闇の帝王ファウスト   作:四隅

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使う気はなかったのです

 

 今日が来るのが待ち遠しかったです。

 

 最愛ちゃんにしたことのけじめをコカビエルに取らせることができます。

 

 バンビエッタ様とクロナさんもやる気満々です。クロナさんは既に狂気融合しています。

 ORTさんも最愛ちゃんの治療が終わったので、裏方ですが今回のコカビエル戦に参加します。

 

 私たちの参戦は木場さんの覚醒してフリードのエクスカリバーを破壊した瞬間に乗り込みます。

 

 私はトリニティの制服をまとい、紙袋を被って、空想樹のある漂白した世界の学校と同じ座標で時を待っています。

 

 今は空想樹の種子でコカビエルとのやり取りを監視しています。監視している映像は空中に投影されています。

 ケルベロスと遊んでいる間にエクスカリバーの統合が開始されています。

 ゼノヴィアが乱入してケルベロスとの戦いに助力します。

 

「本当に全力でいいのよね」

 

 バンビエッタ様が昨日私が言ったことの確認をしてきました。

 

「全部使っていいです。本気は駄目ですよ。間違えて本気でやったら、主人公側も全部消し飛んでしまいますよ」

 

 本気なんて最愛ちゃん以外は世界に与える影響が計り知れません。

 バンビエッタ様は破壊だけで済みますが、もしクロナさんの狂気が感染して主人公側が闇落ちして原作崩壊は避けたいです。

 

 木場さん到りました。バルパーもコカビエルに殺されました。

 

「ORTさん」

 

 私が呼ぶと学園のグラウンドに転移されます。

 

 

「雑魚と遊んで待っていたぞ。ファウスト」

 

 空中で不敵に笑っていたコカビエルに不意打ちはしないで挨拶しておきます。

 

「そこの教会の方と悪魔さんたちは危ないので動かないでくださいね」

 

「お前、急に出てきてなに言ってるんだ!」

 

「イッセー、リーダーが動くなって言ったでしょ」

 

 少し遅れて転移して来たクロナさんが魔剣の捺落を兵藤さんの前に叩きつけます。

 

「クロナ! なんでお前がここにいるんだよ」

 

 クロナさんと兵藤さんの友達ごっこが始まります。

 

 バンビエッタ様はフリードの前に転移されていました。

 

「逃げるなら見逃してあげようか」

 

「マジですか! 見逃してくれるんですか! ボクちん、強い人に尻尾振るタイプなんですよ」

 

 フリードは光の剣を抜いてバックステップで下がっていき、瞬間的に加速してバンビエッタ様に斬りかかります。

 

「旦那より弱い奴の言葉なんか聞くかよ」

 

「顔はいいから、私は見逃そうと思ったけど。歯向かうのは違うでしょ」

 

 バンビエッタ様はフリードより早く動いて、間合いに入り蹴り飛ばします。

 

 ORTさんも結界の主導権を奪ってシトリー先輩たちが動けないように10体の種子で見張っています。

 

 邪魔がなくコカビエルと戦えそうです。

 

「お待たせしました。最愛ちゃんの仇を取らせていただきます」

 

「せいぜい、俺を楽しませてくれよ」

 

 私は戦闘員ではないので仕方ないですが上から目線でものを言われるのはムカつきますね。アサルトライフルを持っているので魔法戦ができないと馬鹿にしてるんですかね。

 

「最愛ちゃんを基準にしているのでしたら、楽しむ前に終わりますよ」

 

 コカビエルにアサルトライフルを向けてトリガーを引きます。銃弾に神秘が纏って10mのビームに変わります。

 

「なに!」

 

 コカビエルは驚きこそしましたが空中で最小限の動きで避けました。

 

 無駄ですよ。避けた先にも同じビームを撃っています。

 2発目はしっかりと着弾しました。

 コカビエルの前に魔法陣が浮かんでいますので防がれていますね。

 

「予想外だったがそこが知れたぞ。向こうにある神器を持ってきたらどうだ」

 

 空想樹の種子はORTさんの能力です。神器でもないですが無駄に情報を与える気はありません。

 余裕の笑みで私を見ています。

 

「耐えてみろ」

 

 コカビエルから光の槍が雨のように私に降ってきます。棒立ちして撃ち落とせば避けた先用は無駄にできますね。自分に当たるのと地面に着弾した余波がありそうなものを丁寧に一発ずつ撃ち落とします。

 

「この程度は捌けるか」

 

「少し、ギアを上げるのを早めませんか。このままだと決着前に爆発で終わっちゃいますよ」

 

「そんなんで終わったら興醒めだ」

 

 エクスカリバーの統合エネルギーを使用して発動する魔法陣はORTさんが乗っ取っています。

 自動で発動することはありません。

 

「いいだろう。これを耐えられればな」

 

 放たれたのが雷になっただけで、同じ弾幕攻撃でした。丁寧に一発ずつ撃ち落とすだけのリプレイ。

 

「舐めてるんですか」

 

「何故だ。なぜ落とせる」

 

 コカビエルは困惑していますがエクソシストも光銃を持っているじゃないですか。同じ近代兵器のアサルトライフルで撃ち落とすのがおかしいですかね。

 

「最愛ちゃんとの戦いを見ていましたが思ったより弱いんですね。これならすぐに終わりますね」

 

 念のために様子見していましたが攻勢に出ます。

 

 最初の倍の神秘を込めてビームを撃ちます。すべてが倍になっていますが余裕で避けられました。が目くらましなので問題ありません。

 コカビエルに接近した私はアサルトライフルで殴りつけて地面に叩き落とします。

 着地前にコカビエルの落ちた地面にビームを連射します。

 

「面白い、面白いぞ。ファウスト!」

 

 コカビエルは地面にできたクレーターの底に立ち、不敵に笑っています。

 私は地面に立ち。初期の立ち位置が変わり私が見下ろしています。

 

「チャレンジャーはあなたのほうです」

 

「舐めていたぞ。そんなおもちゃでは遊びにしかならんと思っていたが期待以上だ」

 

「舐めたまま、死んでもらってよかったのですが」

 

 さらに先ほどの倍の威力でビームを撃ちます。魔法陣が浮かび防がれます。

 

「まだ上がるか! いいぞもっと楽しませろ」

 

 コカビエルは光の槍を作り、翼を大きく広げて私に向かって飛んできます。光の槍を持っていないほうの手で雷を私に放って逃げ回る範囲を塞いできました。

 接近を許してしまい。光の槍をアサルトライフルで受け止めます。

 

「うわ!」

 

 バックステップで後退しましたが校舎に背中が当たりました。

 

「追い詰めたぞ」

 

 アサルトライフルで光の槍を反らして難を逃れました。が紙袋は破れてしました。

 

「私も舐めてました」

 

 ペロロ様の力を借ります。

 コカビエルに制服の下に入れていましたフリスビーを投げつけます。

 

 くだらなさそうにコカビエルは腕で払いのけようとしてフリスビーに当たりました。

 当たった瞬間にペロロ様が出てきて衝撃波が放たれます。

 

「ぐおお」

 

 ペロロ様はコカビエルを中心にビームを何度も打って作ったクレータを超える跡地を作り上げました。

 

「ペロロ様のお力を借りましたので、ここからは私の番です」

 

 吹き飛んだコカビエルをビームで追撃します。

 コカビエルは体勢を立て直し魔法陣で防ごうとしましたが同じ量の神秘でも、ペロロ様を出した私の神秘は先ほどと濃度が違います。

 紙屑のように魔法陣を吹き飛ばし、コカビエルに直撃します。

 

 追撃で私はビームを連射しながらコカビエルに接近して、アサルトライフルで殴ります。

 

「これがペロロ様の力です」

 

「なんだその鳥は! ふざけるな!」

 

 コカビエルは劣勢になったことに怒りを感じているようです。

 雷を弾幕としていましたが手当たり次第に放っていますが、ペロロ様の加護により全てペロロ様に吸われていきます。

 今は接近戦をしているので槍を振るった方がいいのに。

 

 バットのようにアサルトライフルでコカビエルを殴り続けます。距離を取ろうとしたところでビームを放ち距離を取らせません。

 

 無理やり翼を広げてコカビエルは飛びあがりました。

 

「ペロロ様のお力です」

 

「こんなこと在ってはならない」

 

 フラフラと上空に止まっています。

 

「こんなフザケタことで終わってたまるか!」

 

「もう終わりのようです」

 

「無粋な真似をしてすまないな。こちらも仕事なのでな」

 

 コカビエルの後ろに白い鎧が現れて、コカビエルのボロボロの翼を千切り取る。

 地面に落ちるコカビエルを白い鎧は3発殴り気絶させて、コカビエルを担ぎます。

 

「あはは。あなたに仕事はないですよ」

 

 白い鎧をバンビエッタ様が蹴り飛ばします。手放されたコカビエルを私が心臓を打ち抜きます。

 けじめはつけれましたね。

 

 

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