【二巻発売】海外のエロ動画サイトで俺だけ無修正ダンジョン配信 ~無双してスパチャNo.1になったら世界中の女性パフォーマーから罵詈雑言がDMで届きました~ 作:フーツラ
諸越大徳から冒険者資格をはく奪した翌日。日本冒険者協会理事長、八塚舞は理事長室に籠って熱心にPCのモニターを見つめていた。その視線の先にはA級冒険者のハヤトがいる。
『今日は池袋ダンジョン第十五階層のボス、ギガントスパイダー周回にこの子達と一緒に挑みます!!』
カメラが切り替わった先ではお揃いの鎧を着た若い女五人組が決めポーズをとっていた。
『私達は先日冒険者デビューしたアイドルグループ【A-generation】です!!』
画面の外からやってきたハヤトがリーダーと思われる女の横に立ち、紹介を始める。
『なんと【A-generation】のメンバーは全員A級冒険者なんです! 視聴者の皆も分かると思うけど、これ滅茶苦茶凄いことなんですよ』
<こんなに可愛いのにA級冒険者なの?>
<今や医者になるより難しいと言われるA級を五人も!?>
<全員、滅茶苦茶可愛い!!!!>
<最近の若い子は本当に優秀だね>
八塚は流れるコメントを見て口元を緩める。視聴者から思った通りの反応が得られているのだろう。
『ギガントスパイダーに挑む前に戦い方をおさらいしておこう。部屋に入る前にやることはなんだっけ?』
『はい!』とA-generationのメンバーの一人が手を挙げる。
『氷の上級魔法【アイスエイジ】の発動準備です!』
『正解! 五人は【アイスエイジ】をいつでも撃てるようにしておいてくれ。そして俺が扉を開けたら一斉に放つんだ。そうすれば寒さに弱いギガントスパイダーは出現と同時に動きを止めてしまう。その隙に急所の赤い眼を潰すんだ』
その後、ハヤトとA-generationのメンバー達は打ち合わせ通りにギガントスパイダーを倒した。実にあっけなく。
八塚はその様子を見て、とても満足気だ。
ギガントスパイダーのリポップまでの待ち時間。ハヤトはスマホを見ながら視聴者のコメントを拾っていく。
<A級冒険者が六人も揃えばボス戦も楽勝だな!>
<冒険者デビューしたばかりなのにA-generationのみんな、凄く落ち着いてたね!>
<そりゃ、難関のA級試験を合格したエリートだからな。モノが違うよ>
<ハヤトに手を出したら許さないからね!>
<これから、話題の冒険者がソマリアダンジョンの配信を始めるみたい>
コメントを見て、ハヤトの表情が変わった。
『あぁ。昨日から一部で話題になっている男。えぇっと諸越っておじさんの件について一言言っておくね。あの人はもう日本冒険者協会から冒険者の資格をはく奪されているから、ただの一般人なんだよね。何をしたところで、協会とは無関係だよ』
<そうなんだ>
<誰それ?>
<なんかエロサイトで配信してる変態でしょ>
<旧世代はヤバイのしかいねーな>
<その人、何級だったの? 強いの?>
ハヤトは思い出し笑いをしてから、コメントに答える。
『二十年以上前にC級に上がって、それからずっとそのままだったらしいよ。まぁ、つまり、そーいうことだよ』
<しょっぼwww>
<ハヤトやA-generationのメンバーと落差あり過ぎ>
<旧世代きちー>
<そりゃー拗らせてソマリアに死にに行くわ>
その後暫く、ハヤト達は視聴者と絡み、ギガントスパイダーがリポップしたタイミングでボス部屋へと入っていった。