史実は調べながら書いています。
突然だが、自由とは何だと思う?
好きに行動する時間を多く持っていること、
何にも縛られないこと、
それともルールなんて無く罰せられる事が無いこと、
はたまた己の持つ力を思いっきり出せる事、
その人の価値観や置かれている状況によってその意味は変わってくるのだろう。
しかし1つだけ共通して言えることは自由とは常に責任が伴うという事だろう・・・。
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スマホのタイマーの音で目が覚める。
俺は朝に弱いのでタイマーの音は勿論最大音量、
同室の居ない一人部屋状態なので出来ることである。
さっきまで見てた夢が思ったより面白かったのでそのまま続きをみたい気持ちもあったのだが遅刻しては不味いのでスマホを開き時間を確認する。
「…もう時間か」
出るまでには時間の余裕はあったのだが朝にはめっぽう弱い為この時間からでは無いと間に合わない。
眠たい身体を無理やり起こし朝の支度を始める。
とりあえずシャワーを浴びる為に着替えを持ちシャワー室へと向かう。
(・・・眠い)
昨日の夜はまるで遠足の前の子供のように、
トレセン学園に通えるという事実に興奮しっぱなしでろくに眠れなかった。
元々生活習慣は終わっているので何とか改善して行かなければいけない。
洗面台で寝巻を脱ぎ、寝ぼけた体にシャワーを浴びさせる。
どんなウマ娘に合えるのかな担任の先生はどんな人なのだろうか
そんな事を考えながら。
タオルでしっかりと体を拭き、前世ではする事など無かったドライヤーで髪を乾かす。
そして持ってきた制服を着て鏡で身だしなみを確認する。
(・・・寝不足だけどクマは出来てないな、これでよしっと)
今日は初めてクラスメイトと顔を合わせる日、今日だけでもしっかりしておかなくちゃいけないのだ。
前世ではことごとくスタートで失敗したからな今世ではそんな過ちは犯さないのだ。
身支度を終え部屋に戻った俺はカバンを持ちある場所へと向かう。
そうミラ子の部屋だ、部屋に入るとぐっすり気持ち良さそうに寝ているミラ子とタイマーのセットされてない目覚まし時計があった。
「・・・もう食べられないよぅ・・・むにゃむにゃ・・・。」
熟睡してやがる・・・、これは起こすだけでも一苦労だ。
時間ギリギリならないように急いでミラ子を何とか起こして朝の身支度を手伝うのであった。
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「それにしてもメアちゃんが一緒のクラスでホントに良かったよ~。」
「俺も一緒のクラスで安心したよ」
昨日渡された書類の中には自分のクラスは何処なのか書かれた書類が入っていた。
そしてミラ子と俺は同じクラスだった、
今は教室に到着し、話をして授業が始まるの待っていた。
とりあえず見知った仲が一人いるので安心だ。
授業の開始を待っていると凄い勢いで扉を開ける音がした、
そのウマ娘は片目に眼帯をかけ、髪には流星のような白いのが入っていた。
そうこのウマ娘はタニノギムレットである。
「おぉ我が宿敵よ、まさか此処で会うとはやはりこれは運命か」
教室に入るなりギムレットは俺の前に来てそう言い放った。
勘弁してくれ・・・。
「この子メアちゃんの知り合い?」
「ほらチルドレンレースの時にいたあの子だよ・・・。」
実はギムレットとは小学生の頃にレースの大会で何度か会っている、
俺がレースで勝った時から何かと理由を付けては此方をライバル視し張り合ってくるようになった。
あまり変な意味で目立ちたく無い俺からすればそんな厨二病全開の恰好で話しかけてこないでほしいものだ。
「皆さん、HR始めますので席についてください。」
タイミング良く女性の先生が入ってきた、このクラスの担任はヒトミミの先生か。
「仕方ない、また後でじっくりと話しをしようじゃないか」
そういってギムレットは自分の席へと座った。
あぁ出来れば話は放課後とかにしてくれ、
そんな事を思いながら準備を始める。
まぁ入学したてなのでしばらくは授業では無く授業を担当する先生の自己紹介や授業内容の説明、
それに学生同士の交流を深める為のレクリエーション等である。
そして寮生活にも慣れてないだろうからという事で最初の内は午前中で授業が終わる。
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授業が終わりミラ子と外へと出る。
この時間では自由に行動する事が出来た。
チームの作成会議や練習などの見学、部活や同好会の体験入部等だ。
新入生歓迎の意を込めて1週間の間全てのチームや部活、同行会でそういった催しが行われている。
ミラ子とパンフレットを読み何処の見学に行くか二人で話していた。
「じゃあこの調理部はどう?」
「・・・ただミラ子が食べたいだけだろ」
「そ、そんなことないよ」
目が泳いでる、最近少し体周りが気になるとかいってたやんけ。
別に痩せろとは言わないけどダイエットするときに何故か俺まで巻き込まれる事が大半なのだ。
それで何度かひどい目にあっている。
「じゃあ逆にメアちゃんは何処に行ってみたい?」
「俺はこれかな」
そう俺が指さしたのは模擬レースだった、折角トレセン学園に来たのだ競馬場でレースは何度か観戦しているが今まで自由に行動出来なかったからあまり見れていなかった。
それにもしかしたら知っているウマ娘見つけられるかもしれないという期待もある。
「ほんとに好きだね、レース」
「・・・?、ミラ子も好きだからこの学園来たんじゃないの?」
「メアちゃん程じゃないよ」
外に出ると既に人でいっぱいだった。
まるでレース開催時の競馬場なんじゃないかと思うぐらいの人だった。
「模擬レースだってのに人が凄いな・・・。」
「そりゃだってトレセン学園に来る子は皆少なからずレースに興味があるからじゃない?」
それにしても多くないか?
前列には行けそうにもない、運よくコースを見渡せるベンチが2人分空いてたのでそこに座る事にした。
コースを見るとウマ娘達がレースの準備を始めていた、模擬レースなので着用しているのは学園指定のジャージを着ている。
するとミラ子が耳をピンと立て一人のウマ娘を指さした。
「メアちゃん!あれって!」
ミラ子が指さす先にいたのは競馬ブームを引き起こした伝説のウマ娘、芦毛の怪物オグリキャップだった。