魔法少女世界の特撮ヒーロー   作:瓶詰め蜂蜜

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EPISODE10 蠢く更なるドデカい悪意Ⅲ

 隣町との境にある公園で、ディメイアは暴れていた。

 

「あれは……」

:見た感じ、魚っぽいな

:頭が硬いもので覆われてるし……何だあれ?

歌って踊れる大図書館:特徴的に板皮類っぽいわね

:板皮類ってなんだよ

歌って踊れる大図書館:板皮類は、古生代オルドビス紀に出現して、デボン紀に世界中の海域で繁栄した化石魚類の一群よ。有名どころだと、三日月のような頭をしたルナスピスや、ダンクルオステウス……日本語だとダンクレオステウスとも呼ばれる古代魚がいるわね

:本当に詳しいなあ、大図書館ネキは

マギ☆マリ(偽):あのディメイアはそのダンクルオステウスがモデルだろうね。

:マーリンシスベシフォーウ!

:マーリンシスベシフォーウ!

:マーリンシスベシフォーウ!

歌って踊れる大図書館:ふざけるな

:はい。

:サーセン

:ごめんなさい。

 

 スレで巻き起こる悪ふざけを大図書館ネキが収拾をつけてくれた。

 

「取り敢えず、あれはダンクルディメイアとでも呼ぶか」

:賛成

:賛成

 

 スレのみんなの賛同も得て、目の前のディメイアの呼称をダンクルディメイアに決める。

 

「それよりも、さっさと倒さないとね」

『ライジングヒーロー!!』

『SET!!』

 

 ヴェロキチェイサーから降り、ライジングヒーローキュービットをキュビズムドライバーにセットする。

 

「うゔぉお!!」

『ギャアアアッ!!」

 

 途中で襲いかかってきたダンクルディメイアを、ヴェロキチェイサーが蹴り飛ばす。その隙に、コンダクションキューブを回転させる。

 

「変身!!」

『CUBE UP!!』

『仮面ライダーキュビズム!!ライジングヒーロー!!』

 

「早速使ってみるか」

『クルセイドバット!!』

『SET!!』

『CUBE UP!!』

『クルセイドバット!!』

 

 前回の変身で誕生したクルセイドバットキュービットを使用すると、右手に金色で西洋の騎士風の装飾が施された白いランスが生成された。

 

「成る程、クルセイドバットはこんな能力なのね」

:なんかナイトのソードベントみたい

:ウイングランサー*1の事か

:ようパッと名前が出てくるな……

 

「それッ!!」

「うゔぁあっ!?」

 

 スレを無視しつつ、手にしたランスでダンクルディメイアをぶん殴る。

 

:槍で殴ったあぁっ!?

:槍は鈍器じゃないです、刺突武器です!!

武神:ダメージを与えられれば別に良いでしょうに

:武神ネキ!?

 

「意外と使いやすいな、これ」

 

 長めの柄の端を持ってぶん回すと、ダンクルディメイアを翻弄しつつダメージを与えられ、しっかり柄を握り直して突き出すと火花を散らしながら吹き飛んだ。

 

:何気にイッチって、初めての武器使いこなしすぎじゃね?

武神:流石は私の弟子ですね

:流石すぎるのよ

 

「早く終わらせないといけないし、これでトドメだ」

『ヒッサツ!!ステンバーイ!!』

 

 コンダクションキューブを二回回すと待機音が流れ始め、ランスへとエネルギーが収束し始めた。

 

「これで終いだ!!」

『クルセイドバット!!フィニッシュ!!』

 

 そして、ドライバー左にあるボタンを勢いよく押して、ランスを逆手に持って勢い良く投げる。と、その時、

 

『バッドバット……フィナーレ……!!』

 

 横から勢いよく飛んできた斬撃によって、俺の必殺技が阻害されてしまった。

 

「なっ!?」

「仮面ライダーキュビズム……。今度こそ、その息の根を止めてやる……!!」

 

 斬撃が飛んできた方向を見ると、剣を片手にアフールが俺へと突撃してくる姿があった。

*1
仮面ライダー龍騎に登場する、仮面ライダーナイトが()()()()()()で召喚する()。剣じゃなくて槍なのだ。その形はナイトの契約モンスター、ダークウイングの尻尾を模している。




 今更だけど、キュビズムには決め台詞とかないんですよねぇ。
 もし、キュビズムに言わせたいって決め台詞があるなら、感想でどうぞ。
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