『HEAT UP!』
ボウッ!!
ヒーティングイグナイターを押し、リアクトブースターを稼働させる。
「はああああっ!!」
「むううううっ!?」
全力で放つ拳の連打に、シバルバは防戦一方になっていた。その隙を見逃さず、距離が出来た瞬間に、ヒーティングイグナイターを連続で押し込む。
『HEAT UP!』『HEAT UP!』『HEAT UP!』
『SUPER!!HEAT UP!』
「これで……決めてやる!!」
「面白い……見せてみろ!!」
高く飛び上がり赤熱化した右足を前にして、全身のリアクトブースターから吹き出た炎を推進力にし、ライダーキックを放つ。
「はああああっ!!」
「ぬううううんっ!!」
槍を盾に受け止められ、拮抗する。が、
「まだ……まだあああっ!!」
『HEAT UP!』
「ぬうんっ!?」
更にヒーティングイグナイターを押して火力を上げる。拮抗は崩れ、シバルバの持っていた槍はへし折れ奴の胸に俺のキックが突き刺さったまま進む。
「はああああああああっ!!」
「ぐおおおおおおおおっ!?」
ドガァアアアアアアアアアアアンッ!!!!
そして、シバルバをビルと挟み込むように激突して、俺とシバルバの体は止まった。俺はすぐさま離れると、ビルの中はガス漏れしていたのか、轟音と共に炎が勢いよく噴き出した。
「ふぃ〜……」
:お疲れイッチ!!
:かっこよかったぞー!!
疲労感で息を吐く。スレのみんな。も労ってくれた。と、
「ふ、ははははは……」
「なっ……!?」
背後のビルからシバルバの声が聞こえ、とっさに振り向く。瓦礫の向こうから、所々焦げ付いてはいるものの、シバルバが健在だった。
「素晴らしかったぞ、仮面ライダー……っ!!また、見える日を楽しみにしている」
「ふはははははっ!!」と高笑いしながら、姿を消したシバルバ。
俺は、あれだけやっても倒せなかった幹部の恐ろしさに少し身震いをするのだった。
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Side:満
「ほい。調整がやーっと終わったよ。あまり無茶させないでよねー」
「……はい」
研究室内で、博士からメアババスターを受け取る。
「しかし、ちょっと目を離した隙にキュビズムが更に強くなってるとはねー」
「だとしても、私は負けませんよ」
私が胸を張って答えると、博士は「それは頼りになるね!!」とニヤつきながら言った。……外見は美少女なのに、何でこんなに胡散臭い雰囲気が出せるんだろうか、この人は。
「……今、何か失礼なことを考えなかったかい?」
「気のせいですよ」
「そうかい?」
誤魔化したらすぐに矛を収めた。ちょろいなこの人。
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Side:Another
研究室を出ていった満の後ろ姿を見送ったメロは、懐からスマホを取り出しある画面を開く。
「……魔力量も減ってるし、そろそろ潮時かな?」
画面を冷たい目で見ながら、メロはそう呟いた。
ようやくメアバの再登場フラグが立ちましたー!!