【二巻発売】海外のエロ動画サイトで俺だけ無修正ダンジョン配信 ~無双してスパチャNo.1になったら世界中の女性パフォーマーから罵詈雑言がDMで届きました~   作:フーツラ

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第69話 謁見

【断固反対】冒険者による異世界侵略を非難するスレ☆part9【許すな】

 

冒険者による異世界侵略は、現地人の生命と自由を無視した非人道的な行為です。

これ以上の犠牲を出さないためにも、直ちに侵略を停止すべきです。

皆さんが声を上げれば、きっと止められるはず。

 

■異世界を侵略する冒険者

・諸越大徳

・杉山隼人

・アカネ

・メイメイ(マオマオ)

 

201.この名無しが凄い

地球人であることが恥ずかしいわ。今すぐあの四人には死んでほしい

 

202.この名無しが凄い

同感だわ。まさか異世界に行ってまで夜這いを仕掛けるなんて……

 

203.この名無しが凄い

!? そんなことがあったの? 酷いわね

四人の家族は特定済みなの? 家族から攻めましょう

 

204.この名無しが凄い

その手があったわね

 

205.この名無しが凄い

すでに調査しているのだけど、芳しくないわ……

現在分かっていること

・アカネは母子家庭で妹が一人いるらしい

・ハヤトの家族は冒険者協会にかくまわれているらしい

・マオマオは台湾に家族がいて、弟も冒険者らしい

 

206.この名無しが凄い

諸越については?

 

207.この名無しが凄い

全く情報がないわ

 

208.この名無しが凄い

狙うとしたらアカネの家族かしら?

 

209.この名無しが凄い

妹は大学生って呟きが某SNSであったわ

 

210.この名無しが凄い

私がアカネの妹なら恥ずかしくて外を歩けないわ

 

211.この名無しが凄い

同じ地球人ってだけで恥ずかしいもの

 

212.この名無しが凄い

四人を異世界から地球に戻せないなら、

ちゃんとした人を大使として異世界に送るべきよね?

 

213.この名無しが凄い

地球の代表に相応しい人がいいわ

 

214.この名無しが凄い

家族狙うとか……マジ引くわ……

このスレの住人怖すぎ

 

215.この名無しが凄い

あら、変な虫が迷い込んで来たみたい

 

216.この名無しが凄い

アカネの家族について各SNSで情報提供を呼び掛けてみるわね

 

217.この名無しが凄い

そうしましょう。あの女が大人しくなれば、幾分かマシになるでしょう

 

218.この名無しが凄い

やっば。こいつらマジやっば

 

 

#

 

 

【完全無修正】ExtremeChat☆part2349【最高にヌケる】

 

今最も熱いアングラエロサイト『ExtremeChat』について語るスレです。

 

先月のスパチャランキング

1位 HAYATO(Somalia)

2位 Maomao(Taiwan)

3位 Akane_a.k.a_doinran(Japan)

4位 諸越大徳(Somalia)

5位 さぶ越(Somalia)

 

 

11.名無しさん@4545

アカネとマオマオの無音配信、状況がカオスでめっちゃ笑ったwww

 

12.名無しさん@4545

あの二人、異世界でもやること変わらなくて草

 

13.名無しさん@4545

えっ!? 何やったの!? 見逃した!!

 

14.名無しさん@4545

昼間に目を付けていた騎士風のイケメンに深夜女二人で夜這いを仕掛けたら

諸越とハヤトが乱入。アカネとマオマオ、そして何故か騎士も逃げ出す

 

15.名無しさん@4545

美女二人が夜這いにきた! → ラッキー!

男二人も夜這いきた! → やばい!逃げろ! ってこと?

 

16.名無しさん@4545

そんな感じ

 

17.名無しさん@4545

イケメン騎士、絶対、諸越に襲われると思って逃げてたよね?

 

18.名無しさん@4545

ムキムキ男がパンツ一丁で夜中に寝室にきたら、そりゃ襲われると思うだろwww

 

19.名無しさん@4545

諸越とハヤトがキャストオフした瞬間のイケメン騎士の絶望した顔wwww

 

20.名無しさん@4545

あれ、最高だったよなwwww

行き止まりに追い詰められた、アカネ、マオマオ、イケメン騎士

イケメン騎士はガクガクと震え出す

 

21.名無しさん@4545

諸越とハヤトはアカネとマオマオを連行

一人残されたイケメン騎士はめっちゃポカンとしてたwww

 

22.名無しさん@4545

アーカイブ動画観よwwww

絶対おもしろいじゃん

 

23.名無しさん@4545

おっ、アカネがライブ配信始めたぞ!

 

 

#

 

 

 朝食の後、俺達が案内されたのは神殿内の馬車寄せだった。しばらくすると作りの良い客室を引いた二頭立ての馬車がやってきて、俺達の前で止まった。

 

 馬車馬が俺達の方に顔を上げて上唇をめくり、歯をむき出しにする。

 

「笑った! 馬が笑ったよ!」

「これは歓迎されているわね~」

 

 アカネとマオマオは無邪気に喜んだ。

 

「これって、どーいう仕草なんでしょうね?」

 

 一方のハヤトは冷静で、馬の動きについて尋ねる。

 

「地球の馬と同じなら、匂いを嗅いでいるときの仕草だな。もしかしたら地球人ならではの匂いがあるのかもしれない」

「なるほど」

 

 納得したところでハヤトはバックパックからドローンカメラを取り出し、スマホと連動させて会議通話を始めた。AIエージェントへ会話データを送るためだ。

 

「あっ! 私も!」

 

 ハヤトに釣られ、アカネもドローンカメラを取り出して無音ライブ配信を始めた。視聴者のコメント読み上げはオンのようで、早速スマホからずんだもんの声が上がる。

 

<馬車でお出かけなのだ!>

<昨日の夜這い配信は笑ったのだ!>

<イケメン騎士は元気なのだ!?>

 

 すかさずアカネとマオマオが反応した。

 

「昨晩はやり損ねたからムラムラしてる!」

「異世界は性欲たまるわね~」

 

<何言っているか聞こえないけど、想像は出来るのだ!>

<ヤレなくてムラムラしてるって言ってそうなのだ!>

<音声なくても全て理解できるの草なのだ!>

 

 馬車の客室の扉を開き、コリンヌが俺達を促す。

 

<おっ、銀髪の美女、出たのだ!>

<この子はなんて名前なのだ?>

<アカネ、筆記用具はないのだ?>

 

 アカネは視聴者の声に応えた。俺達とのコミュニケーション用に持っていたスケッチブックをコリンヌから借りると、何かを書き始める。そしてドローンカメラに大写しにした。

 

<この女の子はコリンヌって名前なのだ?>

<アカネ、これでコリンヌに美味いものを食べさせてやってくれなのだ!>

<異世界美女をしっかりエクストリームチャットデビューさせているの草なのだ!>

 

 コリンヌの名前がExtremeChat勢に知られてしまった。オモチャにされなければいいが……。

 

<よろしくなのだ! パコリンヌちゃん!>

<仲良くするのだ! シコリンヌちゃん!>

<お前達! そんな呼び方するとオコリンヌになるのだ!>

 

 もう手遅れなようだ……。

 

 自分の名前が呼ばれたことに気が付いたコリンヌが、ドローンカメラに固定されたアカネのスマホに頭を下げる。視聴者がコリンヌの礼儀正しさに感動し、スパチャがバンバン投げられた。

 

「さっさと馬車に乗るぞ。御者が困っている」

 

 御者台の上では白髭の男が宙を舞うドローンカメラを不思議そうに眺めていた。世界観的に「使い魔か?」とでも思っているのかもしれない。

 

 客室の中に五人が収まると、馬車はゆっくりと動き出した。

 

 神殿の敷地を抜けると大通りに出る。

 

 扉についた小さな覗き窓からは街並みが見える。煉瓦の壁に漆喰を塗ったような建物が並び、人通りも多い。栄えているようだ。

 

「うん? この辺は荒れてますね」

 

 しばらく進んでからハヤトが声を上げた。外に広がる風景が一変したのだ。

 

 建物が倒壊し、焼け焦げた跡が見える。しかも一軒ではない。何軒も同じような状況だ。

 

「〇▽×〇、(◞‸◟)……」

 

 コリンヌも小窓の外を見て悲しそうにつぶやいた。何か、この世界ではよくないことが起きているのかもしれない。

 

 身振り手振りを交えて会話していると、客室の小窓から差し込む光りが途切れた。

 

 どうやら、大きな建物に入ったようだ。程なくして停車し、扉が開かれる。きっと、この土地の王の住処に着いたのだろう。

 

 コリンヌに促されて外に出ると、石造りの巨大な建造物の中に俺達はいた。

 

 すぐ傍で鎧姿の騎士が四人立って俺達の様子を観察している。武器の類は神殿に預けてきたのだが、こちらを警戒しているようで眼つきが鋭い。まぁ、昨晩の件もあるし仕方がないか……。

 

「おっ、イケメン騎士が私たちに熱い視線を向けてる!」

「今晩は眠れそうにないわね~」

「お前ら! いい加減にしろ!」

 

 アカネとマオマオはケラケラ笑いながら、辺りを見渡す。ドローンカメラも高く舞い、俯瞰で景色を映した。

 

「これ、お城だよね? いよいよ王様に会いに来たって感じがする!」

「昂るわね~」

 

 こいつら、大丈夫だろうか?

 

<おぉ、なんかすごいところに来たのだ!>

<お城なのだ! えらい人に会うのだ!?>

<王様にパンツ一丁で会うのだ? 打ち首にならないのだ!?>

<最初は全裸だったから、今はマシなのだ!?>

 

 コリンヌが何か言い、手を通路に向ける。どうやら城の中でも一番大きな建物に入るようだ。

 

 コリンヌの後について歩き始めると、俺達の両サイドに騎士が二人ずつ付いた。護衛兼見張りということだろう。ハヤトが少し嫌そうな顔をする。こちらだけ丸腰なのが落ち着かないのだろう。

 

 石造りの通路を進む。城の作りは神殿と違って神聖な雰囲気はなく、どこか無骨なものを感じる。

 

 階段を二回登り、大きな扉の前に来た。

 

<いよいよなのだ!>

<王様とご対面なのだ!>

<歴史的瞬間なのだ!>

 

「そう! 歴史的瞬間なので、ここから先はチケットチャットにするからね! 異世界の王様に会いたい人は購入してね!」

 

 アカネはスマホを弄ってコメント読み上げ機能をオフに。そして、容赦なくチケットチャットを開始する。無音配信にもかかわらず、もの凄い数のチケットが一瞬で捌けたようで、アカネとマオマオ飛び跳ねて喜んでいた。

 

 いよいよ、扉が開かれる。俺とハヤトはブリーフの裾を正した。

 

 

#

 

 

 扉が開いた途端、数多の視線がコリンヌとその背後に立つ四人に注がれた。

 

 謁見の間では王族や多くの上級貴族が左右に分かれ、ずらりと並んでいた。異界の勇者を一目見ようと……。

 

 その瞳の表情は様々だった。 期待に満ちた瞳もあれば、好奇に満ちた瞳もある。嘲りや侮蔑の色も見える。

 

 コリンヌは一瞬怯むが、すぐに背を伸ばし、顔を上げた。

 

 国王の座る玉座に向けて真っすぐ伸びる赤絨毯に、静かに足を踏み入れた。一歩ずつ感触を確かめるように、ゆっくりと進む。

 

 異界の勇者四人もそれに続く。若い男貴族達が二人の女勇者を見て口を開いた。

 

「あれがアカネとマオマオか。なんと美しい」

「あぁ。女神のようだ……」

 

 若い女貴族達が二人の男勇者を見てひそひそと話し始める。

 

「ハヤト様とモロコシュ様ね。なんて逞しいのかしら……」

「鍛え上げていらっしゃるわ……」

 

 若い貴族程、好意的な反応だ。コリンヌは少し得意げになって踏み込む足に力が入る。

 

 しかし、国王の近くに控える重鎮達の表情は難しい。

 

 口元を手で隠しながら、視線を交えて語り合う。

 

「まるで娼婦のような恰好だ」

「あれで戦えるのか?」

「なぜパンツ一丁なのだ? けしからん」

 

 コリンヌは表情を崩さず、真っ直ぐ歩き続けた。玉座の前までくると、赤絨毯に膝をつき、頭を下げる。

 

「異界の勇者様をお連れしました」

 

 凛とした声が謁見の間に響いた。貴族達の声が止む。少し間があった後、国王リカリウスが重い口を開いた。

 

「導きの聖女コリンヌよ。ご苦労様であった。楽にせよ」

 

 すっとコリンヌが顔を上げ、リカリウスを見つめる。その顔には深い皺が刻まれており、疲れ果てていた。

 

「異界の勇者達よ。よくぞこの地に来てくれた」

 

 言葉は通じないが、雰囲気を感じ取ったのであろう。異界の勇者四人は軽く頷く。

 

「今この国、いや、この大陸は悪魔によって平和を侵されている。やつらは人間の不安や恐怖を糧にして力を増し、魔物を率いて悪逆非道の限りを尽くす。そしてまた恐怖心が生まれ、負の螺旋は続く……。我々には希望が必要なのだ! 恐怖心を消し去るような、強烈な光りを持った! その希望とは異界からの勇者、其方達──」

 

「馬鹿馬鹿しい……!! こんな輩が希望なわけないであろう……!! 王は耄碌されたのか……!?」

 

 声を上げたのは、謁見の間の奥に陣取っていた赤髪の偉丈夫だった。人垣を掻き分けて国王リカリウスと聖女コリンヌの間に入る。

 

「……ホエンベルク侯爵……」

 

 コリンヌは怯えたような声を出した。

 

「私が悪魔討伐の遠征から戻ってきたら、王都全体が騒がしい。何かと聞けば、『異界の勇者が訪れた』という。どんな者達かと見に来てみれば、娼婦と男娼ではないか……!? これが希望だと……!? 私は認めん……!!」

 

 ホエンベルクの威容に押され、コリンヌが後ずさり、よろけた。

 

「〇▽×■」

 

 その背を支えたのは筋骨隆々の男勇者だ。コリンヌに何か告げると、入れ替わるように歩み出てホエンベルク侯爵と対峙する。

 

「貴様は確か……モロコシュ」

「〇××□、▽△■■×」

 

 ホエンベルクとモロコシュは視線と視線をぶつけ、お互いに一歩も引かない。張り詰めた静寂が謁見の間に広がり、国王リカリウスすら動けない。

 

 誰もが呼吸を忘れ、二人に見入っていた。その時──

 

「大変です……!! 王都に悪魔が現れました……!! 対魔結界も持ちそうにありません……!!」

 

 ──静寂が破られた。悪魔の襲撃を知らせる騎士の声によって。

 

「私が討伐する……!!」

 

 ホエンベルク侯爵はそう宣言し、謁見の間から早足で退出する。

 

「……モロコシュ……」

 

 コリンヌは期待に満ちた瞳でモロコシュを見上げた。

 

「〇▽×■」

 

 モロコシュはその大きな手でコリンヌの頭にそっと触れてから、踵を返し、謁見の間からもの凄い勢いで飛び出していった。パンツ一丁で。




ハーメルンの読者様の応援もあって、カクヨムでも読まれるようになりました! ありがとうございます!
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