先日、回収に成功した、
「……成る程。それで、私に持ってきた訳ね。OK、OK。解析しとくよん」
そう言って、ジェラルミンケースの中身を抜き取り、別のデスクに置かれたパソコンへと向かう金髪幼女。その姿を見て、クール系美女はまたもや溜息を吐いた。
「自堕落なところさえなければ完璧なのに、この博士は」
金髪幼女の名前はメロ・アウルムス。幼女にしか見えない体型だが既に立派な成人女性と言う、いわゆる合法ロリ。そして……
「……ったく、面白え構造してんじゃん。この機械♪」
魔法と科学、機械工学を組み合わせた分野、魔法工学の第一人者という若き才媛である。