魔法少女世界の特撮ヒーロー   作:瓶詰め蜂蜜

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EPISODE12 幻想の乙女達と転生者ワイらⅦ

「はあっ!!」

「ぐぎゃっ!?」

 

 人里のど真ん中で誕生したカブトガニヤミーに殴りかかる。が、

 

「いっ……たぁ〜!!」

 

 カブトガニヤミーの装甲が硬く、逆にダメージを受けてしまう。

 

:なんかこの展開前も見たような……

:硬い相手にはこっちも硬くなって応戦だぞ!!

「了解!」

『カラットダイヤ!!』

 

 カラットダイヤキュービットを使い、左腕にダイヤモンドの盾を生成する。

 

「ぐっぎゃっ!」

「うおっ!?やったなこのおッ!」

 

 カブトガニヤミーの攻撃を盾で防ぎ、すぐさま殴り返すと、カブトガニヤミーはもんどり打って倒れる。

 

「これで、とどめだ!」

『カマキリッパー』

『SET!!』

『CUBE CHARGE!!』

 

 取り出したキューブレードにカマキリッパーキュービットをセットして構える。

 

『キューブレードフィニッシュ!!』

「はあっ!!」

 

 ふらふらと立ち上がるカブトガニヤミーに向けて勢いよく振り抜くと、三日月状の斬撃が回転しながら切り裂いていき、カブトガニヤミーは爆散した。

 爆風でセルメダルが飛び散るのを見ながら、スレの方に意識を向けると、

 

:セルメダルが飛び散ってるな……。

:やっぱりグリードが居るのか。

歌って踊れる大図書館:けど、この世界東方とオーズのコラボでは無いはずよ。過去の記録に、オーズの事も、グリードの事も起債されていなかったし。

:なあ、もしかしてだけどよ……パラレルコネクトがグリード呼んじゃった……とかじゃないよな?

:!?

:!?

:!?

 

 という会話がなされていた。というか、

 

「あれ、パラレルコネクトの仕業なの!?」

:いや、多分そうじゃねぇかなってだけで……

:けど、可能性高くない?

歌って踊れる大図書館:どちらかといえば、パラレルコネクトの仕業と言うより、その力を悪用した者が居るって事になるわね

「まじかー……」

 

 大図書館ネキの推測に思わずしゃがみ、頭を抱え込んでしまう。すると、

 

「お、おい。あんた……妖怪だったのかい!?」

 

 と、八百屋のはや子さんに問われた。……って、え!?

 

名無しのイッチ:なんで妖怪扱い!?

:www

:www

:【速報】イッチ、妖怪だったらしい【悲報】

歌って踊れる大図書館:単純に、変身しているのを見たから『得体の知れないもの=妖怪』ってことじゃない?

名無しのイッチ:あー。確かに変身した姿なんて、人っぽく無いですしね

:納得するんだ……

 

 俺は立ち上がり、変身を解くと八百屋のはや子さんへと向き直る。

 

「安心してください。俺は妖怪じゃありませんよ」

「嘘だっ!!*1

 

 俺の言葉をものすごい形相で否定する八百屋のはや子さん。気が付いたら周りの人達も俺を懐疑の目で見ていた。俺は思わず、はや子さんへと一歩進もうとすると、

 

「ひいいっ!?」

「あっ……」

 

 物凄い勢いで後退られた。恐怖に歪んだはや子さんの顔を見て、俺の足は止まってしまう。

 

「……短い間でしたけど、お世話になりました」

 

 一言そう言ってお辞儀をすると、俺は人里の出口へとむかった。

*1
彼は雛見沢症候群にはかかっていません

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