【二巻発売】海外のエロ動画サイトで俺だけ無修正ダンジョン配信 ~無双してスパチャNo.1になったら世界中の女性パフォーマーから罵詈雑言がDMで届きました~   作:フーツラ

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第74話 悪魔の性質

【断固反対】冒険者による異世界侵略を非難するスレ☆part13【許すな】

 

冒険者による異世界侵略は、現地人の生命と自由を無視した非人道的な行為です。

これ以上の犠牲を出さないためにも、直ちに侵略を停止すべきです。

皆さんが声を上げれば、きっと止められるはず。

 

■異世界を侵略する冒険者

・諸越大徳

・杉山隼人

・アカネ

・メイメイ(マオマオ)

 

201.この名無しが凄い

もう私、地球人をやめたいわ

奴等と同じ星で生まれた事実をなかったことにしたい

 

202.この名無しが凄い

同感よ。下品過ぎるわ。AIの方が遥かにマシね

 

203.この名無しが凄い

アカネの妹の件はどうなったのかしら?

 

204.この名無しが凄い

大学に通報したのよね?

 

205.この名無しが凄い

……したわ

 

206.この名無しが凄い

どうだったの?

 

207.この名無しが凄い

ひどい対応をされたわ……。全然、真剣に聞いてもらえなかった……

 

208.この名無しが凄い

とんでもない大学ね。○○美術大学

 

209.この名無しが凄い

今回の対応も含めて、noteeに投稿するつもりよ。後半は有料記事で

 

210.この名無しが凄い

それがいいわ。異世界にいった変態四人とその周辺をちゃんと糾弾しましょう

 

211.この名無しが凄い

あら……。あの変態どもが配信しているわ

 

212.この名無しが凄い

……!? なんて酷い展開なの……!?

 

213.この名無しが凄い

何があったの?

 

214.この名無しが凄い

……言えないわ……

 

215.この名無しが凄い

異世界の殿方が……壊れていく……

 

 

#

 

 

【完全無修正】ExtremeChat☆part2399【最高にヌケる】

 

今最も熱いアングラエロサイト『ExtremeChat』について語るスレです。

 

先月のスパチャランキング

1位 HAYATO(Somalia)

2位 Maomao(Taiwan)

3位 Akane_a.k.a_doinran(Japan)

4位 諸越大徳(Somalia)

5位 さぶ越(Somalia)

 

 

11.名無しさん@4545

異世界のイケオジ「私達が裸で訓練をしていたのは、意味のないことだったのか……?」

 

12.名無しさん@4545

wwww意味ないに決まってるじゃんwwww

 

13.名無しさん@4545

くっそ笑ったわwwww

 

14.名無しさん@4545

異世界のイケオジ、尻を出して「どうか、私にも命をわけてください!」

 

15.名無しさん@4545

翻訳アプリ、異世界人の言葉は忠実に翻訳するんだね?

 

16.名無しさん@4545

尻を突き出してるの状況を把握できなかったんでしょ

 

17.名無しさん@4545

なんか明らかにアカネとマオマオの発言にだけAI厳しくない?

 

18.名無しさん@4545

アカネとマオマオにだけは人間系の判断挟んでそ~

 

19.名無しさん@4545

あぁ、それはマジであるかも。あの翻訳アプリ、開発者が貼り付きだろうし

 

20.名無しさん@4545

翻訳アプリのおかげで誤解は解けたし、色々と理解が進みそうだな

 

21.名無しさん@4545

流石にそろそろMKRYを探し始めないとマズイ

 

22.名無しさん@4545

あぁ、すっかり忘れてたわ。「私にも命をわけてください!」が強烈すぎて

 

23.名無しさん@4545

てか誰だよ! MKRYと異世界のイケオジ語録を合わせて曲つくったのwww

※動画のURL

 

24.名無しさん@4545

これは生成AIに作らせた曲でしょ

 

25.名無しさん@4545

サムネイルも生成AIっぽいね

 

 

 

 

 翻訳アプリのリリースにより、異世界に対する理解は深まっている。日々、凄まじいスピードで。

 

 例えば地理について。この国はロリアン王国といい、中央大陸の南部に位置する。俺達がいるのはそのロリアン王国の中心。王都セントレア。

 

 気候は温暖で農業を中心に栄えているらしい。

 

 次に宗教について。中央大陸には人間を中心とした国がいくつもあるが、全ての国でラケイシス教が信仰されているそうだ。

 

 ただし、信仰の度合いには濃淡があるらしい。中央大陸の北に位置するゲメス帝国ではラケイシス教以外の宗教も信仰されているとか。

 

 一方、ロリアン王国ではラケイシス教が熱心に信仰されている。その理由は大神殿にある異界の門と勇者の存在だ。

 

 ロリアン王国には建国時からの伝承がまとめられている。

 

 その伝承には「国難の時、異界の門から勇者が現れる」と記載されてあるそうだ。

 

 現在、ロリアン王国は悪魔の頻出によって国が荒れに荒れているらしい。そんな折に大神殿にある異界の門が輝き始めた。

 

 その情報は直ちに国王リカリウスに届けられ、すぐに王都中に広がった。

 

 王都は期待に満ち溢れていたという。国土を荒らす悪魔を倒す「勇者」の存在を待ち望んでいたのだ。

 

 そして現れたのが俺達四人というわけだ。

 

『モロコシュさん達はあっという間に手強い悪魔を倒してしまいました。伝承に違わぬ、いえ、それ以上の勇者様です』

 

 コリンヌの言葉を翻訳アプリが訳し、ハヤトのスマホのスピーカーから声が響いた。

 

「いつまでモロコシュって呼ばれてるのよ!」

 

 大神殿の応接間にアカネの声が通る。

 

「今後、モロコシュは諸越と訳すようにしてください」

『承知しました』

 

 翻訳アプリはハヤトの要求をあっさり呑んだ。拒むのはアカネやマオマオの性的な要求だけらしい。

 

「しかし、俺達が本当に勇者とは……」

 

 ハヤトが対面のソファーに座るアカネとマオマオに視線を送った。

 

「今更だが、こんな奴等が勇者だなんてなぁ……」

 

 アカネとマオマオが怒気を纏ってぬっと立ち上がる。二人と並んで座っていたコリンヌがさっと身体を引いて身構えた。

 

「パンツ一丁、時々、全裸の男達にそんなこと言われたくないわ!!」

「そうわよ! 諸越とハヤトは大通りで自慰行為して反省しろわよ!!」

『こちらの翻訳はお断りします』

 

 起動しっぱなしだったアプリがマオマオの発言の翻訳を拒む。不意打ちのような拒絶にマオマオは悔しそうにした。

 

「ハヤト。馬鹿二人は放っておいて、本題に入ろう」

「そうですね」

 

 ハヤトはすっと背中を伸ばし、翻訳アプリに向かって音声入力を始める。

 

「俺達は悪魔を追ってこの世界にやってきたんです。体中に目がある不気味な悪魔。何か情報はありませんか?」

 

 アプリの翻訳を聞き、コリンヌ目を見開く。

 

『悪魔を倒すためにこの世界にやってこられたのですね……! よかったです。目的が一緒で。実は心配していたのです。勇者様達が今後も悪魔と戦ってくれるのかと……』

 

 なるほど。伝承では「国難の時、異界の門から勇者が現れる」とだけあった筈。俺達が悪魔を倒すかどうかは決まっていたわけではないということか。

 

「悪魔は人間に仇なす存在だろ? そんな奴等を放っておく理由はない。出くわした悪魔は全て打ち滅ぼしてやる」

 

 そう伝えると、コリンヌは瞳を潤ませた。しかし、二人が直ちに水を差す。

 

「悪魔を倒すのはいいけど~ご褒美が欲しいわ!」

「そうわね~タダで働くわけにはいかないわね~」

 

 いつの間にかソファーに腰を下ろし、脚を組んで偉そうにする二人。自分のスマホにインストールした翻訳アプリを通して要件をコリンヌに伝える。

 

 コリンヌは一瞬虚を突かれたような顔になったが、直ぐに取りなした。そして努めてゆっくり話始める。

 

『勿論、王国から報酬は払われます。王国は決して貧しい国ではありません。それはご安心ください』

 

 アカネとマオマオの表情が緩む。

 

「言ったわね! 絶対だからね! あと、お金だけじゃなくていい男も用意して欲しいわ! この国一番のイケメンを!」

「そうわね~。私はお尻がプリっとしたイケメンがいいわね~。勿論、アソコは大きい人」

 

 一瞬、翻訳アプリが無言になった。

 

『……本当に恥ずかしい人達ですね。翻訳はしません。反省してください』

「反省……!? AIに反省しろって言われた!」

「ハヤト! 八塚にクレームいれる早くしなさい! このAIにはExtremeChatの精神が足りないわよ!」

 

 翻訳AIの性格がどんどん辛辣になってきているな……。そのように調整しているのかもしれない。

 

「馬鹿二人の要求は置いておこう。話を戻すが、体中に目がある不気味な悪魔のことは知っているか?」

『ごめんなさい。その悪魔のことは知りません。しかし、探す術はあります』

 

 コリンヌの言葉が訳された次の瞬間、応接間の扉が開いた。つかつかと赤髪の偉丈夫が入ってくる。ホエンベルク侯爵だ。誤解を解いて以来、ちゃんと服を着ている。

 

 ホエンベルクは応接間のソファーの一つに腰を下ろすと、腰のポーチから何かを取り出し、ローテーブルに置いた。それは、手のひらほどの大きさの羅針盤に見える。ただし、中央で揺れているのは針ではなく、灰色の骨のようなものだ。

 

 ハヤトがホエンベルクの前にスマホを置いて翻訳アプリを起動させる。アプリは威厳のある男性の口調で話し始めた。

 

『これは悪魔の行方を追う魔道具だ。今回、貴方達が倒した悪魔の灰を使って作成した』

 

 悪魔の行方を追う魔道具……。悪魔の羅針盤とでも呼ぶべきか。クルクル回っていた骨はやがてある方角を示して止まる。

 

「どういう理屈だ?」

『悪魔同士は離れていてもお互いの存在を感じることが出来る。その特性を生かした魔道具がこれだ』

 

 ホエンベルクは得意げに悪魔の羅針盤を指差さした。

 

「なるほど。この魔道具を使って神出鬼没な悪魔を追いかけるわけか」

『あぁ。ただ、この魔道具は時間が経つと上手く動かなくなる。そうすると、新たな悪魔の灰を使って骨を作り直す必要がある』

 

 つまり、目的の悪魔に辿り着くまで、ずっと悪魔を倒し続ける必要があるってことだな。上等だ。

 

「よし。この悪魔の羅針盤を使って、近くにいる悪魔から虱潰しにしよう」

「はい。それが一番確実に思えます」

 

 ハヤトもすかさず同意した。やっと遥を助けるための道筋が立ったのだ。その瞳に強い意志が見て取れた。

 

「まぁ、悪魔退治はスパチャ稼げるしぃ~」

「そうわね~。私達がロリアン王国を救ってあげてもいいわね~」

 

 二人の言葉の翻訳を聞き、コリンヌはパァと顔を明るくする。

 

『ありがとうございます!』

「よし。早速明日から悪魔を探す旅に出る。準備を頼めるか?」

『勿論だ』

 

 コリンヌとホエンベルクは深く頷くと、準備をするためか、慌ただしく応接間を出て行った。

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