『SET!!』
『CUBE UP!!』
『オシャベリスマホ!!』
『SET!!』
『CUBE UP!!』
『パラボリザード!!』
スマートフォン型多機能デバイス、オシャベリスマホを生成し、パラボリザードの力を使って俺の近くにパラレルコネクトキュービットが居ないか反応を探す。
「やばい、近くには居ないっぽい……」
オシャベリスマホの画面に表示されるマップには一切の反応が無く、思わず肩を落とす。
「そう……。まあ、まだ諦めるには早いわ。幻想郷の何処かにあるのは確かなのだし」
「それもそうですね……」
ションボリとする俺の肩を叩き、大図書館ネキが慰めてくれた。
「あの〜……」
と、そこで先程まで静かにしていた美鈴さんがおずおずと声を掛けてきた。
「どうしましたか……って」
そちらを振り向くと、いつの間にか美鈴さんの横に銀髪の綺麗なメイドさんが居た。
「えっと……貴女は?」
「初めまして、異なる世界からのお客様。私、紅魔館の完全で瀟洒なメイド、十六夜咲夜と申します。私の主、レミリア・スカーレット様がお呼びでございます」
「は、はぁ……」
自分で完全で瀟洒とか言うんだ……。とちょっと引きつつ、大図書館ネキに視線を向けると、
歌って踊れる大図書館:誘いに乗った方が良いわね。なにせ、レミリアは『運命を操る程度の能力』を持つわ。何か助けになる可能性があるわよ。
:けど、レミリアって吸血鬼だろ?下手したらイッチ殺されないか?
名無しのイッチ:え、それまじ?
マギ☆マリ(偽):レミリアは世界線によってカリスマ〜かりちゅまのパターンがあるから、危険度はどのパターンかによって変わるわね。
名無しのイッチ:そこん所、どうなんですか。大図書館ネキ
歌って踊れる大図書館:まあ、会ってみてからのお楽しみね。
名無しのイッチ:いや、すっごい怖いんだけど!?
歌って踊れる大図書館:安心しなさいな。私も一緒に行くから
名無しのイッチ:それって良いの……?
歌って踊れる大図書館:逆に私の行動を阻めるものならやってみなさいな
:これは強い
スレを使い大図書館ネキにアドバイスを貰い、俺は誘いに乗ることに決める。
「それじゃあ、お願いします」
「はい。それではこちらに。……美鈴」
「は、はい!!」
咲夜さんは俺を紅魔館へと案内しつつ、美鈴さんへ視線を向ける。
「次、居眠りやってたら刺すからね」
「ちょっ!?」
そう言い残して歩き出す咲夜さんの後を、俺は慌てて追いかけた。
歌って踊れる大図書館:なるほど、居眠りしてたからイッチと妖怪に気付くのが遅れたのね
……知りたくなかったなぁ。それは。