敵はサマル、ダンクルディメイア、そして仮面ライダーパーシュア。それに対して戦えるのは俺一人の上、気絶したアビスマータに呆然自失している満を庇いながらの戦闘。どう考えても俺がバチクソ不利だった。
「どうするか……」
:多対一は仮面ライダーではよくあるな。
:スーパー戦隊でもよくあるでしょ
:一人でだめなら増えれば良いじゃない!
:マリーアントワネットかよw
弱音をこぼすと、スレからそんな意見が出た。成る程、増えるのか。なら……
『バイナリア!!』
『SET!!』
『CUBE UP!!』
『バイナリア!!』
「うぇっ!?二人になった!?」
「「残念。二人じゃないんだな、これが!!」」
『CUBE UP!!』『CUBE UP!!』
『バイナリア!!』『バイナリア!!』
「四人になった!?」
バイナリアキュービットの力で倍々に分身する。そして、
『ライジングヒーロー!!』『ブンブンバンブー!!』『ワイズウィザード!!』『エターナルフェニックス!!』
『SET!!』
「「「「変身!!」」」」
『CUBE UP!!』
『仮面ライダーキュビズム!!ライジングヒーロー!!』『仮面ライダーキュビズム!!ブンブン!バンブー!!』『仮面ライダーキュビズム!!ワイズウィザード!!』『仮面ライダーキュビズム!!エターナルフェニックス!!』
:凄えぇーっ!!
:バイナリアによる分身を活用した、キュビズム四人同時変身……!!
:劇場版オーズ思い出した。
:ボンディングエイトクラッシュ*1のことか。
:よう出るな、お前。
:なんか新スレが3つ出てきたんだけど。
:分割窓みたいな感じか?
:よしっ!それぞれのスレに乗り込め〜!
四人に増え、そこから更にフォームチェンジを行う。そして、
「「「「悪いけど、さっさと倒させてもらうよ!!」」」」
同時に向かっていった。
_____________________________
Side:仮面ライダーキュビズム ブンブンバンブーVS.ダンクルディメイア
「ほっほっ!」
「うーゔぁお!!」
タケザオシャフトを振り回し、ダンクルディメイアへ攻撃する。が、
「こいつ、石頭だな!!」
:いや、見りゃ分かるだろwww
:見るからに固そうだもんな、あの装甲。
痺れる手を振りながら、ダンクルディメイアを睨みつける。と、
「うゔぁおあっ!!」
「ちょっ!?」
頭から突進してきた。いや、ダンクルオステウスって魚だろ?なんでバッファローみたいな突進すんだよ。
「これじゃジリ貧か……?」
ラブリーチャーミーな敵役:水タイプには電気技だ!!
:それポケモンだろw
:他に草技とかあるのにwww
「なるほど、電気ね!!」
『サンダーボルテックス!!』
コジローニキのアドバイスを受け、サンダーボルテックスキュービットを使用する。
「うおりゃあっ!!」
「ゔゔぉあっ!?」
帯電するタケザオシャフトの両端を、ぶん回しながら連続で叩き込みむ。
:魚なら釣り上げちまえ!!
:一本釣りだな!!
「OK!」
『タイリョウフィッシャー!!』
次はタイリョウフィッシャーキュービットの力を使い、タケザオシャフトの先端から釣り針付きの糸を飛ばす。
「うゔぉっ?」パクリ
「よし、ヒットォッ!!」
「うゔぁおあ!?」
釣り針に食いついたダンクルディメイアは引っ張り上げて振り回し、投げ飛ばす。
:最後はネタにしちゃえ!
:魚だからかwww
:大将、ダンクルのトロ二貫。
:何注文してんだwww
「トドメはこれね」
『ラッシャイズシ!!フィニッシュ!!』
「セイハーッ!!」
「うゔぁあああっ!?」
勢い良く、ラッシャイズシのエネルギーが籠もったタケザオシャフトをダンクルディメイアへと叩きつけ、宙へ打ち上げると、空中でデカいトロのシャリとネタに挟まれてそのまま爆散した。
「ダンクルディメイア討伐完了!!」
_____________________________
Side:仮面ライダーキュビズム ライジングヒーロー&エターナルフェニックスVS.サマル
「ちょっ、二対一って卑怯じゃないっ!?」
「卑怯もらっきょうもない!!」「勝てばよかろうなのだあっ!!」
サマルを相手にキューブレードを使って切り合う。流石は幹部、二対一でも圧倒しきれない。
「なら……」「こうだ!!」
『ホリモール!!』『バッサイチェンソー!!』
『SET!!』
『CUBE UP!!』
『ホリモール!!』『バッサイチェンソー!!』
ライジングヒーローの右腕にドリルが、エターナルフェニックスの左手に大剣型のチェンソーが生成される。
「とりゃっ!!」
「ふぐぅっ!?」
ライジングヒーローのドリル攻撃によって、火花を散らして後退するサマルに、追い打ちとばかりにチェンソーで切りつけるエターナルフェニックス。
「ちょっと武器が殺意高すぎない?」
「ドリルもチェンソーも最近のライダー業界ではおかしくない武器だ!!」
「最近のライダーって怖いな!?」
_____________________________
Side:仮面ライダーキュビズム ワイズウィザードVS.仮面ライダーパーシュア スゥイートチョコ
「その姿は見たことないね、興味深いよ」
「そりゃそうだろ。本邦初公開だ」
ワイズウィザードへと変身したキュビズムをしげしげと見つめるパーシュアにキュビズムは淡々とそう答える。
「どれほどの力か、見せてもらうよ!!」
『パキパキチョコ』
『Got Boost Link……』
『パキパキ……チョコ』
『A Pursuer……』
そう言い、パキパキチョコギジキュービットを使い、手にチョコレート色をした、アフールの持っていた物と同形状の直剣を持ち、斬りつけてくる。
「おっと、危ないな」
「そう言いながら躱すとは、余裕の現れかい?」
剣先を向けるパーシュアに、「そう見えるか?」と答えながら、新しいキュービットを取り出す。
『マジカルジェム!!』
『SET!!』
『CUBE UP!!』
『マジカルジェム!!』
マジカルジェムキュービットを使用すると、キュビズムの周囲に桃、紫、オレンジ、青、赤、薄紫と六色の立体ひし形のクリスタルが生成され、衛星のようにキュビズムを中心に浮遊する。
「それはなんだい?」
「どういった物かは、その身で確かめな!!」
キュビズムの意思に呼応して、パーシュアへと勢い良く飛んでいくクリスタル。それぞれの色に呼応した光線を放ちパーシュアを攻撃する。
「なるほど!!遠隔操作が出来る空中の浮き砲台のような物かな!?しかし、なぜ六色も存在するのか、一体どんな意味が……あいたあっ!?」
考察に夢中になっていたパーシュアを背後から狙撃すると、バランスを崩してもんどり打って倒れた。
「ははははっ!!なかなかに強いね、君の武器は!!隅々まで調べたいなあっ!!」
「お断りするよ!!」
その時、パーシュアの横にサマルが突然姿を現した。
「いや、これ以上は流石に不味いし、撤退しちゃおうか」
「むう。もう少し研究したかったが……。仕方ない」
パーシュアは残念そうにしながらも、サマルの言葉に頷く。それを見たサマルが手に持つ杖で地面を勢いよく突くと、不自然な勢いで土煙が上がり、サマルとパーシュアの姿を覆い隠した。
「それじゃあ、また遊ぼうじゃないか。キュビズム君?」
そんなパーシュアの声が聞こえたのと同時に土煙は晴れていき、そこには既にサマルとパーシュアの姿はなかった。