【二巻発売】海外のエロ動画サイトで俺だけ無修正ダンジョン配信 ~無双してスパチャNo.1になったら世界中の女性パフォーマーから罵詈雑言がDMで届きました~   作:フーツラ

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第14話 掲示板の期待と杉山隼人

【俺達の星】A級冒険者☆part7788【日本のエリート】

 

現代のエリートであるA級冒険者について語るスレです。

 

■注意事項

・A級冒険者さんの個人情報の書き込みは禁止

・誹謗中傷はやめましょう

・荒らしはスルーしましょう。荒らしを相手にするのも荒らし

 

201.この名無しが凄い

A-generationの五人、やっぱり優秀だなぁ。

 

202.この名無しが凄い

ハヤトの配信観てたけど、まったく危なげない戦いだったよね。流石はA級って感じ。

 

203.この名無しが凄い

遥ちゃんマジ可愛い

 

204.この名無しが凄い

ハヤトと遥ちゃんの絡み見てるとほっこりしちゃう

 

205.この名無しが凄い

お似合いだよなぁ。もしかしてくっ付くのかなぁ

 

206.この名無しが凄い

ハヤトはファンを大事にするから、ないね。

 

207.この名無しが凄い

ソマリアダンジョンの件、どうなるんだろ。主要各国は次々と調査団の派遣を表明したけど。

 

208.この名無しが凄い

さっき協会のHP見たら、その件についてリリースがあったよ。A級冒険者を中心とした調査団を組織するって。

 

209.この名無しが凄い

おぉぉ! てことはハヤトが参加するのかな?

 

210.この名無しが凄い

やべぇ! ハヤトが世界にバレる!!

 

211.この名無しが凄い

いずれ世界で有名になるとは思ってたけど、このタイミングとはね。まぁ、日本最年少でA級に上がった天才だし、当然と言えば当然か。

 

212.この名無しが凄い

ハヤトがソマリアダンジョン完全攻略するとこ想像するだけでご飯が何杯でもいける!

 

213.この名無しが凄い

ハヤトをおかずにしないで!

 

214.この名無しが凄い

ソマリアって危険なイメージあるけど、ハヤト大丈夫かな?

 

215.この名無しが凄い

今でこそ落ち着いたけど、昔のハヤトはやんちゃだったからね。問題ないと思う。

 

216.この名無しが凄い

ハヤトとガストン・フリードマンが絡むのかぁ。胸熱

 

217.この名無しが凄い

伝説のS級冒険者と日本が誇る若き俊英の邂逅か。配信したら盛り上がるだろうなぁ。

 

218.この名無しが凄い

てか、ソマリアダンジョンで活躍したら、ハヤトのS級もあるんじゃない?

 

219.この名無しが凄い

S級だけは世界冒険者協会が認定するんだけど、今回は注目度が高いからあり得るね。

 

220.この名無しが凄い

日本で初めてのS級!!!!

 

221.この名無しが凄い

フリードマンがハヤトの才能を認めて、世界冒険者協会に推薦する流れを想像するだけでご飯が何杯でもいける!

 

222.この名無しが凄い

ずっとご飯食べてる奴おるな

 

223.この名無しが凄い

調査団のメンバーっていつ発表なんだろ?

 

224.この名無しが凄い

他の国のスピード感を見ていると一週間以内には発表になりそう

 

225.この名無しが凄い

楽しみが増えたわ~

 

226.この名無しが凄い

ちょっとソマリアダンジョンについて予習しておこうかな

 

227.この名無しが凄い

ソマリアダンジョンの動画は海外のエロチャットでしか見れないよ。私は生理的に無理だったから見てないけど。

 

228.この名無しが凄い

あぁ、あの諸越とかいうオッサンの配信でしょ。パンツ一丁でダンジョンアタックしてる変態。マジでキモイからやめてほしい。サムネだけで吐きそうになった。

 

229.この名無しが凄い

ハヤトの配信でも諸越ってオッサンのこと書き込んでる奴いたね。

 

230.この名無しが凄い

あれ本人じゃない?

 

231.この名無しが凄い

あり得る~。やたらハヤトのこと煽ってたし。コンプレックス丸出しだったよね。

 

232.この名無しが凄い

煽った結果、本当にハヤトがソマリアダンジョンに来ちゃって焦る流れじゃん。

 

233.この名無しが凄い

wwwwその場面、めっちゃみたいwwww

 

234.この名無しが凄い

元C級冒険者、ネットでアンチ活動していたらリアルでA級冒険者に詰められるww

 

235.この名無しが凄い

マジでありそうだからなぁ~

 

236.この名無しが凄い

とにかく楽しみが増えたね。

 

237.この名無しが凄い

元C級冒険者の全裸土下座楽しみ。

 

238.この名無しが凄い

wwwみんなオッサンに容赦なさすぎwww

 

239.この名無しが凄い

だってキモイんだもん

 

240.この名無しが凄い

キモイから仕方ないかぁ~。

 

 

#

 

 

 隅田川を見下ろすタワーマンションの一室で、ハヤトは酒を飲みながらノートPCに向かっていた。ディスプレイに映し出されているのは、随分と日付の古いニュースだった。

 

『杉山隼人さん(16)が率いるパーティーが新宿ダンジョンを完全攻略。新宿ダンジョンの完全攻略は二年ぶり。16歳は最年少記録となります』

 

『杉山隼人さん(16)が率いるパーティーが池袋ダンジョンを完全攻略。先月の新宿ダンジョンから二か月連続での達成。またしても16歳は最年少記録となります』

 

『杉山隼人さん(16)が最年少でA級冒険者試験に合格しました。冒険者登録してから一年以内での合格は過去最短。また、16歳での合格は最年少記録となります』

 

 杉山隼人の冒険者としての経歴は凄まじい。日本のダンジョン攻略における様々なレコードを保持しており、今後もそれが破られることはないと言われている。

 

 彼が17歳の時に受けた能力測定の記録は全ての項目で日本の冒険者トップであった。今も尚、それを超える数値が記録されたことはない。

 

『もう、やり尽くした』と杉山隼人が語ったのは二十歳の誕生日を迎えた翌日だった。

 

 それ以降、杉山隼人は冒険者の登録名を『ハヤト』に変更し、ダンジョンの深部に潜ることをやめた。

 

 活動はダンジョン配信がメインとなり、日本冒険者協会が編み出したダンジョン攻略法を啓蒙する立場となった。

 

 絶大な実績を誇るA級冒険者が配信者として「安全で効率のよいダンジョン攻略を紹介する」スタンスは、多いにウケた。特に若者に対して。

 

 無双できる実力がありながら堅実さを貫くスタイルが刺さったのだ。

 

 また、日本冒険者協会のやり方に異を唱える旧世代に対し、「ハヤト棒」は凄まじい効果を発揮した。

 

「ハヤト」の名前を出せば、旧世代は黙る。

 

 これは様々なSNSで見られる現象だった。若い冒険者達は「ハヤト棒」で気持ちよくなっていた。

 

 ハヤト自身も、日本の冒険者を取り巻く環境を心地よく感じていた。これまでは……。

 

「……ちっ……」

 

 冒険者に関する掲示板の書き込みを見て、ハヤトは舌打ちをする。

 

 自分がソマリアダンジョン調査団に参加するのは既定路線のように書き込まれていたからだ。

 

 ハヤトはハイバックチェアに身体を委ねると、右手を宙に突き出した。そしてグッと力を籠める。魔力が拳に集まり、薄っすらと輝き始めた。

 

 それを見つめるハヤトの瞳に光はない。

 

 かつて、ハヤトはユニークスキルを有していた。スキル名は【早熟】。冒険者としての成長の速度がはやく、かつスキルが有効な間は能力値が跳ね上がるというものだった。

 

 彼が冒険者としてあらゆる面で素晴らしい成果を上げたのは【早熟】のおかげだった。もちろん、そのことは誰にも話していなかった。彼一人だけの秘密。

 

 しかし、ハヤトが二十歳の誕生日を迎えた日。【早熟】のスキルは彼の頭の中から消えてなくなった。

 

 今のハヤトにはA級冒険者として平均程度の能力しかない。

 

 それでも、日本国内で冒険者として活動するには十分だろう。日本冒険者協会の編み出した攻略法もある。

 

 しかし――。

 

 ノートPCのデスクトップにコミュニケーションツールの通知が表示される。日本冒険者協会理事長、八塚舞からのDMだ。

 

 一度息を吐いてから、ハヤトは内容を確認する。

 

『話題になっているソマリアダンジョン調査団の件で相談したいことがあるの。今、通話できるかしら』

 

 軽く目を瞑る。再び息を吐いてから、ハヤトは通話ボタンを押した。すぐに接続される。

 

『ごめんなさいね。急に連絡して』

 

 ディスプレイに映る八塚の顔はひどく疲れて見えた。

 

「いえ。一人で晩酌していただけなので問題ないです。で、調査団がどうかしたんですか?」

 

 八塚は一瞬溜めた後、話し始める。

 

『実はお願いがあって……。ハヤトに参加して欲しいの。調査団に』

 

 ハヤトは一瞬顔をしかめた。それを見て、八塚は慌てる。

 

『ハヤトが後進の育成に力を入れているのは分かっているわ。日本冒険者協会としても、本当に有難いと思っているの』

「じゃあなぜ俺にソマリアダンジョンを?」

『調査団の計画書を経団連に提出したら、複数の副会長からクレームが上がったの。なぜ日本で最高の冒険者を派遣しないんだ? まだ一線を退く歳ではないだろう。って』

「つまり、A級冒険者ハヤトに対する命令ってことですね?」

 

 八塚は眉を下げる。

 

『本当に調査団に参加するだけでいいの。無理を言っているのは分かっているから。配信等の広報活動は別の冒険者に依頼するし……。他のメンバーに対する相談役ぐらいの立場をお願いできないかしら?』

「本当に?」

『……勿論、日本最強の冒険者、杉山隼人の復活には期待しているわ。でも、ハヤトに何かあったことぐらい、私は分かっているつもりよ……』

 

 二人は無言でじっと見つめ合う。しばらく経ってから、ハヤトが口を開いた。

 

「分かりました。配信でも言ってしまいましたし、引き受けます」

『有難う!!』

 

 八塚は弾けるような笑顔をハヤトに向ける。ハヤトは少し困った顔をしながら、調査団の詳細について質問を始めた。

 

 三十分ほど会話を続けた後、通話は終了した。しばらくハヤトは呆けたようにじっとしていた。

 

 そして、息を吹き返したように立ち上がると寝室へと入り、クローゼットを開ける。中には重厚な金庫が見える。

 

 ハヤトが暗証番号を入力すると電子音が鳴って、金庫の扉が開いた。そこに鎮座していたのは、奇妙な文様が描かれたスキルオーブだった。

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