「魔法少女。人類を守護する者です」
2018年に開かれた記者会見で、
これにより
ただし広めたバニティラビットを含めた大人たちの思惑に未成年が巻き込まれる要因ともなり、また戦うことを定められる、アイデンティティとしてしまう融合体が現れてしまった。
全てが否定している。乾いた気温、まばゆい太陽光、果てはけたたましい蝉の鳴き声すらも。たたずむ怪物は
その
例えば、世界が少しでも彼女達を許していれば、どれほどの死体が減っていたのだろう。
ただし現実は常に残酷である。”Magical Girl”等というアルミホイルの代わりにもならない
「こっちは蝉を見に来ただけなのに、随分
ヘラヘラ笑う
名前をキョウカ・ナカムラとするこの妖しい女は、
複眼がキョウカに向けられ、
全てがキョウカの寸前で止まった。時が止まったようでもあるが、先程の悲鳴と合わせて考えるなら”ルミネイトリソースの
再び悲鳴。今度は重なりきらずに不協和音。
そのままエンジン音めいた巨大な異音がかき鳴らされ、増えすぎた脚の全てをすり潰すようにちぎり落とす。
悲鳴は少女の声と得体のしれない何かが混ざった、あまりに悲痛なもの。ただこの街は既に多くの破壊を受け、彼女に同情し止めに入るものなど居ない。人が居たところで、そんな事は起き得ないのだが。
「弱点を無理やり見つけ出す。転じて”
噛みついて抵抗しようとした
勢い緩まず、されど流れは変わらず。そのまま近場の壁に叩きつけ、窓ガラスを叩き割りながら突っ込み、最後にはその口のいくつかが音を立てて引き裂かれ、血飛沫と悲鳴が
「ははっ、よえー。理性がなければ下級
そのまま優しくその胴体を撫でていく。見るものが見ればこの昼間に夜を想像させるどことなく粘着質な触れ方で、キョウカの笑顔の不気味さを助長させる。
脚にたどり着くたび、再びちぎり捨てる。
不格好な悲鳴のオルガンと化した
「後はどうとでもなるでしょう。ウェットフラワーさん、次はもう少し面白い技を見せてくださいね?」
ピクリとピクリと
日本時刻にして2018/6/15 02:33:51。彼女は15:33:51秒の大地、アメリカを踏みしめながら立ち去っていった。
人は言う。キョウカ・ナカムラは、得体が知れないのだ。と。