結婚前のデータ3つ用意して誰とでも結婚できるようにして「これで全員分書けるなガハハ」とか言ってみたり。
言うだけならタダですね。
でも全員と結婚したい……。ハーレムとかないんか?
折角だからこの小説の通りのメンバーにしようとした結果、メタリンとサイモンが全然仲間になりません(笑)
DS版なんでアプリ版にある、モンスターを仲間にしやすくなるアイテムなんてないんですよね(無慈悲)
気づけばグランバニア前でレベル30超えてしまった……。
とりあえず、展開は決めているので青年期前半終了までは頑張って書き続けたい所存。
テルパドールでの熱い夜を過ごしてから数日、私たちはグランバニアに向けて出港していた。
海の上では特に何事もなく──時折魔物との遭遇はあったものの──無事にグランバニアのある大陸へと到着した。
確か記憶ではこの大陸には宿とグランバニア以外の立ち寄るスポットはなかったと思ったんだけど、やはりというか小規模ながら船着き場が存在したのには驚かされたり。
まあ、グランバニアに向かうのにあの山を越える必要があるのだけれど、あそこに宿屋しかないのもおかしな話よね。
町もなければ村もないし、それ以前にどうやってグランバニアへ向かう人がこの大陸に辿り着くのかが今思うと分からなかったわね……。
きっとその辺りは原作で語る必要がない部分だったのでしょう。そうよね?
「あの山の先に父さんの故郷が……」
「実感はないかもしれないけれどアベルの故郷でもあるのよ? それにしてもあんなに高い山なのね。上の方は雪が積もってるわ」
「防寒対策は必須だね。砂漠の夜に着ていた防寒具が使えるかな?」
「砂漠の夜の寒さと雪山の寒さは違うんじゃないかしら? それにあの高さだから当然空気も薄くなる。無理は禁物ね」
「それなら、交代交代で休みながら進むのはどうかな?俺にデボラ、ピエールにメタリン、スミス、プックル、サイモンで7人いるから4人と3人で分かれれば」
「いいアイデアね。 それじゃあ──」
ということで、登山中は2パーティに分かれて交代で進むことになったわ。
この中で『ベホマ』を使えるアベルとピエールは別々になって、どちらでも回復が出来る状況にしようという話で落ち着いた。
こうして客観視すると私たちって結構物理寄りのパーティよね……。
魔法が使えるのが私とアベル、ピエール、メタリンだけど、強力な魔法を使えるのはアベルとピエールだけだ。
……まあ、ピエールは攻撃魔法自体は『イオラ』で打ち止めだけど、回復においては全回復の『ベホマ』を使えるからいいとして、その他のメンバーはと言えば少々心許ない。
メタリンは使える魔法が『メラ』、『スクルト』、『メラミ』、『フバーハ』とサポートとしては優秀なものの、攻撃面においては弱め。
スミスもいくつかの特技は使えるものの、毒に特化している。
プックルとサイモンも物理主体だし……私も『ベギラゴン』は使えるけれど、使える魔法のほとんどは攻撃や支援、妨害系に特化している。回復魔法は使えない。
だって一人で冒険していた時は『きせきのつるぎ』を振り回していたら傷なんて癒えていたし……。
そういうわけで私たちには魔法使い枠が足りていないという欠点が生じている。
10年後には私の子供たちが優秀な魔法使いになるから、そこまで気にしなくてもいいかもしれないけど、こういうのは知っておくことが大事よね。
それから船着き場を出て山を目指しながら道中を進み、ネッドの宿屋で情報を集め私たちはいよいよ登山を開始した。
まず、洞窟に入るまでの道のりが思った以上にキツかった。
原作でも結構なデコボコした道のりだったけど、現実になると予想以上に険しい道だった。
デコボコした道がうねるように続いていて、馬車が足を取られてしまうことが何度かあった。
私ひとりで冒険していた頃ならなんてことなかったけど、馬車で大所帯となるとそうも言えないわね。 馬車を引くパトリシアを守りながら進まないといけない訳だし。
その上、魔物も襲ってくるから戦闘の度に足を止めないといけないから中々先へと進めない。しかも地味に飛行系のモンスターである【ダックカイト】や【リントヴルム】が何度も襲撃してくる。
ゲームなら普通に攻撃は当たるんだけど、現実となるとそうもいかない。
ピエールがジャンプ斬りで応戦し、アベルがバギマで応戦することでなんとか処理できるような状況だった。
と、悪戦苦闘しながらも歩を進めようやく洞窟の前に辿り着くと──
「やや! お待ちしていましたデボラ様!それにアベル様!」
「え、え~っと、あなたは?」
「わたくし、ルドマン様の遣いでございます! 先日、グランバニアへ向かうという話が船長からルドマン様に伝わったようで、これからの冒険で役立つだろうとこちらをお渡しするようにと」
洞窟の前で待ち構えていたのは
よくよく記憶を掘り起こすと確かフローラと結婚するとルドマンから特定の場所で支援物資がもらえるんだったっけ。
まさか結婚相手が私でも同じことをしてくれるなんて……パパには感謝しかないわね。
「では、わたくしはこれにて!」
颯爽と去っていった戦士に感謝の言葉を伝えながら見送り、早速宝箱の中身を確認する。
「これは……ローブじゃなくて羽衣?」
「あら、『みずのはごろも』ね。 結構な高級品よ」
確か買えるようになるのは原作だと10年後の妖精の村とかじゃなかったかしら?
そう考えるとありがたいわね。
でもねパパ。私は『まじんのかなづち』か『はかいのてっきゅう』をお願いしてたはずなんだけど……? まあ、こうして支援してもらってるのにうだうだと文句を言うのは違うわね。
『まじんのかなづち』はまたゆっくりと探すとするわ。
「
「あら、どっちかというとこれからはアベルがパパに頭を下げさせる立場になるんじゃない?
王子様なんだし立場はアベルの方が上よ」
「いや、まだそうと決まったわけじゃないから!?」
そう決まってるんだけどね。それを知ってるのは今は私だけだけど。
「冗談よ。 さあ、先に進みましょう」
少し息抜きが出来た気がする。
そこから洞窟へと入り、険しい道を進んでいく。
魔物も時折襲い掛かって来たけど、それらも順次退けて上へ上へと進んでいけば段々と気温が低くなっていくのを感じた。
「大分寒くなってきたわね。 多分出口は近いわ」
「確かチゾットっていう村があるんだったね。 ネッドの宿屋で聞いた話だと一年中雪が積もっているって話だから、その冷気が洞窟内に入り込んできてるってことだね」
「あ゛あ゛~!!! 寒くて震えてしまいますぞ~!!!」
「サイモン、そんな芸披露しなくていいから」
「殺生な!? このサイモン渾身の一発芸ですぞ!?」
鎧だからってわざわざ全身振るわせてガシャガシャ音を立てなくてもいいのよ。
ほら……音に釣られて魔物が来ちゃったじゃない!!
「サイモン殿! 余計な音を立てるから魔物が寄ってきてしまいましたよ!!」
あ、ピエールも同意見だったみたい。代弁ありがとう!
「HAHAHA!! では責任を持ってこのサイモンが相手しますぞ!
唸れ!キングダムソード!!」
サイモンの特技キングダムソードが集まってきた魔物たちを文字通り一掃した。
こんな強力な特技ドラクエ5に無かったと思うんだけど……。
というか……
「そんな技があるなら最初から使いなさいよ!!」
「新技です!! ようやく形になったのですぞ!!」
レベルが上がって使えるようになったってことかしら?
こんなところでゲームっぽさを感じることになるなんて……。
というか、今私たちってレベルいくつなのかしらね? アベルなんかは一応習得している呪文からレベルは割り出せるけど、サイモンって元々特技とか覚えないはずだから分からないのよね。
そんなことを考えながら私たちは洞窟を進み、無事に洞窟を抜け出しチゾットの村へと辿り着いた。
なお、私は基本魔法使わないで物理でどうにかなるやんというプレイスタイルです。
あんまし魔法使わない……回復にしか使いたくないとかいう謎思考。補助魔法なんかもボス戦でしか使いませんね。
この思考はダクソ、エルデンでも引き継がれています。なんて脳筋??
感想、高評価いただけると嬉しいです。