ガンズオブガールズ〜武装JK達のアオハル〜   作:リバーアイランド

1 / 7
拙い文章ですが最後までお読み頂ければ幸いです。


【1年生編】
第1話【国立学園都市ワルキューレ】


20XX年5月13日日本海上空

 

飛行機の窓から見えるのは国立学園都市ワルキューレ…私がこれから3年間御世話になる場所だ。ワルキューレには6つの学区に別れており、6つの学校を中心に街が作られているさらに街は各学区と共通して7つのエリアに別れている。手元のパンフレットにはそう書かれている。ワルキューレは日本海の一部を人工的に埋めて作られた東京23区程の広さの人工島の上に作られている。自衛隊•警察の人材不足を解消する為に当時の総理大臣。日ノ本創三郎(ひのもとそうさぶろう)総理主導でワルキューレは創られた…総理の想定通り人材不足は解消され今の日本があるのよね。この辺りは何度も学校の歴史で習ったとはいえ…非現実的で有り得ない話とも思えてしまうわ…でもコレが現実なのよね。正直この学園都市で上手くやっていけるか不安で胸が一杯だった…東京都内の進学校で学ぶ方が私には合っていたかも知れない…でも自分を変えたくて、父さんや母さんに無理言ってワルキューレに転入させて貰った。期待を裏切る訳にはいかない!

 

アナウンス:当機は間もなくワルキューレエントランス•エアポートに着陸態勢に入ります。今一度ベルトが閉まっているか確認して下さい。当機が着陸後完全に停止するまでお席を立たずに座ってお待ち下さいませ。飛行機が完全に停止を確認出来次第御荷物を持ちCAの指示に従って順番にお降り下さいませ。本日はワルキューレエアラインをご利用頂きありがとうございます。

 

物思いにふけているとアナウンスが流れる…そろそろワルキューレの玄関口である空港に着く様だ。確か空港を出たら迎えの教職員が待ってる手筈だと学校の転入担当者から伝えられていた。因みに私が転入する学校は6つの学区の一つである第2学区のフリーデン高等学校だ。

 

飛行機を降り、飛行機に預けていた荷物を受け取り迎えの教職員を探す…そう言えば教職員の特徴を聞いて無かったわね、聞いておけば良かったと後悔する…

 

女性:貴方が転入生の湊友愛(みなとゆあ)さんよね?

 

辺りを見回していると一人の女性が話しかけて来た。パンツスーツスタイルの出で立ちでいかにも仕事が出来るキャリアウーマンって感じの人だ。

 

友愛:はい、そうですが…もしかして貴方が迎えの教職員さんですか?

百合亜:ええ、第2学区フリーデン高等学校の武術担当教師、鬼島百合亜(おにしまゆりあ)よ。ようこそ学園都市ワルキューレへ!ごめんなさい…担当者から友愛さんの特徴聞いて無かったから人違い覚悟で聞いてみたのだけど…本人で良かったわ。

友愛:いえ、大丈夫です。私も鬼島先生の特徴を聞いて無かったので…

百合亜:あら…友愛さんもだったのね!全然大丈夫よ、気にしないで!

 

優しそうな先生で良かった。いきなり怖い先生だったらどうしようかと思ったわ…

 

百合亜:それじゃあそろそろ行きましょうか?そこのロータリーに私の車が停めてあるから乗って!

友愛:はい!

 

ロータリーに停められている鬼島先生の車に乗り込み目的地である第2学区内にあるフリーデン高等学校へ車を走らせる。車窓からは先程まで私達がいた空港が見える。車が少し進むと風景が変わり港湾施設が見えてきた…個々で本土からの物資を海上ルートで学園都市へ搬入しているようだ。空を見上げると数機の軍用機が物々しく飛び交っている。

 

百合亜:友愛さん気分は大丈夫?もし気分が悪いなら遠慮せずに言ってね。

友愛:ありがとうございます、大丈夫です…少しワルキューレの凄さに圧倒されてしまいまして…

百合亜:ここに来る子はみんなそんな感じよ。私もここに来た時はそんな感じだったわね~懐かしい…

友愛:鬼島先生はワルキューレの卒業生何ですか?

百合亜:ええ、卒業後自衛隊に入隊したの。今の私があるのはワルキューレのおかげよ、そんなワルキューレに恩返しがしたくて上官に無理言って教師として2年前に出向して来たのよ。

友愛:そうだったんですね。因みに後悔とか無かったんですか?自分のキャリアを捨てる事に?

百合亜:さっきも言ったけど後悔なんかより恩返しがしたいって思いの方が強くて後悔なんて一つも感じなかったわね。それに私にはキャリアよりも大事な使命があるから。私がワルキューレや自衛隊で培った技術をこれからの日本を背負って立つ若人に託していきたいの。

友愛:何だかカッコイイですね!憧れます!

百合亜:ありがとう!でも友愛さん褒めても何も出ないわよ。

友愛:それは残念です…

百合亜:あら!おしゃべりしていたらあっという間に着いたわね。ここが第2学区よ!

 

鬼島先生が指指した方を見る。ここが私が通うフリーデン高等学校がある第2学区…!車はそのまま学区内に入って行く。

 

百合亜:そう言えば友愛さんはワルキューレについて詳細が書かれたパンフレットや資料には目を通しているかしら?

友愛:はい、ある程度は目を通しました。

百合亜:そう、念の為だけど簡単に説明しても良いかしら?ごめんなさい…規則なのよ。

友愛:全然大丈夫です、お願いします。

百合亜:分かったわ、メモを取りながら聞いてもらっても大丈夫だから。

 

鬼島先生はそう言うとワルキューレについて説明をし始めた。6つの学区にはそれぞれ共通して7つのエリアに別れていること。まず1つめが企業エリア。ワルキューレ全体を維持(学園都市内の雇用増加及び日本政府の金銭支援を受けずにワルキューレ独自の経済路線で都市内の経済を回す為)する為に日本のみならず世界中の名高る企業が進出しているらしい。2つめがファームエリア。学区内に住む人々へ供給する食料が作られている。毎日ワルキューレには本土からの物資が届けられるが…ワルキューレ全体を賄える程の数は無い。それを解消する為に各学区内のファームエリアで作られる食料で賄っている。3つめは行政エリア。区役所に裁判所•病院等また…小規模ながら警察署•消防署と不測の事態に備えて自衛隊駐屯地も置かれている。また、駐屯地と警察署には授業の一環で現場実習に行く事もあるようだ。4つめはショッピングエリア。商業施設や娯楽施設が立ち並ぶエリアだ。5つめはタクティカルトレーニングエリア。フリーデン高等学校が各科の訓練及び校外授業で使うエリアでありまた、軍事教練や軍事演習等にも使用される。6つめはスクールエリア。フリーデン高等学校始め、小・中学校及び大学と幼稚園•保育園等の教育機関が立ち並ぶエリアだ。最後に7つめのエリアが住宅街エリア。第2学区に住む人々の家が立ち並ぶエリアだ。

 

百合亜:簡単な説明だったけどざっとこんな感じね。もしまだ分からない所があったら何時でも質問受け付けるわ!

友愛:ありがとうございます。

百合亜:色々話してる内に目的地に着いたわね。

 

どうやら目的地であるフリーデン高等学校に着いたようだ。車はそのまま教職員専用の駐車場に進んだ。

 

百合亜:さて…友愛さんのフリーデンへの転入手続きは事前に住んでいるから後は貴方を学校の寮に案内して今日は終わりね。お疲れ様!

友愛:ここまでありがとうございました!えっと…入寮の手続きも済んでるんですか?

百合亜:ええ、転入の手続きと一緒に済ましてあるから心配しなくても大丈夫よ。それじゃ寮まで案内するわね。あっ!荷物一つ持つわ。

友愛:ありがとうございます、でも大丈夫です。

百合亜:そう、段差とか有るから足元には気を付けてね!じゃあ行きましょうこっちよ!

 

鬼島先生の後を付いて行く。暫く学校の敷地内を歩くと綺麗に整備された西洋風の建物が見えて来る。どうやらここが寮のようだ。

 

友愛:何だか趣の有る素敵な寮ですね。

百合亜:ウフフ♪我が高自慢の寮よ!他の学区の学校の寮とはひと味もふた味も違うわ!まずこの外観がもう…

 

鬼島先生よっぽど自分の学校の寮に自信があるみたいね…テンションが高いわ…

 

百合亜:はっ!私ったらつい熱くなってしまったわ、ごめんなさいね…。

友愛:大丈夫です、でも熱くなる気持ち分かります!

百合亜:あら、分かってくれて嬉しいわ!それじゃあ中に入りましょうか。

 

先生の後に付いて行き寮の中に入る。ここが玄関口ね…中も綺麗に整備が行き届いているのが見て取れる。高級ホテルと大差ない感じね。

 

百合亜:ここが玄関口よ。こっちが大浴場で、3年生が先に入って次に2年生最後に1年生が入る決まりよ。それでここが食堂よ!メニューは毎日日替わりになってるわ。あっ!おかわり自由だから食べ過ぎ注意よ!それでこっちが自習室で隣がレクリエーションルームね。寮生憩いの場よ、ボードゲームしたりカラオケしたり後は皆で恋話したりするのも良いわね~2階から4階は皆の部屋になってるわ。因みに友愛さんお部屋は3階の68号室よ!相部屋だから一緒に住む子とは仲良くね!はいコレが部屋のキーね!無くしちゃダメよ!一気に寮の中案内したけどざっとこんな感じかな、もし分からない事があったら寮母さんや寮の子達に聞くと良いわ。

友愛:案内ありがとうございます!

百合亜:どういたしまして!さて…私はもう行くわね、明日から友愛さんのフリーデンでの学校生活が始まるわ!色々大変だろうけど一緒に頑張りましょう!

友愛:はい!一緒って事は鬼島先生は私の担任何ですか?

百合亜:ええそうよ!宜しくね。貴方のクラスは1ー2組ね、明日の7時30分頃に迎えに行くから部屋で待っていてね!クラスまで案内するから、では改めて宜しくね友愛さん。

友愛:はい!此方こそ宜しくお願いします!

 

先生と別れ3階の自分の部屋へと移動する。確か68号室だったわね。廊下を少し進むと目的の部屋に着く。

 

友愛:ここね。(相部屋の子…優しい子だと良いのだけど…。)

 

コンコン!!

 

部屋をノックし、数秒後に部屋の中から返事があった。恐らく相部屋の子の声だろう…何故だろうか聞いた事がある様な声だった…。

 

女子生徒:はーい今開けまーす!って!ええぇぇ!友愛!!!

友愛:えっ!ゆな!!!

 

驚いた…相部屋の子は幼なじみの神崎ゆなだった。

 

友愛:久し振りね、ゆな…。

ゆな:本当だね~マジで久し振り友愛!あっ!立ち話も何だし入って入って!

 

ゆなに促され部屋に入る。一般的な寮の部屋の広さとは違いフリーデンの寮の部屋は16畳程の広々とした部屋になっている様だ。

 

ゆな:荷物テキトーな所に置いておきなよ。お茶用意するからそこのソファーに座って待ってて!

 

ゆなはそう言うとキッチンの方に向かって行った。私は荷物を床に置き、ソファーに座る。今日は移動だけだったとはいえ流石に疲れがどっと体から溢れ出て来る…無理も無いわね、私には遠い世界だと思っていたワルキューレに降り立ったのだから。飛行機の中では不安で一杯だったけど…ゆなの顔を見たら少しだけ不安が薄れた。

 

ゆな:お待たせ友愛。はい!疲れてると思うから疲労回復に効果があるカモミールティー淹れたんだけど口に合うかな?

友愛:ありがとうゆな!紅茶はよく口にするから大丈夫よ、気を使わせて申し訳無いわ…。

ゆな:気にしないで友愛!あたしら幼なじみじゃん~遠慮とか無しだよ!

友愛:そうね…そうだったわね。

 

ゆなが淹れてくれたカモミールティーに口を付ける。うん…良い味ね。体に染み渡って来るのを感じる…少しづつ疲れが取れていくのが感じ取れる。

 

友愛:とても美味しいわ!お陰で疲れが取れたわ、さぞ良い茶葉を使ったんじゃないかしら?

ゆな:あはは~そのカモミールティー、ビンゴ大会の景品で貰ったインスタント何だけどね…。

友愛:あら?そうなの、最近のインスタントはレベルが違うのね!

ゆな:てか、今朝寮母さんから聞いたけど本土からフリーデンに転入して来る子が居てあたしの部屋に入るかもって言ってたけど、友愛の事だったんだね。マジびっくりだよ~

友愛:私も相部屋の子がゆなだったとは思いもしなかったわ。そう言えば…ゆなはどうしてフリーデンに居るの?

ゆな:覚えてる友愛?あたしが小5の時に…パパの仕事の関係で転校する事になった事。

友愛:ええ覚えているわ。あの時は辛かったわ…貴方と離れ離れになる事が…。

 

ゆなのお父さんは技術者だ。日本各地を飛び回る程多忙を極めていた、何かを感じ取っていたのかいつか転校するかもと度々ゆなの口から聞かされていた。そしてある大雨の日…ゆなは転校して行った…私はずぶ濡れになりながらも必死にゆなが乗る車を追いかけた…ゆなもまた、窓から身を乗り出し私に向けて必死に手を振り続けながら叫んだ。「大丈夫だよ友愛ちゃん!きっとまた会えるよ!私達は世界中の誰よりも最高で最強の義姉妹だから!」と、その後私は転んでしまい車はどんどん離れていったけど私は車が見えなくなるまで手を振り続けた…。

 

ゆな:あたしだって友愛と別れるのマジ辛かったよ…まあ仕方無いよね~パパの仕事の関係上転勤なんて当たり前だろうからさ。

友愛:じゃあお父さんの転勤でワルキューレに移り住んだって事ね。

ゆな:まあそんな所かな、まさかパパの転勤先があのワルキューレとはマジで夢にも思わなかったし!ゴメンね友愛…落ち着いたら連絡しようと思ったけどさ…あん時は手続きとか準備とかで色々忙しくてさ…落ち着いた頃には完全に忘れてた訳…本当にゴメン!

友愛:大丈夫よ!気にしないで、またこうして貴方と一緒になれて良かったわ!

ゆな:フフ♪あたしもめっちゃ嬉しいよ!だってあたし達は…

友愛&ゆな:世界中の誰よりも最高で最強の義姉妹だから!

 

私達はあの時ゆなが言ってくれた言葉を一緒に叫んだ。少し恥ずかしかったが、ゆなとならこのワルキューレでやっていけると不安が確信へと変わっていった。

 

ゆな:それじゃあ~改めてあたし達の再会に乾杯!

友愛:乾杯!

 

カチャン‼

 

お互いのカモミールティーが入ったティーカップで再開の乾杯をする。

 

ゆな:そう言えばさ…友愛は何でまた本土からフリーデンに転入して来たの?あっちの学校で何かあったん?

友愛:ううん…何も無かったわ。ただ…私は…私自身を変えたくて両親に無理言ってワルキューレに転入させて貰ったのよ。都内の高校で勉強を頑張って良い大学を出て仕事に精を出して、好きな人と結ばれて幸せな道を歩むのも悪くない…でも本当にそれで良いのか?日に日に私の中で燻っていた自分を変えたい想いは日を増すごとに強くなっていったわ。本当はワルキューレじゃ無くても良かった…自分を変えられる環境なら何処でも良かった。でも…どうせなら私が本来歩むべきでは無い道を歩んで見ようと思ったの。

ゆな:それでワルキューレに?

友愛:ええ、後悔は無いわ。今は一人じゃ無いわ、貴方が居るから!

ゆな:友愛暫く会わないうちに強くなったね~だったらあたしが精一杯これから支えて行かないとね!

友愛:ありがとう!改めて宜しくね!ゆな。

ゆな:うんうん~こっちこそ宜しく~

 

ぐぅぅぅ~私のお腹の音が盛大に部屋中にこだまする。

 

ゆな:フフ♪友愛可愛いね~お腹空いた?

友愛:そ、そうみたい…。(うう…恥しい。)

ゆな:そう言えばもう直ぐ夕食の時間かな。

 

私は壁に掛けられた時計を見る、時刻は5時55分。

 

ゆな:よし!食堂に行こうか!あっ!ついでに寮の中案内するよ~

友愛:それならゆな大丈夫よ。寮の案内は鬼島先生が案内してくれたから。

ゆな:鬼ちゃんが?そっか~オッケー!じゃあ改めて食堂にGO~!

友愛:ええ。

 

ゆなは鬼島先生の事鬼ちゃんって呼んでるのね…相変わらず昔から変わらないわね。ゆなは昔から相手が初対面でも上級生でも先生でも誰とでも直ぐ仲良くなれる程コミュ力が高かく明るい性格だった。私はそんなゆなに憧れていた。

 

ゆな:そう言えば空港から学校までどうしたん?タクシーは高いし、歩くとなると結構距離有るしな~

友愛:鬼島先生が空港まで迎えに来てたのよ。そこから車で学校まで移動したって訳。

ゆな:そうだったんだ~でさぁ友愛?ぶっちゃけ鬼ちゃんの事どう思う?

友愛:どうって…そうね…凄く優しい先生ね。ワルキューレの全学校に言える事だけどこう言う学校って凄く厳しい先生ばかりのイメージだったから。少しびっくりしたわ、まあ此処に来て会った先生が鬼島先生だけだから他の先生方がどんな感じかまだ分からないけどね…。

ゆな:でしょ~めっちゃ優しいよね~うん…まあ優しいのは鬼ちゃんだけだから、他の先生は…マジヤバイよ…マジ気を付けてね!

友愛:う、うん分かったわ…。

 

ゆなと話しながら歩いていると寮の食堂に着いた。

 

ゆな:うーんと今夜のメニューは何かな~おっ!パスタかぁ~良いね!カルボナーラとミートソースとたらこスパゲッティの3種類から選べるのか~うーん迷うね…友愛は何にするん?

友愛:そうね…カルボナーラにするわ。

ゆな:おお!迷うなく即決!じゃあ、あたしもカルボナーラにしよっと!

友愛:別に良いのに私と同じ物にしなくても…

ゆな:良いの、良いの!友愛と同じ物があたしは食べたいんだよ!

友愛:全く貴方はそう言う所も昔から変わらないわね…。

女子生徒A:何この尊い空間…

女子生徒B:次の同人誌のモデルはこの二人に決定ね!

 

後ろの二人の生徒が尊いとか同人誌のモデルとか言っていたのが一瞬聞こえたけど…気のせいだと思いたいわね。その後はゆなと二人で夕食を済ませ一旦部屋に戻り上級生達の入浴が終わるまで待機する事にした。それから1時間程経ち、放送で私達1年生組の入浴時間になり今日1日の疲れを洗い流したのだった。入浴後、部屋に戻り消灯時間までそれぞれの時間を過ごすのだった。それから消灯時間30分前に私達の部屋に鬼島先生が訪れた。

 

百合亜:友愛さんにゆなさん消灯時間前に急に訪れてごめんなさい…。友愛さんに渡す物が有ったのをすっかり忘れてしまって…それで急遽渡す為に来たのよ、友愛さんちょっとだけ時間大丈夫かしら?

友愛:はい、全然大丈夫です。

ゆな:鬼ちゃん全然大丈夫だよ~気にしないで!あたしの事は大丈夫だから友愛に渡す物渡してあげてよ。

百合亜:ゆなさん鬼ちゃんじゃ無くて鬼島先生でしょ!?まったく!

ゆな:あはは~

 

ゆなは笑いながら自分のベッドに戻って行った。まったくゆなには困ったものね…。

 

友愛:鬼島先生、ゆながすみません…。

百合亜:良いのよ、ゆなさん何時もあんな感じだから、悪気が無いのは私も分かっているから大丈夫よ。それよりも随分仲が良いのね!ゆなさんと仲良く出来るか心配だったけど大丈夫そうね。

友愛:鬼島先生実はゆなとは幼馴染なんです。

ゆな:そーそー!友愛とは幼馴染で義姉妹の関係何だ~

百合亜:あら!そうなの!?幼馴染で義姉妹の関係ねぇ~フフ♪何だか良いわね!少し羨ましいわね。

ゆな:鬼ちゃんもしかして妬いてるん?

百合亜:なっ!別に妬いてないわ!それと鬼ちゃんじゃ無くて鬼島先生でしょ!

友愛:あ、あはは…。あの…鬼島先生それで私に渡す物って?

百合亜:ああ…そうだったわ!渡す物は4つあるは…先ず1つめはフリーデン高等学校の制服と予備にトレーニングウェア二着ね。トレーニングウェアは体育の授業や戦闘訓練等に使うわ。制服とトレーニングウェアは支給品だから大切に扱ってね。2つめは生徒手帳よ、友愛さんをワルキューレと当校所属の生徒と証明する物だから絶対に無くさないでね!3つめは教科書類よ、そして…4つめがかなり重要よ!学園都市の全高校所属の生徒に所持及び携行が義務付けられている銃よ!

 

鬼島先生はそう説明すると、テーブルに2丁の艶消しが施された黒塗りの銃を置いた。凄い存在感だ…テレビで見る物より実物は冷ややかな殺意を放っている…引き金を引くだけで簡単に人の生命を奪えてしまう威力を持つ銃が今、私の目の前に置かれている。

 

百合亜:その銃は学校支給品よ、無くす事は勿論学園都市外即ち本土への持ち込みは禁止よ。発覚した場合相応の処分が下されるわ!気を付けて扱ってね、銃は貴方達生徒にとって相棒であり命の次に大切な物よ。友愛さん折角だから手に持ってみて!大丈夫マガジン内は予め空にしてあるから、でも念の為に私の方には向けないでね。

ゆな:あたしの方にも向けちゃ駄目だよ~!

 

私は目の前に置かれている銃をそっと手に持ってみてる。無機質でずっしりと手に銃の感触が伝わって来るのが分かる。

 

友愛:以外と軽いんですね!?銃ってかなり重い方だと思ってました。

百合亜:その銃の名前はグロック17(第4世代)よ、オーストラリアの銃器メーカーグロック社が開発した自動拳銃で口径は9mmまた、フレームやトリガー等の比較的強度上問題が無い部分にプラスチック素材が使われているわ。成形の容易さから生産性と一般的な銃に比べての軽量化の向上が実現出来ているの。装弾数は複列弾倉により17+1発でオプションパーツのロングマガジンを用いる事で最大33発まで拡張出来るわ。

 

鬼島先生からグロック17の詳細な説明を聞きながら私は構えてみた。確か刑事ドラマの刑事さん達はこんな風に構えていた筈。

 

ゆな:おお!銃を構える友愛、何だかカッコイイね~

百合亜:うん、初めて銃を手にしたとは思えない程構えが様になってるわね!もしかして実銃を握った事が有るのかしら?

友愛:いえ…流石に本物の銃を握った事は有りません。テレビで見た刑事ドラマの刑事さん達の構え方を真似しただけです。

百合亜:そうなの?かなり様になっていたからもしかして実銃を握った経験が有るのかと思ったわ。でもセンスはかなり良いから基礎的な銃の扱い方と構え方を学べば今よりもっと良くなると思うわ。そうそう銃の他に銃のメンテナンス用品一式とグロック用のホルスターも渡しておくはね!使い方何だけど…

ゆな:あっ!鬼ちゃん私が教えるよ!

百合亜:ゆなさんが?分かったわお願いするわね。それと…鬼ちゃんじゃ無くて鬼島先生よ!後はそうね…もし友愛さんが支給品の銃が合わなかったりしたら私か教務課の先生に必要書類を提出してくれれば自分で購入した銃又は親御さんに購入して貰った銃を携行する事も可能よ。皆好みの銃や自分のスタイルに合った銃を携行しているわ、まあこのあたりは友愛さんの判断に任せるわね!

友愛:鬼島先生本日は色々と重ね重ねありがとうございます!

百合亜:良いのよ!友愛さんとはこれから3年間一緒に頑張る仲間だから、少しでもお役にたてれば幸いよ。さてと…そろそろ消灯時間ね、長々と居座って申し訳無いわ。友愛さん明日から宜しくね、お休みなさい。

友愛:はい、宜しくお願いします。お休みなさい!

ゆな:鬼ちゃんお休み~さてあたし達も明日に備えてそろそろ寝ようか?

友愛:そうね。

 

鬼島先生が帰ったと同時に消灯時間になり、部屋の明かりを消しそれぞれのベッドに入る。

 

ゆな:いよいよ明日からだね~緊張してる?

友愛:不思議な事に緊張してないわ、ゆなが一緒だからなのかも。

ゆな:あはは~それなら良かったよ。明日から友愛にとって初めての連続かも知れないけどあたしや鬼ちゃんでサポートするから頑張ろうね~お休み~友愛。

友愛:ええ、ありがとう頑張るわ!お休みなさい、ゆな。

 

ゆなと私は互いにお休みの言葉を交わし眠りについた。

 

 

ピピピ!!!

 

スマホのアラームが部屋中に響き渡る。私は布団の中でモゾモゾしながらスマホに手を伸ばしアラームを止める。時刻は6時、ゆなが寝てるベッドの方に視線を向ける、まだ寝てる様だ。アラーム音かなり大きめだった筈なのにそれでも目を覚まさないとはかなり爆睡中の様だ。絶賛爆睡中のゆなをよそに私は部屋に備え付けられたシャワールームに入りシャワーを浴びて脳と身体を完全に目覚めさせる。シャワーを浴び終えて身体を拭き、昨日鬼島先生が届けてくれた支給品の制服に着替える。着替え終ると同時にゆなが起きて来た。

 

ゆな:ん~良く寝た~

友愛:おはよう、ゆな。かなり爆睡してたみたいよ、アラーム大音量で鳴ってたのに起きなかったし…。

ゆな:おはよう~友愛~マジ!?そんな爆睡してたん?起こしてくれても良いじゃん~友愛の意地悪!

友愛:私は貴方のお母さんじゃ無いのよ、自分の事は自分でして。

ゆな:うへ~そういう所も昔から変わらないね~てか制服超~似合ってんじゃん!?あっホルスターは装着した?

友愛:いえ、まだよ。

ゆな:OK!あたしが付けてあげるよ、先ず…ホルスターを装着する部位には幾つか有るんだけどさ、あたしの場合はレッグホルスターって言って太ももに取り付けるタイプなんだ。友愛の場合だと初心者だからウエストホルスタータイプが良いかも!腰の外周に装着するやつ何だけど、ベルトに通したり引っ掛けたりして保持出来るから脱着が容易だし銃も取り出し易いから結構オススメだよ。

友愛:そうね、ゆなの言う通り私は初心者で分からない事ばかりだから取り敢えずそのウエストホルスタータイプ?にしてみるわ。

ゆな:うん、分かったよ~ちょっと失礼するね友愛。

 

ゆなはそう言うと私のスカートに通してあるベルトに手慣れているのか、ものの数秒でグロック用のホルスターを装着してくれた。

 

友愛:随分手慣れているのね。

ゆな:あはは~これ位は普通だよ~友愛も何回かやれば慣れてくるよ。それじゃあホルスター装着した次は試しにホルスターにグロックを納めて、抜いての動作を繰り返してみようか?

 

ゆなに言われた通りにホルスターにグロック17を納めては抜くの動作を繰り返してみた。

 

ゆな:友愛どう?違和感無い感じ?

友愛:ええ、どうやら私には合ってるみたいね!かなり銃が違和感無く抜けるわ。

ゆな:それは良かったよ~もし何か分からない事が有ったら遠慮せずに言ってよ~おっと、そろそろ朝ごはん食べに食堂行かないと!直ぐシャワー浴びて着替えて来るから少し待っててね友愛!

友愛:ええ、焦らなくても大丈夫よ!

 

ゆながシャワーと着替えを済ませ、朝ごはんを食べに食堂に向かう。私はパンとスープとフレッシュサラダのセット、ゆなはステーキセット。朝からお肉って胃がもたれないのかしら?

 

ゆな:うーん♪やっぱ朝からお肉は最高だね~はい!友愛にもあげるよ、ここでは体力勝負だから朝は精が付くもの食べた方が良いよ~

 

ゆなはそう言いながらステーキを1切れ私のお皿に移した。

 

友愛:ありがとうゆな、悪いわね…。

ゆな:良いって、良いって!

女子生徒:ゆな、おっはー!

 

一人の生徒がゆなに挨拶した。背が高くてスタイルが良くゆなと同じギャルっぽい容姿の子だ。

 

ゆな:おっはー!カレン、あっ昨日のガンスタ見たよ!あのコーデめっちゃオシャレだったよ~

カレン:マジ!?見てくれてサンキューゆな!

 

ガンスタとはガンガールインスタグラムの略でワルキューレ内で配信されてるSNSアプリの1つだ。私も昨日ゆなに入れてもらった、いや正確には勝手に入れられたが正しいかな。ゆな曰くワルキューレで生きて行くのに必要なアプリらしい…本当なのかしら?

 

ゆな:あっ紹介するね友愛、この子は久城カレン(くじょうかれん)!

友愛:始めまして久城さん、湊友愛です宜しくお願いします。

カレン:ご丁寧にありがとう!あっ私の事はカレンで良いよ、友愛の事はゆなから色々聞いてるよ〜これから宜しくね〜

ゆな:カレンも一緒に朝ごはん食べてく?

カレン:ゴメン!実はもう済ましてるんだ…その代わりお昼ご飯は一緒に食べようよ!

ゆな:OK!お昼だね、友愛も良いよね?

友愛:ええ、大丈夫よ。

カレン:決まりだね!じゃあそろそろ行くね、またねゆな、友愛!

ゆな&友愛:またね~カレン!(またねカレンさん)

 

カレンさん最初はゆなと同じでチャラチャラした印象だったけど、少し話して見ると気さくで良い人そうね。

 

友愛:カレンさん、背が高くてスタイル抜群だけど、モデルか何かやってるのかしら?

ゆな:鋭いね~友愛。カレンはね月刊ワルキューレって雑誌のモデルやってるんだよ~

友愛:月刊ワルキューレ?

ゆな:ええ~知らないの?本土でも結構人気の筈なんだけど…。

友愛:ごめんなさい、そう言うのには疎くて…。

ゆな:そりゃあ勿体無いよ!このワルキューレで生きて行くのに必要って言っても過言じゃないよ。

 

ゆなのスイッチが入ったのか、月刊ワルキューレについて熱く語りだした…。月刊ワルキューレはワルキューレ内での武装JKの日常紹介やインタビューやコーディネート紹介等の記事が人気らしい。私はそんなゆなの熱い語りを聞いてるとふとゆなの背後に立つ人物に気付いた。どうやらゆなは話に夢中の為か後ろに立つ人物に気付かない様子だ…その刹那!ゆなの背後に立つ人物が勢い良く手を振り下ろした、良く見てみると手には竹刀が握られていた。

 

バシィィン!!!

 

竹刀がゆなの後頭部にヒットし小気味よい音が食堂中に響き渡る…食事中だった他の生徒達が音の方向に一斉に視線を向ける。

 

ゆな:いった~い~!!!

 

ゆなは物凄く痛そうに頭を抱えてうずくまる。

 

???:何が「いった~い~」だ!愚か者!神崎!貴様は食堂では静かに食べれんのか?それと何時まで食べてる?そろそろ登校の時間だろ!急いで準備しろ!そこのお前達もだ!

女子生徒A:ヤバ!生徒指導の阿修羅門先生じゃん!早く行こう!

女子生徒:だね!

ゆな:は、はい~ゆ、友愛あたし達も行こう~

 

ゆなと私は急いでトレーを返却口に戻し、食堂を後にした。時刻は7時15分、15分後に鬼島先生が部屋に迎えに来る。

 

友愛:ゆな頭大丈夫?かなりの衝撃みたいだったけど…それにあの人は誰なの?

ゆな:心配してくれてありがと~大丈夫だよ!あ~あの先生は生徒指導兼軍事教練担当の阿修羅門響子(あしゅらもんきょうこ)先生だよ!校則違反やさっき見たいに食堂で騒いだり、時間ギリギリまで食べてると竹刀が飛んでくる訳…。あたしこれで3回目だよ~竹刀食らったの!だから友愛も気を付けてね!

友愛:う、うん…。(阿修羅門先生か…私も気を付けておかないとね。ゆなの様に竹刀食らいたくないし…)

ゆな:とりま部屋に戻って荷物とって一緒に登校する?

友愛:あっ実は昨日鬼島先生に7時30分に部屋まで迎えに来てそのまま教室まで案内してくれるって言ってたわ。

ゆな:そうなんだ!クラス一緒だと良いね!

友愛:確か1ー2組って鬼島先生が言ってたわ。

ゆな:マ?あたしと同じクラスじゃん~

友愛:そうなの?寮の部屋も一緒だし、クラスも一緒だなんて運命ね!

ゆな:運命じゃ無いよ、きっと必然だったんだよ!

友愛:フフ♪そうね!

 

必然か…自分を変えたくてワルキューレに転入して来たけど、そう思う前からここに来る事は必然だったのかしら?…いえまだ分からないわね。これから見つけて行けば良いわね!そう思案してると何時の間にか部屋の前に来ていた様だ。私達は部屋に入り鞄に教科書類と筆記用具等を入れていく。

 

ゆな:じゃあ、教室で!

友愛:うん。

 

ゆなは急ぎ足で部屋を出て行った。時刻は7時25分…後5分有るわね、鬼島先生が来るまで何か出来るわね。何をしようかしら?そう言えば鬼島先生からグロックを渡された時…説明書と銃に関する資料も一緒に渡されたのよね、読み込める所まで読み込んでおこう。

 

〜5分後〜

 

ピンポーン‼

 

部屋のインターホンが鳴る、どうやら約束の時間の様だ。私はドアを開け鬼島先生を迎え入れる。

 

百合亜:友愛さんおはようございます!うん…制服とっても似合ってるわね!

友愛:おはようございます!ありがとうございます!

百合亜:良く寝れた?

友愛:はい!

百合亜:そう、良かったわ。今日からフリーデンでの生活が始まるわね、授業に訓練…辛くて大変な事ばかりだろうけど…友愛さん…貴方ならきっとやり遂げられると貴方を送り出した御両親も信じているわ!頑張りましょうね!

友愛:はい!色々と至らぬ点が有りますが御指導、御鞭撻の程宜しくお願いします。

百合亜:此方こそ宜しくね!私も出来る限りサポートするから安心してね。それじゃあ…教室まで案内するから付いて来てね!

友愛:分かりました!

 

ゆなから貰った部屋の鍵で戸締まりをして、鬼島先生の後に付いて行く。寮の外に出ると鬼島先生は立ち止まり説明を始めた。

 

百合亜:折角だから教室に行く前に学校の各施設について説明するわ。先ず此処から左に行くとグラウンドよ、グラウンドの他には小規模ながら射撃場を備えた屋内訓練場が併設されているわ。大規模な軍事演習や大人数での訓練の場合はタクティカルトレーニングエリアに移動するわ。右に行くと各部活の部室と各委員会や生徒会本部の部屋が入る部室棟が有るわ、このまま真っ直ぐ進めば1年生〜3年生までの教室が入る教室棟に行けるわ。各施設はちょっと離れていて移動が面倒だけど…足腰を鍛える訓練だと思って良いわ、そのお陰でダイエットに成功したって生徒も居るわね、後は移動が面倒だからって自転車購入した生徒も居たわね…阿修羅門先生に即没収されてたけど…。おっと…話が脱線しかけたわね、一先ず簡単な説明だったけど大丈夫そうかしら?

友愛:はい、大丈夫です!後は自分の目で見てみようと思います。

百合亜:うん、それが良いわね!これから3年間お世話になる場所だから友愛さんが納得行くまで見て回ると良いわ。時間も押してるしそろそろ教室へ行きましょう。付いて来てね!

友愛:はい!

 

再び鬼島先生の後を付いて行く。少し歩くと教室棟の入口が見えた、入口の側に立つ警備員さんに先生と共に軽く会釈する。

 

警備員:見かけない顔だね?転入生さんかい?

友愛:始めまして、湊友愛です。これから3年間お世話になります。

警備員:おお!ご丁寧にどうも。此方こそ宜しくね!

 

警備員さんに軽く自己紹介をし再び鬼島先生の後に付いて行く、入口を通り抜け教室棟の昇降口に着くと私はある物が無い事に気が付く。

 

友愛:下駄箱が無いんですね?

百合亜:それには理由があって…当校は常在戦場を教育理念として掲げているの。何時、如何なる時も迅速に行動する事が大切よ、だから下駄箱を廃したの。戦時下においては迅速な部隊展開が求められるわ!たった一つの遅れで部隊の仲間に危険が及ぶ事だって有るわ、だからこそ平時からこの常在戦場の理念を忘れずに授業や訓練に励んでね。

友愛:はい!(下駄箱が無い理由はそう言う事だったのね、いかにも軍事学校って感じね…鬼島先生の言う通り常日頃から常在戦場の理念を忘れずに授業や訓練に励もう!)

百合亜:さて…1年生の教室は1階だからこのままクラスまで行きましょう、こっちよ。

友愛:分かりました。

 

友愛は鬼島から下駄箱が無い理由とフリーデン高等学校の教育理念である【常在戦場】を教えられた。1年生の教室は1階らしくそのまま友愛のクラスがある1ー2組まで移動を開始する鬼島の後を友愛は付いて行く。

 

1ー2組

 

百合亜:着いたわね、ここが友愛さんのクラスよ。私が先に入るから、私が入って来て下さいって言うからそれを合図に友愛さんは入って来てね。

友愛:はい!

 

鬼島先生はクラスの中に入って行く、廊下に一人残された私は自己紹介の内容を考える。余り得意じゃ無いのよねこう言うの…

 

百合亜:皆さんおはようございます!早速ホームルームを始めたいのだけど…その前に今日はこのクラスに転入生が1人入って来ます!皆、仲良くして上げて下さいね!

ゆな:鬼ちゃん前振り長いよ~

百合亜:ゆなさん鬼ちゃんじゃ無くて鬼島先生でしょ!後そんなに前振り長く無いでしょ!

女子生徒A:あはは~相変わらずゆなと鬼島先生の掛け合いはいつ見ても面白いね!

女子生徒B:こんな時期に転入生なんて珍しいよね?

女子生徒C:どんな子何だろうね~

ゆな:めっちゃ可愛いよ~

女子生徒D:何、何~ゆな知ってるの~?

百合亜:はいはい、静かに静かに!廊下に待たせているからそろそろ入って来て貰うわよ。それじゃあ~入って来て下さい~

 

鬼島先生の合図だ。私は引き戸を引きクラスの中に入り、一礼し教卓の前に立つ鬼島先生の隣に立つ。

 

百合亜:友愛さん自己紹介をお願いします。

友愛:はい!皆さんお初にお目に掛かります、湊友愛と申します。本土の高校からこちらのフリーデン高等学校に転入して来ました、色々と至らぬ点が有りますがこれからどうぞ宜しくお願いします。

 

 

~第1話【国立学園都市ワルキューレ】完~

 

第2話【日常と非日常】に続く

 

 




最後までお読み下さりありがとうございます!完結まで持っていける様に執筆頑張っていこうと思います!応援宜しくお願いしますm(_ _)m
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。