浦和の桜吹雪   作:Simca Ⅴ

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 思ったより早く続きを投下することになりました。

 あと、今回の話を投稿するにあたり、カッコの使い方を改めて定めてみました。

「」←人同士の会話
『』←電話などを使った会話
【】←実況・マイクなどを使ったインタビュー時
〈〉←馬同士の会話
《》←看板や表示物に書かれてるもの(ただし、一部例外あり)

 本編の方の実馬編もこの方式に後々改訂して行こうかと思っています。

 なお、今回も他作品の名馬たちについて一部言及があることをご容赦ください。



#04「驚きが待っていた新馬戦(メイクデビュー)

 2010年8月28日土曜日。

 高知競馬場開催日2日目第4レース新馬戦がハルノウラワのデビュー戦となる。

 

 しかし、(高知県競馬組合からの打診があったとはいえ)わざわざ馬主の黒松義隆は(高知への移動距離を考えると)野田トレセンの目と鼻の先も同然な浦和競馬場、ではなく、高知競馬場をハルノウラワのデビューの地に選んだのか。きっと誰もが「何故そんな手間が掛かることを?」と思うに違いない。

 しかも、あいにくこの日は小雨が降っている日だった。

 ……実はハルノウラワも「馬主さん、碌でもないことを考えてるなぁ」と思っていたのは本人というか本馬しか知らないが。

 

 だが、実際には「碌でもない」どころか。

 

【3枠4番、ハルノウラワ!】

「ハルノウラワちゃん頑張って」

「デビュー戦、しっかり勝って行ってくれよぉ……!!」

 

 《場内はお静かに》《馬は大きい音に敏感です》というメッセージがパドックビジョンに映し出されていたためだろうか。父のキングヘイローを彷彿とさせる緑色のメンコを付けたハルノウラワがパドックに姿を現すと観客たちは少し抑え目な声援を送っていた。

 だが、高知競馬のアイドルホースだったハルウララの初仔の晴れ舞台を一目見ようと、空は曇り、時々雨という天気もお構いなしに高知の人々がハルノウラワの初出走を祝福してくれていた。

 

《ハルノウラワ、頑張れ!》

《高知に満開の桜を》

 

 加えて、ハルノウラワのためにと、応援のスローガンを描いた横断幕がパドックの壁面に飾られていた。

 


 

 こんにちは、ハルノウラワです。

 羽田だか成田から飛んできて、高知競馬場(ここ)まで来ちゃいました。

 それにしても、地方競馬場って地域差があるせいなのか、個人的には驚くことが色々あった。

 

 まず、浦和の場合、所属馬は野田トレセンに厩舎があって、調教もトレセンで受けるものだったんだけど、地方競馬場によっては競馬場と厩舎が併設されていて、非営業日や本場開催ではない日は競馬場のコースをそのまま調教に使うこともあるんだとか。

 私が知ってる範囲では船橋競馬場や大井競馬場とかがそんな感じだったはずだ。

 

 空港から馬運車に乗せられていきなり高知競馬場まで連れて来られた時は驚いたけど、船橋や大井みたいに競馬場のコースを調教に使っているなら納得。

 ここで暫し岡嶋先生とはお別れし、代わりに高知にいる間は宗岩広志先生の厩舎で過ごすことに。お世話になりまーす。

 

 何を隠そう、この宗岩先生は、私の今生の母(ハルウララ)が競走馬の現役時代だった頃に担当調教師をしていた人として知られている。無論それは私が知ってる前世の歴史でも同様だった。

 ただし、こちらの世界では、私が知ってる歴史とは異なる部分も多々ある。

 

 私が知ってるハルウララの歴史といえば、2004年後半ごろにハルウララの知名度にタダ乗りを企んだらしいインチキ馬主に無理やり買収され、その事実を知ったシマカゼタービンのオーナーと群馬競馬の会長が激怒。

 風の噂では、「札束の入ったアタッシュケースをインチキ馬主に叩き付けて奪還した」らしく、暫く高崎所属で調教を行なった結果、2006年の宝塚記念でディープインパクトと競り合い、最終直線で吹いた突風をものともせずに中央G1初勝利を飾っていた。

 ただし、この時の全力疾走での無理が祟り、後々高知には戻れたものの残念ながら白星を上げることなく引退していった。その後、繁殖牝馬になると、G1馬を複数輩出するとんでもない成績まで叩き出す事態に……。

 

 所変わって、こちら側の歴史では。

 ハルウララがインチキ馬主に持って行かれた所までは同じだったようだが、そこに介入したのは群馬競馬会ではなく、なんと、うちの馬主さん一家だったそうで、ハルウララは栃木から私の産まれたハグロ牧場にまで運ばれて、そこで繁殖牝馬入りしたらしい。(実際にはもっと複雑な事情があったことを知るのはこれより後の話になるが)

 で、どういう経緯かはわからないけど、何処かは知らないがうちの母(ハルウララ)(キングヘイロー)と出会い、それで私が生まれた、というわけだ。……母から、「馬主さんがあなたのお父さん(キングヘイロー)を私の相手(つがい)に選んだときの話」を聞いた時は軽めに言ってもドン引いたものだが、馬主さんは競走馬が大好きで、彼のお気に入りはメジロパーマーとダイタクヘリオスらしく、馬主を始めるきっかけになったのは、アイルトンシンボリと競馬場で出会ったかららしい。それで、前世にいた瀬名茂三さん*1のように、ハルウララに酷い扱いをしたインチキ馬主に対して大変ご立腹したようだ。だから悪い人ではないと思うんだけども……やはりそのネーミングセンスはいただけない。

 そういえば両親の馴れ初めって聞いていないな。今度牧場に戻ったら尋ねてみよう。

 それにしても繁殖牝馬かぁ……。予後不良やお肉にならずに現役を引退できたとして、顔も知らないような馬を相手にして子供を作らなきゃならないってのは今から考えても憂鬱だなぁ。そもそも前世すら相手がいない歴=アラサー手前の女だったし……おいコラ誰だ、私のことを喪女とか言った奴出てこい。

 

「……なぁ、生沿さん。この娘、本当に馬なのかい?」

「一応生物学上は、っすかね」

 

 誰かに悪口を言われた気がして振り返ったら宗岩先生と生沿さんがいた……何見てんですか2人とも。

 私は考察と読書で忙しいんですぅ。

 

「馬なのに、競馬新聞やら雑誌やらをまるで「寄越せ」と言わんばかりに口で咥えて持って行かれるだなんて……調教師を20年近くやってるがこんなことは初めてだ」

 

 さらに、「おまけに字も認識できてるのか?」と首を傾げている。

 まぁね……新聞を読む馬といえば馬主さんの推し馬(ダイタクヘリオス)にも似たような逸話があるじゃないの?

 でも、競馬新聞を読み漁って、自分にとって見覚えのある馬名を探してる馬なんて私ぐらいでしょ。

 ……なんて思っていたら、見つけた見つけた、《ワンダーアキュート、11月7日のみやこステークスで復帰予定》。《グランシュヴァリエ、帝王賞で10着。次走は日本テレビ盃。トランセンド、フリオーソらと激突か》。《エスポワールシチー、アメリカ・BCクラシックへの挑戦を陣営が発表》。《フリオーソ、帝王賞を2勝目。次の目標は古巣で日本テレビ盃か》。

 嬉しいなぁ。2005年と6年の革命が無くてめっちゃ凹んでいたけど、この世界にも彼らがいるのを見つけたんだから!

 

「ヒヒーン!」

「あ、何だぁ? まさかワンダーアキュートの記事を広げて嘶いた?」

「それだけじゃないっすね、フリオーソに、グランシュヴァリエ、トランセンド、これは……エスポワールシチー? みんな重賞馬やG1馬ばっかりっすよ? ……ひょっとして……」

「?」

 

 思い当たることがあり、生沿はハルノウラワの馬房を一旦離れた。

 

 暫くして戻ってきた生沿は、大きく「YES/はい」、「NO/いいえ」と書いたダンボール2枚と、長い棒を用意してきた。

 

「この棒をハルノウラワに咥えさせといてください」

「何する気だ?」

「ちょっとしたYES/NOクイズみたいなもんっすね……」

 

 さらに生沿は、ダンボールの1枚にこんなことを書いて、ハルノウラワに見せた。

 

《きみは、かれらと、たたかってみたい?》

 

 そんな質問を見た途端、ハルノウラワは「ヒヒーン!」と嘶き、口で咥えていた棒を落としてしまう。

 ちょっと呆れ顔になりつつも、宗岩調教師が棒を拾ってハルノウラワにまた咥えさせると、生沿が持っていたダンボールの内、「YES/はい」と書かれている方を迷い無く指し示した。

 

「おいおいマジかよ……本当にこいつ馬か?」

「馬ですよ。しかも天才っす。クロススキッパーに並ぶほどの」

「はぁ〜……」

 

 宗岩調教師は呆気に取られて溜め息を吐くしかなかった。

 だが、生沿は後でオーナーにあることを伝えないといけないと直感していた。

 

(ハルノウラワはやっぱり、クロススキッパー並みに頭がいい。でも、彼とは違って、もうこの時点でライバルを見つけてる。ならば俺がやらなきゃならないことは……)

 


 

 それから数日後。

 ハルノウラワの新馬戦の日がやってきていざ本馬場入場をしてみれば、観客席から歓声が上がり、《ハルノウラワ頑張れ!》《おかえりハルウララ》という横断幕を掲げた一団の姿があった。

 

 いやぁ……まさか母の古巣に来ただけでこんな大歓迎されるなんて思ってもいなかったよ私は。

 

【今日の高知競馬場、昨日の晴れ模様とは打って変わって空には灰色の雲と時折小雨が降っており、馬場状態も稍重の発表です。しかし、テレビをご視聴の皆様、ご覧ください。高知競馬場は満員御礼です。既に入場者数が13500人を超え、収容人数いっぱいに迫る勢いです】

【近年でも類を見ない大混雑ぶりです。パッとしない天気の土曜日に行なう新馬戦とは思えないほどの盛り上がりを見せています。……そもそも、ここ高知競馬場ではサラブレッド2歳馬による新馬戦は実に12年ぶりの開催ですからね*2

 

 え? そうなの? えぇー……私のためにこんな舞台を用意してくれたってことだよね?

 

【そうですね。その立役者となったハルノウラワ、現在1番人気で倍率も1倍! 2番人気アイダペルシク、3番人気ディーセブンの倍率は共に10倍前後であるのに、既に大差が……】

 

 うっわぁ、えっぐい……。正面スタンド前の大型ビジョンを見たらマジだったよ。

 ついでに他の馬からの視線が超痛い……。こんな大舞台を用意してくれたんだから勝たなきゃいけないのはわかってんだけど、それにしたって、「何でお前ばっかり」って言わんばかりに他の馬たちが睨んできてるよ、怖いよぉ……。

 

「あれ? 鞭は使わないんですか?」

「あぁ、悪いけど預かっててくれ」

 

 そこで背中に跨った生沿さん、調教助手の人に持ってた鞭を手渡してる。

 勝負服は、茶地に白のバッテン、緑の袖と白山形一本輪。これは馬主さん(ナコウト)の勝負服らしい。

【挿絵表示】

 

 生沿さんは中央の騎手なので、地方の騎手と異なり、個別の勝負服がないのでこうなった。

 

「そういえば調教の時も生沿さんは鞭を使ってなかったけど、何かあったんですか?」

「あぁ……その……」

 

 Oh……ここでまたえっぐいこと掘り返してきたぁ。

 

 そう、実を言えば、私、鞭にビックリして生沿さんを振り落としちゃったことがあるんだよねぇ……。

 あの時はピシンッてやられて驚いちゃって。

 振り落とした時にドサって音がして慌てて音の方向を見たら生沿さんがダートの上に落ちてた。駆け寄って顔を舐め回したら特に怪我もなく無事だったんだけど、咄嗟の反応だったとはいえ凄く申し訳ない気分になった。

 でも、生沿さんもそれがあったからか気を遣って極力鞭を使わない騎乗をしてくれて。ホントいい人だよこの人。それだけにこの後オルフェーヴルとかウッドストックの調教で忙しくなったらお別れなんだろうなぁ……。なるべくなら行ってほしくないけど、ウッドストックが凱旋門賞を勝利する時と、オルフェーヴルが三冠を獲るならやっぱり生沿さんがいないとお話にならないだろうし。一抹の不安はあるけど、次の人とも仲良くやりたいものだ。

 

【3枠4番ハルノウラワ、今ゲートに収まりまして】

 

 ……考え事は終わりだ。さぁ、新馬戦、行こっか。

 

【各馬ゲートイン完了……スタートしました! 好スタートを切ったのは4番ハルノウラワ、逃げの体勢で早くも先頭! 2番マルカヴ、9番リュグリオクールが3馬身離れた先行集団を形成して様子を伺う】

 

 いきなり押せ押せの逃げで行かせてもらうよ! というか他の新馬たちの目がギラついてて怖いから私はさっさとこんな勝負終わらさせていただく!

 

 ……今更だけど、高知と浦和の砂質は走って見た感じ違うのがわかる。

 JRAの競馬場や南関のほとんどの競馬場の場合、砂は青森県六ケ所村産らしいけど、高知(ここ)だと砂の大きさにバラつきがある感じがする……。

 あと、砂が重いか軽いかは、基本的にコースに撒かれている砂の層の厚さによって変わってくるらしく、軽い───つまり砂の層が薄い場合は走るのにパワーが要るみたい。

 逆に重い───つまり砂の層が厚い場合は走りやすいんだとか。

 ……正直言ってこれはダート馬になって実際に走ってもよくわからない。雨が降った時は足元ぐちょぐちょで気持ち悪かった事ぐらいしか覚えてないし。今も雨が降ってるせいか足元びっちょびちょだし。

 でも、この新馬戦はダート1300m。時間にして1分20秒ほど。あっという間に終わるのは嫌でもわかる。

 

【第4コーナー、最終直線に入り依然として先頭を駆け抜けていくハルノウラワ!】

 

 気付けばあっという間に最終コーナーを超えてスタンド前直線、さぁさぁさぁ、まだまだ飛ばしていくかんね!!

 

【2番手からは既に6馬身差! これは決まったか、悪天候と荒れた馬場をものともせず、今先頭でゴールイン!! ハルノウラワ! 母の活躍した地で母の雪辱を晴らしデビュー戦を勝利で飾った!】

 

 歓声に湧くスタンド。……一部からはカエルを轢いたような声がした感じ*3だが、ハルノウラワは気のせいだと思うことにした。

 

【タイムは……1分18秒6! 稍重ながら1997年のメモリーキャッチ以来、高知競馬場におけるダート1300mのレコードタイムを塗り替えた! 圧倒的な強さを見せつけたハルノウラワ、これからが楽しみなダートの新アイドルが誕生しました!】

 

 え? マジ? ……マジだ。大型ビジョンを見たらタイムの後ろに「R」の字が光ってるぅ……。

 

〈かぁ〜……じゃりんこに敗けたぁ……〉

〈ぜぇぜぇぜぇ……やるじゃねぇか、浦和……〉

〈レコードタイムまで叩き出しやがった……悔しいが認めるしかねぇな……〉

 

 同じレースを走った高知所属の馬たちはさっさと本馬場を後にして引き上げていく。

 一方で私はウィナーズサークルへ……って、生沿さんがインタビュー受けてる? ちょ、新馬戦よ? 大袈裟なぁ。

 

【改めまして、生沿騎手、おめでとうございます】

【ありがとうございます】

【今のお気持ちをお聞きしてもよろしいですか?】

【はい、浦和の岡嶋厩舎に入厩してからハルノウラワとずっとコンビを組ませて頂いて、デビュー戦を勝利で飾れれば、と思い日々調教に参加してきたのですが、無事ハルノウラワを勝たせることができて良かったと思ってます】

【確か、生沿さんが高知で走るのは初めてでしたよね? 1300mをハルノウラワと走ってみて如何でした?】

【そうですね……ホントにまさか高知にまでハルノウラワを連れてくることになるとは思いもしなくて、ここに自分が立ってるのが未だに信じられないんです。でも、1300m。中央とも浦和とも違う砂質で、足元も悪い中でハルノウラワも元気に走ってくれて。無事オーナーさんの希望を満たせて、高知の人たちにも笑顔を届けられて良かったなぁって思います】

【そういえば、高知でハルノウラワを走らせることにしたのは馬主さんだったとか?】

【それなんですけど、実は、オーナーさんが言うには、「浦和よりは高知でデビューさせた方がハルノウラワも高知の人たちも喜んでくれるだろう」って、それで、高知競馬の組合長さんからオファーを受けた際に、快く引き受けることにしたんだとか】

 

 え!? そんな裏話があったの!? だからかぁ……だから高知まで来ることになったのか私。

 

【なるほど……ありがとうございます。次走については決まっていますか?】

【はい。オーナーさんが言うには次の出走は鎌倉記念になるそうで。そこもしっかり勝ちたいところですね】

【最後に、観客の皆さんに一言お願いします】

【高知の皆さん、ご声援をありがとうございました。これからもハルノウラワの活躍をお届けできるように頑張ってまいります。これからもどうぞ応援よろしくお願いします!】

【ありがとうございました。第4レース新馬戦、勝利馬ハルノウラワの生沿騎手からお話を伺いました。これからのお二人……いえ、生沿騎手とハルノウラワによるコンビの活躍が楽しみになってきますね】

 

 笑顔を届ける……か。

 なるほど。そういう馬生もアリなのか。

 ……そうだ。それなら、こうしよう。

 

 きっとこの世界でも後々「ウマ娘プリティーダービー」が登場するはず。

 

 なら、それこそアニメ化するぐらいダート戦線で暴れてやるんだから。

 そして、見てくれてる人たちに笑顔を届ける。

 私が知ってる名馬たちがいないこんな世界だけど、彼らの分まで頑張ってみる。

 

 高知競馬場のウィナーズサークルで。私の門出を祝うように喜びの声に満ちた観客たちを見て、私は密かに自分の馬生の目標をそう定めた。

*1
言わずと知れた「瀬名酒造」の社長であり、シマカゼタービンの馬主さん。

*2
実際に高知競馬場でサラブレッドの2歳新馬戦が行われたのは1998年8月12日が最後だった。

*3
ムンクの叫びならぬ馬券師たちの叫び




 個人的には、2010年当時の気象データやら、同時代に活躍していた有名なダート馬とか、砂質とか、高知競馬場のコースレイアウトとか、調べに調べたら色々と発見や驚きがありました。

 次回。ついにあの人が登場する……かも?

※筆者のモチベーション次第で次回予告が変わる場合もありますので、そうなった時は改めてお許しください。

※2024年10月14日追記……瀬名茂三と桜葉理事長がハルウララを奪還する際の仁義なき戦いについて、ハルノウラワの前世の人の記憶違いがあるかもしれないのでご了承ください。
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