死んだと思ったらロボットになっていた   作:モハト

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お待たせしました、書きたいシーンを思いついちゃってつい……

4話に先生、黒服視点、ハヤト視点の話を加筆修正しました
今話と4話の加筆修正分を合わせると、約11000文字になりました。遅くなった原因は大体これです。あとは、久しぶりに狭間の地と影の地を走ってエルデの王になっていたことも原因です

一気に書こうとするから投稿間隔が開くんだよなぁ……今後、加筆修正した時は最新話と次回の前書きに追記します


7話

その後、廃墟に移動する途中で自身のMGの名前の話になった

 

「そういえば、ハヤトは自分の銃に名前つけたりしないの?」

 

「……手にしたばかりですから、もう少し時間が経ってからゆっくり決めようと思ってますよ」

 

「確かにそうだね!これからずっと使っていく物だから、名前は大事だね」

「……あ、そうだ、ハヤトはなんで敬語使ってるの?」

 

「まだ知り合って少ししか交流してないじゃないですか。……僕が敬語を使うのは相手を不快にしないためですよ。敬語を使わないのは今の所、アリスお姉ちゃんと、素を出してもいい人だと僕が思っている位、深い関係になった先生と、家族だけですよ」

 

「「「「!?」」」」

 

"ちょっとハヤト!?誤解を招く言い方しないでくれないかな!?"

 

「……?今朝一緒にお風呂に入って、先生に体を洗って貰った後は同じ浴槽に入って、先生の足の間に座って体を預けて、頭を撫でながらもっと甘えていいって言ってくれたでしょ?先生。」

 

ゲーム開発部の4人が驚いたり、赤面したり、先生を色々な感情が入り混じっていそうな目で見ていたり、羨ましそうな表情をしている

 

「えっ、先生!?ハヤトとお風呂一緒に入ったの!?」

 

「っ……///」

 

「先生……?嘘ですよね……?まさか先生とハヤトちゃんはもうそういう……(ブツブツ)」

 

"え、えーっと、そのことについて説明させてほしいというか─"

 

モモイ、ミドリ、ユズの3人は様々な反応を見せているが、何か変な事を言っただろうか……()()が一緒に入浴しただけなのに─

 

(あっ……そういえばこの体は女の子だった……前の感覚で、同性だと思って普通に言っちゃったけど、男性と女性が一緒に入浴するのは良くないんだっけ……なんでかはよくわかってないけど)

 

「ごめんね?先生、嬉しかったからつい言っちゃった……2人だけの秘密にした方が良かったよね」

 

"ちょ!?これ以上ややこしくしないでくれない!?"

 

「……先生、少しお時間いただきますね……?」

 

モモイとユズは固まり、ミドリは怒気を纏って先生に詰め寄っている。なんで?みんな立ち止まってどうしたの?そういえば、さっきから静かなアリスはどうなって──

 

「……ずるいですハヤト、先生!アリスも2人と仲良くなって、深い関係?になりたいです!次2人で入浴する時は、アリスもパーティに入れてください!」

 

「アリスお姉ちゃん、どうやら仲のいい人たちでも、男女が一緒に入浴するのは良くないことらしいよ。1回()()()()()僕が言うのもなんだけど……」

「なんで駄目なのか知らないし、今度一緒に先生に教えてもらおう!……あれ、先生?」

 

ミドリも固まってしまい、先生は頭を抱えている。なんで?

 

 

──────────

 

 

──しばらくするとみんな落ち着いたようで、また歩き出す。ミドリが先生に小声で何か話しているが、みんなに話す必要のないことだろう

その後、モモイ、ミドリ、ユズに先生との関係を心配されたが、「?何もされていませんよ?僕を受け止めてくれた先生に甘えていただけですよ」と返すといった雑談や、ロボット達との戦闘に備えて先生から作戦を説明されながら歩き、廃墟に到着する

到着後、目的地である【工場】を目指してしばらく歩くとロボット達と会敵する

 

「……先生っ!伏せて!!」

 

ドカアアァァァン!

 

「うぅ……みんな、大丈夫?」

 

「私は平気、でも思ったより火力が……先生、大丈夫ですか!?」

 

"うん、大丈夫"

 

「まだ引き付けられる……!」

 

アリスお姉ちゃんの光の剣で一掃するために、ギリギリまで敵の猛攻を耐える

 

「……よし、アリスちゃん!やっちゃって!」

 

「今日の私の役割は、光属性広域アタッカー……前方のモンスターたちを、殲滅します。……光よ!」

 

ドカアアァァン!

 

「よし、成功!アリスちゃん、すごい!」

 

「ま、まだ!敵の第二陣が接近中!」

 

「ここで立て続けはちょっと……流石に不利だよ、撤退しよう!先生もいるんだし、安全第一で作戦を立て直した方が、きっと……!」

 

「……ううん。……ここで退くわけにはいかない、突破しよう」

 

「ええっ!?」

 

「多分ここで退いても、状況は悪くなる一方。ロボットは今の戦闘音を聞いて、この後どんどん集まり続けるはず」

「全部でどれくらい数がいるのかは分からないけど、多分今が一番手薄……G.Bidleの座標が示してるあの【工場】に入るには、今が最大のチャンスだと思う」

 

「で、でも……」

 

「大丈夫です」

 

「アリスちゃん……?」

 

「私たちは今まで一緒に、27回のダンジョン探索と、139回のレイドバトルを成功させてきました。今回もきっと……このパーティなら、勝利できるはずです」

 

「で、でも、それはゲームの話でしょ!?」

 

「どう転んでも、危険はある……私も、頑張るから」

 

「で、でも先生は?私たちと違って、攻撃を受けたら……!」

 

「させませんよ、そんなこと」

 

「ハヤトちゃん……?」

 

"……ハヤト?"

 

「仮に先生が被弾することがあるとしても、それは僕が倒れた時か、その場に僕がいない時だけです」

 

「アリスも、どれだけ危険な状況であっても、先生を守ります。先生……アリスたちを信じて、一緒に来てくれますか?」

 

"うん。私も仲間として、私にできることをするね"

 

「……!パンパカパーン!先生があらためて、仲間になりました!」

 

「ふぅ……分かった、私も覚悟を決める!ゲーム開発部、敵を突破するよ!」

「先生、指揮をお願いします!」

 

"分かった!モモイとユズは前衛を担当!ミドリは2人の援護!アリスは集まっている敵の一掃を!ハヤトは後方から前衛を援護、抜けてきた敵を掃討しながら待機!合図を出したら制圧射撃をお願い!"

 

「「「「「了解!」」」」」

 

陣形を組んで警戒しながら移動しているとロボット達と会敵する

 

"ミドリ!狙撃で孤立している敵の頭数を減らして!"

"ユズは密集している敵にグレネードを!"

"モモイは撃ち漏らしと向かってくる敵の迎撃を!"

"アリスはチャージしながら合図があるまで待機!"

"ハヤトはモモイの援護!"

 

「ドットを打つように緻密に……!」

 

「行きます……」

 

「私の怒りの弾丸を食らえ!」

 

「チャージします」

 

20体はいるであろうロボットが次々と撃破されていく

 

(先生の指揮、初めて受けたけど……的確で、思考に力を割く必要がなくなって凄く楽だな……)

 

そんなことを考えていると合図が来る

 

"ハヤト!お願い!"

 

「照準、退避よし……撃ちます!」

 

ドガガガガガガガガガガガガッ

 

射線上の味方の退避を確認後、マガジン内の弾をすべて撃ち切り纏まっていた敵を薙ぎ払う

撃ち切った後素早くリロードして待機する

 

"よし、あとはあのグループだね。アリス!お願い!"

 

「ターゲット確認!出力臨界点突破!──光よ!」

 

ドカアアァァァァン!

 

アリスの光の剣で残った敵がすべて吹き飛ぶ

 

「私たちの勝利!」

 

"みんな、お疲れ様!良くやったね。またロボット達が集まってくる前に【工場】へ急ごう──"

 

 

 

 

 

 

その後も何度か会敵するも、特に問題なく目的地に到着する……?

 

「はあ、はあ……何とか成功かな?」

 

「侵入成功。ミッションをクリアしました」

 

「ねえねえ、私たちってもしかして実はすごく強いんじゃない?C&Cとか、他の戦闘集団と戦っても勝てちゃうかも!」

 

「少なくともC&Cは絶対に無理だと思うけど……確かに、自分でもちょっとびっくり。きっと、先生の指揮のおかげですね」

 

「わたしも、そう思う……先生がいると、安心感が全然違う……」

 

「ところで、みんな残弾数は尽きてない?」

 

「バッテリーがチカチカしてます……【マナが足りません】、ということでしょうか?」

 

「そうかも、あと1回ぐらいしか持たなそう……」

 

「じゃあ、出来るだけ戦闘は避けていこっか」

 

(この場所……知らないはずなのに、見慣れた景色……まるで、いつも使っている道のような……この不思議な感覚はなに?この体の記憶……?)

 

「ここは……?あ……」

 

「アリス、どうしたの?」

 

「……分かりません……ですが、どこか見慣れた景色です。こちらの方に行かないといけません。アリスの記憶にはありませんが……まるで【セーブデータ】を持っているみたいです」

「この体が、反応しています。例えるなら、そう、チュートリアルや説明が無くても進められるような……或いはまるで、何度もプレイしたことあるゲームを遊んでいるかのような……」

 

(アリスお姉ちゃんも同じ感覚なんだ……ということは、僕たちの身体に関係ある場所なのは間違いないはず……なんでそんなところにG.Bidleが……?)

 

「どういうこと……?確かに、もともとアリスたちがいたところと似たような場所だけど……」

 

「あっ、あそこにコンピューターが1台……あれ?」

 

「あのコンピューター、電源が点いてる……?」

 

ピピッ

 

≪Divi:Sion Systemへ、ようこそお越しくださいました。お探しの項目を入力してください≫

 

「おっ、まさかの新設設計。G.Bidleについて検索してみよっか?」

 

「いや、ちょっと怪しすぎない?それより【ようこそお越しくださいました】ってことは……【ディビジョンシステム】っていうのが、この工場の名前……?」

 

「キーボードを発見……G.Bidle、と入力してみます」

 

「あっ、何か出た!」

 

【……#$@#$$%#%^*&(#@】

 

(……壊れた?)

 

「こ、壊れた!?アリス、いったい何を入力したの!?」

 

「い、いえ、まだエンターは押していないはずですが……」

 

【あなたはAL-1Sですか?】

【それともAL-0Tですか?】

 

「!?」

 

「!!」

 

(怪しすぎる……黙っておこう)

 

「?いえ、アリスはアリスで……」

 

「ま、待って!……何かおかしい。アリスちゃん、今はとりあえず入力しない方が……」

 

≪音声を認識、資格が確認できました。おかえりなさいませ、AL-1S≫

 

「!?」

 

「音声認識付き!?」

 

「えっと……AL-1S、っていうのは、アリスちゃんのことなの?」

 

「あ、ごめん。そういえばユズちゃんには言ってなかったかも。あと、AL-0Tはハヤトちゃんのことね」

 

「アリスの、本当の名前……本当の、私……あなたはAL-1Sについて知っているのですか?」

 

【………………】

 

「反応が遅い……?」

 

「何か画面もぼんやりしてきたけど、処理に詰まってるのかな?」

 

【そうで……@!#%#@!$%@!!!!】

 

「え、え?何これ、どういう意味!?」

 

【それは…………緊急事態発生。電源が落ちると同時に消失します。残り時間51秒】

 

「ええっ!?だ、ダメ!せめてG.Bidleのことを教えてからにして!」

 

【あなたが求めているのは、G.Bidleですか?<YES/NO>】

 

「!?」

 

「YES!」

 

【G.Bidle……確認完了、コード:遊戯……人間、理解、リファレンス、ライブラリ登録ナンバー193、廃棄対象データ第1号。残り時間35秒】

 

(廃棄対象データ第1号……?つまり……価値がないってこと?)

 

「廃棄!?どうして!?それはゲーム開発者たちの、いやこの世界の宝物なのに!」

 

【G.Bidleが欲しいのであれば、提案します。データを転送するための保存媒体を接続してください】

 

「えっ……?G.Bidleの在り処を知っているの?」

 

【あなたたちも知っています。今、目の前に】

 

「ど、どういうこと!?」

 

【正確には、私の中にG.Bidleがあります。しかし現在私は消失寸前、新しい保存媒体への移行を希望します】

 

「そ、そうは言っても急に保存媒体なんて……あ、【ゲームガールズアドバンスSP】のメモリーカードでも大丈夫?」

 

【……………………まあ、可能、ではあります】

 

(……ん?)

 

「な、何だかすごく嫌がってる感じがするんだけど……気のせい?」

 

「データケーブル……連結完了!」

 

【転送開始……保存領域が不足、既存データを削除します。残り時間9秒】

 

「え、嘘っ!?もしかして私のセーブデータ消してない!?ねえ!?」

 

【容量が不足しているため、確保します】

 

「だ、ダメ!お願いだからセーブデータは残して!そこまで装備揃えるのすごく大変だっ──」

 

【残念、削除】

 

(なんか……自我持ってない……?大丈夫かな?)

 

「ちょっとおおぉぉぉぉおおお!?」

 

【………………】

 

「あれ……電源、落ちちゃった……?」

 

「ああぁぁ!私のゲームガールズアドバンスのデータがあぁぁっ!!」

 

「あ、待って!何かが画面に……?」

 

【転送完了】

 

「え?」

 

【新しいデータを転送しました。<G.Bidle.exe>】

 

「こ、これって!?」

 

「こ、これ今すぐ実行してみよう!本物なのか確認しなきゃ!exe実行!あ、何かポップアップが出て……って、パスワードが必要!?何それ、どうすればいいのさ!?」

 

「……大丈夫。普通のパスワードくらいなら、ヴェリタスが解除できるはず……!」

 

ミドリの言葉にユズがうなずいて肯定している

 

「そ、そうだね、そうすれば……!」

 

「これがあれば、本当に面白いゲームが……【テイルズ・サガ・クロニクル2】が……!」

 

「うん、作れるはず!よしっ!待っててねミレニアムプライス……いや、キヴォトスゲーム大賞!私たちの新作は今度こそ、キヴォトスのゲーム界にいい意味での衝撃を与えてやるんだから!!」

 

「お、お姉ちゃん、声大きすぎ。そんな大声で叫んだら……ここにいるって、言ってるような、も、の……」

 

ロボットと会敵する

恐らく近くを巡回していたロボット達がモモイの大声に反応して寄ってきたのだろう

 

「あちゃー……」

 

「■■■ ■■!■■■!」

 

「な、何だかものすごく怒ってる!?」

 

ダダダダッ!

 

「わぁっ、撃ってきた!早く逃げよう!」

 

「お姉ちゃん、その前に……!」

 

「うん、ゲームガールズアドバンス確保!ハヤトは警戒しながら先導して!ユズ、先生を守りながら進んで!私とアリスが殿をつとめるから、全員でロボットを蹴散らしながら脱出しよう!」

 

「私も援護する!」

 

「ようやくG.Bidleを手に入れたのに、こんなところでやられるわけにはいかない……!……みんなで無事に、部室まで戻ろう!」

 

「「「うん!」」」

 

「了解」

 

"分かった!"

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