夢と現実と奇跡の物語   作:ゆうやけDMP

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バーンメア参上!

ある日突然目を覚ますと知らない天井が目に入った。何故か体も上手く動かせない、体にも違和感を感じた。

 

 

 

「メア、起きたのね!」

 

 

 

それが「俺」が目覚めてから最初に聞き取れた言葉だった。

 

 

 

 

~~~~~~~

 

 

 

 

俺の名前は「渡辺 夕矢」いや今の名前は「バーンメアゴールド」だ。

12年前に目が覚めるとウマ娘の赤ちゃんになっていた。

どうやら俺はウマ娘の存在する世界へと転生してしまったらしい。

見た目なのだが髪は芦毛特有のシルバーカラーで身長は144㎝だ、

勘なのだがこれ以上成長する事ないんじゃないかな?

他はきくな、黙秘権を行使させてもらう。

別に太っている訳ではない、少し何処かが小さいだけなのだ。

てかそんな話はどうでもいい、話を戻そう。

 

俺は転生前の競馬に関する知識はそんなに詳しくないのだがそんな俺でも知っているような馬の名前を持った少女たちが走っているのをテレビ等で確認している。

しかし、このバーンメアゴールドという名前、いや俺が知らないだけで存在したのかもしれないが転生前の世界でもし馬に命名する機会があった際に付けたいと考えていた名前そのものなのだ。

この世界で12年間過ごしたとはいえ未だに夢なんじゃと錯覚している自分がいる。

 

「おはようメアちゃん、あれまた何か考え事?」

 

そんな感じで考え事をしていると幼馴染で親友のウマ娘、ヒシミラクルが話かけてきた。転生前の世界で推していたウマ娘だ、最初の頃は推しに会えて感極まっていたが遊んだり話したりして一緒に過ごしていく内に親友になっていた。

 

「まぁメアちゃんが考え事しているはいつもの事か、でも今日は入学式だよ!時間に遅れちゃだめだよ」

 

「それもそうか、じゃあ行くか!」

 

そう今日はなんといってもトレセン学園の入学式だ。

 

俺がトレセン学園に入ろうとしてのには2つ理由がある。

まず1つは転生する前から知っていた施設だからだ。

勿論漫画やアニメで見たってだけだけど、

それでも折角ウマ娘の世界に転生したのであれば受験しないという選択肢は俺には無かったからだ。

そしてもう一つはこの親友のヒシミラクルがほぼ確実にこのトレセン学園に入学するだろうっと思っていたからだ。

アプリ通りに進まなくても入学はするのだろうと、まぁ本人が気が進まなくとも俺が説得しているつもりだったけどね。

二人とも無事に入学する事が出来た。

 

俺達は会場である体育館に着いた。スタッフさんの指示に従い席に座り、式が始まるのを待っていた。

席はミラ子の隣だ、転生した身とはいえこういった時は緊張する。

前世では親譲りのコミュ症であまり友達出来なかったけど、今世ではそれなりにつくるぞ!

いや、フラグじゃないからな!やってみせるから!

 

そんな事を考えていると式が始まった。

壇上に緑の服を着た女性、皆さんご存知たづなさんが登場した。

 

「まずは皆さんご入学おめでとうございます。私はこの学園の理事長秘書を務めている駿川たづなと申します。

この学園に入り寮生活や授業などが始まります、もしその中で困った事があればお気軽に相談して下さい。可能な範囲でお手伝いをさせていただきます。」

 

当たり前なのだが本物のたづなさんだ、すげぇ。

あの帽子の中にウマ耳が隠されているのか(推定)・・・。

 

「・・・」

 

あれ?!一瞬コッチに目があった?いや気のせいだよな・・・。

声に出しても無いのに・・・、いやこの事に関するのは考えるのを辞めよう、

触れずにしておいた方が良さそうだ。

俺は入る際に貰った入学式のプログラムが書かれた紙を確認する。

 

(次は理事長からの祝いの言葉か・・・、アプリ基準でいうと前代理事長か?)

 

しかし、そんな考えとは違いよく見た小学生くらいの少女が壇上に現れる。

 

「歓迎!!トレセン学園へようこそ、ここの理事長を務めている秋川やよいである!」

 

まじかよ、ミラ子が今年入学だから前代が務めていると思っていたがこの時で既に貴方なんかい、

いやそもそもウマ娘が存在しているような世界の時点でこんな状況でも不思議では無いか・・・。

 

「諸君には大いに期待している。この学園で学びトレーニングに励み、時にはライバルと競い合ってその足を鍛え上げ、素晴らしい成果を上げてくれ!」

 

 

 

 

~~~~~~~~~~

 

 

 

そんなこんなで入学式はあっという間に進み、寮へと戻るのだった。

 

「それにしても、なんかこうトレセン学園に入学したんだっいう実感があまり沸かないなぁ」

 

「俺もだよ、でも授業が始まったらそんな事も気にならなくなるだろうねぇ」

 

「そうだね、授業楽しみだなぁ」

 

「・・・プールの授業もか?」

 

「それとこれとは話が違うでしょ!」

 

 

そんな事を話していると部屋がある栗東寮に着いた、ミラ子と同じ寮にはなったものの部屋は違う部屋になった。

そして二人とも同室の子がいない、まぁ俺もミラ子もマイペースだからその方がリラックスしやすくて好都合というものだ。

まぁアプリ通りに進むなら今後ミラ子には同室の子が入るのだるが、俺はそうなんだろ。

 

 

部屋についた俺は実家から持ってきた荷物の中から一つの絵を取り出した。

その絵は前世で好きだったガンマンのキャラを記憶を頼りに必死に描いた物、

コッチの世界でも漫画やアニメなどの文化は勿論あるが似たような世界とは言え別の世界、

全く同じ作品というのは俺の知る限りでは存在しない。

記憶を頼りに描いた割には良い出来だったので我ながら気に入っている絵だ。

俺はその絵を自分のベッド側の壁に掛けた、

そしてその絵を見ながら。

 

「どこまでやれるか分からないが、お前の愛馬と同じバーンメアという名前になったのも何かの運命なのかもな。全力で勝利を掴む為にしゃにむに走ると誓おう」

 

そう誰もいない部屋で一人誓うのであった。

そうして、俺のトレセン学園での物語は始まったのであった。

 

後日談なのだが、扉の隙間からミラ子に部屋で一人誓っている場面を目撃されていたらしく、

しばらくその事でいじられて、その度に俺は顔を赤くするのであった。




小説書くこと自体久しぶりなので緊張します。
文字数は少ないですが楽しんで貰えるように努力してまいりますのでよろしくお願いいたします。
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