【二巻発売】海外のエロ動画サイトで俺だけ無修正ダンジョン配信 ~無双してスパチャNo.1になったら世界中の女性パフォーマーから罵詈雑言がDMで届きました~   作:フーツラ

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第72話 地球人の声

【断固反対】冒険者による異世界侵略を非難するスレ☆part12【許すな】

 

冒険者による異世界侵略は、現地人の生命と自由を無視した非人道的な行為です。

これ以上の犠牲を出さないためにも、直ちに侵略を停止すべきです。

皆さんが声を上げれば、きっと止められるはず。

 

■異世界を侵略する冒険者

・諸越大徳

・杉山隼人

・アカネ

・メイメイ(マオマオ)

 

201.この名無しが凄い

アカネの妹が通う大学が特定できたわよ

 

202.この名無しが凄い

どうせFランでしょうね

 

203.この名無しが凄い

間違いないわ。底辺大学よ

 

204.この名無しが凄い

頭は悪いかもしれない……

 

205.この名無しが凄い

大学にクレーム入れなきゃだわ

 

206.この名無しが凄い

退学に追い込みましょう

 

207.この名無しが凄い

で、どこの大学なのかしら?

 

208.この名無しが凄い

……〇〇美術大学よ

 

209.この名無しが凄い

えっ……。アカネの妹が? 〇〇美術大学……

 

210.この名無しが凄い

あのアカネの妹が芸術肌? それは嘘よ

 

211.この名無しが凄い

あんな下品な女の妹が?

 

212.この名無しが凄い

面接官に身体でも売ったのかしら?

 

213.この名無しが凄い

あり得るわね

 

214.この名無しが凄い

〇〇美術大学も落ちたものね……

 

215.この名無しが凄い

で、アカネの妹の名前は?

 

216.この名無しが凄い

SNSではミズキって名乗っているわ

 

217.この名無しが凄い

ミズキ? 苗字かしら、名前かしら

 

218.この名無しが凄い

名前じゃないかしら。大学に聞いてみましょう

 

 

#

 

 

【完全無修正】ExtremeChat☆part2375【最高にヌケる】

 

今最も熱いアングラエロサイト『ExtremeChat』について語るスレです。

 

先月のスパチャランキング

1位 HAYATO(Somalia)

2位 Maomao(Taiwan)

3位 Akane_a.k.a_doinran(Japan)

4位 諸越大徳(Somalia)

5位 さぶ越(Somalia)

 

 

11.名無しさん@4545

〇〇美の芸術祭に巨大な諸越像が出現してるwwww

全長五メートルぐらいあるらしいwwww

 

12.名無しさん@4545

えっ、マジ……!?

 

13.名無しさん@4545

ほれ

※画像のURL

 

14.名無しさん@4545

wwwめっちゃ本格的な諸越像じゃんwww

〇〇美、やっぱり頭おかしいなwww

 

15.名無しさん@4545

一応ブリーフ穿いてるところにギリギリの理性を感じるわ

 

16.名無しさん@4545

キャストオフしてる画像もあったけど!!

※画像のURL

 

17.名無しさん@4545

これ芸術祭でやったら駄目だろwwww

 

18.名無しさん@4545

ダビデ像が許されるんだから問題ない!

 

19.名無しさん@4545

!?!?!?

確かに!!

 

20.名無しさん@4545

まさかここで諸越と芸術の相性の良さが発見されるとはwwww

 

21.名無しさん@4545

てかこれ造ったやつ、前に諸越のフィギュア造ったやつじゃね?

 

22.名無しさん@4545

その可能性はある

 

23.名無しさん@4545

作者、ミズキって人らしいぞ。SNSで「諸越像」で検索すると出てくる

 

24.名無しさん@4545

あ、アカネとマオマオが配信始めた

 

25.名無しさん@4545

wwwwちょっと待てwwww

ダビデ像が並んでるんだけどwwww

 

26.名無しさん@4545

なんでこのタイミングでこの配信なんだよwwww

 

27.名無しさん@4545

一体どんな経緯で何百人もの異世界人が全裸で剣を振ってるんだwww

 

28.名無しさん@4545

これは完全に文化侵略だわ!!

 

 

#

 

 

 日本冒険者協会理事長代理、八塚舞はカツカツとヒールを鳴らしながら会議室に入る。鷹揚な態度でハイバックチェアに座り、ノートPCを開いた。

 

 休止状態から復帰したノートPCのディスプレイにはビジネスチャットツールが表示される。八塚が「参加」をクリックすると、すでにWeb会議は始まっていた。

 

 大型モニターに映る経団連副会長はすこし不機嫌な様子だ。待ち惚けを食わされたからだろう。

 

「遅れて申し訳ありません。前の会議が長引いてしまいまして」

 

 全く気おくれした様子はなく、八塚ははっきりした声で謝罪した。副会長の顔がさらに歪む。

 

『私を待たせるとは、ずいぶんと偉くなったものだね。八塚君』

「地球を代表して異世界に行ったハヤト達のサポートをしているので、忙しいのです。ご理解ください」

 

 副会長の嫌味も意に介えさず、八塚は淡々と定例会を進める。

 

『……まぁ、いいだろう。ハヤト達の状況を教えてくれ』

 

 八塚は口角を上げ、明るい声で報告を始める。

 

「ご存知の通り、ハヤト達は異世界でも大歓迎されています。転移した翌日の悪魔討伐が効いたのでしょう。街行く人々はハヤト一向を見れば歓声を上げて手を振り、英雄のように扱われています」

『ふむ……。概ね、メディアで取り上げられている通りということだな。ボロが出なければいいが。何せハヤト達にはあの変態的なスキルがある』

 

 副会長の言葉に、八塚の表情が険しくなる。

 

「何をおっしゃっているのですか? ハヤト達は既に、異世界の騎士団にも一目置かれており、訓練の指導等も行っています。それは、スキル【ネイキッド】のおかげでもあります。【ネイキッド】により、圧倒的な強さをもつからこそ、ハヤト達は受け入れられているのです!」

『お、落ち着きたまえ……』

 

 虎の尾を踏んでしまったことに気が付いたのか、副会長は狼狽えながら、八塚に声を掛かる。

 

『そういえば、翻訳アプリの状況はどうなっている? 八塚君が抱えているスタートアップ企業がダメなら、すぐに経団連のメンバーから支援をするが……』

 

 話題を変えようとする副会長。八塚は少し落ち着くと、質問に答える。

 

「ご心配は無用です。まもなく、翻訳アプリのプロトタイプがリリースされます。今後はアプリを使ってもらいながら、随時フィードバックしていく想定です」

『そうか……』と少し残念そうにする副会長。

 

 八塚は抜け目のない笑顔でやり過ごす。いつまでも経団連の強い影響下にいることが、嫌なのだろう。

 

「今後は翻訳アプリを通して遥を攫った悪魔の行方と異世界転移の仕組みについて探っていきます」

『そうだな。異世界転移の仕組みを早急に解明し、使節団を送らなければならない。奴等に政治的な手腕は期待できないからな』

 

 一瞬、八塚の眉間に皺が寄る。しかしすぐ笑顔に戻り、「政治は冒険者の仕事ではありませんからね」と同意した。

 

「では、次の打ち合わせがありますので、失礼します」

 

 終了予定時間の少し前で八塚は経団連とのweb会議を終了し、次のweb会議に接続するのだった。

 

 

#

 

 

「諸越さん! 遂にきました!」

 

 神殿での暮らしも十日目。与えられた二人部屋から応接間へ移動中のことだ。歩きスマホをしていたハヤトが声を上げた。

 

「えっ……!? 赤飯炊く……!?」

「まさかハヤトの精通がまだだったとわね~。驚きわね~」

 

 俺とハヤトの後ろを歩いていたアカネとマオマオが、呼ばれてもないのに絡んでくる。ハヤトに近寄って鼻をひくひくさせ、「あれ、匂いがしない」「これはおかしい」と首を捻った。

 

「翻訳アプリの話ですよ! 八塚さんから連絡があって、プロトタイプがストアに登録されたそうです。インストール後、パスワード認証すればアプリが使えるらしいです。パスワードも教えてもらいました」

「思ったより早かったな」

「元々、少数民族の難解な言語をAIに翻訳させるプロジェクトがあって、そこが担当したらしいので。色々と流用出来たらしいです」

 

 なるほど。と思いながら応接間に入り、四人が同じタイミングで革製のソファーに腰を下ろす。そして、ハヤトの指示で翻訳アプリをインストールし始めた。

 

 後から応接間に入ってきたコリンヌが真剣な表情でスマホの画面を見つめる四人に驚き、声を上げる。

 

「〇■▼〇×……?」

 

 すでにアプリを起動していたハヤトが早速、コリンヌの言葉を翻訳した。そして日本語で読み上げさせる。

 

『どうしました……?』

 

 おっ。シチュエーション的には正しい翻訳をしているようだ。

 

「異世界の言葉を伝える道具が手に入ったのです」

 

 ハヤトが翻訳しやすさに配慮しながらアプリに音声入力する。アプリは少し思考すると、機械的な女性の声を出した。

 

『〇■▼〇×▼〇×……〇■〇×▼〇×……××〇▽……■□××〇▽』

 

 コリンヌは真剣な表情で聞き耳を立てる。そして大きく目を見開き、ハヤトの持つスマホを指差した。どうやら、意味は伝わったらしい。

 

「すごいじゃんこのアプリ! さっそくアカネちゃんもやってみるね!」

 

 軽快にスマホをタップし、アカネは音声入力を始める。

 

「今晩、パコリング配信したいんだけどお勧めのイケメンいない?」

 

 アプリは少し思考してから、冷淡な声を返した。

 

「申し訳ございません。こちらの翻訳はお断りします」

「なんでよ!! AIの癖に生意気よ!!」

 

 アカネは自分のスマホに向かって青筋を立てる。今回の翻訳アプリは常識を備えているようだ。

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