死んだと思ったらロボットになっていた   作:モハト

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久しぶりの更新です。お待たせしました。ガンダム要素をかなり使用することにした為、クロスオーバータグを追加しました。
ドレスヒナイベントのカーテンコールに時間を結構取られたり、ブルアカとガンダム作品の視聴、原作に登場する単語の定義、設定、映像作品の描写を確認しながら、まだ出していないこの作品の設定、ストーリーを練ってました。
その関係で私の認識が正しければ、オリ主がモンスターマシンになってしまいました。そしてその影響で、アリスも恐らく原作より強化されています。アリスの機体スペック周りの情報が公式からお出しされるまでは妄想でしかないですが……

私事になりますが、先生レベルがやっと90になりました。熟達証書システム神ですね、これ。


9話

ー先生sibeー

 

「──なるほど、それは確かに的確な判断だ。君の言う通り、その方法なら私たちじゃないと難しいだろうね。うん、分かった。協力しよう」

 

ウタハの返答へミドリが疑問を投げかける。

 

「ほ、本当に良いんですか?エンジニア部は実績もたくさんありますし、こんな危ない橋を渡る必要は……それなのにどうして、メイド部と戦うなんていう危険な計画に乗ってくれるんですか?」

 

ヒビキとコトリ曰く、「その方が面白そうだから」「もっと先生と仲良くなりたいから」とのこと。

 

「そうだね、それと……」

 

ヒビキがアリスとハヤトの方を見て何か考えているようだ。

 

「……いや、今は良いさ。よろしく──」

 

 

──────────

 

 

──エンジニア部の協力を取り付けることができたため、ヴェリタスの部室へ戻り報告した。

 

「これで、メンバーは揃ったよね?」

「うん、準備も出来てる」

「よしっ!あ、そういえば、作戦はいつ始まるの?」

「いつ……?もう始まってるよ──」

 

 

 

 

その後説明を受けて、廊下からアリスが担当する作戦を見守る。

 

「うぅっ!アリスが連れていかれちゃった!」

「落ち着いてモモイ、計画通りだよ」

「アリスちゃん……待ってて、すぐに助けてあげるから」

「とりあえず……一つ目の仕掛けは、上手く行った感じかな。そうだよね、先生?」

 

ハレがこちらに訪ねてくる。

 

"うん、そうだね。次はエンジニア部の方に、準備が終わったか聞いてみて"

「ちょうど連絡が来てたよ、「こちらエンジニア部、トロイの木馬を侵入させることに成功した」……ってね」

 

マキの方に連絡が来ていたらしい。

 

「ひゅーっ、それは一安心。もし失敗してたら、アリスが意味もなく監禁されただけ……ってことになるところだった」

「じゃあ、次のステップに移ろうか──」

 

 

──────────

 

 

ーハヤトsibeー

 

夜まで待機し、作戦開始時間になった。ミドリは緊張しているみたい。僕もそうなんだけども。

 

「……さて、始めよっか。はあ、緊張する……こんな気持ち、古代史研究会の建物を襲撃した時以来」

 

どうやら、ゲーム開発部は古代史研究会という恐らく部活の建物を襲撃したことがあるらしい。なにやってるの……?怖いよ……何で襲おうと思ったの?

そんなことを考えている内にヒビキさんとウタハ先輩、マキさんとコトリさんの準備は終わったらしい。

 

「コトリちゃんとマキちゃんの準備も終わったなら……」

「第2段階、だね」

「それでは……先生!」

 

みんなが先生に視線を向けて号令を待っている。

 

"作戦開始!"

 

 

──────────

 

 

ーハヤトsideー

 

「そろそろ、録画映像だってことがバレた頃かな」

 

マキさんとコトリさんによる陽動で相手の注意を引いて、C&Cの先輩たちを分裂させて閉じ込める作戦を実行中にモモイ、ミドリ、僕、先生の4人でエレベーターに乗って、ミレニアムタワーの最上階に移動する。

 

「先生、お姉ちゃん、ハヤトちゃん、ハレ先輩から連絡!アカネ先輩を閉じ込めるのに成功したって!」

「よし、指紋認証システムも()()()作動したね。生徒会の役員も全員隔離できたはずだし……これで今タワーの中を自由に動けるのは、私たちだけ!」

 

アリスお姉ちゃんが破壊した本来のエンジニア部製より、ほんの少しだけ弱そうに見える()()()()()()()()()()をセミナーに掴ませる作戦も上手くいったみたいだ。

 

≪ピピッ──才羽モモイ、才羽ミドリ、天童ハヤト、先生、4名の承認が完了しました≫

 

アカネ先輩は封じられたけど、アスナ先輩の居場所がまだ分っていない。ハレ先輩がミレニアムの全域を調べても見つからなかったらしい……モモイとミドリの二人は警戒していないようだから、僕だけでも警戒しておかないと。

 

「誰!?」

「ひゃっ!って、生徒会じゃん!まだいたなんて!」

「ど、どうしよう先生!?」

 

二人は完全に警戒を解いていたせいで、不意の遭遇に驚いている。

 

「どうする?先生」

"突破しよう"

「……うん、突破するしかなさそう」

「……はい、そうですよね。ここまで来て逃げる訳には行きません」

「だよね。ここまで来たら引けないよね」

"……よし、行こう!"

 

 

 

 

 

鉢合わせた生徒会の役員が呼んだロボットを苦戦することなく倒して、シャッターを解除しながら進んでいると──

 

「モモイ、伏せて!」

ドカアァン!

「なに!?」

「うわあああっ!い、今頭の上を、なんか凄まじい威力の弾丸が!?壁に穴が空いてるんだけど!?」

「対物狙撃用の13.97mm弾!?良かった、お姉ちゃんの背があと5cm高かったら、おでこにクリーンヒットだったよ……」

 

どうやら、この攻撃はC&Cのカリン先輩の狙撃らしい。

 

「ミドリ、伏せて!また来る!」

 

ドゴオォォォン!

 

2発目はミドリが狙われたようだ。狙撃を警戒しながら移動しているが、攻撃が飛んでこなくなる。

 

「……狙撃が止んだ」

「ウタハ先輩とヒビキちゃんだ!カリン先輩の相手をしてくれてる間に、急ごう!」

 

ゴゴゴゴゴゴゴ──!

 

爆発の衝撃でタワーが揺れる。この状況での爆発……アカネ先輩が脱出したと考えるべきかな。

 

ピピッ──

 

停電が発生する。ウタハ先輩とヒビキさんの策は無事成功したようだ。

 

「ここさえ抜ければ……」

「うん、もう生徒会の差押品保管所のはず。ようやくこれで……!」

「お、やっと来たね。遅かったねー、だいぶ待ってたよ~。ようこそ、ゲーム開発部!それに、えっと……先輩、だっけ?あ、違う違う、思い出した!先生だ!ずっと会えるのを楽しみにしてたんだよ~?」

「あ、アスナ先輩!?どうしてここに!?」

 

どうやらあの人がアスナ先輩らしい。

 

「どうしてって言われても~……何となく?予感とか直感とか、そういうのってあるでしょ?ここで待ってたら先生にも、あなたたちにも会えるんじゃないかなー、って。そんな予感がしてたから!」

 

アスナ先輩は能力者なの?あんなに色々仕込んで混乱させたのに、予感だけでここで待機だなんて普通じゃない。

 

「さっ、じゃあ始めよっか?」

「えっと、念のために聞くのですが、何を……?」

「戦闘を!私、戦うのが好きなの!あ、そうだ。まだ自己紹介してなかったね。C&Cコールサイン・ゼロワン、アスナ!行くよっ!」

 

 

 

 

 

「うあぁっ!」

「で、でたらめに、強い……!これが、C&Cのエージェント……!」

 

現在交戦開始から2分程経過している。3対1という数的有利で攻めているが、弾の軌道が分かっているかの様に弾幕の間をすり抜けながら近づいてくるアスナ先輩に対して、人に対して武器を向ける事に抵抗があることもあり1発も当てられていないせいで、モモイとミドリがやられる。

 

「くぅっ、まさかここでアスナ先輩と出くわすなんて……」

「お姉ちゃん、ハヤトちゃん、一旦退こう!」

「うん、仕方ない……!」

「分かった!」

「そうはさせないよっ!」

 

前衛の2人が下がれるように援護しようとした時──

 

ドガアァン!

 

どこからか足を狙撃されて体制を崩される。

 

「ナイス援護!これで……終わり!」

「っ!?しま──」

 

シュイイイイイイイイィィィィィン

 

体制が崩れたところを狙われたと思えば大きな音がして、次の瞬間には体が勝手に動いていた。

 

(一体何が起きて……)

 

何が何だか分からないが追撃を回避できたと思ったのも束の間、視界いっぱいに【SC-D】という半透明の文字が浮かんでおり、少しすると消える。

その後HUDが現れ、《SC-Dオペレーティングシステム作動開始に伴い、デストロイモードへ移行。

システムを戦闘ステータスで強制起動。全システム、オンライン。以降、モードを問わずオート、又は任意で切り替え可能です。

着用している衣服との干渉を検知。問題解決までの間、バックパックのサーベルホルダーは展開されません。》という音声がどこからともなく聞こえてくる。

少しでも現状を探ろうと視界内にいる皆の様子を見ると、こちらの姿を見て驚いているようだ。……なんか、視点が高くなってるような……

 

「なにあれ!?変形した!?」

 

「【変形】というよりは【変身】じゃないかな。お姉ちゃん。……金色に光ってるけど……あれ大丈夫なの?」

 

"カッ、カッコいい……!"

 

「なんだか、強そうな見た目になったね~。第二ラウンド、ってとこかな?」

 

 

ー???sedeー

 

 

とあるビルの一室にて──

 

「あれは……」

 

私は驚愕していた。「彼女」と休戦して仕組んだ今回の事件、廃墟から出てきた【人のカタチをしたナニカら】の情報を収集、解析、脅威度分析の為の場で【特異な現象】が観測されたからだ。

 

「あの不可解な光は一体……それに、()()を見せつけるかのように変形したのも気になりますね……」

 

隣の「彼女」も驚愕しており、興味を隠せない様子。

 

「背部の形状からスラスターでの移動は予想できたのだけれど……あのレベルのロボットを製造できる文明が、ただ光るだけの内部骨格をわざわざ露出させる為にあのような複雑な変形機構を搭載するとは思えないわね」

「ええ、絶対に何かしらの理由があるはずです」

 

私たちは現時点での互いの意見を交換し合い、【アレら】の監視を継続する──

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