ゲヘナクソ雑魚TSサキュバス   作:TSサキュバス流行れ

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 TSサキュバスもっと流行れ。
 と言う願望・性癖に忠実な作品となっております。
 


第0章
ゲヘナ(メンタルが)クソ雑魚TSサキュバス


 

 

 

 一面が白色に染まった広大な空間に立つ空崎ヒナは、自身が夢の世界に誘われてることに気が付いた。

 

「……久しぶりね」

 

 パジャマ姿のまま隣に置かれた、豪勢なクイーンサイズのベッドに座り込む。

 小ぶりな臀部を包み込むように、マットレスがゆるりと沈み込んだ。

 

「はぁ」

 

 ヒナはその明らかに高級だと分かる、寝具を撫で小さくため息を吐いた。

 そしてふと面を上げると、不気味な程真っ白で無機質だった空間が、一様に統一感のある寝室へと変わっている。

 洋風なベッドやソファを基調とした部屋に、天井に付けられたシャンデリアの淡い光が差し込む。天井に取り付けられたスピーカーからはクラシカルなピアノの音色が流れ、棚の上に置かれたお香立てからは淡い煙が揺らめいていた。

 

 一見すると高級ホテルのような落ち着いた空間だが、部屋を照らすライトは乳白色ではなく淡いピンク色となっている。

 豪勢な垂れ幕がなされた天枠付きベッドも含めて、見るものがみればここがただのホテルでないことは容易に分かるような雰囲気だった。

 

「……早く出てきて。どうせいるんでしょう?」

 

 ヒナの言葉が音楽と共に部屋に響く。

 辺りを見渡しても人の気配すら感じられないが、ヒナはこの場にもう一人の人間がいることを確信して問いかけた。

 すると、彼女が座っていたマットレスが別の重みによって深くへこんだ。

 

「こんばんはヒナちゃん。相変わらずの夜更かしだね?」

 

 ヒナの後ろから囁くように、幼い少女の声が聞こえてくる。

 振り向くと、胸部と局部の最低限だけを隠した、桃色の髪の少女がベッドに座っていた。

 

「仕方ないでしょうリリス。こうでもしないと仕事が終わらないんだから」

 

 突然現れた少女に対しても、ヒナは一切動揺することなく面倒そうに呟いた。

 この特異な状況も彼女にとっては驚くべきことではないようで、無遠慮に体に触れる少女に対しても警戒する様子は見られない。

 

「ふふっ、風紀委員長様は大変だね?」

 

 その言葉を聞いた少女……リリスが蠱惑的に笑い、尾てい骨辺りから生えた、ハートの形をした黒い尻尾を左右に揺らす。

 さらに、背中から生えたコウモリのような羽をはためかせながら、ヒナの肩を掴んでベッドへと押し倒した。

 仰向けになってシーツに体を沈ませるヒナに対し、リリスはその上から四つん這いになって這い寄るように体を持ってくる。

 

「そんな頑張るヒナちゃんには、リフレッシュが必要かなと思って」

 

 その端正な顔をいたずらな笑みで歪ませたリリスが、鼻と鼻がくっつきそうな距離まで近づいて語り掛けた。

 

「ん……」

 

 耳に掛かるこそばゆい吐息に思わず息を飲むヒナ。

 ベッドを照らす薄桃色の光からか、突然押し倒された緊張からか……はたまた()()()()()()()()()。ヒナの頬は朱に染まり、その額は滲み出た汗によって湿っている。

 体が段々と火照っていくような感覚に襲われるヒナだが、リリスに抵抗しようという気はさらさら起きなかった。

 

「任せてね。私がヒナちゃんのこと、すっっごく気持ちよくさせてあげるから」

 

 そんなヒナの様子を見て満足気に笑ったリリスは、迷うことなく目の前の薄い体に手を伸ばす。

 

「っ……!」 

 

 自身の行く末を想像しぎゅっと目を閉じるヒナ。

 しかし、いつまでたってもリリスの手が体に触れることはない。

 

「……?」

 

 いつまでたっても感触が来ないことに不思議に思ったヒナは、そのとき自分がうつ伏せになって寝ていると自覚した。

 先ほどまでいた大きくて柔らかいベッドではなく、革張りで最低限のクッションが敷き詰められた横幅の狭いベッド。

 スピーカーから流れていた音楽も鳴りを潜め、部屋を包み込んでいたお香の香りも無くなっている。

 

 状況を理解するため仰向けになって体を起こすヒナ。

 そんな彼女の目には、驚きの光景が広がっていた。

 

「あっ、ダメだよヒナちゃん! ちゃんと寝ないと施術できないでしょ?」

 

 先ほどまでの胸と陰部だけを隠した、冗談のような服装は何処へやら、リリスは赤いワイシャツに白いズボンという、整体師を思わせるような恰好へと変貌していた。

 リリスは頬を膨らませながらヒナの肩を掴み、顔を穴が開いた枕にかさなるように押し付ける。

 

「……今日は何をするの」

 

 ある程度予想はついているが、ヒナは皮肉を込めて問いかける。

 肩の上にじんわりと暖かい感触が広がり、その上から薄いタオルがかけられた。

 

「ふふっ、今日はね……頑張るヒナちゃんのために、私がマッサージしちゃいまーす!」

 

 リリスは突き出した親指を横たわるヒナの腰のツボに重ね、徐々に体重をかけて力を伝えていく。

 デスクワークによって強張っていた体にかけられる丁度良い刺激が、肩に乗せられたホットカイロと共に、全身にじんわりと熱を伝えていく。

 

「んっ、んんっ」

 

 心地よさから思わず悩まし気な声を出してしまうヒナ。それを見て、リリスは嬉しそうに笑顔を浮かべた。

 

「あはは。気持ちいい、ヒナちゃん?」

 

「いやっ、違っ……」

 

 否定しなければいけない要素などどこにもないはずだが、ヒナは恥ずかしそうに身をよじって否定する。

 

「あ、ちょっと! 動いたら押す場所ズレちゃうでしょ?」

 

 そんな体を抑えるため、リリスは太ももの上に跨るようにして座った。

 小柄な体のリリスを跳ねのけることなどヒナには容易な事だったが、キヴォトス最強と呼ばれた彼女もこの空間でリリスに抵抗することは不可能。

 

「……ごめんなさい。少しくすぐったくて」

 

「ふふん。分かればいいんだよ」

 

 直ぐに抵抗をやめたヒナを見て満足気に鼻を鳴らすリリス。

 

「……こんな技術、どこで身に着けたの?」

 

 再び施術を続けるリリスの手際を見て、ヒナは不思議そうに問いかけた。

 

「整体師の人に夢で教えてもらったの。一か月くらいずっと練習してたんだ」

 

 腰を指圧する手を止めることなく言葉を紡ぐリリス。

 その言葉によって、前回の出現から間が開いた理由を察したヒナがため息を吐いた。

 

「はぁ……だから最近全然出てこなかったのね。何かあったのかと心配してたのよ」

 

「何言ってるの。今日も()()()()()()()()()()()()()()()に」

 

 腰から肩に流すように指を沿わせながら、呆れた様子で吐き捨てるリリス。

 

「……そうね」

「ま、忘れてもらわないと困るんだけどね。現実で私の正体がバレたら最悪だし」

 

 その言葉にどこか含みを持たせて肯定したヒナだが、リリスは特に違和感を抱くことはなかったのかひょうきんに返した。

 

「明日は何時に起きるの?」

 

「6時よ」

 

「嘘でしょ!?」

 

 そう答えたヒナに対し、リリスは驚きを隠せない様子だった。

 確かに早起きと言えば早起きだが、大きく常識から外れた時間帯ではないだろう。ヒナが寝付いた時刻が午前3時であることを除くのであればだが。

 

「3時間しか寝れないじゃん。……私が居ない間もずっとこんな感じだったの?」

 

 友人を取り巻く過酷な環境に心配した様子のリリス。ヒナはその声色に、どこか申し訳なさが含まれているように感じた。

 

「そうね。風紀委員長になってからはずっとこんな感じ」

 

「やっばー……。でも大丈夫! きっと目が覚める頃には体力全快になってるから!」

 

 細い腕に力こぶを作りやる気を見せるリリス。より一層気合を入れた様子で、再びマッサージを行う。

 

「……ありがとう」

 

 無垢な善意を向けられたヒナは、照れくささからか消え入りそうな声量で感謝の言葉を告げた。

 

「ふふっ、私に任せなさい」

 

 

 

 それから特に会話が生まれることもなく施術が進んでいく。お互い長い沈黙をまったく気にしていないのは、交友の長さ故か二人の性格かは定かではない。

 しかし施術を開始してから数十分がたったところで、異変が生じたのはヒナの方だった。

 

「────っ、ふー……んっ」

 

 体をリラックスさせるはずの施術を受けているにもかかわらず、呼吸を荒くして苦し気に喉を鳴らすヒナ。

 

「あっ、ごめん。押す力強かった?」

 

「……いえ、大丈夫……っよ」

 

 それを見て謝罪して力を弱めるリリスだったが、その理由は全くもって別の所にあることをヒナは理解していた。顔の汗を吸収するため枕の上に被せられたタオルはびっしょりと濡れ、腹の奥にはじんわりとした湿度の高い熱が広がっていくのを感じる。

 暖かい部屋でマッサージを受けたことによる、血行が良くなっただけではあり得ない体の火照りに、懸念していた事態が起きたと絶望するヒナ。

 

「そう? ちょっと部屋の温度下げようか?」

 

「ええ……お願っ、い」

 

 ヒナの体に起きた異常を部屋が暑いからだと当たりをつけ、子気味いい音で指を一度鳴らすリリス。

 体感1度程涼しくなり多少マシになったが、それでもまだヒナの体は熱さを持ったままだった。

 

『友人の察しの悪さを恨んだことは何度目だろう』……そう回想するヒナは、確かにこの空間に場違いな感情を滾らせていた。

 

「じゃあ、次は下の方マッサージするね」

 

「ひゃんっ!」

 

 太もも上部を鷲掴みにされると同時に、全身に弱い電撃が走ったような感覚に襲われるヒナ。

 心地よさと衝撃を同時に受けたのか、緊張したように手を握り締める。

 リリスは足を掴む手とは反対の方で、その手をゆっくり握って開かせた。

 

「ほら、力入れてたら筋肉痛めちゃうんだよ? リラックスリラックス」

 

「ま、待って……」

 

 羽を大きくはためかせて少しでも遅らせようとするヒナだが、抵抗虚しく下半身のマッサージが始まってしまう。

 

「こんなに体凝ってるんだから。あと30分は揉まないと」

 

「や……嫌っ」

 

「だめだよ。恨むなら、仕事しすぎな自分を恨むこと。いい?」

 

 問いかけの返事を待たずして、リリスは両手でヒナの体を少しずつ丁寧にほぐしていく。

 限られた時間の中で、リリスは友人の疲れを取りきらないといけないのだから、止まっている暇などリリスにはないのだ。

 

「っ────!」

 

 そんな優しさも、今の彼女にとってはただの鬼畜の所業。

 言葉による抵抗も虚しく十分と少し。ヒナは打ち上げられた魚のように体を定期的に小さく揺らしながら、この甘酸っぱい地獄が終わる時を待ち望むのであった。

 

 

 

 そうしてそこから更に1時間が経過した。

 

「はい! マッサージ終わり。どう? 体、随分軽くなったんじゃない?」

 

 施術を終えたリリスが、手をパンと叩いて終了の合図をしてベッドの傍に立つ。

 

「……ええ、そうね」

 

 ヒナはあえてリリスの顔を見ないように反対側に体を起こし、肩を2,3回回して動きを確かめた。

 ついでに部屋に置かれた掛け時計を確認する。

 時刻は4時半。起床の時刻までは一時間と半分しか残っていない。

 

「あんまり伸ばしすぎると体内時計狂っちゃうから、6時間だけ伸ばそっか」

 

 再度指を鳴らすと部屋の様相が一気に変わり、最初にヒナがリリスと会ったホテルライクな寝室へと戻っていた。

 

「……あの、リリス?」

 

 ベッドの上で割座をし、内ももを左右に捩りながら語り掛けるヒナ。

 

「っ、なに?」

 

「えっと……も、もう終わり、なの?」

 

 そのどこか寂し気な表情に息を飲むリリスだったが、ヒナに見えないように背中の肉を抓って平常心を保った。

 

「うん。ここだと後7時間はぐっすり寝れるし、起きる頃には体調万全だよ!」

 

「そ、そう……分かったわ」

 

 何か言いたげな様子のヒナだったが、リリスの言葉の圧力に押されて言葉尻を濁してしまう。

 ならせめてもの抵抗と言わんばかりに緩んだ表情を引き締め、目の前に座るリリスに抱き着いた。

 

「……なら、私が寝付くまで一緒に居て。……そうすれば、安心して眠れるから」

 

「いやっ……」

 

 反射的に断ろうとしたリリスだったが、湯たんぽのように暖かくなったヒナの体温を感じ言葉を止める。

 

「いいよ。寝付くまでね」

 

「……ありがとう」

 

 眠くなると体温が高くなるヒナの体質を知っているため、短い時間で寝落ちするだろうと予想を立てたからだった。

 

 その予想に反さず、すぐさま穏やかな寝息を立てるヒナ。

 完全に入眠したことを確認したリリスは、起こさないようにベッドの傍に瞬間移動した。

 

「……はぁ」

 

 はだけたパジャマという、扇情的な格好で眠るヒナを見て、自己嫌悪に陥ったように頭を乱雑に掻き乱したリリス。

 そして小さく最低な言葉を呟くのだった。

 

 

 

 

 

「────今日もエッチできなかった……」

 

 

 




 主人公:小心者のクソ雑魚童貞TSサキュバス。対象の夢の世界に入り込んで好き放題できる。サキュバスのため女の欲情は感じ取れないポンコツ仕様。
 ヒナちゃん:メインヒロインの一人。一時間半クソつよ淫気に当てられてた可哀想な子。可愛い。

 応援次第で続きます。感想高評価お気に入りよろしくお願いします!

 追記:先生にメス堕ちはしません! 百合の道を突き進んでいこうと思います。

先生にメス堕ちするのは……

  • それは『アリ』だ
  • 無し
  • どちらでも
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