【二巻発売】海外のエロ動画サイトで俺だけ無修正ダンジョン配信 ~無双してスパチャNo.1になったら世界中の女性パフォーマーから罵詈雑言がDMで届きました~ 作:フーツラ
【俺達の星】A級冒険者☆part7896【日本のエリート】
現代のエリートであるA級冒険者について語るスレです。
■注意事項
・A級冒険者さんの個人情報の書き込みは禁止
・誹謗中傷はやめましょう
・荒らしはスルーしましょう。荒らしを相手にするのも荒らし
201.この名無しが凄い
御厨くん達、凄い!! 簡単に第一階層を突破しちゃった!!
202.この名無しが凄い
どんどん【テイム】するハイオークの数が増えてって、無敵って感じよね。
203.この名無しが凄い
一人何体までテイム出来るんだろうね? 今日は五体までやってたけど。
204.この名無しが凄い
これが次世代の冒険者かぁ~。もしかしたら私もなれるかも?
205.この名無しが凄い
ね! 私も思った! 【テイム】って全然失敗しないからリスクないし、簡単そう。
206.この名無しが凄い
ワイも!
207.この名無しが凄い
御厨くん達、マジで脚長くて顔小さくてスタイルお化けなんだけど……!!
208.この名無しが凄い
スタイルも次世代!! 三人とも身長180超えてるよね?
209.この名無しが凄い
超えてると思う。
210.この名無しが凄い
この戦いを見ちゃうと、ハヤト達の戦い方が泥臭く感じちゃった……。
211.この名無しが凄い
御厨くん達、汗一つかいてなかったもんね。
212.この名無しが凄い
その代わりにハイオーク達が汗だくだったけどねwwww
213.この名無しが凄い
ボス戦はどうするんだろう? 第四階層のトロールを大量にテイムして戦うのかな?
214.この名無しが凄い
じゃない? トロールで足りなければ、ハイオーガとかも連れていくでしょ。
215.この名無しが凄い
フロアボス、可哀想wwww
216.この名無しが凄い
集団でボコられるオークキングwwww
217.この名無しが凄い
御厨達の戦い方やべーわ。見てるだけでめっちゃ満たされる。
218.この名無しが凄い
全能感やばい。モンスターを支配してる感じがめっちゃ気持ちいいわ。
#
「本当に大丈夫なのか?」
「大丈夫です……」
顔を顰めながら、ハヤトは答える。どうみても大丈夫ではない。しかし御厨の挑発が効いているのだろう。午後になると俺のテントを訪ねて来て、「ダンジョンに行きたい」とハヤトは言い出した。
「わかった。ただし、無理そうならすぐに帰るからな」
「はい……」
バックパックを背負ってテントから出ると、アカネもシェルターから這い出してきた。なんとなく察したのだろう。
「私、デスマンティスに【魅了】が効くのか試したいんだよね~」
つまり、ハヤトの体調が気になるから自分も行くということだ。マントを羽織り、腰にエストックを差している。
「よし、第十一階層に行くぞ」
「はい」
「行ってみよ~」
しんとしたキャンプ地を歩き、ダンジョンに向かう。どの国調査団もダンジョンに潜っているのだろう。見掛けるのはサポートメンバーばかりだ。
ダンジョンに入るとそのまま転移の間に向かい、三人で転移石に手を当てる。頭の中で思い浮かべる数字は【11】。視界が白くなった。
第十一階層の転移の間。ハヤトはバックパックを下ろし、ドローンカメラの準備を始めた。
「配信するのか?」
「えぇ。今日は俺のアカウントでやらせてください」
三人でダンジョンアタックする際、誰のアカウントで配信するかは立候補制となっている。ハヤトとアカネが手を挙げなかった場合、俺のアカウントで配信する感じだ。
ドローンカメラにスマホをセットしてハヤトとは早速、配信を開始する。待ち構えていたようにコメントが流れる。
<ハヤト!! 待ってたのだ!! 体調大丈夫なのだ……!? 【100pt】>
いきなりスパチャである。どうやらハヤトには太客がついたらしい。
「まだちょっと戻ってないですけど、休んでられないので」
ハヤトは気丈に答える。
<これで元気になるのだ!! 【100pt】>
<スパチャ連発!! すごいハヤト推しがいるのだ!>
<キャストオフしたら幾らのスパチャ投げるのだ?>
「俺が先頭を行きます」
ハヤトはグラビティソードを構えたまま、転移の間から出て第十一階層を進む。その後ろにはアカネ。最後に俺だ。
どこからデスマンティスが現れるか分からない。これまでの階層とは違った緊張感がある。
先に進むにつれてダンジョンの様相が変わってきた。深い森の中を進んでいるような感覚になる……。複雑に絡み合った樹木の根と幹がまるで一つの生き物のように見えてきた。何かが動いている……。
「ハヤト、下だ!」
声に反応し、ハヤトが飛び上がった。死神の大鎌がハヤトの身体の下を通過する。
さっきまで隙間などなかったのに、今は体長二メートルを超えるであろうデスマンティスの体半分が地面から生えている。どうやら第十一階層は可動式らしい。
「滅ッ!」
ハヤトが落下と同時にグラビティソードを振り下ろす。デスマンティスは愚かにも大鎌を十字に重ねて受けた。接触と同時に飛沫を上げて吹き飛び、デスマンティスは武器をなくす。
着地から一拍で踏み込んだハヤトがデスマンティスの胴体を破壊。煙となり、大きなこぶし大の魔石が残った。
「うっ……」
残心の後、股間を押さえるハヤト。すかさず視聴者が反応する。
<どうしたのだ?>
<やっぱりハヤト調子悪いのだ?>
<股間を押さえて……まさか性病なのだ?>
<マオマオの呪いが効いているのだ……!!>
「大丈夫か?」
「急に……今までより強い痛みが……」
「帰るか?」
「いえ……。脱げばきっと大丈夫です……」
ハヤトはグラビティソードを杖のようにして立ち上がり、おもむろにブリーフを脱いだ。
<きちゃー!!!! 苦悶のキャストオフなのだ!! 【500pt】>
<ブリーフ脱いだら表情が穏やかになるの笑うwwww>
<マオマオの呪い効きすぎwwww>
「ねえねえ! マオマオの呪いってなんのこと……!?」
アカネがドローンカメラに向かって問いかける。
<ハヤトにスパチャランキング抜かれそうなマオマオがハヤトを呪うって言ってたのだ!>
<この前の配信で『貴重なモノを捧げてハヤト呪た』って言ってたのだ!>
<美男子は苦悶の表情でスパチャ稼げるから呪い意味ないのだ!>
確か前もマオマオは俺を【呪う】って言っていたな……。俺には特に効果はなかったが……。ハヤトは本当に呪われているのか……?
その後、ハヤトは【ネイキッド】の効果でなんとか持ち直してダンジョン探索を続けた。スタートが遅かった為に第十二階層へは到達出来なかったが、マッピングが進んだのは大きな成果だ。
「よし。今日はこの辺で引き上げよう。明日、朝からアタックすれば第十二階層も見えてくる筈だ」
<お疲れ様なのだ! 【100pt】>
<無料でハヤトのキャストオフ見れて今日はいい日だったのだ!>
<明日も頼むのだ!!>
最後にまたハヤトはスパチャを稼ぎ、今日のダンジョンアタックは終了した。
#
深夜のアメリカキャンプ。俺が足を踏み入れると見張りの冒険者が軽く会釈をした。遅くまでご苦労なことだ。
俺は会釈を返し、ガストンのコンテナハウスを目指す。窓からはまだ明かりが見えていた。
「ガストン。俺だ。話がある」
扉をノックして声を掛けると、「入ってくれ」と返事があった。やはりまだ起きていたようだ。
「どうした? こんな遅くに」
「ちょっと気になることがあってな」
「まぁ座ってくれ」
応接ソファーに座ってノートPCを弄っていたガストンは、俺にも席を勧める。
「ダンジョン絡みのことか?」
「いや、ハヤト絡みだ。ハヤトの奴、ずっと股間が痛いらしいんだ」
ガストンは神妙な顔をして呟く。
「性病だな」
「いや、どうやら違うみたいなんだ。エクスポーションも効かないし、【ネイキッド】でも回復しない。痛みが収まる程度で、パンツを穿くとまた痛むらしい」
「ふむ」とガストンは考え込む。
「何も覚えはないのか?」
「いや、一つある。ガストンは『ExtremeChat』を見ているだろ?」
「あぁ。お前達のダンジョンアタックのアーカイブ動画は基本的にチェックしている。ちょうどこれから、第十一階層の動画も見ようとしていたところだ」
ガストンは膝の上に置いたノートPCに視線を落とす。
「マオマオというアカウントを検索してみてくれ」
ペタペタとタイピングの音がコンテナハウスに響く。
「このピンクの髪をした女か?」
「そうだ。そいつがしきりに配信のなかでハヤトを【呪う】と言っていたらしい」
「まさか【呪い】のせいだと言いたいのか?」
馬鹿馬鹿しいといった様子で、ガストンは両手を上げる。
「【呪い】いや、【呪術】というスキルがあるとすればどうだ? 【ネイキッド】だってあるんだ。今まで確認されていなかっただけで、スキルとして生える可能性はある」
「まぁ、勿論、可能性はあるだろう。ただ確かめようがない」と言いながら、ガストンは首を捻る。
「どうした?」
「この女……。どこかで見たことある気がするんだよな」
「マオマオを? スパチャランキングが上位だからレコメンドされただけじゃないか?」
「いや、そーいうのじゃないんだよなぁ」
納得がいっていない様子だ。云々と唸ったあと、ガストンは話題を変える。
「そうだ。日本調査団のダンジョンアタックの配信を見たか?」
「まだ見てはいないが、どうかしたのか?」
「新しく来た三人だが、かなりの手練れだな。【テイム】でハイオークを従えた。しかも成功率は百パーセントだ」
「【テイム】で……」
【テイム】は不人気スキルの一つだ。成功すればモンスターを従えることが出来るが、スキルが熟練するまでレジストされまくる。しかも、【テイム】を試せるのは対象に対して一度だけ。魔力もごっそり削られる。
また、ダンジョンの外にモンスターを連れ出すとテイムが強制解除されるのも不人気の理由の一つだった。どんなに強力なモンスターのテイムに成功しても、別のダンジョンに連れ出すことは出来ない。
成長まで膨大な時間がかかる割にリターンの少ないスキルという評価が一般的で、スキルオーブの市場価格もかなりお手頃なのが【テイム】だ。
そんな玄人向けのスキルを御厨のような若い奴等が高いレベルで身に着けているのか……。
「【支援魔法】にもかなり熟練しているようだったな。【ブースト】を掛けられたハイオークは同胞をパンチ一発で沈めていた。【テイム】したモンスターであれば幾ら引き連れていてもダンジョンの【調整】は働かないし、よく考えられている。なんでいままで表に出てこなかったのか不思議なぐらいだ」
いけ好かない奴等だったが、実力はあるということか。
「それはたぶん派閥の違いだろうな。今まで日本で活躍していた冒険者は旧理事長の派閥だ。御厨達は新しく理事長になった米沢の派閥。理事長交代のタイミングで表に出てきてのだろう」
「ふん。くだらんな」
ガストンは鼻を鳴らす。
「ところで中国の動きはどうだ? 最近は第二陣の話題ばかりだが」
「中国の調査団としては動きはない。しかし、さっきモロコシが名前を出した新しい日本冒険者協会の理事長、ヨネザワが中国と繋がりが強いという情報は入ってきた」
「面倒だな……」
もし、何かあるとすればやはりアカネに対してか? さすがに直接狙ってくることはないと思うが、念の為、御厨達の動きには注意する必要があるな。
ハヤトに冒険者資格の再付与を提案したのにも裏がありそうだな。まだ研究対象として価値がある。という判断をしているのかもしれない。
結局、今後はより一層、アカネとハヤトと行動を共にすることになりそうだな。
「色々と聞けてよかった。遅い時間に悪かったな」
「いや。俺も時間関係なく押し掛けるから、お互い様だ」
俺はソファーから立ち上がり、ガストンのコンテナハウスを後にした。
#
アメリカのキャンプ地から出ると、湿った夜風が肌を撫でた。空を見上げると雲が月を隠そうとしている。
天気が崩れるのかもしれない。
月明りがなくなり、深い暗闇が広がる。
虫の音と誰かの鼾が響く中を歩いていると、遠くで足音がした。足音は近づいてくる。
何となく嫌な予感がして茂みに身を隠すと、何者かが通り過ぎてダンジョンの方へ向かっていった。周りを警戒している足取りで。
こんな時間からダンジョンアタックだろうか? たしかに夜中ならダンジョンに入る者はいないから【調整】を気にする必要はないが、一人はさすがに変だ。
俺はそっと茂みから身体を出し、後をつける。
ダンジョンに向かっているのは女のようだった。リュックを背負っている後ろ姿は身長はあるものの、男に比べると明らかに華奢だ。
女はダンジョンの入り口に誰もいないことを確認すると、一気に速度を上げた。
俺も釣られて速度を上げる。
「見失ったか……」
ダンジョン入り口から入ってすぐの転移の間はもぬけの殻だった。各国がキャンプ地に持ち帰れない厄介なアイテムが陳列されているだけだ。
女がどの階層に転移したのかは分からない。第二陣のメンバーだろうからそれほど深い階層ではないと思うが、虱潰しにするほど、何かあるわけではない。
「帰るか……」
俺はくるりと踵を返し、ダンジョンを後にした。