【二巻発売】海外のエロ動画サイトで俺だけ無修正ダンジョン配信 ~無双してスパチャNo.1になったら世界中の女性パフォーマーから罵詈雑言がDMで届きました~   作:フーツラ

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第11話 古い友人からのDM

 オークキングからドロップした王冠を脱ぐと、俺の身体は元通りの大きさに戻った。コメント欄は大盛り上がりだったが、俺は心底肝を冷やしていた。

 

 もし、元に戻れなかったらと思うとゾッとする。本当にフロアボスとして一生を終えることになったかもしれない。

 

 冷や汗を拭いながら地面に落ちていたブリーフを穿いた。チケットチャットもここで終了だ。通常のライブ配信に戻す。

 

 気分を落ち着けながら辺りを見回すと、ボス部屋の壁に第六階層への扉が出来ていた。

 

 俺は視聴者のコメントを拾いながら扉を開け、第6階層への階段を降りる。

 

 フロアボスを倒してから、次の階の転移の間までの道のりは基本的に安全地帯だ。完全に気を抜くわけではないが、スマホを確認するぐらいの余裕はある。

 

 TwittorのDMの通知がとんでもないことになっていた。また、女性パフォーマーからのクレームだろう。今度配信で読み上げでもやるか。

 

 そんなことを考えながら階段を降り、転移の間に達した。

 

 転移石に触れると数字の1から6が頭に浮かぶ。しっかりとダンジョンの到達階数は更新されていた。これで明日からは第6階層にチャレンジ出来る。

 

「よし。通常の配信もここで終了だ。明日からは第6階層に挑戦する。よろしくな」

 

 コメント欄は凄まじい勢いで流れていく。日本語のコメントが一番多いが、英語もかなり交ざっている。やはりソマリアダンジョンに対する関心が高いのだろう。

 

 スマホを弄って配信を切り、転移石に触れる。【1】の数字を強く意識すると、視界が白く染まった。

 

 

#

 

 

 ソマリアダンジョンはソマリア南部の森林地帯にある。川が近く、生き物の気配が濃い場所だ。

 

 俺が最低限の荷物しか持たずにやって来た理由は、そこにある。つまり、現地調達すれば食うに困らない。

 

 夕暮れ時。

 

 俺は川で獲ったティラピアと自生していた青パパイヤを鍋で炒め、それを直接箸でつつきながらスマホをチェックしていた。

 

 TwittorのDMの大半はExtremeChatの女性パフォーマーからだった。またアカネ(ド淫乱)から来ている。

 

『私今からソマリア行くから、一緒にオフパコ配信して世界を獲らない?』

『黙れ変態』と返す。

 

 そもそも世界ってなんだ? オフパコ界隈は本当に理解出来ない。

 

 とりあえず女性アイコンは無視だ。配信時に読み上げよう。

 

 スクロールをしていると、ちょいちょい企業からのDMが来ている。

 

『失礼します。Extremechatでの活躍を拝見し、【この方しかいない!】と思いDMさせて頂きました。弊社は男性用の貞操帯パンツの製造──』

 

【この方しかいない!】じゃないだろ! 俺を変態だと思っているのか? 全く失礼な奴だ。即ブロックする。

 

 その後もいくつか企業からのDMを開いたが、大体がアダルト玩具メーカーからだった。『是非、弊社の商品でモンスターと戦って頂きたく』なんて書かれていたが、無理がある。こいつら、ダンジョンを舐めすぎだ。

 

 苛立ちに任せて飯を食らっていると、新しいDMが届いた。古くからの友人、ガストンだ。

 

 ガストンはアメリカ人だが日本のアニメファンで日本語もペラペラだ。

 

『ヘイ! モロコシ! 最近姿を見ないと思ったら面白いことをしているな! 俺もソマリアに行くことになったから、宜しくな!』

『久しぶりだな。ガストンはもう一線からは退いているかと思ったが、どんな風の吹き回しだ?』

 

 ガストンは俺よりも歳上でもう五十が近い。最近は若手の指導に回っていた筈だ。

 

『モロコシのダンジョン配信を観て、居ても立っても居られなくなったんだよ! 血が滾るってやつだよ!』

『早く来ないと俺が完全攻略しちまうぞ?』

『馬鹿言え。一週間ぐらいでそっちに着くから、俺が行くまで死ぬんじゃないぞ!』

 

『楽しみにしているよ』と返し、スマホを置いた。もう充電がギリギリだ。

 

 綺麗に平らげた鍋を川に待っていき、ついでに身体も洗う。ワニが俺の姿を見てスッと離れて行った。食われると思ったのかもしれない。

 

 ティラピアに飽きたらワニにしよう。

 

 そんなことを考えながらテントに戻り、ドローンカメラとスマホをバッテリーに繋いで就寝した。

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